大型コンビネーション遊具やふわふわドーム、ちょうどよい季節なら水遊びまで自由に遊んでいいですよ! ということです。それならば、公共の施設でなくとも公園としての機能を果たすことに違いはありません。
子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。千葉県印西市のBIG HOP(ビックホップ)ガーデンモール印西は、ショッピングモールに設置されたいくつもの無料の大型遊具で遊べる場所です。
しかも駐車場だって無料のようなもの(制限ありながら充分な時間)。千葉ニュータウンの主要駅、印西牧の原駅の目の前なのですから駅前公園でもあるのです。利用に当たっても一切の気兼ねは要りません。完全無料で遊具を提供すること、それはビックホップガーデンモール印西の目的そのものなのですから!
民間企業が提供してくれるとてもありがたい無料の遊び場、いつものように独自に撮影した写真を満載してご案内してみます。
子どもが大型遊具で遊べるビックホップガーデンモール印西をしっかり解説!
BIG HOPガーデンモール印西の営業について
営業時間:10時~20時
定休日:なし
観覧車の足元にある大型遊具、アドベンチャーパーク
BIG HOPガーデンモール印西の一番西側、印西牧の原駅から見れば一番奥ということになります。遠くからでもこのショッピングモールを確認できる観覧車があり、その足元にある広場がアドベンチャーパークになります。
バリューモールと呼ぶ、BIG HOPガーデンモール印西の中心部分。そのGATE5の向うには、旋回するチューブスライダーを備えた大型コンビネーション遊具、ザイルクライミングが置かれていて、誰でも自由に遊べます。
ばっと見、アドベンチャーパークで目立つのはやはり緑の首長竜。観覧車に乗れば対面することになる恐竜の像には、胴体の中にファンタジーな壁画を楽しめるトンネルも作られています。
大恐竜の演出の効いた観覧車とくれば、ショッピングモールらしいアミューズメント。ところがBIG HOPガーデンモール印西ではこれに留まらず、真の楽しみといえるのは自由に無料で遊べる遊具のほうです。
樹脂製のチューブスライダーは、旋回は1回転のみながら、最初の傾斜で勢いのつく面白さがあります。
チューブスライダーが組みこまれたコンビネーション遊具の足元にも冒険心を刺激する仕掛けがたっぷり。
四角形に展開する地表部分はアスレチック風の登坂、渡りの遊具で構成されます。
それから、空中を渡るザイルのネットトンネルも通されています。
一番長いルートになるのは、ネットを使って壇上に上るところからです。ここから四角に進んで行きます。
ショートカットになるのは階段。少しチャレンジしたいならクライミングウォールを使ってもいいです。
次に板梯子のごく短い段差はあるとはいえ、滑り台はかなり小さな子どもでも遊べるようになっています。
最上部は踊り場的な中間点を経ての2階部分に該当します。チューブスライダーで旋回しながらの滑りでフィニッシュ! です。
恐竜と熱帯風の植生に加えて岩山があるのがアドベンチャーパーク。
岩場に渡された吊り橋はダミー。岩場そのものも登るルートはありません。
ただし、トンネルはくり抜かれています。
岩場のほうには、恐竜の体内に相当するトンネルとは違い装飾はなし。
さらに岩場をよく見てみると、何かレールのようなものがあるのに気づきます。岩場だけでなくアドベンチャーパーク全体に張り巡らされているようです。
ちょうど休憩所になっている観覧車の軒下で、レールの謎を解明する仕掛けが見つかります。
以前は、ボールが広場を駆け巡っていて、動的なワクワク感の演出がありました。現在は残念ながら故障してしまい、修理の予定も立っていないようです。
ザイルクライミングも高さは、周囲の建物の2階のフロアを越え、上の足場がちょうど2階程度になります。
それだけに底の部分は、とても細かいネットが張り巡らされて、ことさらな対策ができています。さすがは商業施設にある遊具。熟慮されてBIG HOPガーデンモール印西のイメージを損なわないよう万全の配慮を感じます。
