子どもと無料で楽しむ倉渕せせらぎ公園【群馬県高崎市、人気の遊び場】

群馬県ではここが最長といえます。どこでも公園の目玉となり得るのがローラー滑り台。その大きなものが倉渕せせらぎ公園にはあります。それも、ぐるりとループしている形状が独特。そして、山間を流れる清流のせせらぎを見下ろす斜面からの眺めも爽快。

子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。自然に恵まれた環境の中、コンパクトにキレイに整備されて、遊びやすい公園です。大規模ではない反面、遊具で遊ぶだけでない魅力もあります。

大きな市街地からは遠いだけに、大自然真っ只中らしい魅力がある公園。屈指の遊具とともに、どんな過ごし方ができるのか、しっかり見てみたいと思います。

子どもが大型遊具で遊べる倉渕せせらぎ公園をしっかり解説!

高崎市といっても市街地からは、かなり距離があります。倉渕せせらぎ公園へ向かう国道406号線は草津街道と呼ばれている道。江戸時代に林羅山が残した詩文から、日本三大名泉のひとつ(有馬、下呂に加えて)とされる草津温泉への道でした。

そこにあった三ノ倉宿が倉渕にあった宿場です。この先の須賀尾宿までは善光寺詣での信州街道と同じ道。いまでもそうですが山間を抜けます。けれども草津、善光寺と人気の目的地に向かうこと、難所が少なかったことから往来は多かったと伝わります。

例えば元禄3年(1690~91年)創業という群馬最古の酒蔵、牧野酒造があるのも倉渕。2006(平成18)年高崎市と合併するまでは倉渕村だったこの地。もっとも明治に誕生した倉田村と烏淵村が1955(昭和30)年合併しても倉淵村(1996年に倉渕村に改称)です。ここが小さな街であることはずっと変わりません。

公園と同じ敷地にあるといっていいせせらぎの湯は、草津温泉を思わせるような濃いにごり湯です。季節には川遊びができる公園としても注目になります。

遊具については、長さが県内最大となるループ状のローラースライダーと、その足元の斜面に作られた複合遊具。さらにターザンロープやザイルクライミング、幼児向け遊具などコンパクトながらひと通りが揃っています。

群馬県最長のローラースライダーはここに!

そのものずばりローラースライダーと命名された倉渕せせらぎ公園のローラー滑り台。群馬県では県立赤城森林公園SUBARUふれあいの森妙義山パノラマパークなどに数百メートルという超絶規模のものが存在しました。

2017年5月より利用が中止となっているふれあいの森などは380 m。圧倒的な長さで関東でナンバーワンのものでした。ただし、使用中止とのアナウンスであっても、管理事務所としても再開は難しい見込みとのこと。

群馬県最長の倉渕せせらぎ公園のローラー滑り台がある斜面倉渕せせらぎ公園の場合、上下の連絡は楽なほうなタイプ

間伐材を利用した木製のローラーであるとか、超絶の長さ故、滑るためには山道を相当な距離上らなければならないなど、ありがちな問題も抱えています。こうなると倉渕せせらぎ公園ローラースライダーは群馬県最長のローラー滑り台と認定してよいと考えます。

ローラー滑り台都県別ランキング一覧(関東版)
都道府県名 場所 長さ 料金
東京都 青梅花木園 211 m 無料
埼玉県 仙元山見晴らし公園 203 m 有料(未就学児無料、保護者同乗)
神奈川県 おだわら諏訪の原公園 169 m 無料
茨城県 北山公園 161 m 無料
栃木県 佐野市運動公園 151 m 有料(未就学児無料、保護者同乗)
千葉県 千葉市昭和の森 109 m 無料(駐車場有料)
群馬県 倉渕せせらぎ公園 94 m 無料

各県のナンバーワン比較では、最も短いものになります。とはいえ、倉渕せせらぎ公園のものは、大きなループを描くという特徴があります。その点ではこのランキング中唯一になります。

倉渕せせらぎ公園動画 ローラースライダー

動画でよく分かる通り、倉渕せせらぎ公園ローラースライダーは、高低差のある斜面に設置されています。ただし他の各都県最大級のものに比べても、斜面そのものはそれほど大規模ではないです。そこをゆったりと大旋回しているのが特徴。

