大きな遊具やさまざまなフィールドアスレチックに加えてポニーの乗馬まで無料! 東京都江戸川区にあるなぎさ公園、富士公園は、子どもとじっくり1日遊ぶのに覚えておくといいです。
子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思えた場所をご紹介しています。市街地真っ只中にあり、便利に使える公園。そしてそんなロケーションであっても、スケールも大きなもの。
なぎさ公園、富士公園は総合レクリエーション公園の一部
名前を挙げているふたつは、道路で区切られたそれぞれの区画の名前になっています。なぎさ公園、富士公園はどちらも、江戸川区が設置する総合レクリエーション公園の一部です。
なんと東京メトロ西葛西駅前付近からなぎさ公園まで、約3 kmに渡って園地は続いています。ただし街中だけあって道路で区切られて連なっている状況。
東京の23区部の中では、都心部ではなく、最も東に位置する江戸川区。なぎさ公園が面する川の向こうはもう千葉県。どんな地域かといえば、もっとも端まで来ても、住宅が中心の密集市街地。
イトーヨーカドー葛西店のあるアリオ葛西や、島忠、オーケーの店舗、スーパー銭湯湯処葛西なども近接しています。
商業施設は行政の提供する場所ではないです。けれども、お出かけスポットとしてはまとめてひとつのようなもの。かなり充実しています。
総合レクリエーション公園と周辺エリアのレジャー一覧(おおよそ北西から南東へ) | |||
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場所 | 名称 | どんな遊び場? | 料金 |
総合レク公園 | 子供の広場 | 恐竜の形の遊具 | 無料 |
江戸川区球場 | 野球場(ナイター設備) | 有料 | |
虹の広場 | 噴水広場 | 無料 | |
西葛西少年野球広場 | 野球可能な広場 | 予約有料 | |
隣接公園 | 清新町緑地 | 散策 | 無料 |
新長島川親水公園 | 水辺の遊び | 無料 | |
総合レク公園 | 新田の森公園 | 冒険広場 | 無料 |
隣接公園 | 新左近川親水公園 | ボート乗り、デイキャンプ | 有料 |
散策 | 無料 | ||
総合レク公園 | 葛西防災公園 | テニス、多目的コート | 有料 |
遊具 | 無料 | ||
南葛西少年野球広場 | 野球可能な広場 | 予約有料 | |
ファミリースポーツ広場 | 幼児遊具、壁打庭球、運動広場 | 無料 | |
相撲場 | 有料 | ||
フラワーガーデン | 洋風庭園(バラ園) | 無料 | |
富士公園 | アスレチック遊具 | 無料 | |
バーベキュー場 | 有料 | ||
なぎさ公園 | スポーツ広場 | 有料 | |
大型遊具、ポニーランド | 無料 | ||
ショッピングモール | イトーヨーカドー、島忠、湯処葛西 | 買い物、飲食、入浴 | 利用は 有料 |
総合レク公園は総合レクリエーション公園を略しました
隣接の緑地と公園を含めてかなり広い範囲です。このスポットはもっと拡大して考えれば、緑道で繋がっている葛西臨海公園まで含めてもいいでしょう。首都高速湾岸線で隔てられた葛西臨海公園は、大きな観覧車と葛西臨海水族館でよく知られた場所です。
さらに河口部の葛西臨海公園から旧江戸川沿いに河川敷の公園、緑地帯をさかのぼれば大きな倉庫街と住宅街を取り囲んでなぎさ公園まで緑地が繋がります。
近隣の潤いのため大きな役割を果たすエリア。けれども、無料で子どもと遊ぶというテーマならば、総合レクリエーション公園での注目は、なぎさ公園、富士公園でしょう。
子どもと大型遊具で遊べるなぎさ公園、富士公園をしっかり解説
総合レクリエーション公園の一番東側にあるのがなぎさ公園。江戸川の河川敷に隣接し、アリオ葛西などのショッピングセンターもすぐそこです。
ここに大型遊具が設置されています。ポニーに無料で乗れる、なぎさポニーランドがあるのもなぎさ公園になります。
道路を隔てて富士公園があって、アスレチック遊具が充実です。他にデイキャンプのできる設備もあります。さらに西側に道を隔てて芝生広場やフラワーガーデンがひろがります。
フラワーガーデンは、東京を巡る主要な環状道路となっている環7に面しています。なぎさ公園からフラワーガーデンのエリアには、ちょっと知っておきたい乗り物があるのです。
パノラマシャトルの利用も楽しい!
