子どもと無料で楽しむ桜公園【静岡県御殿場市、人気の遊び場】



高原の雰囲気がさわやかです。天気のいい日に巡り合ったなら、最高に気持ちのよい遊び場。御殿場市にある桜公園は大きな展望橋に登るとふたつの楽しい選択肢が待っています。

高い位置からぐるりと滑り降りるのか、丘の斜面に沿って幅広の滑り台を一気に降りるのか。まったく違った面白さがあります。ローラーすべり台に限らずちょっとしたアスレチック遊具に工夫が凝らされています。

満足度高い密度の濃い遊び場が桜公園

子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思えた場所をご紹介しています。気持ちのいい環境の桜公園は一言でいうならば気の利いた公園です。狭い公園とはいえませんが、大規模とまでもいかず、しかしながら魅力がギュっと詰まった満足度高い公園です。

富士山がキレイに見える公園

言うまでもなく日本一の山となっている富士山。関東からは箱根など一山超えた先。静岡県や山梨県に位置して中部地方に属しています。けれども空気が澄んでいれば東京からでもしっかり見える山でもあります。

首都圏から観光の折にでも、直接目指しても、格好の富士山エリアのスポット!

富士山の裾野には魅力的なスポットが数多いです。中部、関東問わずに恰好のレジャースポットになっている富士山の周辺エリア。

子どもと無料で遊びに出かける公園の楽しさを推し量るのに、チェックしたいポイントは沢山あります。大型遊具というメインディッシュに、富士山がきれいに見えるという魅力は特別な付加価値となるはず。お出かけのプランのテーマのひとつにもってこいです。

例えば東京からも便利!御殿場の公園は富士山ポイントの典型

御殿場プレミアムアウトレットなどがあり、富士山や箱根の玄関口になっていて、首都圏から訪れる人も多い観光・行楽スポット。御殿場市はそんな場所です。そして桜公園はどこかに寄るついででも、ここを目指してでも充分納得がいく遊び場。

富士山がきれいに見える公園、東京など関東一円から行くのでも、その手間を掛けるだけに充分見合う公園をまとめた関連記事があります。

関連記事:日帰りのお出かけ東京(関東周辺)版、【富士山を眺めるおすすめ公園】

子どもが大型遊具で遊べる桜公園をしっかり解説!

御殿場市の運営している桜公園は3つの園区に分かれています。

御殿場市桜公園の3つの園区
樹林地園区
中央園区
西園区

すべてを合わせればなかなか広い公園です。

樹林地園区

子どもと遊ぶ遊具のあるのは樹林地園区。樹林とありますが、実際にはふたつのローラーすべり台を連結する展望橋とフィールドアスレチックのある広場、芝生広場となっている林間広場を樹木が取り囲んでいるだけ。むしろ空中水平回廊のある西園区のほうが、よっぽど樹林地というイメージです。

中央園区

桜公園のバス停があって、公園のエントランスとなっているのが中央園区花のうずまき山という、展望の丘があります。

公園名となっている桜が沢山植えられています。季節にはお花見で使える公園でもあります。その場合はこちらでということでしょう。

西園区

空中水平回廊が樹木の中をぐるりと巡っています。森の散策が気持ちよいエリアです。

両端が違ったタイプのローラー滑り台、展望橋は迫力あり

桜公園で子どもと出かけて高原の自然を満喫できるのは、すべてのエリア共通です。しかしながら子どもと遊ぶ時メインステージとなるのは、樹林地園区にあるローラー滑り台のスタートとなる展望台と橋で繋がる展望塔。さらに橋がT字に伸びる富士山マウンドとアスレチック遊具です。

S字に大きくカーブを描く、一般的なタイプのローラーすべり台。大きさも手頃で、何度でも滑れるちょうどよさ。ですが、こちらばかり滑っている訳にはいきません。魅力ある違ったタイプのローラー滑り台が待っています。

もうひとつのローラーすべり台は幅広タイプ。富士山マウンドという丘の斜面をまっすぐに一気に滑り降ります。ひとりで真ん中を滑ってもよし、誰かと並んで一緒に滑ってもよし。