公園広場にあるのはふわふわドームと小さな遊具
ザイルネットの細やかな配慮をみるにつけ、BIP HOPガーデンモール印西にふわふわドームが設置されて、自由に使えるのはとても意欲的だと感じます。
ふわふわドームはふたコブのものがひとつ。そこそこ大きさはあります。ただしひとつだけなので、場所柄もあるのでしょう。年齢制限が6歳までとなっており、幼児向けです。幼児専用にしなければ危険があるという判断は妥当でしょう。
ふわふわドームのある公園広場はBIG HOPガーデンモール印西の南側。GATE3から入ったところにあります。軒先に幼児対象の乗物を置いたゲームなどを扱うお店の前です。
他にスプリング遊具や迷路風の遊具があります。
公園広場の真ん中は天幕が張られた休憩スペースになっています。
場合によっては危険も生じるふわふわドームです。幼児対象の雰囲気の色濃い公園広場で年齢を区切って運用する決断です。安全と楽しさ、どちらも大切にするギリギリの判断やもしれません。なかなかの英断だと言えるのではないでしょうか。
幼児向けコーナーには複合遊具。季節には水遊びもできる地中海広場
小さめな子ども向けのコンビネーション遊具と、噴水での水遊びが楽しい地中海広場。バリューモールの駅前ビレッジとの連絡路のゲート、GATE1から入ったところにあります。つまりバリューモールの一番駅側です。
噴水での水遊びのスペースの周りに屋根がふたつのものとひとつの遊具があります。
別の言い方をすれば滑り台が組みこまれた高さのあるもの、
ただパネルが組み合わされただけのものという2種類で遊べるスペースです。
屋根がひとつの方の周りにはスプリング遊具が並んでいます。
ふたつ屋根のあるほうのコンビネーション遊具はなかなかの遊びの密度。
滑り台も3種類。チューブスライダーに旋回するタイプ、2連タイプと周りをぐるりと回って見れば、どれから滑ろうか迷いそうなほどです。
さりげなく、小さくほどよいネットトンネルの通路があったりします。
下が対面できるカウンターのようになっている上、ブラウンとベージュの組み合わされたパネルは、時間を掛ければ相当な絵が描けてしまいます。これは大人でも面白いほど。
さらに隣のパネルには、中から見れば何やら仕掛けがあるのです。
これは潜望鏡ののぞき窓。操作部の高さからすればまさに子ども目線です。
遊具の真ん中にはちょっと難易度が上る梯子も隠れています。とはいえ4段だけですから、ほんのちょっとした冒険に過ぎません。
充実した遊具があるとはいえ、夏に噴水が堪能出来れば何倍も価値がありそうな地中海広場になります。
ビックホップガーデンモール印西の象徴の観覧車そらっぱ
ビックホップガーデンモール印西はここだ! とひと目で分かるのが観覧車のそらっぱ。周囲から目立つだけに15分間抜群の眺望が手に入ります。
観覧車そらっぱ利用方法
料金:1人500円(4歳以上)
営業時間:10時~18時(土日祝日、春、夏、冬休み期間は19時まで)
運休日:毎週木曜日(祝日、春、夏、冬休み期間は営業)
フードコートにはキッズランドが!授乳室やベビーカーも貸出
こちらも無料となる子どものためのエリアがキッズランド。フードコート内に子どもサイズの椅子、テーブルが用意されたり、やわらか素材のスペースで遊べるようにもなっています。
また、フードコートに限らず随所に授乳室が設置され、ベビーカーも無料で利用できます。貸出はインフォメーションカウンターにてです。またスーパーマーケットのロピアとドラッグストアのクリエイトの間には、無料の休憩スペースビックホップラウンジがあり、購入した商品に限り飲食も自由です。
モール内のトイレもキレイなのはいうまでもなく、子どもにもしっかり対応されています。
ビックホップガーデンモール印西で子どもが喜びそうなお店
無料の遊具だけでなく、子どもが喜びそうな店舗もいろいろ揃っています。ただし、こちらはもちろん料金が掛かります。
最大級の規模のファンタジーキッズリゾート
商業施設内の遊び場としてお馴染みのファンタジーキッズリゾートが、ここにもあります。ここの室内遊園地は日本最大級とのこと。
