子どもと無料で楽しむ小田原こどもの森公園わんぱくらんど【神奈川県小田原市、人気の遊び場】



子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思えた場所をご紹介しています。神奈川県の本命ともいえるのがわんぱくらんど。園内をミニ列車が走るほどの広々とした敷地に、これでもかといえるくらいの楽しみが詰まっています。

特徴はスケールの大きさ、いろいろな遊びがいっぱいなところ

小田原城アドベンチャーを始めとするさまざまな遊具と、アスレチックはどれもが大スケール。眺めのよい丘陵地には、芝生広場芝ソリゲレンデが整備されています。駆けまわったり、まったり日向ぼっこしたり、とても気持ちがよいです。

バッテリーカーなどで遊べるエントランス広場駅からは、SL風の本格ミニ列車なかよし号で遊びのメインとなる冒険の丘駅を目指せます。けれども、遊具やアスレチックを巡りながら、元気に丘陵地を上り下りして園内を探検するのもよし。

場合によっては、尾根道を境に隣接する辻村植物公園まで足を伸ばせます。変化に富む園内だからこそ、子どもでも飽きずに散策できます。

餌やりや乗馬、撫でたりと、密接に交流できる動物のいるふれあい広場。そこでは小田原城址の動物園から移ってきたポニー、ヒツジやヤギ、ミニブタ、モルモットなどが待っています。

夏には自然の沢から流れる水で水遊びもできます。じゃぶじゃぶ池となるうなぎ沢の清涼感は、付き添いの大人も一緒に楽しみたくなること間違いなし。

神奈川県の西の端となるこの地、東京からでも、また箱根を越えて静岡からでも訪れる価値あるスケールです。ここまでぎっしり詰まった魅力のある公園に注目です。

耳より情報! 平日は駐車場まで無料に?

冬の季節の平日だけの限定情報には大注目! この期間には駐車場を無料で利用できます。わんぱくらんどは盛り沢山な内容でありながら、費用が一切かからない遊び場です。ただし駐車料金は高めで510円。バス便はあるとはいえ、マイカー利用が便利なスポットです。どうしてもこの料金は負担せざるを得ないのが実情です。

ところが期間を選べば駐車料金さえ無料。12月1日から2月28日まで平日ならばお金はかかりません。ただし平日であっても、年末年始の休業を挟んだ数日、12月27日と1月4日から6日までは徴収がありますのでご注意下さい。

子どもが大型遊具で遊べるわんぱくらんどをしっかり解説!

わんぱくらんどでどんな遊びができるのか、整理してみます。2000(平成12)年小田原市制60周年の年にオープンして、整備を続けること10年。2010年(平成22)年には全面オープンとなり、いまでは何度も行きたくなるスケールのわんぱくらんどです。まずは狙いを定めてがっつり楽しんでみて下さい。

完全無料の遊具が数知れず、大スケールのものからちょっとしたものまで

スポット名 特徴 料金は必要?
冒険の丘 大型遊具が目白押し 無料!!
ターザン広場 大型アスレチック遊具 無料!!
サクラの丘 小田原城アドベンチャー 無料!!
緑のゲレンデ 芝生の大きな斜面 無料!!
どんぐりの森 うなぎ沢(ジャブジャブ池) 無料!!
エントランス広場 快適施設とバッテリカー バッテリーカー有料
ふれあい広場 動物とのふれあい ポニー乗馬有料
アスレチック広場 丘陵地にアスレチック遊具が点在 無料!!
わんぱく大橋 吊り橋 無料!!
散策路 広い公園に残る自然を探索 無料!!
フォレストアドベンチャー小田原 公園とは別法人の施設
ジップスライド
有料(番外編)

スポット1:冒険の丘

コスモワールド

丸い上層階に上るとふわふわドーム風の遊具があります。そこから、さらに上った塔からはローラー滑り台で滑走。

わんぱく砦

なかよし号冒険の丘駅にそびえる鉄の砦は、どんどん上って攻略するものです。ターザン広場からのアクセスはスーパースライダーという大きな滑り台で。

カラカラの森

滑り台と音を使った遊びの遊具があります。声が響くのが面白いです、山びこ体験!

スポット2:ターザン広場

木登りネット

ネットでできた大きなアスレチック遊具。眺望が楽しいスケールになっています。

ローラー滑り台

定番のローラー滑り台はここにも。

ターザンロープ

ローラー滑り台と共に公園新御三家ともいえるのがターザンロープ。やはりここにも、あります。けれども実際利用すると気が付くことが…

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公園の新御三家とはについては関連記事をご参照ください。

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スポット3:サクラの丘

小田原城アドベンチャー

名前の通りサクラの丘は春にはお花見ができる場所です。そこにあるのは難易度を選んで思い切り遊べる小田原城アドベンチャー。簡単なコースからやりがいが大きなコースまで3種類。いずれにせよ目指すは天守閣。

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スポット4:緑のゲレンデ

爽快に滑り降りて、すぐに登って行きたくなるいい感じの芝の斜面があります。芝生がきれいなのも、わんぱくらんどの特徴。アクティブに使うだけでなく、芝生の広場はお天気の良い時には格好のランチタイムの場所になります。