総合レクリエーション公園の中でも、東側の遊び場がぎっしり詰まったエリアには、パノラマシャトルという園内バスが運行しています。
一日乗車券が一回券と、さほど変わらない料金になっています。利用するのであれば、一日券でどんどん利用するのがよさそうです。
乗車しないからといって不便とまではいいません。けれども走っているのを横目で見て、乗らないという訳にもいかなそうな雰囲気はあります。
- 乗車料金:
- 【一回券】大人200円、子ども100円、シニア100円
- 【一日乗車券】大人250円、子ども150円、シニア150円
- 【回数券】額面1,200円を1,000円で販売(新左近川ボート場と共通利用)
大人とは中学生~65歳未満、子どもは3歳~小学生、シニアは65歳以上(要年齢確認)、3歳児未満と障害者手帳の提示の場合、本人と介助者1人は無料。運行はだいたい1時間に一本のペースです。公式ページの時刻表をリンクします。
時刻表リンク:夏季時刻表(4月1日~9月30日)、冬期時刻表(夏季以外)
幼児用の複合遊具はファミリースポーツ広場に
パノラマシャトルの一番西側の乗り場は、フラワーガーデンにあります。そこから環七を渡ったファミリースポーツ広場には、幼児用の複合遊具があります。幼児や小学校低学年の児童と遊ぶ場合は、こちらもチェックしておいて下さい。
大きな遊具や無料で乗馬ならなぎさ公園へ
なぎさ公園にある複合遊具はなかなかの規模。悲しいことに富士公園のかつての売り物だった大きな吊り橋遊具は、放火によって橋が落とされてから、修理されることなく撤去されてしまいました。
それ以来、チューブ型と一般的な形のふたつの長い滑り台がある遊具が、最も大きなものになっています。
滑走面の素材がステンレスで形状はよくあるものなすべり台は、スタート地点がこのコンビネーションで一番高い位置!
形は一般的でも長さが少しあるところがちょっと違います。上に立てば遊具全体を見下ろせます。対象年齢は6才から12才。コンビネーションの中には、幼児のための滑り台もあります。
こちらは対象年齢は3才からに。迫力の長めのライドも、ちょっとだけトライといった短めのもの。子ども年代が、それぞれに楽しめる組み合わせです。
雲梯を渡り切るのは、誰にでもとはいえず厳しめのルート。こうした挑戦も忘れてはいません。
雲梯を腕で渡らなくとも、困ることは何もありません。ただのゲートみたいに通り抜けてもいいです。
低い位置のザイルネット渡りもあったりします。揺れる橋なので見た目より面白みもあるでしょう。特にサイドの手すりに摑まれるならば、簡単なほうです。
吊り板で渡るほうは難易度は低いか。ゆらゆらしているのは面白いはず。いろいろなアプローチが可能です。
ちょっと高めの難易度の部分も用意されています。遊び甲斐はどの世代でも感じられそう。大型コンビネーション遊具の組み合わせの周辺には、さらにチャレンジになる遊具もあります。
五面が違う種類の横渡りになっているものは、遊具というよりも充分アスレチックなレベル。
最難関になりそうな吊り輪の渡りも組み込まれています。これも硬軟取り混ぜた感じ。
山型に立て掛けられたラダー。サイドの台にのぼるだけでもかまわないもの。けれども小さな子どもも頑張っています。
付添の大人の休憩所なのか、砂場の見守りスペースなのか、はっきりしないパーゴラ風の場所。日よけが行き届いた配慮を感じます。
