子どもと無料で楽しむ公園 千葉市昭和の森【千葉県千葉市、人気の遊び場】



なんといっても千葉県最長のローラー滑り台が話題に上ります。それも高速タイプで滑りは爽快です。まさしく房総半島や外房の入口といってよい千葉市の西の端。きれいな街並みの新興住宅街に隣接する利便性と、房総の丘陵の大自然が並立しています。

遊び場も巨大なローラー滑り台に、かなりの数のアスレチック遊具が絡む多彩なものです。子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。広大な千葉市昭和の森、そこかしこに広大な芝生広場があり、スポーツ施設も充実しています。

子どもと効率よく遊ぶならば、事前知識は十分あった方がよい公園です。おまけに裏技が隠れている公園でもあります。千葉市昭和の森でローラー滑り台が注目なのは、千葉県で一番長いからだけではないのです。

「裏技」としている点については、3つの記事に分けたなかでいつものように独自に撮影した写真を満載して、人気の遊び場へのお出かけに役立つようガイドします。

子どもが大型遊具で遊べる千葉市昭和の森をしっかり解説!

延長約109 mのローラーすべり台(千葉県最長)が、千葉市昭和の森に加わったのは平成18年4月6日。土気町が千葉市に編入された昭和末期、その時に構想された公園が開園30年を迎える節目のことでした。

もみじ広場のローラー滑り台、ライバルも一緒に楽しめるのが至上の贅沢!

もみじ広場に設置されたこの大型遊具は、全体では4つの塔と18の遊具からできています。自然に親しむことが中心の公園が、子どもの遊び場としても俄然注目すべき存在になった瞬間でした!

長いローラー滑り台を遊び尽くすのに重要な点は滑りだけでなく、上りにどれだけの配慮があるかということ。公園内の窪地を生かしたもみじ広場は、上る途中の遊具が楽しいのも特徴です。こうなれば否が応でも繰返し滑りたくなります。

千葉県最長のローラー滑り台の全容を滑走動画交えて特集記事でご紹介!

千葉市昭和の森で遊ぶ時、表に出てこないもう一つの大規模ローラー滑り台が潜んでいます。キーワードとなるのは小中池公園。それにまつわる裏技もあります。比べてみれば甲乙つけがたい二つ。一度の訪問で一緒に楽しめるのが分かる記事になっています。

関連記事:子どもと楽しむ昭和の森・小中池公園 最長ローラー滑り台対決編

難易度いろいろ、幼児遊具も揃う冒険広場

8つのアスレチック遊具とザイルクライミング、各種の幼児遊具が揃う冒険広場もみじ広場に隣接しています。

正確には両広場の境界はあいまいです。全体を冒険広場と呼び、ローラー滑り台で下る斜面をもみじ広場としているのかなと思います。

実際に遊ぶ上ではあまり問題になることではないです。千葉市昭和の森では子どもの遊具は、ひとところに固まっているというだけのことです。

刺激度は高いながら取組み易いアスレチックコース

千葉市昭和の森のちょうど真ん中の辺り。第2駐車場の隣にまずはアスレチックコースがあります。クリアするのに少々チャレンジを必要とする木製遊具が、芝生の広場に並んでいます。

ネットトンネル

ネットでできたトンネル、遊具自体がクッションになるため刺激度を高めにできるのがいいところ。

千葉市昭和の森のアスレチックコースでは垂直に上り垂直に下ります。

タイヤ&ボールラリー

柱を飛び移り、不安定な足場を抜けて、吊り橋を渡ります。

メインはやはり吊り下げられたボール。足場が悪い訳ですから難易度は高いです。

高さもない吊り橋はご愛嬌です。

吊り橋で終わりではないのです。何気にまだ続きます。迎え撃つのはタイヤの遊具。

最初の部分はタイヤ上り。こちらはよい足場になっています。その後は横棒を渡りながらグラグラする足場に挑戦。

高いところに設置された2つ目の吊りタイヤはいろいろな遊び方ができそうです。ただ、いずれにせよこの2つ目は難易度が高いといえるでしょう。大きなタイヤも上る?潜る?

