大きな遊具があるという点で、注目になるのが鮫洲運動公園。なかなかありえないような、抜きんでたものなのかといえば違います。かといってどこにでもあるようなものかと言えば、そうでもないくらい。
子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思えた場所をご紹介しています。鮫洲運動公園にはそこそこ遊具が揃い、大型のコンビネーション遊具は高さで展開するものではない、長さで魅せるもので、遊んでみて満足感はあるはずです。
鮫洲運動公園をおススメするに当たっては、使い勝手のよい人工芝のグラウンドが、なにより注目になるほかに、最寄駅からもすぐそこといえるくらい近く、その最寄駅の反対側のド真ん前には、まるで趣の違う大型コンビネーション遊具が楽しい公園があるのです。
鮫洲運動公園だけでなく、駅を中心に魅力的な遊び場があって、そのように地域に目を拡げるならば、品川シーサイドというショッピングセンターの存在も加わってきます。ここだけでも心に留めておきたい魅力があるうえに、それだけでない遊び場。
こうした理由で鮫洲駅前東側編とした特集は、西側のものも併せてご参照頂ければもっと遊びのプランが拡がります。いつものように独自に撮影した写真を満載して、ふたつの人気の遊び場へのお出かけをもっと楽しむために、お役に立てるようガイドします。
子どもが大型遊具で遊べる鮫洲運動公園をしっかり解説!
なかなかの長い距離を渡っていく大型コンビネーション遊具は、片側はスロープかラダー、もう一方には幅広なすべり台が置かれています。その間には個々の違った趣向の遊びが架けられ、中継地点もあります。
渡りの趣向はいろいろ、長さで勝負の大型コンビネーション遊具
鮫洲運動公園の中、遊具の置かれた遊戯広場で、ちょうど中央付近の足場付きでうねったスロープが、長い渡りになる遊具の一端になっています。
上っていく台場には、他にも手段があります。ホールドというよりも、突起を使いながらクリアするクライミングウォールは、このセクションで最難関。
ラダーも使えて2種類あります。側面のバーを上るか、中央の円柱型のラダーを上って床の穴から這い上がるかです。もちろん下りてみてもいい訳で、こんなふうに各セクションは、そこだけでも機能しています。
そうはいっても、鮫洲運動公園のコンビネーション遊具は、長さが特徴。基本的になんらかの形で一段あがったところを、いくつかの趣向で渡された橋を渡って遊ぶことになります。
スロープのある側には、ネットトンネルが渡されています。ネットが張ってあるリングは大まかな骨組みだけ。下部にパイプが通っているため足場にはなるもの、かなりネットそのものを渡る感触が楽しめます。リングトンネルとは、ちょと違う雰囲気です。
両端からの渡りでは、ふたつの中間の台場を経ることになります。スロープのほうから来ればネットトンネルは少し上りながら、中間点に到達します。大きな階段でも、直接上がれる場所になっています。
この中間点にも、クライミングウォールがあります。手掛かりと足場はしっかりしたホールド状になっていて、挑戦度の高さを物語るよう。鮫洲運動公園の大型コンビネーション遊具は、ここで冒険のクライマックスを迎えます。
さらにもうひとつの中間地点までは縄の一本橋が渡されています。縄を吊っているザイルだけでなく、細かい網目のネットも外側に張られて、危険は微塵も感じません。釣り縄だけも長いために揺れは大きめ。遊びようによっては退屈なだけでもない様子。
たどり着く中間点には円柱のラダーを使った、直接のアクセスが用意されています。すると、床の穴を抜けることになります。
このコンビネーション遊具が少し高さを増す辺りから、地面はウッドチップが目立つようになっています。同時に木立が目立ち林間の雰囲気。上って眺望を得たい気持ちが盛り上がります。ラダーの下は大人がしっかり見守れるよう、入り込めるスペースもあります。
刺激的なチャレンジを始めるにはちょうどいいくらい。小さな子どもが挑んでみるのでも、妥当なレベルです。そして鉄の手すりを使えるネットの橋が向かうのは、ジャンボすべり台です。
