こんにちは!フェンテスタッフのMです。
ママさんたちにご協力いただき、アンケートを集計した結果をこのブログで発表させていただいております。
このアンケートレポートも早いもので9回目となりました。
→前回のアンケート結果:1000人アンケート結果⑧:公園ママ友ができたのは◯割以下、大型公園では少なめ?
さて今回の質問内容は、「大型公園で子どもが初めて会った子と友だちになったことはありますか?」です。
このアンケートに答えてくれたママさんたちは、4年生以下のお子さんを連れて1年以内にマイカーを使って大型公園へ行った方々が対象です。つまり、自宅から車で出かけなければならないような距離の場所で、初対面の子ども同士が「友だちになった」パターン。
子どもたちが親しく遊んでいると、ママたちも何となく会話を交わします。
それが長時間になると、「ではまたどこかで会えたらいいですね」と連絡先を交換することも珍しくありません。
今回は、アンケート結果の発表と合わせ、「全く知らないママと連絡先を交換することについて」焦点を当てていきたいと思います。
公園だけでなく、新生活のスタート時や近所の施設、習い事などでもいろいろなママに会いますよね。そのときに思い出していただくと、トラブルも減らせるかもしれません。
まず始めに、アンケート結果の詳細を発表致します!
※このアンケートは当社が独自にネットリサーチサービス「Fastask」を利用し、1年以内に4年生以下のお子さまと遠方の大型公園に自家用車で出かけた方を対象として2018年11月に実施したものです。
1000人中、半数以上が「大型公園で子どもに友だちができた」
今回の1000人ママアンケートに答えてくださったママさんの中で、「大型公園で子どもが初対面の子と友だちになった」と回答してくださった方は53%。半数を超えていました。
自宅から離れた大型公園での出来事について聞いたアンケートなので、その1日限りの遊び友だちという場合もあります。とはいえ、約半数のママが”その日初めてあった子と友だちになった”という経験をしているようです。
■大型公園で子どもが初対面の子と友だちになった
◯YES:53.3%
◯NO:46.7%
(2018年11月Fastask調べによる)
偶然会った子とすごく仲良くなり、「帰るよ」と声をかけても、名残惜しそうに泣いてしまったら。相手のママから「また会えたらうれしいので、連絡先の交換をしていただけませんか?」と申し出があることも。
ママ同士ももっと仲良くなりたい!なら問題はないのですが、気が進まないことだってあります。しかも、今や個人情報は保育施設や学校でも非常に厳しく管理され、もれないようにされるくらい重要な情報です。初対面の人に簡単に伝えるのが心配なのは無理もありません。
そこで、そのようなママたちの連絡先の交換についてやコミュニケーションについて、幼稚園教諭の資格を持つ母であり、キャリアコンサルタントとして女性を支える活動もしているNPO法人ホッピング理事長の貫名茜さんにコメントを寄せていただきました。
なるほど!と思う具体的なご意見をうかがえましたので、皆さんのご参考になれば幸いです。
幼稚園教諭&キャリアコンサルタントに聞いた「連絡先の交換やその後のやり取りで注意すること」
ママ達の家庭から地域、地域から社会へのソフトランディングをサポートするNPO法人ホッピング代表の、貫名さん。
多くのママさんと関わって来られています。その経験から、ママたちとうまくコミュニケーションを取りつつ、個人情報も守るコツを教えてくださいました。
子どもの月齢が近いママ友ができ、育児の相談相手がいることは今後の子育ての中での強みになります。一方で、初対面の方への声かけの仕方や、その後のやりとりによってトラブルになった話を聞くこともしばしばです。
例えば初対面のママへの声かけのとき、「男の子(もしくは女の子)ですか?」と性別の話題から入ることがあると思います。けれど、ここで性別を間違えてしまうと、「え??」と不信感や嫌悪感を抱くママも…。些細なことですが、どんな情報でも”人によって受け取り方は千差万別”なのです。
初対面では当たり障りなく、「この公園に来るのは初めてですか」「天気がいいですね」など公園のことや天候のことを話題とし、「どこに住んでいるのか」「何の仕事をしているか」など日常生活や個人に関わる話題は控えましょう。
