子どもと無料で楽しむ都立林試の森公園【東京都品川区、目黒区、人気の遊び場】

都心近くの住宅街に残る林間に、ちょっとした遊具が並んでいます。ただ、どちらかといえば、売り物になるのは夏の間の水遊び場なのかな? と思えます。子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思えた場所をご紹介しています。

都立の大きな公園で、東京都心部に一番近くて規模も大きな、豊かな公園の緑だといっていいでしょう。もっと広い敷地の代々木公園には、さらに大きな森があるようにみえます。けれども実際に森のようになっているのは、隣接する明治神宮のものです。

東京でも皇室関連の場所には一般には立ち入れない森が!

皇居の深い森の部分も皇居外苑北の丸公園ではなく、通常は一般的に立ち入ることはできないところです。林試の森公園から比較的近くの白金台には自然教育園があって、都立庭園美術館の庭園と相まって、森林としては遥かに規模が大きなものです。

自然教育園(ここは自然公園)ならば手つかずの森のよう

ただし片隅のどんぐり公園が一連になっていても、主な部分は国立科学博物館の付属施設部分で都市公園ではありません。対して林試の森と呼んでいるのは森があるというよりも、かつて林業試験場として樹木の研究がてら、植林がされていたことにちなんでいます。

だから武蔵野の森が保存されているということでなく、豊かな植生による林間ではあっても、あまり森! というイメージはないように思います。むしろ適度な緑に囲まれて、ゆったり過ごせる広場がある公園といった趣です。それで散策にはぴったり。

かつては公園の北側には、府中に移転した競馬場(目黒競馬場)があったといっても、いまではあとかたもなく、周囲を住宅が埋め尽くしています。また公園のちょうど真ん中辺りが谷間になっていて、林間なだけでなく豊かな水辺も残されています。

園内でも目立つ立派な橋が架けられたこの水辺は、公園南側を流れていた品川用水から、北側に沿う羅漢寺川(暗渠となりいまは遊歩道)への通水路だったものです。羅漢寺川はすぐ近くから始まっていて、目黒不動尊の湧水を併せて目黒川に注ぎます。

豊富な湧水をその霊験の源とする瀧泉寺である、目黒不動尊にもみられるように、江戸時代からパワースポットだった辺り。すると林試の森公園のじゃぶじゃぶ池も、あたかも目黒不動の独鈷の滝の如く、あやかれるものがありそうな気がしてきます。

鮫洲大山線はとりあえず、林試の森公園近くの目黒通りまで

実際にはそんなロマンチックなものでなくとも、季節にはとても人気であることは間違いないです。水遊び場として地域を代表するものといえます。もう流れていない品川用水は、いまなら都道420号鮫洲大山線がそうであるかのように地域を繋いでいました。

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そもそも品川用水は、南に向かったところの戸越公園となった、細川家の下屋敷への用途だったもの。庭園の池のために導水したものが、あとから農業用水に使われるようになったのです。地域の暮らしや発展のために役立った品川用水。

武蔵小山駅から鮫洲大山線と並行する東京一のアーケード、パルムに注目

上水道に不足があろうはずはない現代の課題に対して、山手通り(環六)と環七の真ん中辺りを貫き、交通の利便性を向上させるべく計画された、鮫洲大山線。ここを素通りするよりも、もっと興味深い動線がいまでは品川用水の代わりに地域を盛り上げています。

鮫洲大山線沿い、武蔵小山パルムの駅とは反対の端付近にスクエア荏原の遊具

なんだったら林試の森公園の最寄駅、武蔵小山パルム商店街から戸越銀座商店街を抜けて戸越公園へ、ちょっと長い道のりではあっても面白い散策路もあります。いつものように独自に撮影した写真を満載して、人気の遊び場へのお出かけに役立つようガイドします。

子どもが大型遊具で遊べる林試の森公園をしっかり解説!