レジャーシートが必携です。忘れずにカバンの中へ! 芝そりはエントランス広場の売店で550円で販売しています。休日は冒険の丘売店でも販売。もちろん2回目からは芝ソリ持参ですが、大きなカバンにいれるのがいいのか、腰からぶら下げるのがいいのか、悩みどころです。

スポット5:どんぐりの森

うなぎ沢

いわゆるジャブジャブ池になるのがうなぎ沢。特徴となるのが沢水を利用していること。すぐ上を流れる冷たい水を使います。真夏の盛りでさえ、とてつもない清涼感があって賑わうスポットです。それどころか夏でも朝夕は冷た過ぎるから注意ということです。

必要なのはタオルに着替え、濡れるのを気にぜず遊びたいです。子どもはきっと夢中になっています。園内は結構歩くのでサンダルに慣れていないお子さんの場合には、うなぎ沢用にサンダルも持ってゆくといいでしょう。

スポット6:エントランス広場

わんぱくらんどはどこかひとつがエントランスと決まっていて、そこから進んでいく公園ではありません。東側のエントランス広場にある入口と西側のうなぎ沢のある冒険の丘に近い入口、どちらでも利用できる形です。エントランス広場にはなかよし号エントランス広場駅があります。

その他に、いろいろなバッテリーカーがあって自由に乗って遊べます。ただ残念ながら、バッテリーカーは無料ではありません。線路を走る列車タイプもあります。

ここだけで充分なミニ遊園地。持っていきたいのは小銭。コインタイプの遊具になっています。財布に小銭が多いのもちょっと煩わしいです。こんな時のための専用の小銭入れも役に立ちます。

スポット7:ふれあい広場

小動物ならナデナデするチャンスもあるのがふれあい広場

直接餌やりもできます。

そこら辺のものを拾ってあげたりしたら、動物が体調を崩すとのこと。飼育員さんから貰ってあげるのが原則。動物を触れたあとは手洗いがお約束。洗い場はあります。手ぬぐいやハンカチ、タオルは忘れずに。

ブタ、ヒツジ、ヤギがいます。

そして広場の主役といえばポニー。乗馬体験です。

乗る時はよーく見て特徴を把握。すると後からどんなコだったのか分かるのです。

小さな子が乗れるのかな? と心配されるかもしれません。むしろ大きな子どもは乗れないんです。小学校6年生まで。つまり大人が同乗はできません。ひとりで乗る気がなければ、チャレンジできない仕組。

チャレンジデッキ

このスポットは想定年齢が低いのでしょう。チャレンジデッキと名づけられながらも、遊具の難易度は低めです。

スポット8:アスレチック広場

エントランス広場から冒険の丘に向かうには、ふれあい広場を経由するか、アスレチック広場を経由するかどちらかになります。

丘陵の斜面を登っていくほうがアスレチック広場ルートです。途中には随所にアスレチック遊具が!!

ふたつのルートの真ん中を走り抜けるのがわくわく号。楽なのはこちらです。

ありんこラダー

けれどもアスレチック広場を経由すれば、いろいろな遊具で遊べます。広場期待の新顔が、このありんこラダー。梯子を上り下り登りするのが何気にハードな設定。

このアスレチック広場の遊具は更新中。老朽化で引退したものもあれば新設されるものもあり。木製遊具が主になるアスレチック広場の宿命です。この付近、泥だらけになって着替えが必要なほどではないながら、雨上がりなどはそれなりにぬかるみそうです。

スポット9:わんぱく大橋

冒険の丘サクラの丘を繋ぐのがわんぱく大橋。正真正銘の吊り橋です。

だから揺れます。しっかりとお約束ごとが書かれていてスリリング。

とはいえ、かなりしっかりしています。ひとりでは揺らそうとしたって大して揺れやしません。でも沢山の人で揺らせば揺れるでしょう。だから怖いから揺らさないでというのがお約束の主旨なのかと推測します。

確かにコンクリートの橋を渡るのとはひと味違う体験です。ただ汗を拭うハンカチまでは必要ないはずです。長さは67m。

スポット10:散策路

季節になれば、カブトムシがいてもクワガタムシがいても少しもおかしくない環境です。遊具のある場所以外にも、芝生広場や展望広場があります。わんぱくの森は、わんぱく大橋が架けられている谷間の森。

ただのんびり散策するのもよし。楽しみ方はいろいろです。途中で水筒に詰めたお茶など、腰かけて一服したいです。暑い時には子どもの水分補給は必須です。

番外編スポット11:フォレストアドベンチャー小田原

わんぱくらんどとは直接関係ない隣接する施設フォレストアドベンチャー小田原フォレストアドベンチャーは、無料で遊べるわんぱくらんどと違って、それなりに費用が掛かります。

このフォレストアドベンチャー、相当な高いところにまで登って行ったり、ジップスライドで駆け下りたり、ターザンのようにロープで飛び移ったり、大冒険ができるところは注目です。

