【公園総まとめ】公園選び写真満載の参考書!公園のすべてが丸わかり

公園とは何か? といわれて簡単に答えるなら、誰でもそれぞれの目的に合わせて、自由な形で余暇を過ごせるように用意されたもの! といえるでしょうか。使う人の目線からすれば、何か心に期するものがあることは、間違いないはずです。

都市公園を定める法律では、「公共の福祉の増進に資する」ことが大前提。つまりみんなのためになる場所ということで、老いも若きも、元気一杯でも、時には病を抱えていたとしても、訪問が日常だとしても、非日常な特別なお出かけの機会だとしても、役に立つといいなということです。

そこで叶えられることや、設置の目的などは、そもそもの前提の元、もちろんそれぞれ。公園の設置は政令で、一定の基準数を満たすように求められています。時には、だからあるだけのように思える場合も、並々ならぬ意欲があって実現したように思える場合もあるでしょう。

ひとつひとつは違っているからこそ、どこにどんな公園があって、何が楽しく面白いのか、そこに公園があるのは何のためで、どんな風に役に立っているのか、見つけにいっている「子どもと楽しむ公園」シリーズ。子どもと遊ぶ公園特集ですから、いつもは遊具の解説を主眼としています。

おすすめの公園情報としては、重点を置いているのが各地の大型公園。独自に撮影した写真を満載して、人気の遊び場へのお出かけに役立つようガイドしています。それぞれの公園の特徴や見どころ、注目すべき遊びのポイントやアクセスまで、徹底取材。

公園情報まとめは、特集してきた公園を切り口ごとにまとめたものです。探している公園を見つけるのに便利なように、視点ごとに並べて公園選びの参考書足りえるようにしています。

ただし、特に都市公園については、子どものためだけにある訳ではありません。それでも街から離れた、大型公園などに保護者が伴に出かけたり、親子は大きなテーマとはいえ、大人の憩いや、スポーツの場としても、役割を求められているのが公園です。

そんな公園というものの役割は何なのか? という点をここならそんな役割にぴったりという例をあげながら、公園のすべてとして総まとめしてみます。

公園とは何?何のためにあるもの?

冒頭では公園とは何かについて簡単に答えてしまっています。このことについては少し補足の説明が必要です。公園という言葉を分類してしまう前に、すべてにあてはめてもよさそうな答えもあるのです。

公園とは何?それは原則として建蔽されない場所

その答えが何かといえば、公園とはオープンスペースのことだ! ということです。原則として建蔽されないエリアというのは、公園というものに当てはめてよい定義になります。もっともすぐ近所にある小さな公園であっても、まったく建物がないのも珍しいでしょう。

大抵はある建物の例として、トイレが挙げられます。こういう利用者に必要不可欠なものや、公園の目的に合致する施設は建築が認められます。ただし、なるべく建築物をなくすることは公園の目的になっています。

都市公園は自然公園とは異なるもの、違いは?

そのうえで、誰もが目的に沿って自由に過ごせる公園! として考えられるのは、都市公園やそれに類するものです。そのように考えるのは、都市公園として法律で定められたものや類似のものの他に、むしろもっと前から存在する国立公園など、いわゆる自然公園があるからです。

自然公園はそこで過ごすことだけを、必ずしも目的としません。自然公園として定められた地域の風景や、そこで暮らす生き物の生活含めた、自然環境を保護することが目的になります。むしろ立ち入る場合には、環境を保全することに努めなければならないと定めてあります。

昭和初期の国立公園法から始まる自然公園

1931(昭和6)年に定められた国立公園法は、都道府県立の自然公園を、同様の趣旨で保全することを明確にして、1957(昭和32)年に自然公園法として生まれ変わっています。従来からの国立公園、国定公園に都道府県立のものを含めて環境保全を目的とするものを自然公園としています。

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(遊び場というよりひょっとすると表丹沢、東丹沢の玄関口、大倉入口の秦野ビジターセンターのほうが有名かもしれない公園。)

占領統治後に定められた公園の定義

都市公園法が定められたのは、1956(昭和31)年。サンフランシスコ講和条約の発効により自治権を回復したのが、1952(昭和27)年です。この頃に公園というものが何なのか、はっきりと定められたといえます。

