子どもと楽しむ前橋こども公園大型遊具徹底解説編【群馬県前橋市、人気の遊び場】 



個性派の大型遊具を、いろいろ揃ろえる前橋こども公園。それぞれの違いを楽しめる充実ぶりが、とてもイイです! ここでは小さな子ども向けの足漕ぎ式のカートで、縦横無尽に走って遊べる敷地が広々。

その随所に大型遊具が配置されているため、のびのび遊べる公園の遊びの濃度が薄まることはありません。乗り物についてもさらに、敷地を囲むように設置された専用コースで、ガソリンやバッテリー駆動のゴーカートが運転できるのです。子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。

しかも、交通学習ゾーンとされているこの部分は、おおよそ公園全体の半分に過ぎません。公園内にある児童文化センターは、いまでは新館に建て直されています。けれども昭和の頃からここは、前橋の子どもにとって重要なステージ。

多くの人の思い出を背負って、世代も引き継いでいる遊び場なのです。遊具の種類や個性に目を見張る公園ながら、それだけではない前橋こども公園の全体像についても関連記事があります。

関連記事:子どもと無料で楽しむ前橋こども公園

加えて、大型遊具徹底解説編ではふわふわドームを含む、大型遊具のひとつひとつにしっかり焦点を当てています。どちらもいつものように独自に撮影した写真を満載して、人気の遊び場へのお出かけに役立つようガイドしています。併せてご参照ください。

前橋こども公園の大型遊具をしっかり解説!

いくつかのゾーン分けがされている前橋こども公園。大型コンビネーション遊具やふわふわドームを含む遊具で、子どもが自由に遊べるエリアは交通学習ゾーンになります。

足ぶみカートで走れる一般道を模した道路のある、いわゆる交通公園ながらコースそのもののスケールが大きいです。そして、その規模に相応しい、いろいろな遊具が随所に配されているのが特徴。

前橋こども公園のほぼ東半分を占めるこのエリア。ここで遊具で遊ぶのがやはり主流の遊び方。児童文化センターには休館日があり、有料のゴーカートも同じ日に休業になります。

ほとんどの遊具など公園そのものは、休業日に関係なく年中無休、いつでも利用できます。基本的には入園料などもなく、駐車場含めて完全無料で遊べるようになっています。

個性が際立つ大型遊具!AKAGI MOUNTAINマンション

AKAGI MOUNTAIN(あがぎマウンテン)マンションと看板で知らしめしてある遊具。前橋こども公園のある地域に背景としてそびえる山、赤城山がモチーフなのは言うまでもないこと。

この公園のローラースライダーは、この遊具に設置されています。ゆるやかに傾斜する短めのものに過ぎず、やはりスタート台に辿り着くまでの過程のほうが注目されます。

大型コンビネーション遊具のもう片方のサイドには、チューブ式の旋回するスライダー。こちらも一回転にわずかに及びません。

全体を見れば赤城山の形のような、各部をみればいくつものキューブが積み重なった「マンション」がモチーフのような形。とても変わった造形のこの部分こそ、やはりこの遊具の真骨頂。

複雑で踏破にはそれなりの苦労がつきまといます。敢えて大きなチャレンジが仕掛けられているような、意欲的な遊具です。手前の壁登りはウォーミングアップ? WELCOMEと記されたこちらから始めるならば、木の足掛かりを使って斜面を登ってみます。

ひとたび内部に進入すれば、迎え撃ってくるのはいろいろな仕掛け。ネットや不安定な足場を使って、一筋縄ではいかない道を進んで行きます。

透けて下が見える演出や、カラフルなパネルが心を揺さぶります。負けるなという声援に聞こえるのか、あきらめろと脅かされてしまうのか?

もしくじけそうになっても、しっかり声をかけて励ましてゆきたいところです。

反対側まで行き着けば、最後にローラー滑り台にチャレンジ!

