子どもと無料で楽しむ亀山公園【三重県亀山市、人気の遊び場】

歴史的遺産を元に、拡張を続けてきた亀山公園の現在形は、わんぱく広場の遊具などをみても充実しています。殿様のものであった場所は、今では皆が存分に楽しめる遊び場にもなっているのです。

子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。亀山城跡を中心に1956(昭和31)年に開設されて後、園地は5.3 haから13.2 haまで拡張されています。わんぱく広場にあるのは、2周と少し旋回する部分までもあるローラーすべり台。

それとたぬきち君と名前のついた木を生かした、アスレチック風のコンビネーション遊具が中心。そして、わんぱく広場以外にも公園の歴史を垣間見れるような遊具広場が、県史跡の多門櫓に隣接しています。

伊勢亀山藩の城跡ということで、ここは亀山の街の中。それでも地形も保存され、公園は拡張されてきた経緯なのか、園地はつながりが複雑。さらにちょっとした遊具のあるスペースもあります。公共施設も集まり、テニスコートもありと、ここは意外と盛り沢山。

大型遊具だけに目を奪われれば、こんなとこもある? と思うやもしれない亀山公園を、いつものように独自に撮影した写真を満載して、人気の遊び場へのお出かけに役立つようガイドします。



子どもが大型遊具で遊べる亀山公園をしっかり解説!

おおまかにいえば亀山公園は、公共施設も集まるわんぱく広場と、隣接する芝生広場の周辺の丘、その一帯と谷間を挟んで向き合う市役所や城跡側の丘があり、挟まれる谷間に城のお堀の遺構になる公園池菖蒲園があるといった地勢になります。

わんぱく広場の売り物は、ローラーすべり台とたぬきち君

案内看板でジャンボ滑り台とされているのが、大きなローラーすべり台。滑り始めると大きくカーブして、壮大に2回旋回しているものです。ともかく目立つ遊びはこれ、そして、たぬきち君のみならず、ジャンボ滑り台もコンビネーション遊具なのが特徴!

ジャンボ滑り台は長さ73 m、高低差12 mを旋回

丘の上から滑り始めるため、ゆったりとカーブする最初の部分は、どんどん地面から離れていきます。空に飛び出るように進んだ先はかなりの高さ。ジャンボ滑り台そのものは、長さ73 m、高低差12 mとのこと。

その高さを滑り切るために選ばれる手段は、そのままゆったりとではなく、急旋回に移ります。派手な見た目とは裏腹に、わんぱく広場での遊びで、不可欠な機能も果たしているのがこのロングスライダーになります。

というのも、丘の上のスタート台もまたコンビネーション遊具だから。下に置かれた、たぬきち君と連続してコンビネーションをこなす、連絡路である意味も大きいのです。

もちろん、一連のアスレチックをこなさねば、滑れない訳ではありません。それであっても、スライダーのためだけに上るものではなく、ここに詰め込まれた遊びの要素もなかなかのもの。そもそもスタート地点は、台としてはそれほど高くなっていません。

むしろここだけで、少なくともぐるりと一周してみたくなりそうな構造になっています。上下で違う趣向の渡りが用意されていて、もちろん別ルートなのでなく、相互連絡も可能。

分割された板が連なる吊り橋が、滑る前の余興というよりも、ロングスライダーで丘を駆け降りる前の、ひいていえば、続くことになるたぬきち君の価値を高めるためにも、欠かせない一部になりそう。

木で組まれたトンネルを苦労して抜けるのもまた、いっそう盛り上がっていく試練のようでもあります。

そんな過程を一度と言わず何度でも重ねたくなっても、ただの繰り返しにはならない仕掛けが、まだまだ用意されています。

こんな細々とした要素は、そもそもはショートカットルート。王道の入口は別にあります。ジャンボ滑り台のコンビネーションの始まりに相応しいのはネットスロープのほう? ザクっと荒い編み目のものです。

続くネットトンネルも、いわゆる網掛けのリングトンネルでなく、並んだ鉄輪がネットで結ばれた、言葉通りのものです。ただし鉄輪が丸太に支えられているため、全体が吊られたものよりは、安定感があります。

ひとしきり制覇した気分になったら、少し高いところから手にした成果がどんなものだったのか、確かめてみてもいいです!