この都市公園というのは都会の公園とか、街の公園という意味とはちょっと違います。都市公園も自然公園も、法律で定められた用語。むしろ双方を比べ、違いを表すのに便利な用語があって、自然公園は地域制公園とされ、都市公園は営造物公園とされます。

公園をまず大きくふたつに分類

  1. 地域制公園(国立公園、国定公園、都道府県立自然公園)
  2. 営造物公園(都市公園、国民公園、その他)

私有地を含み公用制限する自然公園と、公営になる営造物公園

富士山の眺め制度上当然、自然公園の中にある都市公園というものも生まれます。

自然公園は国立公園法が定められた時から、優れた自然の景観地を保護する「区域」を定めるもので、そこには私有地も含まれています。例えば制定時、国立公園として念頭にあった富士山も、山頂の神社の部分は私有地です。

日光国立公園の範囲日光国立公園の範囲 出典:環境省ホームページ

同じく日光国立公園地域内の寺社も私有地。日光の例でいえば陸域の1/3弱は私有地になっています。こうした区域では財産権を尊重することが定められると同時に、環境保護のための公用制限を受けています。

つまり公共の持ち物でなくても、使い方は制限されることになります。施設や木々など含めて、公共の持ち物とは限らない自然公園に対して、営造物公園では国や自治体が設置と管理を行います。敷地については、自治体が所有していないケースはあり得ます。

事例1:周囲はすっかり市街地の和田堀公園(東京都杉並区)は借地を活用して拡張

ただし、都市公園の廃止は公益上の特別の必要がある、もしくは代替のものを設置しなければできないよう定められているため、借地の場合は問題が生じる可能性がありました。このため賃貸借契約の終了に伴う公園の廃止について可能となるよう、2004(平成16)年に法改正されました。

事例2:東京都の郊外、八王子や町田の多摩丘陵の公園も借地を活用の方針
長沼公園小山田緑地

とはいえ、都市公園は土地収用可能な事業で、契約終了で敷地を返すことになっても、公園にある施設の所有権の問題もでてきます。都市公園のあり方からしても所有が望ましく、現実的には借地であって契約が切れても、そのまま契約更新、もしくは自治体が譲り受けて所有する公園とするよう目指すことになるでしょう。

営造物という言葉は、建築物に近い言葉ながら、公園についていう場合は、(公)営(で)造(った)物(である)公園と解釈すれば、言葉通りのものになります。都市公園に関しては法律でも、地方公共団体か国以外が設置するケースは定めていません。

大きく分けた公園それぞれの根拠法令

  • 地域制公園の自然公園としての根拠法令 自然公園法
  • 営造物公園の都市公園としての根拠法令 都市公園法
  • 営造物公園の国民公園としての根拠法令 国有財産法他

ありのままの自然でなくとも緑化は意識

あいち健康の森薬草園あいち健康の森薬草園にはオタネニンジンの栽培ハウスも

都市公園は、ありのままの自然を保全することを主な目的にはしていない(憩いの手段としてはあり)とはいえ、緑化という意味では都市公園の管理方針として、都市緑地法によって緑の保全に努めることになっていて、森や林、草地、水辺、農地であることも強く意識するようになっています。

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人が訪れて過ごすための公園を追求する子どもと楽しむ公園シリーズ

さらに都市公園とならない何らかの事情で、空き地や緑地、遊び場として開放されているものを含め、児童厚生施設を併せ、環境省が管理することになっている皇居外京都御苑新宿御苑千鳥ケ淵戦没者墓苑(国民公園と呼ぶ)を加えると、公園のようなものはすべてになります。

人のためにある営造物公園である都市公園と、自然環境のためにある地域制公園である自然公園。ともかく法律では公園は、大きくこのふたつに分けられています。「子どもと楽しむ公園」シリーズが訪れて、ガイドしている公園はこのうち、都市公園などの営造物公園のほう。

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公園といっても、この人が訪れて自由に余暇を過ごせるもののほうを、さらにもう少し詳しく、お出かけに役立つようにみてゆきます。

公園の種類とこどもの国の関係、室内遊戯施設は?

