子どもと無料で楽しむ公園 可児やすらぎの森【岐阜県可児市、人気の遊び場】

中部地区でも最大級だ! というのが売り物のローラーすべり台があります。全長で140 mあるため、いずれにせよただならぬスケールであることに間違いないロングスライダーは、やはり岐阜県可児市にある可児やすらぎの森での遊びを代表しています。

子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。心躍る遊具が、ふんだんにあるといった観点では、おすすめできる公園ではないにしろ「子どもと楽しむ公園」シリーズだからこそ、ここも覚えておいて欲しい! といえる公園です。

なぜならこのロングスライダーには、気持ちよく遊べる秘密が隠されているから。シリーズの一環として、遊具メーカーに聞いた工夫が施されたものが、まさにここにあって、規模も大きなものだからです。

可児市というよりも、岐阜県の林政に関わる公園なだけに、約15 haあるという園内には、180種類3万本ほどの花木が生息しているとのこと。そんな大自然に抱かれるのが本来の目的の公園、他にもささやかな遊具はあります。けれども、さほどのものではないです。

それでも代表的なロングスライダーだけでも一級品! 中部地方最大級だ! とか 全長140 m! といった公式にアピールされている件には、やや補足が必要な点があります。そんなスペック云々よりも、できるなら一度はふれてみたい特徴のある遊具です。

それがどんなことなのか、補足したい点含めて、いつものように独自に撮影した写真を満載して、人気の遊び場へのお出かけに役立つようガイドします。写真のみならず、ロングスライダーの滑走動画も、ご覧頂ける特集になっています。



子どもが大型遊具で遊べる可児やすらぎの森をしっかり解説!

ローラーすべり台というのは、本来は豪快さよりもむしろ、遊覧性が高いことが特徴の遊具です。森が舞台になることが、可児やすらぎの森のアイデンティティ。この森の中で、それを深く味わう手段のひとつになっていて、森を遊覧するうえでの工夫が生きています。

可児やすらぎの森のローラーすべり台、特徴と秘められたもの

ぐるりと1回転、旋回している部分があり、それもとてもコンパクトにです。可児やすらぎの森のローラーすべり台の、360度急激に旋回している部分は、確かに特徴的な形状です。

兵庫県三木市三木山総合公園みきっこらんどのローラーすべり台

旋回しているローラーすべり台というものが、他にない訳ではありません。ゆったりと大きく弧を描いているものなど随所でみられるものです。技術的にもただ旋回させるためだけならば、やりようはあります。

みきっこランドの例も該当する、丘の上の斜面から滑るようなケースの場合、「遊覧性を生かす」という意味でも、ローラーすべり台の特徴を存分に発揮する設計といえます。本来ローラーすべり台は、ゆったりした傾斜でも滑れるというのがよいところ。

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ローラーを使用しない場合、同じくみきっこランドの例をみるまでもなく、急傾斜にしなければ滑り切れません。長いものにする場合、高いところから勢いよくということで、チューブタイプにしたくなるのも当然。逆にそうであれば眺望などは求められません。

そうしたことを念頭に置いて、可児やすらぎの森のローラーすべり台の設置状況をみてみると、スタート台は確かに周囲を見渡せる場所。とはいえ、ここが園内のビューポイントではなく、眺望がウリの場所は他にあるのです。

スタート台が高いところにある意味はむしろ、あたりをうっそうと包む森の中に突入していく予感を、否応がないものにする効果のほうにある状況。木々に包まれた森林浴ならば、森に行けば当然のこと。展望台に上れば、見下ろすこともできます。

そういった体験とはまた違う森との関わりがあるならば、森に突入したのち特別な体感があればこのうえなし! 可児やすらぎの森のローラーすべり台に秘密があるというのは、ただ旋回しているということではないのです。

これだけコンパクトに急旋回させて、なおかつ快適な滑り味を失わないためには、工夫が必要です。大きな旋回を作る方法だけで、こういった形を実現しようとしても、無理が生じて犠牲になるものは出てしまうのです。

結論からいえば、使用されているローラーには、このような設計が可能になる秘密があります。どんな技術になっているかは伺ってあるとはいえ、企業秘密のため詳細を書くことはできません。