ローラー滑り台ならではのゆったりとした滑りを、なおかつダイナミックに味わわせてくれるのが面白いです。そしてもう一回滑りたい時には、戻るのが割合に楽なタイプです。

群馬県太田市ぐんまこどもの国冒険のとりでのローラースライダー冒険のとりでのローラースライダー

県内ではぐんまこどもの国冒険のとりでのローラースライダーが、大きな斜面を滑るタイプです。80 mのこのローラー滑り台がライバルであり、かつ持ち味が違うという点で対照的でもあります。

倉渕せせらぎ公園ローラースライダーが、出発するのは展望塔からです。

塔の脇に自由に使えるマットが置いてあります。返却もここにです。

展望塔への階段はゆったりした幅広いもの。

屋根付きのベンチなどを見ても、ここは展望台としても考えて作られています。機能からして、ローラースライダーの出発のためだけに作られたものではないです。そして、景観もなかなか味があります。

長い滑り台ながらゆったりとループするからこそ、滑りながらの景観も楽しめれば、再び戻ってくるのも手っ取り早いです。もう一回! というならば階段を連絡して上るのもよし。

丸太ネット登りという部分で遊びながら上るのもまたよしとルート選択できます。

足元の斜面には上りの遊びになる丸太ネット登り、そしてもうひとつの滑り台

丸太ネット登りについては、斜面の途中でふたつの部分に上下で分かれています。

リングトンネル、ネット橋、ネットクライムといろいろな形のネットの遊びが組み合わされた下の部分は、割合穏健派。

それどころか、一気に階段で進んでもいいです。

少々チャレンジとなるのは上の部分。最後のネット斜面も角度があります。

途中に興味深い部分も備えているため、注目ではあります。

ただのネットの橋ではなく、不揃いの足場が、それも不安定なところが面白いです。ネットなので落ちることもありません。

ただし、ここは最初のアプローチはきつめ。丸太の急な梯子を上るか…

角度を増していく、長いネットの斜面をよじ上るか、どちらかだけです。

丸太梯子のほうは、いちおう真ん中で一休みする配慮があります。丸太ネット登りを使わずに上に行くなら迂回路の歩道や階段を使うことになります。

一気に滑るジェットスライダーにも注目!

倉渕せせらぎ公園では斜面上からは県内最長ローラー滑り台でなく、ジェットスライダーで一気に駆け下りる楽しみも用意されているのです。こちらは丸太ネット登りの中段から発進。

ジェットスライダーは、高分子量ポリエチレン素材のグリッサンド滑り台のように見えます。

ターザンロープやザイルクライミングも!

ローラースライダーの発進する展望塔に対して、公園の入口から見て、奥になるところ。そこには、ちょっとした公園ならよくある遊具が置かれています。

公園新御三家的な遊具といえるターザンロープのロープウェイ

それからザイルクライミングです。

さらに、ちょっとだけ珍しめのロープスイングが置かれています。ターザンロープと同じくぶらさがり系で、これもブランコの発展形ともいえる遊具です。ただ、ターザンロープは滑走、ザイルクライミングは高く上るという風に、基本的にやることが明確。

対して、やや遊びに創造の余地がありそうなロープスイング。もちろん基本はぶらさがってみればよいのです。とはいえ、やはり誰かと一緒につかまりたい遊具。そうすれば楽しさが幾倍にもなりそうです。

公園遊具の御三家と標準セット、その発展形の新御三家、その中でグリッサンド滑り台とは? などといったお話は関連記事をご参照ください。

関連記事:【おすすめ遊具】公園選び写真満載の参考書、どこにある?が一目瞭然

幼児向け遊具も抜かりなく!