そこに既に私有地や私有物があったとしても、その財産権は残しつつも優れた自然景観を保護するために、指定区域全体に公園としての規制を掛ける自然公園。国や自治体が、皆で普段の憩いの場として利用できるように管理している都市公園など。

都市部では災害などの緊急時の避難地としてもオープンスペースが役にたつことは歴史が証明済み。都市公園は防災面でも、利用が意識されています。対応に必要な物資の備蓄庫など備えたり、国では災害の広域対応の拠点として整備する例も出ています。

地域制公園と営造物公園として区分できる、自然公園と都市公園は、違う法律に基づいて設けられている公園だということが分かれば、自然公園「区域」の中に、都市公園が設けられることがあるのも納得できます。

このように区分けできる営造物公園について、もっと詳しくみてゆこうとしたなら、都市公園法施行令という政令に注目することになります。都市公園法では、政令で定めるものについて決めてあります。

政令とは何かといえば、法律を実施するために内閣が制定するものです。日本国憲法で内閣の行う事務として規定されているものです。公園を皆で楽しく有益に使うための規定は、選挙で議員を選び、議員の選んだ総理大臣が組閣する内閣によって、コントロールができる仕組みです。

ちなみにどうせなら知っておいたほうがよいこととして、政令そのものには、従わなかったからといって罰則を設けることはできません。罰則が必要ならば、法律を作らなければなりません。つまり国会が決議しなければならないのです。

都市公園の設置基準といったものも、都市公園法で政令で定めるものと決まっています。都市公園法施行以来、目標とする基準を目指した昭和の時代をへて、量の面ではほぼ最低基準は達成したと考えられて、政令も改正が続いてきました。

全国画一の基準から、地域の実情に合わせてさらに質の向上を目指しているのが、平成の中頃からの流れといえます。国が設置する基準は当初からのものが守られるとはいえ、地方自治体の公園については条例で独自に定めていく方針になっています。

とはいっても、従来の基準を参酌(比較して参考にする)して決めることが求められます。やはり公園がオープンスペースで、誰でも自由に利用できることは外せない大前提になります。次にそうした基準がどんなものなのか? をみてみます。

公園の分類、都市公園法施行令で定められているのは

まず都市公園の管理を行ううえでの、配置、規模、位置などの基準からみれば、公園の種類は国が設置するものと、地方公共団体が設置するものに分かれます。

都市公園の大きな分類
国が設置するもの 管理は政令の基準による
面積はおおむね300 ha以上とする
地方公共団体が設置するもの 管理は政令を参酌して定める条例による

国が設置するものについては、災害時に広域的な災害救助の拠点となるものと、その他に区分されています。その他の国が設置する公園というのは、具体的には国営公園のことになるでしょう。

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最も大きな国営公園となる、国営木曽三川公園の記事の中に、一覧があります。広域的な災害救助の拠点となる公園(広域防災公園)は、その一覧に挙げた東京臨海広域防災公園が該当するでしょう。

そもそも他の国営公園とは、毛色が違う東京臨海広域防災公園は、いまだ国営公園として広報されるものの、いずれ分類されたり、同じようなものが整備されたりする可能性があります。

地方公共団体が設置するものとしては、どの程度の地域の居住者が対象になるかで分けたうえで、特殊な目的の都市公園の具体例も挙げています。

地方公共団体が設置する都市公園の種類
主として街区内に居住する者の利用のための公園 面積0.25 haを参酌
主として近隣に居住する者の利用のための公園 面積2 haを参酌
主として徒歩圏域内に居住する者のため公園 面積4 haを参酌
主としてひとつの市町村の区域内に居住する者のため公園 総合的な利用 充分機能を果たせる面積を確保
主として運動のために利用
ひとつの市町村の区域を超える広域に居住する者のための総合的な目的で利用する公園 充分機能を果たせる面積を確保
主として特定の目的 公害や災害からの緩衝地、風致の享受のため、動植物の生息地、生育地としての樹林地等の保護のため、主として市街地の中心での休息又は鑑賞のため などは配置、面積を条例で定める

かつてはもっと細かな分類があり、それぞれに対して面積の基準と誘致距離というものが定められて、法律でネーミングがされていました。整備の古い公園ほど、影響の名残りがあります。誘導距離については、定めがなくなりました。