水辺に架かる大きな橋の両端あたり、公園の中央付近に遊具があります。橋の西側にじゃぶじゃぶ池と、遊具のある幼児コーナー。東側には冒険広場があって、アスレチックテイストの遊具が置かれています。

アスレチックテイストで活発に遊べる冒険広場

林間の雰囲気が満点で、スケールも大きな林試の森公園で遊具については、全般的に素朴なものです。それでも冒険広場についてはアスレチックテイストで、活発な遊びを提供してくれます。

やはり豪快に遊べて目を引くのはターザンロープ。スタート台は短いものの傾斜があって蹴り出しに便利な、よく分かっている! といっていい機能的なタイプ。設置されているのは平らな場所です。

ターザンロープの隣には、低い位置からの小さなすべり台が組み込まれた遊具があります。コンビネーションされるのは、すべり台の小ささとは裏腹なチャレンジが、ちょっと意外な感じ。

雲梯を使ってすべり台にたどり着くほうは、なかなかの運動量になりそう。たどり着く足場には、パネル遊具が組み付けられています。こんなところはあくまで幼児向け。

幼児でも挑める低く小さなすべり台まで、パネル遊具を楽しみながらのんびりいくのも、あえて雲梯を渡り切るチャレンジを志すのも、子ども次第という選択肢がある遊具です。

さらには鉄のバーが複雑に組み込まれた、いくつもの柱が立つ遊具が並びます。横渡りよりも縦に上るほうがメインとなりそうな、小さなものです。

冒険広場の遊具はさらにもうひとつ。難易度が一番高く、どこにも安易な上りの手段は用意されていないです。突起が足場、手掛かりになりそうなスロープか、はんとう棒を上るかしてたどり着いた場所は、リングトンネルの出発点。

さして高い位置でもない代わりに、防御ネットなどもないリングを抜ければ、地上とのアクセスは垂直のクライミングウォールか、うねるラダーのみです。

中間地点には、小さなほうのコンビネーション遊具にもあったパネル遊具。少し勇気があれば行けるレベル? とりあえずリングトンネルの高さは、見守りも支えてあげることも可能。

ただし挑むためにはクライミングウォールか、ハードなスロープ、うねうねのラダーどれかをこなさなければなりません。小さな子どもには、ちょっとした試練付きの遊具です。

広い砂場が特徴の幼児コーナー

大きな円形に作られた砂場は、休日に少しくらい込み合っても大丈夫! に思える広さがあります。

コーナーの一画には立派なトイレ棟、自動販売機なども備わっている、林試の森公園幼児コーナー

主役になるのはコンビネーション遊具。幼児コーナーに置かれるのに相応しいくらいの大きさで、目を見張るような規模のものではないです。

ただし、内容はなかなかの濃さ。面白さがギュと詰まって、ちょっとした空中散歩で周回できます。ラダーかステップを上るのが一端。ネットで横渡りと、ネットの橋を渡ってすべり台を目指すものです。

すべり台のスタート台へのショートカットは滑る面と同じほうの、大きなステップつきのウォール。そちらとは違う背面側には、クライミングウォールのステップがあるものの、上のウォールまで乗り越えるものではなさそう。

中間地点には階段があります。一番簡単な上り以外にも、ネットスロープもあるので、ショートカットするにも選択肢があることになります。

高さは抑えられた横渡りネットを使うフルコースのための、最初の足場に上るのは決して難しいとは思えないものの、ただの階段ではありません。全てを挑むためには全身を使ってみなければならない様子。

幼児の成長過程を、よく織込んだ遊具があるといえそうです。さりげなく、ただの幼児向けに留まらない意欲が見られるのは注目です。他にはスプリング遊具も置かれています。

時期限定でも、もしかしたら遊びの主役級のじゃぶじゃぶ池

いわゆる夏休みの期間中開場するじゃぶじゃぶ池は、林試の森公園の遊びを語るうえで忘れられない存在感があります。

少し地形が盛り上がっている幼児コーナーのところを、少し下った場所にじゃぶじゃぶ池はあります。滝を模したようなところから出てくる流れは、渓流を意識したような雰囲気で続きます。

流れの幅、長さとも、このあたりでは他にない規模になります。対象は小学3年生以下、期間中でも点検清掃日があって、定休日となります。事前にご確認を!

少し西側の林試の森公園キャンプ場(デイキャンプ場)を加えれば、林試の森公園の子どもの遊び場になる施設はすべて。5~10月の10~16時に、対象は小・中学生で利用できます。

林試の森公園と遊具ありの小山台公園の関係とは?