旋回して続くたぬきち君へ向かう旅路と思えば、螺旋で滑走時間が長いのはもってこい。楽しみを増幅させる装置のようだと思えば、壮大な作りも納得のものです。

たぬきち君は木製でアスレチックテイスト

続くたぬきち君も、木で組まれたコンビネーションで、アスレチックテイストは満点。親し気なアピールに成功しているといえそうな遊具には、遊びの要素が抜かりなく詰め込まれています。

顔が描かれたジャンボ滑り台側からは、ターザンロープが発進しています。

もともとは2レーンを意図した様子ながら、よくあるように、片側は使わないようにしてあります。並んで滑るのは楽しいのでしょうけれど、接触があると事故の元ということでしょう。

顔のある側の反対には、鉄棒が伸びています。すべり台はオレンジ色のもの含めて、合計ふたつあります。

それからブランコもふたつあります。「子どもと楽しむ公園」シリーズでいう御三家遊具が、このようにまとまっているのも、珍しいケースです。

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たぬきち君の顔の前と後ろを、吊り橋とネットトンネルが結ぶ形。ネットトンネルは丘の上と同じで、やはり鉄輪をネットで結んだもの。なれどこちらは、吊り下げてあります。微妙に違う感じで遊べるということです。さりげなく鉄輪の渡りも下にあります。

ターザンロープ側、たぬきち君の顔の下は休憩スペース。遊具の中で展望スペースでもないのに、これも珍しい作り!

四隅に上りと、すべり台が配置される恰好。方法は実にいろいろあります。

ターザンロープ側、たぬきち君向かって左には、吊り丸太と湾曲ラダー丸太。

裏側のすべり台とラダーへ、ネットトンネルで向かうルートです。

たぬきち君正面向かって、右側もすべり台とラダー。ただしここには、ロープでよじ登るスロープも加わります。たぬきち君の頭部は両側を結ぶ橋になっています。

スロープ側は、吊り丸太を渡って後部へ向かいます。

ブランコの上の部分にも仕掛けがあって、ネットで渡れるようになっています。下が丸見えであっても、落ちるような隙間はありません。落ち着いてトライすれば大丈夫!

わんぱく広場の隣は、屋外ステージも置かれる広い芝生広場です。園路で行き来してもよいのですが、連絡するところにも丸太とネットで作られた、遊具のような道もあります。

市役所側から向かうと先ずは、ますみ児童園

城跡や亀山神社に並んであるためか、はたまた年季を感じさせる遊具そのもののせいなのか、古色蒼然とした感じの遊び場はますみじどうえん。遊具と比べて新しいものに思える案内看板にはますみ公園と記される場所です。

わんぱく広場とは谷間を挟んでいて、違う場所のようなところ。それでも名前が書かれた石板がはめ込まれたところには、亀山公園とのサブタイトルも! 後から組み込まれたというよりも、もともとあった遊び場なのは確か。

今ではあまり好まれない、回転するグローブジャングルジムがあります。他にも土管にはクロスするルートがあり、うねるラダーなどは相当に大きなものです。なんとか発展形になりたい意志が、ひしひしと伝わる遊具です。

位置づけも配置そのものも、センター的なお山の遊具は、コンクリート製の滑走面に、石の足掛かりのある面から上って滑るもの。これもかつては大すべり台として意識されたものなのでしょう。

いまどきのものとは形が違うものの、腰掛式のブランコも! すべり台はジャングルジムと組み合わされたもの、コンクリートすべり台の足元の他にも独立した砂場があり、鉄棒もスプリング遊具もあって、最新のもの以外は何でもあるともいえます。

シゴハチ(国鉄C58型蒸気機関車)の展示もある場所。これをみても、なおざりな遊び場ではなかったことが感じられます。

北公園は元藩主の別荘のあった場所

紅葉のみどころといわれているのもさもありなん。元藩主が別荘として使っていた場所が北公園。谷間を抜けてふたつの丘の園地を結ぶ地点でもあります。北公園といってもますみ公園同様、亀山公園のひとつのエリア。

谷間との連絡ルートは斜面で、北公園からの眼下には 石垣、公園池など遺構が現存する部分が、よく見えるポイントでもあります。ここにも少しだけ遊具が置かれています。

すべり台、ブランコ、鉄棒、半円形のラダーなど、ますみ公園に輪をかけたようなごく標準形のものが並んでいます。

歴史博物館など他の公園施設は?