屋内動物園となるのはここだけ!Moff animal world
動物とのふれあい施設を展開するMoff社の中でも、ヒツジやアルパカなどの比較的大きな動物がいる屋内動物園はここだけです。
日本最大の専用施設面積!ロッキー印西
ボルダリング体験ができるのが、日本最大の専用施設となるロッキー印西。ボルダリングはロープ等を使わずに、クライミングシューズとチョーク(炭酸マグネシウムの粉、手指の汗を吸収する)、そして自らの力を使って行うロッククライミングのことです。利用は4歳以上です。
ふたつのコースを備えるRCショップ!トップ・フォース
ラジコンサーキットのあるラジコンのお店。京商のコンプリートマシン、ミニッツとドリフト、それぞれの専用コースがあります。
さすがの品揃え!二木の菓子
上野アメ横のお菓子専門店が出店。巨大な駄菓子屋となる二木の菓子の品揃えはさすがです。
ビックホップガーデンモール印西を訪れるには(アクセスについて)
住所:千葉県印西市市原1-2
連絡先:0476-40-7505(BIG HOP ガーデンモール印西インフォメーションセンター)
公式サイトからの引用
東関東自動車道 千葉北ICより北に約18km
常磐自動車道 柏ICより約27km京成線 京成高砂駅より印西牧の原駅まで 32分
JR武蔵野線 東松戸駅より印西牧の原駅まで 22分
新京成線・東武野田線 新鎌ヶ谷駅より印西牧の原駅まで 15分
自動車でも鉄道を利用しても便利なのは、さすがにショッピングモールだけあります。印西市も東洋経済新報社の「住みやすい街ランキング」で首位を取り続ける評価を得るなど興味深い場所です。
ただ、下総の新興地域だけあり首都圏でも、印西牧の原や千葉ニュータウンがどのようなところなのかは、意外に知られていないところもあるでしょう。地理的にも孤立している面があり、自動車と公共交通手段、どちらがおすすめになるのかは一概に言えない場所です。
【自動車を利用する場合】
駐車場:平日4時間、土日祝日8時間まで無料(2,000台)
以後30分100円、当日24時まで最大料金平日300円、土日祝日500円
- 遊具の利用に便利な駐車場
- アドベンチャーパーク:Dzone、Azone
- 地中海広場:Azone、B-1zone
- ふわふわドーム・遊具:Czone
Azoneの一部に屋根付きの駐車場があります。駐車場への入庫は、すべての入口で左折にて進入となっています。
最寄インターチェンジからは千葉北(北行)、柏(南行)、いずれの場合も国道16号線から国道464号線を利用します。ただしこの場所、国道16号線の渋滞状況は把握したほうがよいです。最寄とはいってもどちらのI.Cからも距離があります。東京からの場合、一般道の利用とさほど変わらない可能性があります。
【公共交通機関を利用する場合】
最寄り駅:北総線印西牧の原駅改札出てすぐ左
千葉ニュータウンのために作られた歴史を持つ北総線。同じ線路を鉄道での成田と東京の最短アクセス方法となる、京成電鉄のスカイライナーやアクセス特急も走ります。込み入った事情と歴史のある路線で、運賃が高いことでも知られます。
駅を降りればすぐにBIGHOPガーデンモール印西です。改札から左に向かうと、モール内駅前ビレッジへのゲートがあります。遊具のあるバリューモールは駅前ビレッジを抜けたところです。
まとめ:徹底した公園利用への配慮、気兼ねなく使えるありがたい遊び場
ここまで徹底して公園のようなものとなるショッピングモールも見事です。遊園地風となる観覧車もあるとはいえ、むしろその方が添え物のようなもの。完全無料の公園のような遊びだけで充分満足できる遊具が揃うのは驚きです。
ついでの買い物は是非ここで! となるのも当然なくらいお世話になった感が強い内容です。なぜどこでもここまでやらないのか? BIG HOPガーデンモール印西を訪れた後はそんな気持ちがしてくるくらい。感謝の念を込めて、敢えて買い物だけでも来たくなる遊び場になっています。
公式サイト:BIG HOP