子どもと無料で楽しむ荻野運動公園【神奈川県厚木市、人気の遊び場】

公式戦が行われる立派な競技場や屋外、屋内のプール、体育館やテニスコートが集まる荻野運動公園。だからこその付帯施設も整うしっかり整備された公園。実は、遊具での遊びも充実しています。

子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。いまどきの仕様になったロングスライダーは言わずもがな。陣屋をイメージした大型コンビネーション遊具は、からくり屋敷を思わせる趣向が並びます。その中でも「絶滅危惧種」にも思える、ワクワク遊具が残っているのに注目です。

あつぎこどもの森公園、日本一として誕生したロングスライダーあつぎこどもの森公園、日本一として誕生したロングスライダー

さらには道を隔てた里山の一帯に、違ったコンセプトでやはり大型遊具を楽しめる公園があるのです。2016(平成28)年3月にできたあつぎこどもの森公園の遊具は、体を動かすことがテーマと思える荻野運動公園のものに対して、森を探検する狙いがこもったものになっています。

場合によっては趣向の違う遊具を、大きな公園を探索しながら一度に楽しめてしまうスポットだといえるふたつの公園。それぞれは欲張らずに、ひとつひとつ訪れても充分な面白さがあります。

どちらでどんな風に遊んだらよいのか? お出かけのプランを立てるうえで、そんな疑問がすっかり解決するように荻野運動公園について詳しく見てみます。あつぎこどもの森公園についても、同じように詳細を特集したものをご用意してあります。そちらも併せてご参照ください。

関連記事:子どもと無料で楽しむあつぎこどもの森公園

子どもが大型遊具で遊べる荻野運動公園をしっかり解説!

荻野運動公園の大型コンビネーション遊具は、ひとかたまりの大きな砦風の物にはなっていません。空中廊下と物見やぐら風の部分が連絡し、周囲にもターザンロープなどが配される遊具広場の趣が強いものになります。

大型複合(コンビネーション)遊具といえば砦風に遊具を積み重ねて、上層部分から長めのローラー滑り台で滑走して戻ることが主流で、新しい傾向はほぼこれに思えます。そういった意味では、古典的ともいえるのが冒険デッキ陣屋コンビネーションと呼ばれるコンビネーション遊具。

古典的だからこその、珍しい刺激がある遊具が組み込まれていることに注目です。いつまで残るのか? という懸念さえ禁じざるを得ないこの遊具。これで遊べるだけでも、荻野運動公園の価値はあります。

対してロングすべり台は、ローラー滑り台ではなくグリッサンド滑り台に更新されています。隣りのあつぎこどもの森公園で、日本一として生まれたロングスライダーと同じ形式です。けれども、また違った特徴のロケーションになります。これは滑り比べる楽しみもあるというもの!

大きく分けてこのふたつが荻野運動公園の遊具を代表するものです。いつものようにオリジナルの写真を添えて詳しくご紹介して行きます。

大型複合遊具は冒険デッキと陣屋コンビネーション!

挑戦し甲斐のある大型ネットや、リングトンネルが仕込まれた陣屋づくりの外観と、物見櫓を思わせる冒険デッキ。多くの大型コンビネーション遊具がやるように、いろいろな方法で進入して、さまざまな仕掛けをこなしていきます。

脱出路としていくつかの滑り台があることも、難易度がさまざまな渡りが用意されることも同様のものです。

梯子で苦労してデッキに上るのもまた同じ。厳しすぎる難易度にならないように、随所で迂回できるのも一緒。

周囲にはターザンロープやスプリング遊具。ブランコのようなものが組みこまれるのも珍しい訳ではないでしょう。

荻野運動公園冒険デッキ陣屋コンビネーション、それだけでは終わらない仕掛けがドーンと据えられています。

絶滅危惧種、かごわたりの遊具は永遠に?