下は丸見えで、ぐらつくネットの渡りもそれなりの距離。もちろん不安に感じることがあったとしても、危険はまずありません。
ワイドスライダーが、大型コンビネーション遊具のもう一端。様式はよくあるステンレスのすべり台の滑走面が、幅広くなったものです。長さもよく見かけるすべり台と、同じくらいです。
このすべり台のある台場で、もっと挑戦したければ、垂直に編まれたネットを伝ってみることになります。
階段を使うならば、まさに単独で置かれたすべり台感覚。こちら側の一端もここだけで機能しています。贅沢に大きなすべり台を満足いくまですべってもよし。空中回廊のいろいろな趣向を、確かめに進んでもよしです。
コンクリートの山型遊具と登る手段がいろいろな築山
鮫洲運動公園の遊びとしては、お山が並んでいるところを利用してみるのも一興。コンクリート製の山は滑ってみるというより駆け上ったり、上手に下りてみるのが主眼でしょうか。
網が張られて手助けになる面もあります。階段はないものの、必要なほどの高さでもなさそう。もし無理に感じるならば網を活用、いけるならば豪快に。上れたならば達成感を感じながら、少し周囲を眺めたり楽しみ方はいろいろありそうです。
活発にチャレンジしても、できるだけのリスク軽減としてか、ウッドチップが念入りに敷かれて、対策してあります。
お山という意味では、戯れてみるだけくらいの小さなものもそう。ミニミニなものをはさんで、築山された部分もあります。
ロープと足場を使ってみるのは、幼児向け仕様でしょうか。この傾斜ならかなり小さな子どもでも大丈夫。
少し難易度を高めて飛び移っていけるように、杭を並べたステップ部分もあります。
ただ歩いて頂上を目指すとしても、なんら問題ない、なんてこともない築山。いずれにせよ、どうにかして上までいけば、すべり台で下りてもいいようになっています。
ブランコや渡りステップ、スプリング遊具はどれもカラフル
鮫洲運動公園は林間の落ち着いた雰囲気を作っている部分もあると共に、色彩に満ちているところは楽しげです。小さな公園でコンパクトだからこそ色が映えている感じ。大型コンビネーション遊具の前の平たなところにも、杭を並べた飛び石風ステップがあります。
少しふるぼけているにせよ、色とりどりのステップも、ブランコも色彩豊か。
スプリング遊具も子どもの落書き風の絵で彩色された、ちょっとめずらしげなものが置かれて、これも色とりどり。
トイレの壁にも絵が描かれて、明るく楽しい雰囲気。飲み物の自動販売機はトイレの横。買い物に困るような立地ではないにせよ、あれば便利です。
自由に利用できる時間帯がある人工芝グランドは魅力
鮫洲運動公園は、おおまかに遊具のある遊戯広場と、グランドに分かれています。そしてグランド部分のほうが、やや面積も広いのです。
少年野球場が対面で2面取れるようにラインが引かれて、バックネットが2つ、それぞれのベースとマウンドが土な以外は、きれいな人工芝で覆われています。
野球のラインと重ならないところに少年ミニサッカー(フットサル程度)の線が引かれ、そうした3つの競技場のラインをまたいで、ミニサッカー場としてのラインも引かれています。サッカーゴールも準備されて、端に置かれています。
こうした線引きされた部分を予約して、有料で占用使用できるだけでなく、一般開放の時間が設けられているところが、鮫洲運動公園のグランドのとてもよいところです。公園施設の主旨に則った、優れた運用といえます。
鮫洲運動公園グランド使用料
少年野球・少年ミニサッカー:区内500円、区外1,000円
ミニサッカー:区内1,500円、区外3,000円
柔軟に運用されていますので、職員の方と相談して利用するといいです。資材室のところにも、自動販売機とトイレがあります。
イオンのある品川シーサイドも利用がおすすめ
鮫洲駅が面している国道15号線から、東側に旧東海道が通っています。さらに品川付近からこの辺りまで貫通している元なぎさ通りがあり、鮫洲運動公園の東側に面しています。そして国道15号線なみの大通りになる海岸通りに至ります。
この国道15号線南品川三丁目交差点から、海岸通りの八潮橋交差点まで350 m。鮫洲運動公園からなら180 mほどの八潮橋交差点は、もう再開発地区の品川シーサイドフォレストの一画になっています。