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この技術を持っている遊具メーカーは、幼稚園や保育園など子供関連施設で、遊具のみならず広範なサービスを提供してる業界のトップ企業。関連法人で自ら幼稚園も運営しているため、子どもが遊具で遊ぶうえでの体感も、実際にリサーチしながら磨いています。

そうしたノウハウを注ぐと、本来は無理がある急旋回がとてもワクワクできるものに変わります。スムースに滑れるように材質、形状、構造が特別なものになっているのが動画でも感じられるハズ! 音も聞いて頂くとコーナーで変わるのが、ひとつの証拠のようなもの。

さもなくば、独特の爽快感ある滑りにはならないのです。「子どもがどんどん滑りたくなる工夫」が施されているために、森に突入していくシチュエーションがとても生きているところは、とてもオリジナルです。

普通のローラーすべり台ならば、傾斜がゆるくとも滑っていけることを生かして、眺望がある設置条件がもってこい。みきっこランドの場合などは、関西屈指級の大型コンビネーション遊具も控えています。期待を膨らませながら、じらされるように旋回するのもまたいい感じ。

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ただ可児やすらぎの森では、空から森に入ってゆく異次元な体験、ほんらい人では難しい鳥にでもなったかのような瞬間に、独自の工夫でときめきという彩りを加えているのです。そうするための工夫は、部材や構造に留まりません。

豪快に森に突入しながら、安全にかつスムースに旋回

スムースに滑れるからこそ、時には加速した後、傾斜を緩めることによってスピード調整しているのに注目です。よくみれば微妙に傾斜が変化していることも動画で分かります。製造した遊具メーカーの楽しい滑りへの拘りが、面目躍如している序盤の旋回部分です。

また一般的なローラーすべり台の楽しみが、ゆったりとした空中散歩ならば、眺めの良い場所に設置するのは最適解。高い台を作るにせよ、自然の地形を生かすにせよ、ローラーすべり台もロングスライダーになっている場合、かなり高い所に行くことになるのも必然です。

可児やすらぎの森では絶景は展望台へおまかせ

皮肉なことに、長いローラーすべり台を作った時に問題になりえるのが、その高いところにあるスタート台へ、もう戻りたくなくなることです。台を設けたならば、一般的には高ければ高いほど、たくさんの階段を上ることになります。

山や丘の上から滑るならば、時にはきつい坂道を一気に上るか、ゆったりと長く傾斜する道を上り続けるか、どちらかを選択できる時もあれば、どちらも組み合されていることもあるでしょう。

ローラーすべり台には「最長」に囚われるあまりに、なんどでも滑る楽しさが見い出せないようでは、愛されるものになりにくい面があります。森を散策するのが主な目的になる可児やすらぎの森

確かに「楽な帰り道」として、ローラーすべり台を機能させることは可能。でも何度でも挑みたくなる遊具としての機能は、スムースさや、急旋回による楽しさのみならず、まだ仕掛けがあるのです。

森に突入した後、急旋回したローラーすべり台は、大きくカーブを描いて90度ほど方向を変えて一旦終了しているのは、動画で示した通りの様子。ただし、下りたところは、中継地点で、まだ西入口に向かう140 mを滑り切ったところではないです。

中継地点は、途中で地面に下りることも可能な台の上です。階段で下りて坂を上り、もう一度急旋回から始めてもいいです。

その場合はローラーすべり台に沿って進み、階段に向かえばスタート地点に繋がっています。

散策ルートの舗装路まで戻れば、スタート台へは階段であと少し。

中継地点は終点ではないですから、まだローラーすべり台に乗り続けてもいいということです。乗り継いだあとは、森の中でやや開けた谷間の空間を滑ります。

素直にスムースな滑走感を楽しむようにまっすぐ下ったのち、S字を描くように左右に蛇行して終了しています。そしてさらに選択肢は、もうひとつ。

中継地点で横に渡ってローラーすべり台を乗り継がなければ、スチール座面のよくあるタイプのすべり台で、地上に向かうことになります。このすべり台、形状はよくみるタイプであっても、長さはどこにでもといったものではないです。

それを物語るのが、最初に厳重に設けられた両側の柵、規格外に長い途中の部分はすべて囲われている感じです。これまた迫力のすべり台があることで、選択しうる周回ルートが、かなり複雑になります。

中継地点で地上に滑り下りて、階段で上ってローラーすべり台の続き? はたまた坂を上って、最初に戻ることになるのかもしれません。いや、とりあえず全部滑ったのち、再度一番上まで戻ってから、途中のすべり台を使うことになる?