なぎさポニーランドの利用について
まるで高原での体験のような気持ちになる! ポニーの乗馬も無料です。休日はとても人気があるようです。整理券配布になることもあります。
どうしても利用したいならば事前にチェックして計画を立てた方がいいでしょう。またポニーを見るだけでもいいのです。
利用料金:無料
対象年齢:小学生以下
乗馬時間:10時~11時30分、13時30分~15時(夏季は午後は休業)
夏季とは7月15日から9月15日の間の期間です。
休園日:月曜日(祝日の場合翌日)、年末年始
パノラマシャトルはなぎさ公園の丘をぐるりと周遊
パノラマシャトルはなぎさ公園の丘を登り降りしながらぐるりと周回します。
園内バスの遊覧のハイライトになっています。
デイキャンプも楽しめる大都会の憩いの場、富士公園
大型の吊り橋遊具の焼失後、ますます自然に親しむ憩いの場の雰囲気になってきた富士公園。
有料のスポーツ施設などの管理もする富士公園サービスセンターも、なぎさ公園と富士公園の間の道沿い、富士公園側にあります。
子どもと遊ぶために総合レクリエーション公園に出掛けるならば、サービスセンターの裏にある富士公園駐車場が一番便利でしょう。
サービスセンターの建物横には、アイスの自動販売機もあります。
身障者用のトイレもあります。けれども、最新の多目的トイレとまでは行きません。子ども同伴の利用設備もありません。
ただサービスセンター横のトイレならば子ども用の便座とか、
サイズの小さな小便器はあります。公園内どこでもある訳ではないので、チェックして置いて下さい。
富士公園のメインの遊具は、木製のアスレチック遊具が4種類。
一番難しそうなのが、細いロープ一本の吊りの橋。
それから大小ふたつの滑り台と砂場があります。
放火という不幸な出来事で吊り橋を失って以来、富士公園のダイナミックな魅力が失われたのは否めないことです。
キャンプ施設は本格派です。利用はデイキャンプのみで区画使用は有料です。
かまどでの調理も炊事もしっかり設備が用意されています。
幼児向けながら多機能!ファミリースポーツ広場の遊具
なぎさ公園・富士公園の比較的近くには、総合レクリエーション公園のさらなるスポット、ファミリースポーツ広場があり、子どもと遊ぶうえでは要チェック。
なぎさ公園、富士公園と共に利用したい場所です。富士公園から西に向かってフラワーガーデンのエリアを抜けて、環七を渡った先になります。
本格的な相撲場というのも珍しい施設です。ただ予約して使用するもので、自由に相撲をとったりできる場所ではありません。
環七から入ると相撲場がありそのすぐ先に遊具があります。高さはなくとも、盛り沢山のパーツで組まれたコンビネーション遊具。
なぎさ公園のものよりも幼児向けです。アスレチックテイストが強い、なぎさ公園よりもいまふうなパーツは、それなりに凝っています。
小さなローラーすべり台は、意外に珍しいです。こうしたものはミニミニを越える最短クラスのもの。
チューブの滑り台に向かって、トンネルを進みます。
砂場に着地。緩衝のためだけでなく、遊ぶ場所にも使うよう。出口付近は空けるよう、見守りしたほうがいいです。
一概に幼児向けとだけは言えない趣向もあります。小学校低学年くらいまでは、充分ターゲット!
