現在4歳の息子と2歳の娘の2人育児をしている私も、娘の妊娠中から「二人目の育児は楽だよ」と、友人・姉・母から言われていました。
でも正直に言うと一人目の育児が過酷だった私は「そういうものなのかなぁ」と半信半疑。
そして、実際に下の子を産んでみて感じたことは、子ども二人の育児は確かに大変だけど、二人目の育児だけでいうと一人目の時より圧倒的に楽!ということです。
- 一人目育児は正直大変だったから、二人目の育児が不安だという方
- 二人目育児は楽だと聞いたけど、どんな点が楽なのか知りたい方
上記のように感じている方の参考になればと思い、実際に私が二人目育児が楽だと感じるポイントを7つの場面に分けてみました。
ちなみにこの記事を書いている私はこんな人です。
- 大阪市在住のワンオペ&ワーママ
- 息子4歳・娘2歳・夫の4人家族
- 実母・義両親ともに遠方の核家族
- 一人目は里帰り出産で二人目は大阪で出産。
- 切迫気味だったため産前・産後の一か月は実母と義母に交代で手伝いに来てもらっていた。
①子どもの体調の変化にすぐ対応できる。
やはり、二人目育児が楽だと感じる最大のポイントは一人目の育児で経験したことが生かされる、という点です。
一人目の時は便秘や吐き戻しが少し続いただけで不安になり、検索魔になって何回も解決方法を検索しました。
発熱があると速攻で小児科に駆け込んでいましたし、予防接種も発熱のタイミングと接種時期の兼ね合いをカレンダーとにらみ合いをして調整するのに大変苦労しました。
特に息子の時は身体面で色々と大変でした。
- 吐き戻しが多い。
- 4~5日の便秘は当たり前。
- 男の子あるあるで発熱も頻発。
- 1歳~2歳までの間で高熱から嘔吐が続き脱水になりかけて入院2回。
- すぐ中耳炎になるので家での電動吸引だけでは追い付かず毎週の耳鼻科通い。
- とびひや乾燥かかと割れで皮膚科のお世話になりまくり。
ところが二人目になると、便秘や吐き戻しには『これくらいなら大丈夫だな』と一切動じることはなくなりました。
発熱に対しても『もう少し様子を見てみよう』と心のゆとりが生まれました。
※発熱に関しては娘は息子より回数も少なくて高熱が出ても回復が非常に早いので助かっています。
意味もなく機嫌が悪かった日の翌日に発熱することが多かった息子の経験から、娘の機嫌や様子の変化をつぶさに感じ取ることができ心構えもしやすかったです。
皮膚科もひどくならないうちに早めに受診して軟膏を処方してもらう。
娘の予防接種は早め早めに受けさせて、記憶に残らないくらいのスピードでいつの間にか全て終了(笑)。
息子の時の経験がかなり生かされているなぁと自分でも実感しました。
②育児グッズの無駄な買い物が少ない。
私の場合、一人目の育児で張り切って買ったけど、ほとんど使わずに終わった物がけっこうあって反省した思い出があります(笑)。
新生児期のオムツは思っていたより成長スピードが速くて1袋丸々余らせたり、低月齢時の靴下、帽子、ミトンなどは使わないうちにサイズアウトしたものも幾つかありました。
こういった経験と子育てをしていく段階で得た知識から、二人目育児の時は月齢に合った本当に必要な物だけを買うことができ、無駄な買い物が少なかったです。
- よだれの量は個人差がある。
- 吐き戻しや便秘には個人差がある。
- 新生児期や低月齢時の頭や手はすぐ大きくなる。
- ミトンも必要かどうかは個人差がある。
- 哺乳瓶の乳首も子どもによって好みがある。
- オムツはメーカーによって大きさが違う。
- 我が家の場合、息子は異様によだれの量が多くてスタイは一日平均4~5枚交換が当たり前だったのですが、娘も同じとは限らないので様子見してから買おうと判断。
- 結果⇒娘はよだれがほとんど出ず買っておかなくて正解。
- 新生児期のミトンは息子の時に一回も使用しなかったので、娘にも新たに買うことはせず様子を見て必要なら買えばいいと判断。
- 結果⇒娘も一回も使わなかったので買わずに正解。
- 帽子もすぐにサイズアウトするので、必要になったら買い足そうと思い息子のお下がりで綺麗なものだけをを1~2枚だけストック。