同じ命名でローラーすべり台と書いてありますが、まったく違った楽しみ方があります。ふたつは眺めの良い展望橋で結ばれています。

眺望は迫力があります。フィールドアスレチック管理棟も見渡せます。

展望橋はカーブした滑り台の出発台と反対側の階段を結び、幅広の滑り台が設置された丘の方にT字型に伸びています。

駐車場があって、管理棟も置かれている公園入口から向かう最初のこの階段を上っていくと…

富士山を望むカーブしたローラー滑り台の始まるところです。ここは展望台とされ、さすがの眺め。

ローラーすべり台は6歳から12歳推奨のようです。幼児が柵を乗り越えられるとも思えません。スタート地点は、網もガードもついています。しっかり見守りさえすえば、幼児でも何の問題もないでしょう。

公園の管理者による詳しい説明もあります。桜公園の遊具には6歳~12歳の利用を推奨するマークが張られています。けれども「遊具利用の適性年齢」は3歳~12歳だとちゃんと書いてあります。ただし3歳~6歳の幼児については、必ず保護者が同伴して欲しいとも書かれています。

幼児については見守りを忘れずに利用して欲しいということです。そして見守りがあれば幼児の利用も、適正な範囲の遊具だということです。公園にある推奨年齢の解釈はこういうことです。桜公園もまた安心して幼児と一緒に楽しめる公園です。

さて、展望橋のご紹介を続けます。反対側の展望塔はただ昇降するだけの階段です。ですがあまり急にならないように工夫されているのが分かります。

上った先はふたつの滑り台の方にT字に分岐しています。

幅広の滑り台のほうは丘の斜面も登れます。用意された階段から行っても斜面の芝生をよじ登ってもよさそうです。

下に柵を打ってあるのは芝そりなんかをしないようにでしょうか?  橋を連結する構造体のコンクリート、丘の名前が富士山マウンドとあります。この部分はどうみても冠雪の富士山がイメージです。

もどかしい場合は滑り台の横を登って直行して再トライもアリです。

やっぱり6歳~12歳の表記があります。けれどももうお分かりの通り、見守りさえすれば幼児でも大丈夫。この楽しさ体験できないとしたら不条理です。遠慮はいりません、存分に滑走して下さい!

豪快に滑れるローラー滑り台です。どんな風に楽しむのか想像するだけでワクワクしますね。

さらに楽しみが広がるフィールドアスレチックも充実

ロープスライダーと名づけられています。これはいわゆるターザンロープ。ロープにつかまって空中を滑走するものです。

大人は使わないでとのこと。二人乗りもやめて欲しいようです。さて、こちらも推奨年齢は6歳~12歳です。こちらも見守りさえすれば… 大丈夫? かどうかは子どもによるでしょう。それほど急傾斜してはいません。一気に滑走して、終点に勢いよくぶつかって衝撃があるタイプではないです。

一番の危険は、終点の衝撃に耐えられずロープから落下するパターンでしょう。その点では幼児でも問題なさそうです。滑走中にロープにつかまっていられない場合は、止めておいた方がよいでしょう。

スタート台を使わずに、付添の大人がロープを引いてあげる遊び方もあります。そんなふうにして様子を伺ってみるのも手です。

上るのも下るのも案外大変なロープの昇降遊具。人が落ちる網目の大きさではないですから危険は極めて少ないです。これはどんどんチャレンジかな。

雲梯は腕の力が要ります。ただ、そもそもつかまる所に届かないような幼児は利用できません。

こちらは判断で悩むことはなさそうです。

かわいいレベルのチャレンジになる吊り橋タイプの遊具。手始めはこんなところからになるでしょうか。

この木登り三角型遊具は見守りしやすく子どものレベルにも合わせやすいです。行けるところまでで止めておけばよいです。特に乗り越える必要はありません。

バランス渡りと飛び移り、こちらもできる範囲で気楽にチャレンジできます。

桜公園で遊ぶ時の設備や食事、売店などの事情は?

