インタビュー

普段使いのバッグはショルダー派?リュック派?「ショルダー派の声」Vol.14



私が「ショルダー派」になった理由 

Anello(アネロ)の製品を中心に、最近は「バッグといえばリュック」を使う人が多いようです。Anelloのリュックは機能性も高く個性的で、人気があるのもわかります。私も使ってみようかな?とも思うのですが、自分がそれを使用するシーンがなかなかイメージしにくいのです。いろいろ考えてはみるものの、結局「ショルダーの方が便利なんだよなあ……」で終わってしまいます。 

とはいうものの、私ももともとはリュック派でした。その理由は、「両手を使えるようにしたい」「片方の肩に負担がかかるのは嫌だ」「たくさんの荷物が持てる」というニーズに応えてくれると考えたから。確かにリュックは、私の希望を叶えてくれました。しかし、使い続けるうちに、自分にとって不便な面があることも気が付いたのです。 

その最たるものは、「物の出し入れ」。たとえば買い物などでお金を払うとき、リュックだと肩から降ろしてチャックを開き、財布を出さなくてはなりません。さらにリュックの中で小物が散乱し、すぐに財布が見つからず、レジが混んでいるときなどは、後ろの人をイライラさせてしまうこともありました。 

また、混んだ電車に乗るときは、リュックを前に抱えていなくてはなりません。この場合、両手が空くようで空かない。さらに電車の中で本を読もうと思っても、リュックが邪魔になってしまうのです。加えてスマートフォンで仕事メールも確認しにくい、携帯音楽機器の操作も煩わしい。加えて降りる時には背負い直す必要も出てきます。最初のニーズには応えているものの、このようなことから私は、リュックに対してだんだんと不満を感じるようになりました。 

とにかく「物の出し入れ」だけでも、周囲に迷惑をかけず、また楽にしたいと考えて、私はベルトを両肩にかけることをやめ、片方でリュックを背負うスタイルに変えたのです。物の出し入れは早くなりましたが、そのうち「こんな使い方をするのなら、ショルダーを使っても同じじゃないか?」と思い始めます。そこで久しぶりにショルダーを買うことにしたのです。 

ただ、私は「ショルダーは肩掛けベルトが細目」という点を不安に思っていました。以前、容量大きめのショルダーを使ったのですが、ベルトが細く食い込んで、肩が痛くなることがあったからです。 

しかし、時代は変わっていたというか、ショルダー・バッグのバリエーション豊富なことに驚き。自分のニーズである「太めのベルトで、容量たっぷりのデザイン」は、かつて男性向けのビジネスバッグに限られていたのですが、売り場には機能的でカラフルなタイプがたくさん。斜め掛けをすれば両手が空きますし、それほど肩に負担もかかりません。目の前で蓋(チャック)を開けることができるため、入っている小物は一目瞭然。財布もすぐに取り出せます。 

また、「荷物の量が少ない」「荷物用バッグと小物用バッグを分けたい」ときには、ワンショルダーが便利。近年は、左右掛け替えができるものもあるので、肩の負担も軽くなっています。荷物はワンショルダーとエコバッグの2つですが、物の出し入れがスムーズですから、それほどストレスを感じることもありません。 

バッグといえばリュックと購入してきた私ですが、ショルダーひと筋です。さらに種類豊富になり、用途に応じて使い分けることが可能なのは本当に魅力的。また、バッグチャームなどを付けることで、イメージや表情が変わるところも見逃せません。最近は、趣味のハンドメイドで制作したバッグチャームやキーホルダーを付けることも多く、販売のよい宣伝にもなっています。

 流行りのリュックも使いたいなと思いますが、やっぱり肩ベルトがないと不安ですね。もし買うなら、どちらの機能もしっかりした2wayタイプがいいなと思います。