- 結果⇒低月齢期は息子の保育園の送り迎えと子どもの病院関係の時に出かける程度だったので1~2枚で正解。
- 哺乳瓶の乳首も先に買うことをせず様子を見てから決めようと前もって買うことはせず。
- 結果⇒実際に息子と娘では好みが違ったので後から買って正解。
唯一、ガーゼは娘の為に新しく買いなおしたのですが、娘は吐き戻しの記憶は1~2回ほどで大量のガーゼも必要なかったですね。
※吐き戻しが多かった息子はガーゼも大量に消費していましたが(笑)。
オムツ選びもあまり悩まない。
息子はおしっこの量が多くて漏れることが多かったので2歳前の時点でメリーズのビッグでした。
ですが、そこに至るまでに色々なメーカーのオムツを試す⇒漏れる、を繰り返した結果、最終的にメリーズのビッグに行きついた経緯がありました。
一人目育児で各メーカーの大きさや股上の深さ、太もも部分の幅の違いなどを把握していたので、二人目育児では子どもの体格に合わせたオムツ選びがしやすかったです。
娘はおしっこの量もそこまで多くなく、おしりも小さめなので大きいオムツが必要なく2歳の今でもグーンのLサイズで充分。
こういった子どもそれぞれの違いにも無駄な買い物がなくスムーズに対応できるのが二人目育児の楽なところです。
今はお出かけしなくてもネットで買えますしね。
③夜間授乳や夜泣きの負担が一人目より軽く感じる。
息子は新生児期~低月齢期は抱っこしいないと寝ない、背中スイッチで即起きる、という典型的に寝ない子でした。
やっと育児に慣れたきたと思った矢先、4か月頃から地獄の夜泣きが始まりました。
30分~2時間おきに起きるのが生後8か月くらいまで続き体力的にも精神的にも本当に辛かったです。
一人目の育児の過酷さをハッキリ覚えている分、二人目育児に関しても夜間授乳や夜泣きに耐えられるのか、という不安をやはり感じていました。
ですが娘の場合、一人目の時に感じた悲壮感や疲れはさほど感じることなく、いつの間にか過ぎていきました。
もちろん、息子の時と同様に低月齢の頃の2時間~2時間半おきの夜間授乳はしんどかったですし、5か月くらいから始まった夜泣きも体力的にも辛かったのですが、一人目育児で地獄のようなしんどさを経験しているので、そこまで動じなくなっていました。
慣れってすごいですね(笑)。ありがとう息子!
(※これに関しては個人差があるとは思いますが。)
④程よく手抜きができる分、余裕のある育児が出来る。
余裕のある育児の程度が分かりやすいように、一人目育児と二人目育児の時の子どもに対するの対応の違いを分けてみました。
- 泣けば秒で駆けつけて抱っこ。
- ちょっとでも「うぅぅぅ~」という声が聞こえればダッシュで様子を見に行く。
- 泣いていないのに「はっ!今泣いてる声が聞こえる!」となぜか泣き声が聞こえた気がして、ご飯中でも急いで見に行く。
- ミルクやおっぱいの授乳間隔をキッチリ守る。
- 全ての一挙手一投足が気になって家事が手につかない。
- 生活リズムをキッチリ守りたくて外遊びのタイミングを逃す日々。
- 『寝ているのをわざわざ起こして授乳しなくてもいいか。』
- もうそろそろ2時半くらい経つけど『泣いてないから息子のお迎えの後にミルクでも大丈夫そう。』
- ちょっとくらい泣いていても『上の子のお世話が優先だから少し泣いて待っててね~。』
- キリのいいところまでご飯の下ごしらえをしたいから『今は抱っこ出来ないよ~。』
- 生活リズムを気にしすぎていたら上の子の外遊びに行けないので、神経質にならなくなる。
二人目育児では息子の時には考えられなかった程よい手抜きができたので精神的に楽でした。
娘に関しては「ちょっとくらい大丈夫大丈夫~」と余裕のある育児が出来ています。
※もちろん娘もギャン泣きしますし大変な時は戦争のようになります(笑)。
でも、娘の時はどうやったら少しでも長く寝てくれるか、自分の負担をいかに少なくするかを考える余裕ができていました。
息子の時は完母にこだわっていましたが、娘の時は粉ミルクや液体ミルクを積極的に取り入れて身体的負担をできるだけ回避。
自分が疲弊して倒れないような工夫をしていました。