もちろん危険のないように安全装置があります。その装備は使い方を習ったあと自分の手で使いこなします。リスクをどうやってコントロールするのか、教育的な意味を持った施設になっています。

評判となって各地で増えている施設です。着地に失敗して泥だらけになったりします。こちらもチャレンジするならば着替えは持って行った方がよいでしょう。

子どもと快適に過ごすためのわんぱくらんどの施設

食事をするレストランなどはありません。お弁当やたっぷりのおやつを用意したいものです。

自動販売機が用意されるのはエントランス広場

東管理棟と呼ばれる建物の横です。ちなみに東管理棟にはコインロッカーもあります。

冒険の丘駅のとなりの休憩所付近にも自動販売機があります。

飲み物だけでなく

ここならおやつも入手可能。

他には小田原城アドベンチャーの横、第2駐車場にある西管理棟にも自動販売機があります。

だいたい自動販売機のあるあたりにトイレがあります。そして設備はとても整っています。

子ども連れでも安心なのはさすがこどもの森公園

授乳室は東管理棟にあります。

わんぱくランドの有料施設と価格

園内交通機関
こども列車なかよし号(エントランス広場駅~冒険の広場駅)
ロードトレインわくわく号(第2駐車場~冒険の丘)

利用料金:なかよし号、わくわく号ともに大人300円、 小人100円、未就学児は無料
(大人は中学生以上、小人は小学生、未就学児は無料)
運行時間:なかよし号9時30分から16時00分、ワクワク号9時45分から16時00分
(ともに7月20日前後から8月31日は16時30分まで)

エントランス広場

バッテリーカー利用料金: 200円~300円

ふれあい広場

ポニー乗馬料金: 小学6年生以下300円
乗馬時間:午前の部(10時から11時30分)午後の部(13時30分から15時30分)

混雑時(土、日、祝日、夏休み期間等)馬の体力回復のため休憩時間あり(14時15分から14時30分)

小田原こどもの森公園わんぱくらんどを訪れるには(アクセスについて)

住所:小田原市久野4377-1
電話番号:0465-24-3189
わんぱくらんど休園日:月曜(祝祭日は除きます。その場合直後の平日が休み。)
年末年始は休み、ゴールデンウィークと夏休みは無休

自然に囲まれている反面、公共交通の利便性が高いとはいえません。自動車の利用がおすすめの公園です。駐車場は4か所になります。

【自動車を利用する場合】

最寄インターチェンジ:(東京方面からのみ)小田原厚木道路荻窪、箱根口

東京方面から小田原厚木道路を利用した場合、荻窪インターが便利です。インターチェンジを降りて山を登ると5分ほどで到着します。

箱根方面、もしくは西湘バイパスなどからのアクセスの場合、荻窪インター利用不可

東京方面から出ない場合、荻窪I.Cで降りられません。箱根口ICを利用して下さい。この場合の最短ルートは少し難しいかもしれません。間違って小田原市街地に向かってしまっても別ルートでアクセスできます。荻窪インターは乗降ともに東京方面だけになります。ご注意下さい。

駐車場利用料金:普通車510円(一日料金、冬期無料期間あり)

荻窪I.Cから向かっても市街地からの裏道を抜けても、最初に辿り着くのは第1駐車場になります。反対方向から道は通じていません。

道路の地下のトンネルを抜けた後、階段を上って地上に出れば、いよいよ安全にエントランス広場へ到着。ここからお楽しみの始まりです。

第3駐車場はちょっと狭め。道路を渡るとエントランス広場になります。第1駐車場、第3駐車場からはこども列車なかよし号冒険の丘を目指せます。

最深部に当る第2駐車場うなぎ沢が目の前、かなりの登り坂ですがロードトレインわくわく号を使えば冒険の丘まで楽チンです。ちなみにフォレストアドベンチャー小田原はこの駐車場を共有しています。

他に第2駐車場のちょっと手前に第4駐車場があります。ここは、利便性はもっとも劣ります。混雑時はここの利用になるかもしれません。駐車場の総数は小田原市によると約300台ということです。

【公共交通機関を利用する場合】

最寄バス停留所:いこいの森(箱根登山バス小田原駅西口~いこいの森路線)
発着時刻:7時45分の始発から毎時1本、16時50分が最終になります。
(午前中9時からは毎時10分、午後は50分に出発のダイヤです。)
最終バス:小田原駅へ戻る「いこいの森」停留所から平日17時50分、休日17時10分

まとめ:遊びだけでなく、あふれる季節感も楽しみ

わんぱくらんどのある場所は小田原市と箱根町の境でもある箱根外輪山の一角、塔ノ峰から続く山裾でもあります。春夏秋冬の季節感が楽しみ方にさらに幅を持たせてくれます。

それぞれの季節の持ち物を把握して、及ばぬところなく楽しみ尽くすならば、もうわんぱくらんどマイスター。そこまで極める価値ある公園です。しっかり準備して荷物も期待も詰め込んで出かけるとよい小田原こどもの森公園。それだけの魅力に満ちた公園です。

公式サイト:小田原こどもの森公園わんぱくらんど



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