品川用水の流れていたルートとなる林試の森公園の南側を抜ける小道沿い、西門に向かう少し手前で小さいものとはいえ、そこそこともいえる遊具が確認できるのが品川区立小山台公園。他にもブランコ、しっかり囲いのある砂場があります。

さらに奥に進むと広場や網で囲われた運動スペース? があり、さらに園路が続いています。

この園路の先一般道路を渡ったところが、事実上の羅漢寺川プロムナード(羅漢寺川の暗渠部の上の歩道)の始まりといっていいでしょう。小山台公園林試の森公園は、実際にはすでに公道を跨いで隣接しているというか、繋がっているも同然な状態です。

小山台公園の遊具の隣にある広場からの道は林試の森公園に連絡済み

いまのところ、どちらの公園とも告知されていない、どうみてもどちらかの一部のような空地になっています。ここは都営民生住宅跡地。2019(平成31)年に林試の森公園の拡張部(都によるもの)と、品川区の社会福祉施設用地に変更されることになりました。

小山台公園の遊具は林試の森冒険コーナーのもの並み

変更というのは、もともとは1955(昭和30)年には荏原公園としてすでに開園していた小山台公園(荏原公園を1971(昭和46)年に改称)の東側として計画(つまり品川区のもの)されていたところだからです。

林試の森公園西門付近は整備が進む付近のエリア

林試の森公園の場所についても、一体の計画として昭和30年代よりすでに目黒公園として都市計画がなされていて、敷地は品川区と目黒区を跨いでいることもあり、1978(昭和53)年に林業試験場が筑波に移転した後は、都が計画を実行していくことになりました。

一番大きな門といっていいつくし門(東南側)の周囲は細い街路沿いの密集住宅地

そうして1989(平成元)年に開園したのが、林試の森公園になります。南の西側の南門周囲には国や自治体の住宅施設があったため、そうしたものの廃止に伴い、西門北門付近に加えて、これもまた林試の森公園に加えられることも決まっています。

林試の森公園を訪れるには(アクセスについて)

住所:東京都品川区小山台二丁目、目黒区下目黒五丁目
連絡先:03-3792-3800(林試の森公園サービスセンター 品川区小山台2-6-11)

公式サイトからの引用
東急目黒線・都営三田線・東京メトロ南北線「武蔵小山」徒歩10分
JR渋谷駅から東急バス(恵比寿経由)五反田行き(72系統)「林試の森入口」下車 徒歩1分

【公共交通機関を利用する場合】

最寄駅:東急目黒線武蔵小山駅約600 m(水車門手前水車のところまで)

最寄バス停留所:東急バス林試の森入口

東門を利用するならばそこまでは、隣の不動前駅を利用したほうがやや近いです。それが物語るように、目黒不動尊は公園のすぐ東側に位置しています。周囲は狭隘な路地も多い住宅街で、どこからでも簡単にたどり着く道はありません。

武蔵小山駅からならば、目指すべきは水車門、ただし分かりやすい道はなし

公園のすぐ近くで最も広い道は元競馬通りで、駅とは反対側になる公園の北側を通っています。周囲では唯一2車線(片側1車線)となる車道で、それもこの辺りだけのことになります。

不動前駅から目指す東門は、主要園路で北門、南門と連絡する出入口

バス停留所は公園敷地の東北、元競馬場通りを少しだけ目黒不動尊に向かったところにあります。渋谷駅と五反田駅間、恵比寿駅、目黒不動尊などを経由する路線を利用できます。この渋72系統は五反田と清水(東急バス目黒営業所前の目黒通り)での運行もあります。

バス停最寄のあかしあ門からなら、冒険広場横の倒木の辺りに向かう小道を利用

バス停留所の位置が公園の端の先でもあり、沿道の方以外は電車を利用するのがよさそうです。バス路線は都道420号鮫洲大山線も運行しているものの、この反11、12路線こそ電車利用時の利便性と重なってしまいます。

【自動車を利用する場合】

駐車場:ありません

周囲は密集市街地で住宅に囲まれていることもあり、駐車場を確保するのは難儀する可能性が高いです。西門にも向かえる辺りから、都道420号線にパーキングメーターはあります。

パルム商店街の駐車場は大きなもの、商店街の店舗利用で割引あり

どうしても車で行くのならば、武蔵小山パルム商店街を利用がてら、商店街組合が運営する駐車場を利用するのも手です。

まとめ:東京23区、都心付近の主な大きな公園のひとつ

東京都心近くで大きな公園を挙げていけば、主要なもののひとつに入ります。森と名がついていても、実際には林間をのびのびと利用できる広場と、散策が楽しめる公園でもあります。

公園の規模にしてみれば、遊具についてはどうしてもそこそこといったもの。ただし、遊び場としてのお出かけ先にするならば、オプションとでもいえるものが! 商店街と都道420号鮫洲大山線が着目点。戸越公園の関連記事はそんな視点も添えてあります。

公式サイト:東京都公園協会 林試の森公園

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