ローラー滑り台側からの最初の登り坂はロープも使うまた違った趣向です。

AKAGI MOUNTAINマンションの大型コンビネーション遊具は、山の裾野のように遊具が展開しているのも特徴です。

青い空中トンネルは高い位置で移動する連結路。

抜けた先からは、縄で作られた一本橋でさらに冒険は続きます。

渡ったならば、ジャングルジムのようなところからも登れる部分へ行きつきます。ここはAKAGI MOUNTAINマンションの重要な分岐点。キューブが積み重なった部分へ戻り、ローラー滑り台を滑るのもよし。

オレンジ色の部分が階段を使ったショートカットのようです。真ん中が狭くなった樹脂製の滑り台から地上に戻るのも一つの手。逆にここから始めるならば縄の一本橋やローラー滑り台に進める訳です。

オレンジ色の足場も簡単に階段からではつまらないというならば、アスレチック風の過程を踏まえてもっと苦労してみるのもアリです。

小さなものになりますが、ザイルクライミングも傍らにあります。どれも規模が大きくないながら、ひととおりの遊具の種類が揃う前橋こども公園です。

滑り台が集まって一本の木になった!けやきのもり

けやきのもりの遊具は前橋こども公園の中では、いたって一般的な複合遊具。大きなけやきの木という装飾が施されています。異彩を放つ遊具の多いこの公園で見ると、当たり前のように思われるかもしれません。

けれども滑り台の種類で見れば、なかなか見どころのある構成。チューブスライダーは、変哲もないストレートながら長めです。反対側には高さは控えめとはいえ、幅が広くて面白い使い方ができそうなステンレス滑り台。

よく見るとけやきのきも遊具の構成は2列です。高い塔だけでなく、そこだけで完結する低い部分もあって、幼児を意識しているのが分かります。そしてその意図にふさわしいミニ滑り台も完備です。

さらに反対側には難易度を上げた、クライミングウォールと梯子渡りで塔へ向かう部分が設置されています。

ファンタジーが散りばめられたかいぞくのうみと難破船

前橋こども公園には、時に他の公園でも見られる難破船がモチーフになった遊具もあります。

やはり、ここにあるのは比較的大きくはないです。この一角はかいぞくのうみと名づけられたエリア。海の動物のスプリング遊具が並んでいます。

抽象的なただのオブジェは、遊具のコーナー全体でもこれひとつ。この錨だけがそういった趣。海のファンタジーを感じさせるのはこのオブジェが原因? いやいやくぐって見たり上ってつかまって見たり、ただのオブジェに見えるのは大人だけかもしれません。

難破船自体は前後のデッキに上る観覧台のようなもの。

前の部分はスロープも組み合わされます。

後にはネットの斜面もあります。

前後を連絡する橋と真ん中にはマスト。

半分は狭い一本橋のような感じ。足元はしっかりしています。太鼓橋風のところ、一本橋風のところ、ともにのぞき窓があります。

かいぞくのうみには、児童文化センターエントランスエリアにあるもや噴水ほどは激しく湧き出ないものながら、暑い季節には気持ちのよいミスト設備もあります。

スイッチを使うことで好きなタイミングで噴出させられるミストです。

陸空の乗り物と本物のリアリティがあるのりものひろば

かいぞくのうみから隣ののりものひろばには陸橋がわたしてあります。

道路部分には中央分離帯が設置されています。とはいえ、敢えてこの陸橋を渡らねばならない様子ではないです。必要性に迫られてあるというより、陸橋そのものが両端に滑り台を持つ遊具です。

各々のサイドが海と空をイメージしています。潜水するかのような青いチューブスライダーと搭乗デッキのような滑り台が備わります。

対象は幼児向けでしょう。小さなものながら、あらゆる乗り物が集合している広場になります。蒸気機関車がモチーフのものやら。

自動車がモチーフのもの。

オートバイの形をしたスプリング遊具もあります。

鉄道については線路も描かれます。結果として交通教育ゾーンに踏切を加えています。

飛行機が忘れずに用意されています。これは搭乗デッキ風の滑り台の近くです。

本物そのものなのがバス停留所。園内にバスの乗り物はありません。日よけのある休憩所として機能するためにも、このスケールなのでしょう。小さなスケールの物が揃うのりものひろばで、このリアリティはちょっと不思議な感じです。

渡った先のむつみ川はビオトープ

ところでのりものひろばの踏切を渡った先にあるのがむつみ川。これはビオトープになっている人工池です。気持ちよく散策できる一角になっています。

そらじまは紛れもないふわふわドーム

そらじまと命名された白い幕のドーム。もっともそらじまというのは管理上の名前なのか、傍らの看板に書いてあるのはふわふわドームとして。確かにこれは空気を常に出し入れして、極上のフワフワ感を作りだす遊具の製品名であるふわふわドームそのものです。