LINE等の交換を相手から切り出されたら、断るのはなかなか難しいですよね。ですので、最初から「ほとんど知らない人とのLINE等の連絡先交換は発生するもの」と可能性を見越しておきましょう。
そして、まだ信頼関係が浅い時期のママ友とは、「そうですね」「いいですね」などの文章だけでは冷たさを感じる人もいるので、ほどよく顔文字やスタンプを使うといいですね。返事する内容に迷ったときにも絵文字やスタンプは便利です。
何はともあれ、”人によって受け取り方は千差万別”ですので、ほどよい距離感と一般的なマナーをしっかり目に守ることが大切です。LINEやメールの返信も授乳で起きてしまったからといって真夜中にしないなど、一般的にはしないほうがいいことをきちんと守ってお付き合いしましょう。
これまでに多くの方々とコミュニケーションを取ってきた先生のコメントはとても参考になります。確かにパーソナルなことについては、受け取り方は人それぞれ。相手がどんな価値観なのかわからない状態でトラブルを0にするのは無理なことです。
しっかり目にマナーを守るのは、本当に重要ですね。
ID、メールアドレスの作り方について
メールアドレスやLINEをいろいろな人と交換するという前提では、IDに子どもの名前や生年月日などの個人情報を入れないようにしましょう。オススメは、ママのニックネームなどを由来としたIDです。数字を入れる場合は意味のない羅列にするか、”引っ越した日”など個人情報が全く紐付かないものを選びます。
できる限り自衛しつつ、ママとのコミュニケーションも楽しみながら子どもの友だちを増やしていってあげたいですね!
ママ友と”ほどよい距離感”を保つコツ〜個人情報を守る〜
さて、ママ同士での連絡先のやり取りは、子どもが小さいときだけでなく、PTAで係になったときも必要となります。長期に渡って頭を悩ませる問題となることもあるので、もう少し補足したいと思います。
前項で貫名先生がおっしゃっていた「ほどよい距離感を保つ」という部分をもう少し具体的にいうと、以下のような個人情報・位置情報に気をつけるということではないかと思います。
- 住所(住んでいる具体的な場所)
- 勤め先(夫婦共に)
- SNSにリアルタイムで居場所を載せない
連絡を取りたくないと思ったとき、SNSや電話はブロックできます。けれど直接会いに来られるとどうしようもありません。SNSに位置情報を載せないのは、犯罪に巻き込まれないためにも大切です。旅行にいっているのがわかってしまって盗難被害にあったという話もあります。ぜひ心がけましょう。
上手な連絡先の交換方法
「LINEを教えたくない」
「SNSをやっているのを知られたくない」
「スマホだけどガラケーだと言っておきたい」
こんなときは、ママ同士で連絡先を交換する用のカードが役立ちます。
スマホでもパソコンのものでもいいのでメールアドレスを書いておき、お渡しするようにします。
“ママ名刺”として印刷してくれるサービスもありますが、手書きで十分だと思います。
SNSのアカウントを交換したり電話番号を渡したりするより、メールアドレスは気軽ですし、事前に書いておけば交換段階になって手間取ることもありません。
子ども同士がお友だちになって「また会いたい!」となったとき、スムーズにお相手のママさんとコミュニケーションが取れるようにしておけば、ストレスもずいぶん軽減されます。ママ友に助けられることもありますので、上手く関係を築いていきたいですね。
<記事を読んでくださっている皆様へ>子ども同士が友だちになり、ママ同士で連絡先を交換したことはありますか?
皆さんは公園や児童施設などで子ども同士が仲良くなり、そのママさんと連絡先を交換した経験はありますか?さまざまなパターンがあるかと思いますので、もしよければSNSでコメントを寄せていただくなどしていただければうれしく思います。
最近ではクラス名簿なども個人情報保護の面から作成されなくなり、仲良くなりたいママとは個人的に連絡先を交換しなければならない状況にもなっています。そこで何かあっても自己責任といわれてしまいますので、自衛しつつ、円滑に連絡先の交換をしていきたいですね。
これからもアンケート結果のレポートや公園情報を更新していきますので、フェンテブログを引き続きよろしくお願いします。
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