ランダムステップ

ランダムに絡んだ丸太渡りです。高さを考えるに、幼児の手を取ってサポートしながら渡ってみるのもよさそうです。

いろいろうんてい

手が届かなければ基本的に遊べないだけに、極めて高い難易度。特に高い位置にあるほうは一般的に雲梯と呼んでいるものではないです。

これをガシガシと片手で交互に渡って行くのは相当な腕力です。

よくある形の雲梯も半分は波打っています。

ウッドクライム

並び順だけ考えればロープを伝って下りてみるのが使い方に思えます。名前にはクライムとついていますから、やはり上るのが主眼なのかも。

いずれにせよそれほど難易度高くはないです。

ターザンロープ

微妙な傾斜とうねる地面に設置されたターザンロープは2レーン。

だんだんのぼり

柱に蹴込を作り、上の方には鉄棒を打ち込んであります。

ウッドトリム

ネットを使ったちょっとした複合遊具的なもの。

階段の他にネットを渡って梯子を上り、またネットを渡る方法で真ん中の台まで行きます。

幅広の滑り台でフィニッシュ!これでアスレチックコースは終了となります。

よく見ると特徴のあるザイルロープ

千葉市昭和の森の看板にはザイルロープと表記されています。実際には各地にあるザイル遊具の中でも高さのあるほうだと思います。まさしくザイルクライミングそのものです。

けれども特徴となっているのは3つの角に貼ってあるゴムマット状のもの。素材そのものはメーカーが用意したものです。ここで飛び跳ねると全体に揺れが伝わり面白い反面、高さがある場合は上にいる人が不安になるかもしれません。

上の方にしっかりと足場が設置されています。細かいところを見るとかなり特徴を持ったザイルクライミングかと思います。

いずれにせよこの一番下の細かいネットは安全対策になっています。ザイルネットに関してはいろいろ考察した記事があります。

関連記事:【おすすめ遊具】公園選び写真満載の参考書、どこにある?が一目瞭然

ゆるく遊びたい小さな子どものために幼児遊具も!

冒険広場ではアスレチック、ザイルともに難易度は高め。それなりに大きな子どもには適切な刺激とはいえ、もっとゆるく遊びたい子どももいるでしょう。

そんな場合でも大丈夫。幼児遊具も用意されています。小型の複合遊具は滑り台が2種類。

トンネルで出入できる家形遊具もあります。さらにスプリング遊具で楽しむことも!

ザイルネットとの間に、大きめの砂場もあります。

千葉市昭和の森ってどんなとこ?

1969(昭和44)年、山武郡土気町が千葉市と合併した時に旧町内に計画されたのが千葉市昭和の森です。現在105.8 ヘクタールにまで拡張された公園の中で冒険広場もみじ広場合わせてもほんの一部でしかありません。

広い芝生広場、テニスコート、球技場などもある総合公園

とにかく広い芝生広場がいくつもあります。九十九里自然公園に指定されている森林やテニスコート、球技場などスポーツ施設もあります。

広い園内を探索してみたいのであればレンタル自転車も用意されています。

貸自転車料金:(2時間)大人200円、小中学生100円、補助イス50円
貸出時間:9時~16時(受付終了は15時)

第1駐車場第2駐車場の横にそれぞれサイクリングセンターがあります。園内は専用道を走ることになります。

園内2か所の売店は充実

園内にはいろいろ揃った売店があります。特にもみじ広場横の売店の充実ぶりがうれしいです。(もうひとつは第1駐車場横)

ローラー滑り台が売り物の公園ではお約束。滑り台マットの他にボールなどの遊び道具、お菓子など。

遊び道具は細かいものも揃って、なかなか気が利いています。

大人も満足のアルコールを含めた飲み物もいっぱい。カップラーメンなど軽食までカバーします。

大きな屋根付きの休憩スペースがいくつかあります。売店とローラー滑り台の間にあるのがこちらの写真のものです。

多目的トイレは別建て

園内にある多目的トイレは多くが一般のトイレと別建てになっています。

シンプルながらオムツ替えシートが装備されています。

肝心なもみじ広場横、売店の隣のトイレについて注意したい点があります。

建物は立派なのですが、こちらに関しては女性トイレにのみオムツ替えシートが設置されています。まだイクメンなどはあまり想定しない時代の設備なのでしょう。

いずれにせよ、ゴミは持ち帰って! という公園が増えている中、きちんと分別できるゴミ箱が随所に置いてあります。管理の手間はよく掛けられた公園だとうかがい知れます。

千葉市昭和の森を訪れるには(アクセスについて)