ふたつのコブの下には、送風機と排出装置で内部の空気圧が保たれた内幕があり、それに覆いかぶさる外膜が掛けてあります。外から見えているのは外膜の部分。耐候性の高い樹脂製のものです。

ふわふわドームが本物かどうかは、送風設備があるかどうかで見分けられます。前橋こども公園はどうかといえば、やっぱりあります! 掛け値なしの本物の印です。

そうなると、ちょっと気になることがあります。いつでも自由に遊べる前橋こども公園ながら、ゴーカートなどの運行体制のように管理の必要なものは遊べる時間が決まっています。

では、ふわふわドームはどうなのかという点は把握したいところです。送風機を止めればコブを作っている内幕の中の空気は抜け、フワフワでなくショボショボな幕が横たわっているだけになってしまいます。

この点調べてみると、ゴーカートが休業となる児童文化センターの休業日でも問題なく遊べます。ふわふわドームについては、タイマーで管理して稼働させています。毎週月曜日と月一の第2木曜日の児童文化センター休業日であっても、ふわふわドームを目指して遊びに出掛けて失望することはありません。

ふわふわドームの稼働時間については、駐車場の利用時間(8時30分~17時30分)が参考になります。ふわふわドームは装置の稼働によって一気に膨らむ訳でも、しぼむ訳でもないです。駐車場が開場する頃、空気が入り始めて、駐車場が閉まる頃にほぼ抜けるくらいにタイマーがセットされています。目安としては9時~17時くらいでしょうか。

場合によっては幼児専用の、小型版を用意することが多いふわふわドーム前橋こども公園にも小さなものがあります。けれどもこれはあくまでふわふわドームのようなもの。空気仕掛けのものでない、模造品です。

従って前橋こども公園では、ふわふわドームは小さな子どもを優先で考えるしかありません。余裕のありそうなお兄ちゃん、お姉ちゃんが気をつけてあげられるように保護者の方は注意したいところです。

ほのぼのムードのちびっこひろばも幼児向け

のりものひろばも対象は明らかに幼児。そしてさらにちびっこひろばという幼児向けのスペースもあります。

場所は展望台の前のあたり。

展望台の上には日よけによさそうなベンチと、逆に日向ぼっこによさそうな椅子があります。

腰かけられるブランコも小さな子どもにピッタリです。

けやきひろば、きゅうけいひろばなど広々

遊具が立ち並ぶ交通教育ゾーンには、大木もあって木陰はあります。前橋こども公園はゆとりのある敷地が気持ちいい公園です。ただしこのゾーンに関しては敷物を引いてのんびりする雰囲気ではありません。

ベンチの設置されたきゅうけいひろばは日陰になる時間もあるところにありますし、日よけの屋根もついています。

交通教育センターとは児童文化センターを隔てて反対側、駐車場に隣接する当たりに芝生広場があります。のんびり休憩するならば、こちらが適してるようです。

前橋こども公園を訪れるには(アクセスについて)

住所:群馬県前橋市西片貝町5丁目8番地(児童文化センター)
駐車場:無料(237台)、土日に臨時駐車場有
最寄り駅:上毛電気鉄道上毛線城東駅徒歩3分ほど

自動車を利用する場合も公園と道を隔てて、無料で利用できる駐車場が用意されています。市街地の便利な公園なところも前橋こども公園のよいところです。公共交通機関を利用する場合でも最寄駅からはすぐのところです。JR前橋駅からのバス便も利用できます。

前橋こども公園へのアクセスの詳細は関連記事をご参照ください。

まとめ:遊具だけが売り物ではない公園、されど規模も個性も充実

それぞれの個性が立っているだけに、余計満足度が高まります。多彩であることの楽しさを思う存分知らしめしてくれるのが前橋こども公園にある遊具の特徴でしょう。

こんな公園の在り方は、他の活動を見ても納得がいきます。子どもが楽しむことに対して真剣に向き合う姿勢、さらに学びを忘れない姿勢が遊びの情報量を豊富にします。

ふらりと訪れて、すぐに満足のいく公園です。ただし、更に楽しめる要素も持っています。遊具のいろいろな楽しみを存分に堪能した後にでも、前橋こども公園関連記事で分かるような面白さ、まだまだ発見できるはずです。



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