愛知県豊川市の市街地の西側にそびえる山。それを丸ごとひとつ公園にしています。山の北側と南側の裾野どちらでも、存在感たっぷりの大型遊具で遊べます。子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。
東三河ふるさと公園のあまりのスケールの大きさには、圧倒されるものがあります。遊び場は北側と南側にある公園入口から少し進んだ先、ただ双方の連絡は山を登って、下山することになります。子どもと遊ぼうと思ったら、往来はあまりに余計な手間のように感じそう。
ですから、それぞれの入口に向かえばよいものの、公園すべての遊具で遊んでみたいと思うならば、少しやっかいなことになります。なぜなら頂上付近にも、アスレチックテイスト溢れる興味深い遊び場があるからです。
東海道の本陣だった御油宿跡が、公園の北側にあります。ここには天然記念物となる、御油の松並木などの旧跡も残ります。そうした、宿場町の面影を残す街のほうにあるのが、御油側の入口。こちら側から向かう遊び場は、東海道をイメージした東三河あそび宿が中心です。
いつものように独自に撮影した写真を満載して、まずは東三河あそび宿と、その途中にある遊具。そして頂上付近となるピクニック園地に、御油側から向かう様子を、人気の遊び場へのお出かけに役立つようガイドします。
子どもが大型遊具で遊べる御油側と東三河あそび宿をしっかり解説!
東三河ふるさと公園は、いまだ拡張予定の残る公園。ふたつある公園口のうち、2006(平成18)年に先に開園していて御油(ごゆ)側と呼ばれる界隈は、確かにこの辺りだけでちょっとしたひとつの公園のようでもあります。
東三河ふるさと公園となる山があって、大きな池のある修景庭園や東三河あそび宿と小さめな遊具のある桜の広場からなる御油側、遊具中心の憩いの広場のある御津側が南北の裾野にあります。
ふたつを連絡する周遊路や山に分け入る散策路(山道)が複数ルートあるため、園内を行き来することも、とりあえず可能といった趣。また山の頂上付近に展望台や別の遊び場があり、主に御油側からのルート上に、一定のテーマで整備された場所がある状況です。
- 東三河ふるさと公園(ひとつの山)の概要
- 御油側
- 街の広場(管理棟を含むエントランス)
- 桜の広場(ちょっとした遊具のある広場など)
- 修景庭園
- 三河郷土の谷(ビオトープ)
- 東三河あそび宿
- 御津側
- 憩いの広場(遊具広場)
- 頂上付近
- 展望ツツジ園
- ピクニック園地
- 周回路にあるスポット
- 梅の広場
- 三河山野草園
- ロックガーデン
- 未拡張地
- 東側の拡張予定地
御油側の遊びと施設、頂上付近や、そこに至る途中のスポットを、ひとつづつみてみます。
芝生のわらべの広場を見下ろす砦が雄大な東三河あそび宿
東三河ふるさと公園の御油側で圧倒的な魅力がある遊び場は、東三河あそび宿です。ごく簡単にいってしまえば、3つの大型滑り台で遊べる、山裾の展望のよい広場ということになります。
大型の幅広滑り台は斜面を生かして道具なしでも急滑降
とはいえ、入口の門のところに立てばすでに、奥のほうにある砦を無視することはできません。ただならぬ公園にきてしまった! と気持ちがさざめき立つようです。
それでも落ち着いて目の前をみると、門からすぐのところに斜面をそのまま利用する、ワイドスライダーがあります。芝生の斜面は芝ソリで使われたりします。そんな道具がなくても、こんな風に簡単に滑れるようになっているのは、とても便利です。
滑走面はグリッサンド素材でしょう。動摩擦係数がテフロンに次いで低い特徴の素材は、一気に気持ちよく滑る手助けになります。グリッサンド滑り台については関連記事をご参照頂けます。
巨大な木の骨組みはネットで渡る冒険
渡しの砦と名づけられているのは、木組みの大きな建物。
壁もなく、基本的に床もありません。
そこにネットの道が渡されていて、どんどん上っていくものです。
上った先の最終目的はふたつ。ただし手段は同じで滑り台での脱出です。
チューブスライダーは、途中でカーブする長めのタイプ。
急降下を楽しみたいものに分類されるでしょう。チューブの色が薄く白いので、光の透過性は充分。明るい滑りです。
もうひとつはローラー滑り台。
旋回こそしていないとはいえ、かなり回り込んでいます。
このくねりかたは、なかなか面白いです。一旦森のほうに向かうと思いきや眺望が開けて終了! こういう変化を楽しめるのはローラー滑り台ならではです。
ネットの道そのものは、それほどアクロバティックではないです。小さな子どもでも挑戦できる程度。危険は見当たりませんが、勇気は試されるかも。
東三河あそび宿が宿場をテーマにしているというのは、東海道ジャンケンポンのところ。
東三河地区の、かつての宿場町の絵がはめ込まれた石碑が、渡しの砦まで並べてあります。ジャンケンポンというのですから、丸い石が敷かれているのは意図的なものでしょう。
ワイドスライダーの先は、自由に遊べる広い草地のわらべの広場です。
東三河あそび宿までの道
御油側から東三河あそび宿に向かう途中にも見どころがあります。道筋には立派なトイレも!