乗り継いだあとの部分だけ再びなど含めて、順番は変われど、とりあえず全部やってみることになりそうです。全長が140 mというのは、このように一旦下りたのちに台の上で、もうひとつを乗り継ぐ場合の合計です。

また中部地方で最大級とのアピールも、福井県のきのこの森にある、このメーカーの代表作のひとつをみても、やや? なことです。北陸は中部地方に含めない? ことにして、いわゆる東海地方の自由に使える無料の公園のもの! に限定するならば納得。

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ただし中継して140 mと、単独のものを比べても構わないという条件付きです。比較的に近くの括りで中京圏をみても、あいち健康の森公園冒険の森(愛知県大府市)のものは120 m。

公開予定(時期検討中)
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愛知こどもの国(愛知県西尾市)のものは100 mあります。他にも少し形は違えど岐阜ファミリーパーク(岐阜県岐阜市)では、100 mと80 mのものが並立、連続滑走180 mで東海3県最長をアピールしています。

もっとも、可児やすらぎの森にあるローラーすべり台の楽しさは、そんなアピールされるスペックの細かい真偽の問題など、些細な事に思わせるに充分。どこにでもあるようなものではない、体験してみる価値は充分にあり! なのは間違いなしなのです。

森全体を見渡すためには見晴らしの展望台が!

西入口からローラーすべり台に向かった少し先、カシの小径のショートカットと合流する辺りが周囲を見渡せる場所で、見晴らしの展望台が設置されています。

木の階段を上った展望階は柱で囲まれているだけ。すっきりと360度、すべての方角を見渡せます。ローラーすべり台のスタート台も、眼下の森に埋もれるように見えています。

名濃バイパス方面の街や、森の中の住宅街なども見えるとはいえ、保全された森の広がりを感じられる場所です。

西入口のほうに、便利な公園施設あり

園内を散策するのは、可児やすらぎの森の主要な目的。ローラーすべり台で遊ぶにせよ、散策を楽しむにせよ、西入口からなら、ログハウスの森の家が利用できます。

車椅子対応のトイレなどはもちろん、休憩室も用意されて、靴を脱いで上がって寛げる場所です。

ローラーすべり台を滑るに当たって、マイマットを持っていなくとも、森の家で借りられるようにもなっています。

森の周遊路の様子はどう?

可児やすらぎの森の散策ルートとしては、散歩コース(1 km、所要時間15分想定)と山歩きコース(1.5 km、所要時間20分想定)のふたつが設定されています。いずれにせよ、西入口東入口を結ぶコース。西入口では森の家の前から、それぞれスタートします。

どちらも往復で使うと、おおよそ園内を周回することになります。ただしどちらの入口からスタートするにせよ、ローラーすべり台と見晴らしの展望台に向かうには散歩コースを利用するのが近道です。

生活環境保全林となっている丘陵の森深く、大きく迂回しているほうが、山歩きコース。森林を散策する気分を味わうならばこちらです。ふたつのコースで囲まれた内側には、連絡路的に機能する、いくつかの小径もあります。

森の家のところから入ってすぐの小径沿いには、バーベキュー広場もあります。管理事務所で許可を得て、4~11月の9~16時に使います。利用料などはありません。

東入口からの場合、山歩きコースはゲートの手前から出発しています。この先には荒神堂上ため池、荒神堂下ため池があり分岐する小径は、柳橋ガクアジサイの谷に向かいます。

ちょっと違った水辺の景色があり、さらに小径は山歩きコースに戻る道があり、別に坂を上って散歩コースに向かい、途中の小鳥の家という、小さな広場の辺りで合流する道になったりしています。

またローラーすべり台の終点付近から、森の家手前までは樫の木広場が、ショートカットになっています。ローラーすべり台の下に見える池からの流れが沿っていて、せせらぎの小径になっています。

樫の木広場を通って、さらにローラーすべり台に沿って、ローラーすべり台のスタート地点へ向かっても構わないものの、整備された歩きやすい道は散歩コースです。案内看板も、散歩コースに向かう方向を示しています。

散歩コース山歩きコースとは逆の方向にカシの小径で上るルートもあり、この辺りでは園地はこの方向にも広がっています。ルートは展望台へのショートカットになります。

ひとつあるコンビネーション遊具の本気度は?