ロープウェイザイルクライミングロープスイングのある傍らには動物のスプリング遊具。

その他、ローラースライダーを下り切った辺りにも、あずまやという小さなコンビネーション遊具。

小さいといってもほとんど幼児しか対象にならないほどでなく、それなりに遊び甲斐もありそうです。

くまブランコと並んでスプリング遊具があります。

斜面下のスプリング遊具はみんなで使ってもよい、ちょっと大型のタイプもあります。

見逃せないもうひとつの見どころ!倉渕せせらぎ公園の川遊び

水遊びにふさわしい季節限定ながら、倉渕せせらぎ公園の楽しみとして忘れらないのが川遊び。倉渕の街を流れる烏川、そこに流れ込む公園横の「せせらぎ」になっている相間川に遊び場になっているポイントがあります。

公園の隣にはデイサービスなども行われる倉渕福祉センターがあります。

ここには日帰り温泉施設せせらぎの湯や売店が併設され、一般の利用もされています。

トイレなども貸してもらえます。ただし、倉渕せせらぎ公園の場合、トイレは公園の斜面の上下にひとつづつ備わっています。特に駐車場横のトイレには多目的トイレもあります。

ここの傍らに自動販売機も置いてあるとはいえ、おやつなどの調達はせせらぎの湯でなければ用を足せないでしょう。

日帰り温泉せせらぎの湯

塩化物強塩温泉(効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず)、露天風呂あり

休館日:月曜(祝日の場合営業)、年末年始
営業時間:平日10時~17時(土日祝日は20時まで)
利用料金:高崎市民310円、3歳以上小学生まで160円、65歳以上200円
(市民以外はそれぞれ710円、300円、500円)

このせせらぎの湯の入口の近くに穏やかな溜まりがあって、水遊びに適した場所になっています。

公園で遊んで、川遊びも楽しみ、温泉に入って帰るというプランもかなりよさげな倉渕せせらぎ公園。清流が作る天然のじゃぶじゃぶ池、手軽に安全に遊べるこのポイントもなかなか貴重です。

倉渕せせらぎ公園を訪れるには(アクセスについて)

住所:群馬県高崎市倉渕町三ノ倉303
連絡先:027-378-4529(高崎市倉渕支所農林建設課、現地には事務所等ありません。)

自動車の利用以外には、基本的に手段がない公園です。倉渕福祉センターへのバス便があり、バス停留所そのものは公園にあるといってよいです。ただし、地域の最低限の生活路線で運行数も少ないです。鉄道駅への連絡もありません(高崎駅から乗り継ぎのみ)。

【自動車を利用する場合】

倉渕せせらぎ公園斜面上の公園入口脇の駐車場、展望塔近く斜面上の公園入口脇の駐車場、展望塔近く

駐車場:無料(公園となっている斜面の上下、倉渕福祉センター)

倉渕せせらぎ公園斜面下の駐車場斜面下の駐車場、停められるのは少しだけ

最寄インターチェンジ:関越自動車道高崎(約31 km)

いずれかのルートで高崎市街を抜け、最終的には国道406号線で倉渕を目指します。倉渕の街では烏川を渡ります。その先は斜面上の駐車場方面に抜ける山道、相間川にかかる橋付近を上流方面に向う道、どちらでも大丈夫です。

【公共交通機関を利用する場合】

最寄バス停留所:倉渕福祉センター下車すぐ(群馬バス、市内循環バスぐるりん倉渕線)

室田営業所付近を巡回して、権田車庫に向かうバス路線があります。室田営業所まで乗り継ぎが必要な上に、本数も少ないです。沿線の方以外が利用するのは難しい路線です。

直線距離だけの話をすれば、信越本線の横川駅が一番近い駅ということになります。横川駅は釜飯で有名な現在信越本線の終着駅となっている駅です。北陸新幹線の開業でこの駅以降、軽井沢方面に向かうアプト式という特殊な路線の営業が終わったという事情のある駅。

ここから隣の松井田駅付近まで戻って山を越えて向かう道があります。けれども、どちらかの駅からタクシーで向かうというのは、現実的な選択とは言えません。

まとめ:遊具のウリは県内最長のローラースライダー、ただし他にも注目

なんといっても、でんと構えるループのローラースライダーは、是非体験したいおすすめの滑り味。素晴らしい景観が、ゆったりとした傾斜を進む滑り台にもってこいです。さらに一気に滑降するタイプもあったり、他にもコンパクトながら意外にいろいろ揃った公園でもあります。

そして川遊びにピッタリのせせらぎも忘れてはいけないこの公園の楽しみになります。濡れてしまっても温泉に入って帰れます。

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