さすがは県立公園らしい充実ぶりです。身障者対応だけでなく、子供連れにも、しっかり対応しています。
街の広場と公園管理事務所
ある意味こうでなくては不正確。けれどもちょっと不思議な感じで、街の広場は示されています。東三河あそび宿からの方向に看板があり、門のすぐ先が徒歩ルートの公園口になる階段。
さらに先のほうに管理棟が立っています。駐車場脇の御油側メインゲートからなら、建物の裏手からやってくることになります。
管理棟には公園管理事務所があるだけでなく、休憩スペースもあれば、ゲームのような遊びも置いてあります。
当然のようにゲーセンにあるようなものでなく、素朴なものです。
いろいろな催しの拠点にもなったりする場所です。もちろんトイレなども完備。
管理棟休館日:年末年始(12月29日~1月3日)
街の広場から階段を上ると修景庭園
管理棟や門のところにある階段を上ると修景庭園です。橋で渡る小さな浮島や、六角堂などを背景とし、デッキからゆったり眺められる池がある場所です。
桜の広場付近にちょっとした遊具
東三河あそび宿は街の広場からは、少し離れています。また坂も上ります。その点隣接している桜の広場にも遊具があるのは、便利でうれしいところ。
ほどほどの大きさのコンビネーション遊具もさることながら、点在する小技の利いたものが、幼児の遊びにはピッタリです。ある意味、東三河あそび宿まで行かずとも、満足できそうなユニークさです。
しっかりとグリップできるブランコ? のような遊具も楽しげ。いかにも幼児向けとカタログにのっているようなものでなく、しっかりとセレクトしたお蔭かインパクトあります。
さりげなく佳品が揃う遊具広場でもある桜の広場。名前の通り季節には、花見のスポットでもあります。
こちらも見過ごすことなく、チェックして頂ければと思います。
街の広場の隣で、通常は通り過ぎる場所ではないです。修景庭園を複雑に迂回するとパスすることもあり得ます。そして東三河あそび宿に向かい、そこから山に上って、帰り道をショートカットすると、ここには戻ってきません。
三河郷土の谷からなど、山中のショートカットは随所に
小さな水車小屋のあるところなど、ビオトープが設けられているのが三河郷土の谷。
周回路からさらに山中に分け入る道があったりします。こういうショートカットは公園中に存在します。
東三河あそび宿(標高60 m)からピクニック園地(標高180 m)へ
こうした道筋を少々すすみ、標高が60 mになろうかという辺りが東三河あそび宿。そこから周回路は、折り返すようにして山の上に向かっていきます。
迂回路は三河山野草園(標高110 m)付近で合流
東三河あそび宿から、梅の広場(70 m)を抜けるルートの他にも、頂上付近に進む道はあります。いろいろ張り巡らされた山中の道のことでなく、しっかり舗装された道です。
御油側の駐車場脇メインゲートから街の広場を通らず、修景庭園の裏を抜けるやや急な近道は、三河山野草園の手前で合流します。
ロックガーデン(標高137 m)は岩場を周遊
さらに少し先にあるのがロックガーデン。大きな岩がたくさん並んでいます。ただ岩場を歩くのではなく、ちゃんと道はあります。
三河山野草園とロックガーデンをショートカットする山道は、割合とっつきやすいです。体験版としてはおすすめです。
ある意味ロックガーデンの本筋は、三河山野草園の裏を抜けるこちら。
山道を通り、ロックガーデン内をうろついてみるのが楽しみ方。周回路のほうがショートカットです。
展望ツツジ園(標高190 m)に向かえば園内随一の絶景
東三河ふるさと公園で、山を登ってみるひとつの目的は展望ツツジ園。ロックガーデンと三河山野草園を結ぶ、山道から分岐する樹林トンネルコースが、実は近道。