荻野運動公園の大型コンビネーション遊具を際立たせるもの、それがかごわたりです。

これが絶滅危惧種!荻野運動公園かごわたり作動動画

推奨の対象年齢は10才~12才と、さすがに高め。なにしろ篭からは落ちようと思えば落ちてしまえます。下にはネットが張られています。サイドにもガイドとなるロープが張られて対策はしてあります。けれども、さほど厳重なものとはいえず。

絶対落ちないようには作っていません。だからふざけて遊ぶのは厳禁。ただし注意をすればことさらな危険などない遊具です。リスクを管理する、それが学べればこれ以上のことはないハズです。

ただしこのかごわたりが生き残れているのは、リスク管理に任せるのみならず。よく見ればちゃんと仕組み上の特徴もあります。

滑車でロープを渡るものではなく、レールを使っているお蔭もありそうです。いわばロープウェイとモノレールの違いのようなもの。滑走が安定することに加えて、この手のものが姿を消す原因となった、挟み込みの心配もないのでしょう。

この楽しさ、いまやめったに味わえないものです。こんなおススメの遊具を発見できるのが荻野運動公園です。

ロングスライダーはスムースな滑りに注目!

ゆるやかなカーブを描きながら丘を駆け下りる荻野運動公園のロングスライダー。グリッサンド滑り台に更新となると、一気にスムースに滑り下りる爽快感に期待したいところです。高分子量ポリエチレン素材が気持ちよさに貢献するグリッサンド滑り台。

隣に誕生したあつぎこどもの森公園とは、公園としての存在のテーマが違う荻野運動公園で、ロングスライダーに関してはガチ対決とでもいえる状態になっています。

長さなら日本一として生まれたあつぎこどもの森公園に軍配があがります。滑りそのものは、どちらもグリッサンド滑り台の特徴を生かした爽快さが狙い。それでも森を駆け抜ける風景と周囲の街を含めた眺望と滑走中の雰囲気は相当違います。

荻野運動公園のロングスライダー滑走動画

日本一として生まれた、あつぎこどもの森公園のほうも動画を見てみましょう。

長さを含めて印象はかなり違います。いずれにせよ、どちらを選ぶかでなくどちらも楽しみたいと思えるロングスライダーです。

あつぎこどもの森公園のロングスライダーやグリッサンド滑り台の詳細へのリンクは関連記事をご確認ください。

滑りのおかわりについても、大階段だけでなくアスレチックなルートも備わっています。こちらも随所からの展望が楽しめる点は、荻野運動公園ならではの特徴といえるでしょう。

荻野運動公園の諸施設は充実!

運動施設
体育館
屋内・屋外プール
競技場
テニスコート

どれもが規模も大きく、充実した内容の運動施設。スタンド付きの大きなグランドもあるのですから敷地に占める割合は圧倒的。それでも遊具のユニークさのお蔭で、決して侮れないのが荻野運動公園の子どもの遊びです。

飲みものやおやつは売店で(体育館内)

同様に体育館も立派なものです。ただし、スポーツのためにやってきた人でなくとも覚えておきたいのは、体育館内には売店があるということ。おやつ、飲みもの、軽食など公園でじっくり遊ぶためのサポートはばっちり。

多目的広場はひろびろ!自由に遊ぶ他にも…

広い芝生と、植物が植えられた斜面地からなる多目的広場。芝生では思い思いに自由に遊べます。

パルクール・サンデ(いきいき健康広場)で健康維持

芝生の傍ら、健康器具が並べてあるのはパルクール・サンデ(いきいき健康広場)。ひとところにまとまって、いろいろな種類の器具があります。真剣にやればしっかり機能を果たしそうで、かつ効果的そう。

健康器具コーナーのある公園は珍しくないものの荻野運動公園パルクール・サンデはどこか面白さがあって、子どもがちょっとさわって楽しめるものでもありそうです。

ロングスライダーは斜面に設置、隣には大階段!

ロングすべり台がある斜面も、多目的広場の一画ということになります。すべり台の傍らのアスレチックな通路の他に、大階段も設置されています。

その手前には、これまたユニークな形のハンモックが! 芝生の周囲のサブトラックは1周200 mで、ランニングコースなどとして自由に使えます。

暖かい季節には野草園で森林浴も

野草園は入口の管理棟で受付をすれば、無料で利用できる200種類、8万株ほどを集めた植物園。森の中を周遊する森林浴の場でもあります。冬期はお休みになります。

開園期間:3月1日~11月30日
開場時間:9時~16時30分

荻野運動公園を訪れるには(アクセスについて)