桜公園の管理事務所は遊具のある樹林地園区にある駐車場の横に立っています。

公園の定番的なアイスの自動販売機と飲料のものがふたつ。

ローラー滑り台用のお尻マット、ヒップボードと書かれていますが、こちらで買えます。150円は安めに思います。快適に滑れますからここで買う買わない別として用意はしたいグッズです。

全体的にナチュラルなテイストが意識されている公園です。管理棟もトイレも木の質感がいい感じ。

多目的トイレもしっかり用意されています。

オムツ交換が必要な乳幼児を連れての利用でも問題ありません。

桜公園は御殿場市街地からは離れたところにあります。決して市街地ではないにも関わらずまるっきり何もないところではありません。陸上自衛隊の滝ケ原駐屯地がすぐ横にあります。演習場や米軍施設もあります。桜公園の横の道は自衛隊車両がよく通ります。興味がある子どもならこれも喜びそうです。

コンビニエンスストアもすぐ近くにあります。街からの距離からすれば飲食店がいくつもあるのも意外です。富士山に向かう街道筋でもあり寂れた場所ではありません。

園内に富士山の噴火による、このエリアの地層の解説をした富士山宝永噴火記念碑があります。この写真でその裏に見えている団地のような建物は自衛隊の宿舎です。

それなりに人が住んで活動している地区なので、思ったより不便ではないのですね。食事は飲食店を利用してもいいです。コンビニエンスストアで調達しても大丈夫。用意していなかったとしても困ることはないです。

けれども遊具のみならず、芝生広場もきれいで快適。せっかくだからここを思う存分利用したくなります。ピクニック気分を満喫するためにも、大きなカバンにあらかじめ用意した我が家なりのランチをのんびり楽しみたい公園でもあります。

そういう意味でも天気に恵まれると、よさが格段に引き立つ公園だといえます。木陰もありますし、お日様をいっぱい浴びて芝生の上で過ごすのもよいです。敷物はぜひ持参して、万全の準備で訪れてみて下さい。

桜公園を訪れるには(アクセスについて)

住所:静岡県御殿場市中畑2096-45
電話番号:0550-88-3199

普通車専用の無料駐車場があります。御殿場市街地からは離れているので、自動車の利用が便利です。桜公園の辺りは富士山の富士宮口5合目を目指す富士山スカイラインの入口になっています。

【自動車を利用する場合】

御殿場市街地から、富士スカイラインとなる県道23号線で向かうと、公園前を斜めに右折する道があります。公園(中央園区)を左手に見ながら少し進むと、右手に駐車場が見えてきます。この道は国道138号線に向かう道です。須走インターチェンジからは逆方向から来ることになります。

最寄インターチェンジ:
中央高速道路経由 東富士五湖道路須走インターチェンジ
東名高速道路経由 御殿場インターチェンジ

【公共交通機関を利用する場合】

JR御殿場線御殿場駅からのバス便を利用します。御殿場駅は東京方面からは、小田急線のロマンスカーの乗入が知られています。東西どちらからでも新幹線の利用ならば、三島駅から沼津駅に向かい御殿場線を使うルートが便利そうです。

東京方面から御殿場線を利用する場合、東端となる小田原市の国府津駅を使ってもよいです。在来線で国府津駅に向かうか新幹線で小田原駅に行き、国府津駅まで戻ることもできます。

いずれにせよ御殿場駅まで直通なのは、小田急のロマンスカーだけです。時間的にもロマンスカーの利用が最短です。けれども三島経由、小田原経由とも新幹線の場合、乗車時間そのものはさほど変わりありません。

最寄り駅:JR御殿場線御殿場駅バス便1番乗り場
富士急行バス路線:所要時間時刻表で15分を予定)
中央青少年交流の家行(青年の家線)バス停留所は桜公園
川口湖行(プレミアムアウトレット発着)バス停留所は滝ケ原東

桜公園停留所と滝ケ原東停留所は、どちらも手前の滝ケ原下停留所から分岐したひとつ先です。遊具のある樹林地園区に近いのは滝ケ原東。駐車場の横になります。

本数は合わせて1時間に2本ほどが運行しています。

まとめ:高い好感度!高原ならではのさわやかさが気持ちいい公園

桜公園のさわやかさは高原ならでは。御殿場市街地も市役所のある地点で標高450 m。公園は市街地からさらに富士山に向かってなだらかな傾斜を上ったところにあります。

桜公園から富士山の偉容を眺められます。実感は乏しいかもしれません、しかし、実際ここはすでに富士山の足元だと考えられます。まさしく観光地真っ只中。けれども、観光客のために作られた公園ではありません。

派手でも大規模でもないけれど、きれいに整備されて気持ちよく、遊びの充実した好感度の高い公園です。



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