山道を出来るだけ避けたいならば、ロックガーデンから少し上ったところからでも、このルートに合流できます。展望ツツジ園には2層の展望台。ツツジに囲まれる園内最高地点は、徳川家康の本拠、岡崎城へ鐘による伝令のため、遠見の見張り役がいたと云われています。
この場所が遠見山というのも、それが由来と伝わっています。大きく迂回することになる周回路で向かうと、分岐からはピクニック園地も展望ツツジ園もあと400 mです。
ピクニック園地へ
さて、子どもと一緒にここまで山を登って来るならば、むしろお目当てはピクニック園地。山登りの甲斐はあり! のアクティブな遊び場。ここまで来れるからこそ、楽しめる場所でもあります。
ピクニック園地については、もうひとつの入口、御津側の遊具についての関連記事で合わせて、詳細をご紹介します。
三河ふるさと公園御油側を訪れるには(アクセスについて)
住所:愛知県豊川市御油町滝ケ入11-2
連絡先:0533-87-9301
開園時間:7時〜18時30分(10月〜3月は17時30分まで)
豊川市の中心市街地の西側、やや北のほうに位置しています。東名高速道路でいえば音羽蒲郡I.Cに近いほうです。
公式サイトからの引用
車でお越しの場合
東名高速道路 音羽蒲郡ICから約15分
東名高速道路 豊川ICから約25分
公共交通機関でお越しの場合
名鉄本線 国府駅下車 徒歩約25分
御油駅下車 徒歩約15分
※駅からのバスの運行はありません。ご了承ください。
この辺りでは国道1号線は豊川の中心市街地の南を抜け、公園の北側に向かっています。
御油側はバスは運行していません。国道23号線バイパスを工事中の、今は険しい峠に続く御津側にコミュニティバスの停留所があります。こちらも御津側の関連記事をご参照ください。
【自動車を利用する場合】
駐車場:無料(普通・軽390台)
御油側の駐車場は北駐車場になります。御油側メインゲートのところが第1駐車場。
自動車でのゲート入ってすぐ左に第2駐車場があります。さらに少し歩くとメインゲートです。
左でなく右に向かうと広い第3駐車場です。一番遠い駐車場ながら手前のほうなら、第2駐車場とさほど変わりません。
最寄インターチェンジ:東名高速道路音羽蒲郡(約15分)
豊川方面から国道1号線で岡崎方面に向かった先、追分の交差点を左折した場所です。豊川市街地から追分に向かう道もあります。逆に東名高速のI.Cでより近い、音羽蒲郡からは豊川の市街地に向かうことになります。そのため中心市街地を抜けることもないです。
【公共交通機関を利用する場合】
最寄り駅:名鉄名古屋本線御油駅(御油側メインゲートまで約1.5 km)
御油側入り口は東海道が通る方面で、市街化しているのはこちら。けれどもバス便はありません。公園までは最寄駅から徒歩です。公式サイトでは15分という案内、それは公園管理事務所までと考えられます。
自動車で向かうルートで、駐車場のあるゲートまでなら坂を上って20分ほど。ただし、歩いて向かったならば、手前から階段を上れます(迂回路のスロープもあり)。
この階段手前までで900 mほどです。階段を上ったならば管理棟のある街の広場。右側の管理棟に行かずに左側のゲートをくぐれば、東三河あそび宿に向かえます。
まとめ:雰囲気たっぷりの遊び場、ユニークな遊具、けれどもまだ半分
山の向う側とはいえ御津側が開園したことで、遊び場としても宿場ムード溢れる東三河あそび宿、加えてちょっとしたユニーク遊具なだけの公園ではなくなりました。ただし、もともとの市街地はこちら。開園当初からの姿だけありこちらが本体とはいえ、あちらがわも気になる公園。この内容にしてまだ半分、ならば全容も関連記事をご参照ください。
公式サイト:公園にあそびにいこう!東三河ふるさと公園