そして娘の場合、低月齢期はセルフねんねをする子でもあったので、抱っこする回数が息子よりも圧倒的に少なく楽でした。
(※これについても個人差はありますよね。)
⑤離乳食を頑張りすぎない。
娘を妊娠している時から密かに面倒臭いなと思っていたこと、それはスバリ『離乳食作り&食べさせる』ことでした。
いつかやってくるであろうこの作業を思い出すと憂鬱になるので、なるべく考えないように5か月まで過ごしました(笑)。
当たり前ですが、いくら考えないようにしていても娘は成長するわけで、母乳やミルクだけでは栄養が足りなくなる時期が遂にやって来ました。
離乳食の開始時期は曖昧にスタート。
息子の離乳食はキッチリ5か月になってから始めましたが、娘からは『そろそろ始めなきゃいけないけど面倒だなぁ』という気持ちが先行してしまい(笑)、始めた時期は5か月のいつからだったか、かなり曖昧にスタートしました。
離乳食の内容も神経質にならなくていい。
離乳食の内容も大まかな順番を把握しているので、『コレとコレは多少前後しても大丈夫だよね』という風に肩の力を抜いてできました。
息子の時は時間や食べさせる順番、量、月齢に応じた潰し方などキッチリ守っていたのですが、娘に関してはいい意味で手抜きが出来ていました。
離乳食は無理に食べなくてもいい。
離乳食で何に悩むかというと『食べない』という壁にブチ当たって疲れてしまことですよね。
息子の時も、よだれダラダラだった割にはいざ始まると仰け反って拒否しまくりで全然食べませんでした。
それでも、『ご飯を食べるという行為を続けることが大事』という子育てサイトに書いてある事をまじめに実行していた当時の私。
暴れて散らかされて食べないと分かっていながらも、律儀に毎日離乳食を作って出していました。
一口食べてギャン泣きしておっぱいを求める息子と格闘していた日々を克明に覚えているので、娘には『どうせ食べないよね。無理して食べなくてもいいよ』という気持ちで最初から出していました。
この時点で一人目の育児と比べると楽です。
ところが、娘は普通に食べる子で、文句も言わず出されたものはとりあえず食べるという優秀な子でした(笑)。
もちろん、初めて食べるちょっと酸味のあるものや少し苦みを感じる野菜などはウェッという表情をして食べない時もありましたが、大体のものはペロリでした。
そして何も困ることがなく順調に離乳食完了しました。
※むしろ2歳になった今の方が好き嫌いして食べないものが多いです(笑)。
子どもそれぞれの個性だとも思いますが、最初から『食べさせないと!』という気合を入れずに離乳食を進めていけるので楽でした。
離乳食づくりも無理しない。
上記のように一人目育児で、‟どうせ食べないだろう精神”が根付いているので離乳食づくりも二人目に関しては頑張りすぎることもありませんでした。
手作りで頑張って作っても、投げられたりギャン泣きして一口も食べないという光景を見てしまうと精神的にキツイですよね。
その精神的ダメージを少しでも軽くするために、離乳食の初期はベビーフードも大いに活用しました。
食べるようになってきたら作り置きしてフリージングしてストック。
面倒な食材の時はベビーフードにして作り置きの食材と組み合わせたり。
どう考えても≪ゴボウの釜めし≫≪ひらめのリゾット≫≪鯛のアクアパッツア≫なんかは、上の子がいて手がかかるのに私は作れないんですよね(笑)。
ベビーフードを上手く使いながら、罪悪感のない程度に楽しながら離乳食を作る、という事ができたので二人目の離乳食も苦にはなりませんでした。
⑥汚れに対して寛容になる・あまり気にならなくなる。
一人目の時には神経質になる食事中の汚れやよだれ汚れですが、慣れている分、二人目の育児はさほどイライラしたり神経質にならなくなりました。
部屋の散らかり具合もそうですが、子どもの外遊びの時の汚れも、確実に一人目の育児の時より寛容になったように思います。
もちろん、身の回りの子どもたちのお世話や、「抱っこ抱っこ!」「ママ見てー!」攻撃が激しくていちいち気にしている暇がない、というのもあります。
ちなみに、私が最もイライラスイッチが入るポイントがご飯の食べこぼしがテーブルと足元に散らかっている時。