ここには東京臨海高速鉄道りんかい線の品川シーサイド駅があり、オフィスビル、タワーマンションのほか、オーバルガーデンの下層階は商業施設になっていて、敷地内で隣接しているのがイオン品川シーサイドショッピングセンターになっています。
時にはイオンモールとして、全国どこでも代表的な大規模ショッピングセンターであっても、いわゆる都心部には存在しません。その中で品川シーサイド店は東雲、南砂と並んで都心部にもっとも近いもののひとつになります。
あとは環七通り付近まで行くと、東京の北側に4つほど。環七付近といっても、割合都心に近い碑文谷のダイエーが、イオンスタイルになったため加えるとして、東京では大きなイオンは、誰でも身近という訳ではないです。
鮫洲駅の駅前公園で遊んでから、子どもにとっても面白いものが揃うイオンに寄れば、帰りは品川シーサイド駅を利用してもいいです。イオンを含めて品川シーサイドには、かなりな台数分の駐車場も備わっています。
鮫洲運動公園を訪れるには(アクセスについて)
住所:東京都品川区東大井1-4-11
連絡先:03-5462-8160(鮫洲運動公園グランド)、03-5742-6789(品川区道路公園課)
鮫洲といえば、運転免許センター・試験場があり、品川ナンバーの陸運局となる東京運輸支局もあるため、自動車運転免許や車両関連の手続きなどで、関係する人にはなにかと縁のある場所です。
特に自動車免許の効力が停止している期間の方などは、利用することにもなるのが鮫洲駅です。駅のド真ん前といえる国道側の大井公園ほどではないにしろ、鮫洲運動公園も駅からすぐのところ。特に鮫洲運動公園は、国道と反対側の試験場へ行く途中になっています。
【公共交通機関を利用する場合】
最寄駅:京浜急行本線鮫洲
最寄バス停留所:都営バス東京工科専門学校前
(井92 大井町駅東口~八潮パークタウン循環)
国道側と違い、住宅街に面する鮫洲駅の東側は、反対側のマクドナルドに抜ける道と、住宅街に分け入っていくどちらも歩行者しか通れないような道以外は、進む方向は一緒です。
駅を出て右に曲がると、土地柄から代書屋さんや写真屋さんなどが並ぶ商店街に向かうことになります。
路地を進むと旧東海道にぶつかります。
鮫洲試験場への案内看板があります。旧東海道はそのまままっすぐ突っ切って進みます。
すぐに突き当りを左に進むように案内があります。
イタリア料理店のところにさらに試験場に曲がる案内があります。ここを曲がらずにほんの少し進むと公園があります。先にフェンスが見えるのが、鮫洲運動公園です。フェンスのところに着くと、グランドに入るゲートがあります。
フェンス沿いにもっと進んでいけば、遊戯広場の入口になります。築山になっている辺りで、看板もあるためすぐに分かるはずです。
もっと公園の脇を進んだところは、国道側から南品川三丁目まで進んだところの通りです。ここはくらやみ坂(旧仙台坂)の下、地下をりんかい線が大井町に向かっている道路(鮫洲大山線)です。
鮫洲運動公園の北側になる通りには公園の前に、東京工科専門学校前の停留所があります。八潮団地と大井町を結ぶ路線で、駅から近いこともあり、遠来ならば特にあまり利用者に該当する方はいなそうです。
品川シーサイド駅まで行けば、都心方面には品川でなく、大井町で京浜東北線、大崎で山の手線に連絡しています。逆方向に行くと、お台場や有明に向かってしまいます。
【自動車を利用する場合】
駐車場:ありません。
公園東側の元なぎさ通りに、コインパーキングが設置されています。
まとめ:それなりの魅力ある公園ながら大井公園と一緒に利用がよさそう
鮫洲駅前東側編とした特集の主旨のとおり、まさしく駅前公園となる大井公園と一緒に利用すれば、もっと満足度があがる公園です。もちろんここだけでも大型遊具の魅力も充分。
グランドの一般開放で自由に利用するというならば、なかなかこんなところはない使い勝手があります。小さな公園であっても侮れないのが、周辺環境が優れて、共に利用できる場所があるからだけ! ではない理由には、このグランドも大いに関係することになります。
公式サイト:とくにありません。