面積については、そのまま国営公園で基準として、住区基幹公園に該当していたものについては、継続して参酌基準として決められています。ちなみに都市公園法施行令では、住民一人当たりの都市公園の敷地面積は、10 ㎡以上(市街地においては5 ㎡以上)を標準としています。

以上というのは、この最低限をこえてどんどん豊かな環境を目指す! という意図があるからです。市街地の基準が低いのは、用地の確保が足かせとなって、公園面積の標準を満たすために、郊外ばかりに公園が集中するのを避けるためです。

都市緑地法の市民緑地が同じ市町村にある場合は、それを考慮して控除されます。かつての分類も公園名などにも反映していることが多く、用語として通用するため把握しておくと便利です。

かつての都市公園の分類表と定められた標準面積

大規模公園
想定対象エリアは市町村の区域を超えた広域的なもの
レクリエーション都市 大都市圏その他都市圏から行ける全体規模1,000 haを標準とする
広域公園 地方生活圏等の広域ブロックに面積50 ha以上を標準とする
都市基幹公園
想定対象エリアはひとつの都市
総合公園 都市規模に応じた10 ha~50 haを標準とする
運動公園 主に運動の目的で都市規模に応じて15 ha~75 haを標準とする
住区基幹公園
想定対象エリアは街区、近隣、徒歩圏
地区公園 1 kmを利用範囲(誘致距離)として想定し4 haを標準とする(特定地区カントリーパークではこれ以上)
近隣公園 500 mを利用範囲(誘致距離)として想定し2 haを標準とする
街区公園 250 mを利用範囲(誘致距離)として想定し0.25 haを標準とする
国営公園
想定対象エリアはひとつの都府県を超える広域。300 ha以上を標準とする
緩衝緑地等
特殊公園 風致公園、動植物公園、歴史公園、墓園等特殊な公園で、その目的に則し配置するため特に規定なし
緩衝緑地 主に公害対策で設けられる緑地で、目的に応じて配置するため特に規定なし
都市緑地 都市の自然環境の保全と改善、景観の向上を図るのが主な目的の緑地。1箇所あたり面積0.1 ha以上を標準とする。特に緑の増加を意識したものについては0.05 ha以上でもよい。
緑道 災害時の避難路の確保、都市生活の安全性、快適性の確保などを主な目的に、歩道または自転車道路を主体とする緑地。幅員10~20 mを標準とする。人の集まる場所を相互に結ぶように設置。

これらの基準では、公園にどの程度の駐車場を確保するつもりなのか? も見えてくるものがありました。駐車場に関しては、例えば神奈川県の事情を詳しくみた記事があります。

裏ワザも!無料で使える駐車場ガイド【神奈川県の公園】小さな子どもと遊ぶ時には特に、自動車で出かけられれば便利です。世の中には大型公園であっても駅前公園という例もあり、都市の地下鉄駅などはす...

公園整備に民間が参入して、駐車場に限らず公園の様子が変わっている現状には、地方自治体が独自の基準で公園を運営していこうという流れと、民間活力の導入というものが合わさった結果と言えます。

立体都市公園の試みなど政令の活用例

政令で問題を解決した例として、公園に対する試みとしては、立体都市公園があります。第1号となったのは、神奈川県横浜市のみなとみらい線元町・中華街駅の駅舎上部を利用したアメリカ山公園

もっと分かりやすい例は、東京都目黒区の目黒天空公園です。首都高速道路の中央環状線と、3号渋谷線の大橋ジャンクションは、巨大なループ構造の建物になっています。この楕円形の巨大建築物の屋上は、坂を上っていく庭園になっています。

そもそもがオープンスペースである公園については、敷地内の建築物について、都市公園法の段階で決まりがあります。広場と園路以外は、政令で細かなことが決まっています。ついては公園を目的通り機能させるために、建築物の割合を法律で定めているのです。

都市公園の建蔽率は、100分の2を参酌基準(国が設置の場合は規定通り)として、条例で定めることになっています。動物園だけは法律で名指しで特別な割合を定められることになっていて、その他の場合も同様に特別に、政令で定めることも認めています。

