インタビュー

普段使いのバッグはショルダー派?リュック派?「ショルダー派の声」Vol.15



クローゼットを見渡してみると、自分で買ったものから母のお下がりまで、ほとんどショルダーバッグです。デザインの好みは変わりましたが、学生時代からずっとショルダー派です。開口部の広い大きめのバッグで、持ち手の太いものが使い易くて好きです。

なぜショルダー派なの?

1. 何でも入れられる便利さ

大抵のものはバッグに入れて持ち歩けるからです。ファスナーで開くタイプのショルダーバッグなら、外出中に増えた荷物も次々に入れることができ、荷物が多少飛び出していても持ち歩けます。覆いかぶせるふたが付いたエンベロープタイプは、こうした使い方ができないので持っていません。

2. 頻繁に出し入れ可能

子どもと手をつないでいる時も、肩にかけたまま必要なものをすぐに出し入れできるので便利です。手が汚れてウェットティッシュ、歩き疲れてキャンディー、泣いてハンカチ、暑いからと帽子や手袋を渡され、今度はスマートフォンが鳴る、という具合に頻繁に出し入れが必要になるため、もはやショルダーバッグ以外は考えられません。

バッグの選び方・使い方のポイント

1. 大小2つのタイプで使い分け

行き先や外出時間の長さに合わせて、大小2つのショルダーバッグを使い分けています。また季節に合わせてバッグを変えるようにしています。

小さめのバッグ・・・ストラップの長いポシェットタイプ

買い物、お散歩、幼稚園の送り迎えなど、近所に出掛ける時に使います。斜めに掛けにして両手があくので便利です。お財布、スマートフォン、ペン、ハンカチ、ティッシュ、キャンディー、レジ袋、と最小限のものを入れています。

大きめのバッグ・・・マチが広く持ち易い、デザイン性のあるトートバッグタイプ

友人宅への訪問、動物園や遊園地、仕事の打ち合わせ、時にはコンサートなど、少し遠くに長時間出掛ける時に使います。バッグ選びの際は、マチの広さ、持ち手の太さと柔らかさ、デザインの3つがポイントです。

子どもと一緒の遠出では、荷物がなにかとかさ張るものですし、仕事の打ち合わせにはノートPCと楽譜を持って行きますので、余裕のある作りと持ち易さが必須です。またコンサート用には、プログラムとチラシが折らずに入り、カジュアルすぎないデザインが理想です。こんな欲張りな条件を満たすバッグは、意外とシンプルな作りのものが良いということに最近気付き始めました。

2. ポーチや巾着袋を上手く使う

大小2つのバッグを替える時に、鍵やスマートフォンなど大事なものを入れ忘れることがよくあります。そこで今は、中身をいくつかのポーチに分けて持つようにしています。

・音符柄のポーチ・・・お財布、鍵、スマートフォン、PASMO
・ピンクのポーチ・・・ハンカチ、ティッシュ、ウェットティッシュ、レジ袋数枚
・グリーンの巾着袋・・キャンディーやチョコレート

こうしておくとバッグを取り換える時は、ポーチをそのまま移せば良いので、入れ忘れの心配がありません。何度か失敗して生まれた方法です。

今使っているバッグは?

大小2つのバッグは、どちらもファスナータイプで先に述べた3つのポイントを満たしたものです。大きいものはブーツに合わせてブラウン、小さいものはダウンコートに合わせてダークネイビーのものを使っています。

私の住むイタリアでは、バッグと靴と服の一部を華やかな色で統一するおしゃれな女性をよく見かけるので、私も色の統一を意識するようになりました。

これから使いたいバッグは?

大小2つのバッグの使い分けは今後も変わらないと思いますが、材質や色でもう少し遊び心を入れてみたいと思っています。柔らかいレザーや発色の良いエナメルなどの上質なバッグをさりげなく持ち歩けたら素敵ですね。

イタリアには革職人がハンドメードした、きれいな色使いの個性的なバッグが多く見られます。職人さんとおしゃべりしながら自分らしいバッグを選べたら、あるいはオーダーメードできたら、と考えています。丁寧に作られたものは長持ちしますから、大切に使い、たくさんの思い出の詰まったバッグを将来、娘に譲るのも楽しみの一つです。