かわいい感じの小さなスプリングシーソーもあります。
なぎさ公園、富士公園(総合レクリエーション公園)を訪れるには(アクセスについて)
細長い総合レクリエーション公園の一部となっているなぎさ公園、富士公園を直接目指すにはどうしたらよいのか? 回り道をしてしまっては大変です。
もし総合レクリエーション公園のすべてを体験したいのならば、北西の端となる西葛西駅南側近くの子供の広場から、なぎさ公園までゆっくりと散策するのももちろん可能です。
【自動車を利用する場合】
駐車場:有料(24時間)
利用料金:最初の1時間200円、以降1時間ごと100円
住所:江戸川区南葛西6丁目23番(富士公園サービスセンター)
問合電話番号:03-3675-5030(8時30分~17時15分)
多くの区画に、大きさはそれぞれながら駐車場が用意されています。遊具で遊ぶならば、サービスセンターのところの富士公園駐車場は遊具のあるところの隣。
フラワーガーデン駐車場は、富士公園から歩道橋を渡った先、パノラマシャトルでは富士公園、キャンプ場、芝生広場ときてフラワーガーデンに着きます。
駐車場はキャンプ場(停)と芝生広場(停)の間にあります。フラワーガーデン(停)は環七の横です。
なぎさ公園北駐車場が名前の通りなぎさ公園の駐車場。なぎさ公園の東側には東駐車場もあります。
ファミリースポーツ広場にも、遊具の隣に駐車場があります。
【公共交通機関を利用する場合】
総合レクリエーション公園そのものは、西葛西駅のほぼ駅前公園といえます。ただし、細長いため、ご案内した場所へはバスが便利です。
都バス運賃:一律一回大人210円(IC206円)、小児110円(IC103円)
- 利用に便利な鉄道駅
- 東京メトロ東西線「西葛西」
- 東京メトロ東西線「葛西」
- JR京葉線「葛西臨海公園」駅
利用する停留所パターン1:南葛西第二小学校前停留所
なぎさ公園、富士公園に挟まれた道路にある停留所(葛西21系統葛西駅より葛西臨海公園駅方面)。
利用する停留所パターン2:なぎさニュータウン停留所
葛西21系統(葛西臨海公園駅発葛西駅行の便)*おススメ路線
同じなぎさ公園、富士公園の間の道路、ディズニーランドホテルが見える方向に少し行った場所にあります。
- 西葛西駅を利用する路線
- 西葛20甲系統(西葛西駅~なぎさニュータウン)
- 亀29系統(西葛西駅を通りなぎさニュータウンを結ぶ路線)
- 葛西駅、葛西臨海公園駅を利用する路線
- 葛西21系統(葛西駅~葛西臨海公園駅)*おススメ路線
- 西葛26系統(西葛西~葛西臨海公園駅を通る路線)
- 葛西駅を利用する路線
- 葛西24系統(葛西駅~なぎさニュータウン)
- 葛西21系統(葛西駅~コーシャハイム南)
利用する停留所パターン3:富士公園前停留所
富士公園とフラワーガーデン間の道路にある停留所
葛西駅を利用する路線
臨海28乙系統(葛西駅~コーシャハイム南)、平日のみ、本数も少ないです。
利用する停留所パターン4:総合レクリエーション公園前停留所 *本数多く便利
パノラマシャトルフラワーガーデン乗り場近くの環状7号線にある停留所
- 葛西駅、葛西臨海公園駅を利用する路線
- 臨海28系統甲(葛西駅を通り葛西臨海公園駅を結ぶ路線)
- 臨海28系統乙(葛西駅を通り臨海車庫、東京べ・マルシェを結ぶ路線)
- 葛西24系統はこちらでも途中下車できます
京成バスのシャトル☆セブンも運行しています。
葛西駅、葛西臨海公園駅を利用する路線
環07(小岩駅発着)、08(亀有駅発着)系統(葛西駅を通り葛西臨海公園駅を結ぶ)
大人210円(IC運賃206円)小児半額
まとめ:お出かけ気分を満喫する設備・環境が満足度高し
環7が通って分断しているのが総合レクリエーション公園ということで、23区の外郭部に位置していることが分かります。子どもとふらりと出かけて、お出かけ気分の満足度が高いという意味では注目できる個性があります。
いろいろな遊びがある上に、ショッピングタウンがすぐ近くなのもいいです。ここで過ごす前後のプランも、たてやすい遊び場です。そんな時には、イトーヨーカドー葛西店は1850台の駐車場が無料で利用できます。
公式サイト:特にありません