住所:神奈川県厚木市中荻野1500
問合せ先:046-225-2900
開園時間:8時30分~21時
休園日:なし

体育館、プール、競技場、テニスコートなど有料施設、野草園は月曜日(休日の場合営業)、休日の翌日、年末年始(12月29日~1月3日)は休業

厚木市の郊外に広がる田園風景もこの辺りまで。この先はどんどん丘陵地帯になって行きます。やはり、自動車の利用が便利な公園です。直接運行するバス便は日祝日のみ。しかも2時間に一本ほどのダイヤです。時間も30分ほどかかります。

とはいえ近隣市街地や宮の里の住宅街までは、頻繁にバスが運行しています。平日10分ほどで辿り着く近くの停留所を利用するならば、沢山の便があります。

【自動車を利用する場合】

駐車場:無料(520台)

第1駐車場はメインエントランスのところ、体育館の目の前

第2駐車場、隣に第3駐車場あり(あつぎこどもの森公園駐車場として併用して使用)

最寄インターチェンジ:圏央厚木(首都圏中央連絡自動車道)約6 km

厚木市街地を抜けないため、距離も近い圏央厚木を利用するのがスムースです。ただし東名高速厚木インターからの場合でも、インターチェンジからの距離にして3 kmほどの違いに過ぎません。

市街地付近の混雑を考えなければ、東京方面から向かう場合、東名厚木ルートのほうが最短距離でアプローチできます(圏央道と東名高速のジャンクションは厚木インターのすぐ近く)。

名古屋・静岡方面の西側からやってきたならば、圏央道を利用するのは距離だけ見ればあきらかに遠回りです。

【公共交通機関を利用する場合】

最寄り駅:小田急小田原線本厚木駅よりバス便(約30分)
最寄バス停留所:荻野運動公園(神奈川中央交通荻野運動公園経由宮の里線)
バス料金:340円(IC運賃同額)、小学生以下170円
(料金を払った人ひとりにつき6歳未満2人まで無料、1歳未満はいずれにせよ無料)

日祝日のみ9時から17時にかけて行き帰りとも2時間に一本ほどの運行になります。

平日にバスを利用するならば、公園東側を運行するルートの「稲荷木」、西側を運行するルートの「宮の里東」、どちらかの停留所から10分前後歩くことになります。この場合、10系統5つの行き先があり、多数が運行しています。本厚木駅は北口の乗場の他、宮の里東を目指す一部の路線以外は、駅の近くにある厚木バスセンターが始発点になっています。

関連リンク:神奈川中央交通時刻表・運賃案内

厚木バスセンターは本厚木駅北口の東北方向、厚木シティプラザとイオン厚木店に挟まれたバスターミナルです。

厚木市、鉄道駅利用の豆知識

ぼうさいの丘公園より厚木市街地の眺め荻野運動公園、あつぎこどもの森公園よりもう少し市街地よりのぼうさいの丘公園からの眺め

小田急線の駅は「本厚木駅」。ところが川を渡った先には「厚木駅」もあります。本厚木駅は小田急線だけの駅に対して、厚木駅は小田急線と共にJR相模線の駅でもあります。さらに相模鉄道が貨物線で使っている駅にもなっています。

とはいえ厚木駅は海老名市にある駅、ところが、海老名市の中心市街地の駅は海老名駅(小田急線と結ぶ相模鉄道のターミナル駅)、厚木市の中心市街地の駅は本厚木駅です。

ふたつの駅に挟まれているのが厚木駅。ここから厚木市街地に向かうには相模川を越えなくてはなりません。荻野運動公園を目指すための拠点駅はあくまで本厚木駅なのでご注意ください。

まとめ:しっかり整備で気持ちよく使える公園、絶滅危惧種は徹底保護を!

リニューアルとなったロングスライダー。滑りの特徴が生きて、しっかり整備された公園の面目は躍如されていると感じます。複合遊具のコーナーは古典的ながら楽しい遊びが残っています。

冒険デッキ陣屋コンビネーションが更新される計画があったとしたら、今のテイストは絶対に残して欲しい! そんな風に切実に感じさせる得難さがあります。それだからこそ、多く人に遊んでみてもらい、良さを感じて欲しい遊具でもあります。

そして決してなくなることがないよう、保護者の方の見守りと指導を徹底してお願いしたい遊具になります。末永くこの面白さを楽しめることを願いたいものです。

公式サイト:荻野運動公園