亀山城に関わるもろもろの展示が中心の歴史博物館は、大人200円、小・中・高校、大学生は100円で観覧できます。そうして館内に入ると、パズルやすごろくの遊び場、無料給茶器なども置いてありあます。

公式サイト:亀山市歴史博物館

わんぱく広場側の丘には他にも、図書館青少年研修センター社会福祉センターなどが集まっています。市役所側からますみ広場のところを奥に進んだところにはテニスコートがあります。

公園池から続く花しょうぶ園は、1997(平成9)年拡張整備された0.4 haの部分になります。 例年の花しょうぶまつりの舞台となり市民生活と関わりの深い場所です。約100品種1万2千株の花しょうぶは市の花、6月下旬に満開になります。

亀山公園を訪れるには(アクセスについて)

住所:三重県亀山市若山町7-10(亀山市歴史博物館)

連絡先:0595‐83‐1385(公益財団法人亀山市地域社会振興会)


亀山公園の所在地は若山町、本丸町、西町、西丸町、野村町に跨っています。とりあえず歴史博物館を目指すのがおすすめです。一番大きな駐車場が隣接し、わんぱく広場も目の前です。

公式パンフレットからの引用
徒歩:JR亀山駅から徒歩20分
公共交通機関:JR亀山駅から亀山市バスさわやか号図書館前下車
自動車:亀山IC~国道1号名古屋方面へ(約2 km)→県道647号を西へ(約1.0 km)

【自動車を利用する場合】

駐車場:無料

遊具で遊ぶためにも使いやすい歴史博物館東駐車場(90台)の他、公園池東駐車場(10台)、菖蒲園前駐車場(13台)、テニスコート東駐車場(42台)があります。

公園池東駐車場

公園池の市街地側に公園池東駐車場菖蒲園前駐車場は、亀山中学校のほうから入ってくる、公園池と反対側のゲート前にあります。

テニスコート東駐車場は亀山城西出丸跡にあるテニスコートの脇

市街地から公共施設の並ぶゲートに向かう途中、亀山中学校のところで花しょうぶ園に向かえる小道があり、この方向からは花しょうぶ園入口を経て、坂を上るとテニスコート、亀山神社の横を抜けてますみ公園があります。

花しょうぶ園わんぱく広場などがある園地の間には民家もあり、城跡の方面からは、北公園への坂を上って連絡しています。さほどの距離がある訳ではないものの、分かりにくいといえば、その通りでもあります。

最寄インターチェンジ:東名阪自動車道路亀山

亀山ICは東名阪自動車道のインターチェンジであり、伊勢自動車道路や名阪国道が接続するところです。いろいろな道路が集まり、変遷もしているため道路名で考えると混乱する場所です。

シンプルに高速道路と一般道路の交差点と考えるとよいです。この場合の高速道路は東名阪と伊勢道で、ここで道なりに繋がっています。一般道は名古屋方面と接続するバイパス(国道25号線と国道1号線が重複)が、名阪国道とバイパスの先に分岐するところです。

バイパスの関西方面の先では国道25号線と1号線が分岐しています。名阪国道(実質の国道25号線の本線)は無料ながら高速道路のような道のため、あたかも高速道路の分岐のようにみえます。東名阪への接続には、亀山ICに料金所が設けられています。

亀山ハイウェイオアシスは亀山サンシャインパーク

亀山市街地に向かう主要道路は、この名古屋方面を結ぶバイパス部分のため、亀山ICが案内されているものの、分かりやすい方法として、すぐ近くで接続する亀山スマートICを利用するのも手です。スマートICは亀山ハイウェイオアシスでもあります。

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【公共交通機関を利用する場合】

最寄駅:JR関西本線亀山駅

最寄バス停留所:亀山市バスさわやか号図書館前

図書館前停留所は公園内で、わんぱく広場の目の前です。さわやか号は亀山駅前発着で、A、Bラインに分かれています。運行ルートは同じで巡回方向がそれぞれ逆になっています。この巡回ルートが市役所前でクロスしているのに注目です。

運賃:中学生以上1回100円、小学生50円(小学生未満、障がい者と介護者無料)

関連リンク:さわやか号時刻表・路線図

まとめ:豪快なロングスライダーが繋ぐ複合遊具が主役ながら

コンビネーション遊具を楽しみ抜くならば、豪快なロングスライダーが格好の連絡路です。丘を何度も上り下りするならば、たっぷり遊べます。歴史的遺構のある谷間を超えるならば、かつての発展形とでもいうべき遊具があります。それもまた一興ではあります。

公式サイト:亀山市都市公園 亀山公園



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