ターザンロープが発進していて、大きいといえば確かにその通りなコンビネーション遊具が、東入口の駐車場すぐのところ、ちびっこ広場にあります。ローラーすべり台を除けば遊具はこれだけ。丘を上る手前のため、使いやすい場所ではあります。

小さなすべり台、ネットのものとステップ付きのスロープ、ラダーのクライミングウォールなど、いろいろな機能もあります。ただし、設置場所の状態や、遊具の佇まいからして、どれだけ本当にこれで遊んで欲しいと願っているのか、分からないなというのが正直なところ。

ローラーすべり台の本気度とは、かなり温度差はあるといっていいでしょう。もうひとつあるのも事実、期待に応えてくれるようなものか疑いがあるのも事実。とはいえ、遊んでみるうえで何ら問題がないのも事実。とりあえずもうひとつ、遊具はあります。

可児市では公園育み事業というものを行っていて、市内の公園のベンチ、遊具を寄付で充実させようという取り組みをしています。ことによっては、可児やすらぎの森にも成果が訪れるやもしれません。

可児市公園育み事業問い合わせ先:0574-62-1111(可児市役所都市整備課)

可児やすらぎの森を訪れるには(アクセスについて)

住所:岐阜県可児市東帷子(かたびら)3836

連絡先:0574-65-9975(可児やすらぎの森管理事務所)

ヨンイチ(国道41号線)の名濃バイパスから、善師野多治見線ですぐのところ。バイパスの善師野IC付近の通行に注意事項があります。ICといっても名濃バイパスは一般国道で無料です。

【自動車を利用する場合】

駐車場:無料

西入口東入口にそれぞれ駐車場があります。西入口では、ゲート周囲から通路脇と、森の家の周囲です。ローラーすべり台には、西入口からが近いです。

東入口ではゲートを入ってすぐ、トイレの棟を挟んで東第1駐車場東第2駐車場に分かれています。

最寄インターチェンジ:国道41号名濃バイパス線善師野(ぜんしの)から約1.3 km

東入口は県道から少し入ってきたところ

善師野ICから下りた道は県道善師野多治見線ではないので、すぐ先の岐阜側の道に進まなければなりません。愛知県側から来た場合、側道にでてまたバイパスに戻らないように注意が必要です。岐阜県側からの場合、一旦少しだけ戻ることになります。

また、善師野多治見線は善師野IC降りたところは愛知県道189号線、ちょうど可児やすらぎの森との中間点付近の県境で、岐阜県道113号線になっています。県境の先、多治見方面へ右折が県道沿いです。看板を見逃さないようご注意ください。こうして向かうと西入口が手前です。

【公共交通機関を利用する場合】

最寄駅:名鉄広見線西可児駅

最寄バス停留所:可児やすらぎの森
(可児市電話で予約バス帷子線、西可児駅~美濃田公民館路線)

名鉄の善師野駅の方が、距離はやや近いものの、電話で予約バスの帷子線は西可児駅からの運行です。電話で予約バスとは、事前申し込みのあった場合のみ運行するバスです。令2020(令和2)年より、年末年始以外毎日運行になりました。

関連リンク:可児市電話で予約バスリーフレット

まとめ:遊具だけをみれば一点豪華、されど真価を発揮する環境も注目

刮目のロングスライダーが、遊具のすべてといって過言ではない可児やすらぎの森。とはいえ、その特異なローラーすべり台の特徴を生かすシチュエーションは、可児やすらぎの森全体の本来の持ち味でもあります。せっかくなのでお出かけの際には、散策も楽しんで欲しい公園です。

公式サイト:特にありません