その次にイライラスイッチが入るのが足の踏み場がないほどのオモチャの散らかり。
なぜか外での砂や泥での洋服や靴が汚れるよりも、イヤイヤ期の癇癪で大泣きされるよりも、食事中の汚れに何よりもイラっとします。(※こちらも個人差アリ。)
息子の時には食事の散らかり具合がすごかったのでレジャーシートを敷いていましたし(レジャーシートからもはみ出す時あり)、エプロンをしても隙間から汁物が襟元に染みてくるし、毎日イライラ(笑)。
修行僧のように『我慢我慢』と自分に言い聞かせても何回か爆発していましたが、息子4歳・娘2歳になった今は若干マシになりました。
それでもこのイライラスイッチはどうしても許せない時は今でもパチッと入りますが(笑)。
⑦わが子の成長スピードに一喜一憂せず、ゆったり構えることが出来る。
一人目育児あるある・・・それは同じ月齢の子や月齢が近い子とわが子の成長スピードを比較して勝手に落ち込んだりすること。
私も息子の成長スピードが平均的かそうでないかいちいち調べていましたし、出来ること・出来ないことをいつの間にか同じ保育園の男の子たちと比較していました。
子育てサイトで同じ月齢のお子さんがいるママさんや先輩ママさんに相談したこともありました。
子どもには個性があるから出来ることには差がある、ということを頭では分かっていてもやはり気になってしまうのが一人目育児あるある(笑)。
でも、息子が2歳前後になる頃にはそんな比較もあまりしなくなっていました。
それは、赤ちゃんの頃にあった数か月の月齢の差が縮まってきて、男の子も女の子も同じように出来ることが増えるからです。
結局、月齢ごとに出来ることのスピードの違いはあっても、ある程度の年齢になると数か月の違いなんて普通にひっくり返るのを目の当たりにしてきました。
二人目育児では、周りの子と比べて一喜一憂することもそれほどなく、ゆったりと構えてわが子の成長を見守ることが出来ます。
逆に、上の子との性格の違いや出来ることの違いなどには驚かされることばかりで見ていてとっても楽しいです。
2人育児の点で言うと、もちろん大変なことも多い!
- 上の子のケアが大変!
- ケンカが多発!
- ママの取り合いで大変!
- 危険度が2倍!
これら4つのことはいくら二人目の育児が楽でも大変なことが多いですね。
上の子のケアは本当に大切で蔑ろにしてはいけないな、と今でも思っていて意識するようにはしています。
ですが、娘が0歳~1歳の赤ちゃんだった頃とは違い、娘も言葉を理解しているし自我が芽生えてきた年齢にもなったので、最近は娘も息子も同じように叱って同じように褒めるようにしています。
食べ物の取り合い・オモチャの取り合い・テレビのチャンネル争い・ママの取り合いは日常茶飯事!
どちらにも角が立たないように収めるのが割と大変な時も多いです。
危ないことも二人だとテンションが上がってドンドンやってしまうので危険度が2倍!
外に出るとヒヤヒヤすることが多くて何かしらで毎回怒鳴っています(笑)。
寿命が5年は縮んでいると思うのですが、そういった意味でも大変なことはやはり多いのも事実です(笑)。
まとめ
大変なことも多いですが、やはり二人目の育児は一人目よりは楽にできています。
育児に対する知識や経験が生かされる分、程よく手を抜きながらできるのが大きいですね。
もちろん、上の子よりも手のかかる子もいるとは思いますし、二人とも同じくらい大変な場合もあるとは思います。
ですが、一人目の時よりも子育てをする上での素早い判断と行動が二人目育児ではもっとできるようになっていると思います。
現在2歳の娘と4歳の息子は二人で遊ぶ時間も増えてきて、それぞれで一人遊びもしますし、以前にも増してグッと楽になりました。
そして、二人目の育児が楽に出来ているからこそ見えてくるものがありました。
息子と私の1対1でワンオペ育児をしている時よりも圧倒的に癒されることが増えたし楽しさも倍増したことです!
とにかく息子と娘が仲良くキャッキャッと戯れている姿を見るのが癒し効果抜群です。
二人目の育児を不安に思っている方も、一人目の育児で経験した頑張りは二人目の育児でもきっと生かされると思います。