車の場合は、千葉東金道路から大網街道(県道千葉大網線)へ向かいます。徒歩やバスでは、土気駅南口を利用します。先に発展した大網街道側の北口に対して南口は、昭和の終わり頃から開発された新興住宅街(あすみが丘)です。住宅街は公園まで続いています。

住所:千葉市緑区土気町22(第1駐車場横、千葉市都市局公園緑地部緑公園緑地事務所)

【自動車を利用する場合】

最寄インターチェンジ:千葉東金道路中野(約15分、7.5 km)

インターチェンジから土気停車場千葉中線で大網街道を目指します。千葉市昭和の森の入口で大網街道は左折します。まっすぐ公園内に入ればループの形をしたターミナルになっています。すぐ横(ループをまっすぐ)が第1駐車場、さらに右方向(ループを進んで転回して左折)に向かえば第2駐車場になります。

千葉市昭和の森第2駐車場南側第2駐車場南側

駐車場:有料(1回400円1日)
利用時間:通年営業8:30~17時(10月~3月は16時30分まで)

千葉市昭和の森第2駐車場北側第2駐車場北側

第2駐車場(普通車420台、冒険広場横、もみじ広場も最寄はこちら)

第1駐車場(普通車323台、バス23台)

千葉市昭和の森第2駐車場の料金所ターミナルを進んだ先、第2駐車料金所

公園南側にある第3駐車場は、ターミナルを経ず違うアクセスになります。テニスコートや球技場のあるスポーツゾーンの駐車場で、子どもと遊具で遊ぶには遠い駐車場です。

【公共交通機関を利用する場合】

徒歩やバスで向かう場合は、大網街道沿いの北口でなく反対側の南口からになります。

最寄駅:JR外房線土気駅、南口徒歩26分(2.1 km)

徒歩の場合は、あすみが丘の新興住宅街を通り抜けます。計画的に整備された街路で安全に快適に歩けます。けれども一本道ではないため、最短距離で歩くためにはスマホなどの地図があるとよいでしょう。千葉市のウェブサイトでは所要時間は30分となっています。

不動産の販売告知看板訪問時公園横に立っていた不動産屋作成の地図

最寄バス停留所:あすみが丘東四丁目徒歩3分
(千葉中央バスあすみが丘東線ブランニューモール行)

公園の周囲はいくつかの路線が走っています。最寄バス停もいくつかあります。その中であすみが丘東四丁目バス停は第2駐車場に近く、従ってもみじ広場冒険広場にも最寄のバス停になります。1時間に2本ないし1本程度の運行です。

あすみが丘東四丁目のひとつ土気駅寄りの、昭和の森西バス停からは緑道を抜けて公園に向かいます。不動産屋作成の地図はここに立っていました。

不動産屋の地図で公園の上、近隣公園と描かれている場所。そのもっとも千葉市昭和の森寄りのところはこんな感じです。

時刻表リンク:千葉中央バスあすみが丘東線ブランニューモール行

第1駐車場横公園入口のターミナルにある昭和の森停留所は4月~11月のみ利用されます。昭和の森西~昭和の森~あすみが丘東四丁目という運行になります。冒険広場もみじ広場に直接向かうならば、ここで下りると遠いです。

まとめ:大規模公園ながら遊具はまとまったエリア、狙いをつけて効率よく!

東京ドーム23個分の敷地の中、お目当てになりそうな子どもの遊具はまとまったエリアに固まっています。随所にある広い芝生広場も使いではあるとはいえ、遊具のある冒険広場もみじ広場や売店などのある一帯の隣の芝生だけでも相当な広さです。

特に公園内をくまなく散策したいのでなければ、子どもと一緒に楽しむ視点からは狙いをつけて効率よく遊ぶことをおススメします。

周囲がすっかり開発されて市街地となっているため、致し方ないとはいえ駐車場は有料。完全無料でないところは郊外の公園としては残念なところです。その点少し面白いのが隣接する小中池公園から300 mほど坂を上るつもりならば、その無料駐車場が利用できる点です。

関連記事:子どもと無料で楽しむ小中池公園

市の境を隔てて隣の大網白里市にある小中池公園千葉市昭和の森の一部とともに県立九十九里自然公園に指定されています。そしてこちらにも括目の大規模ローラー滑り台が設置されているのです。

公式サイト:千葉市サイト 昭和の森



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