目黒天空公園の例でいえば、敷地は全部建築物になってしまい、立体都市公園の規定がなければ、従来は都市公園にはできませんでした。立体都市公園は、こうした建物の屋上や人工地盤を公園にすること、公園の地下を利用することを可能にする制度です。

アメリカ山公園の構造イメージ初の立体都市公園アメリカ山公園イメージ 出典:国土交通省PDF資料より抜粋

都市公園法に立体的区域とする都市公園を定めたうえで、オープンスペースとしての機能を損なわないように、都市公園法施行令に細かな規定が追加されました。運営に当たっての詳細は、ほとんど政令によるものになります。

立体公園事例:名古屋栄のテレビ塔横にあるオアシス21も該当例

政令には行き来が自由にできる手段があって、その方法や存在そのものが周知できるように標識などが設けられるなどの配慮が定められ、オープンスペースなだけでなく建物の屋上などでも、都市緑地法などに基づく緑化が図られることも決められています。

特に法改正が必要だった部分は、公園と一体になる建物の権利関係についてです。実際に定められた法律をみれば、相当な私権の制限を受けることになります。そのため、公共施設と一体、または宮下公園(東京都渋谷区)のようにもともとの敷地の活用などが想定されます。

こうした変化も皆が楽しく使えればいい! ということが基本です。何かあったならば皆のために役立てばなおさら、という明確な目的を達成するための工夫も盛り込まれている都市公園。まさしく営造物公園の言葉通りの意味を具現しています。

国民公園は国民に開放された皇室資産を管理するもの

都市(営造物)公園のようなものには、他に国民公園があり国(環境省)が管理しています。千鳥ヶ淵戦没者墓苑含めて旧皇室資産で、つまり現在は国有財産。1947(昭和22)年の旧皇室苑地の運営に関する件についての閣議決定により、国有財産としての皇居外苑、京都御苑、新宿御苑を公開することにしました。これに公園としての性格を有する墓地として、千鳥ヶ淵を含めて国民公園としています。

児童館や児童遊園は児童厚生施設

児童厚生施設というものは何かといえば、児童福祉法に定められている施設です。児童福祉法も1947(昭和22)年の法律で、この年は日本国が始まった年(日本国憲法施行)。児童館とか児童遊園が児童厚生施設に当たり、屋内施設が児童館、屋外施設が児童遊園です。

児童遊園は公園だ! と認識されていることが多いでしょう。公園に屋内施設がない訳ではないとはいえ、本来がオープンスペースの公園に、児童館は含めて考えないこと、特に法律のことを意識せずとも、そう思ってた方も多いのでは? と思います。

もっともその理由としては、児童厚生施設には指導員が置かれることになっています。人員が配置されていることもあり、児童館では利用の際に利用台帳のようなものに氏名を記入することが多いです。その管理体制は、何か公園とは違うと思わせるのに、充分なのでしょう。

もっとも児童厚生施設というのは子どものための施設という、明確な目的があります。正確には児童という表現になっていて、児童福祉法における児童とは、18歳未満の者を指します。これは他の法律では違った定義の場合もあります。

よく知られているのは、小学校に通う子供を児童とする区分でしょう。学校基本法に定められているものです。学校との関係でいえば、児童福祉法そのものが、家庭で過ごす以外の時間を健全に確保する法律といえます。法そのものは、児童の生活多岐に渡っています。

場合によっては、家庭環境が子どもの福祉に適さないという判断の場合の対応もあれば、家庭と学校で過ごす時間以外のことを意識したものもあります。児童厚生施設とは、そんな中で子どもに健全な遊びを与え、健康増進、情操を豊かにする目的のものになります。

子どもの遊びのためでしかも大型!それがこどもの国

子どもの遊びのためにある施設というのが、法律からして明確なのが児童館や児童遊園です。そして世の中には、そんな児童厚生施設の大型版といえるものがあります。それがこどもの国と呼ばれることが多いのです。

こどもの国というものが、法律に定められている訳ではないため、はっきり定義することはできないながら、ただ単にこどもの国といったならば、横浜市青葉区にあるものと思ってよいでしょう。

こどもの国には大型遊具がたくさんありますし、動物とのふれあいもあり、足漕ぎながら、有料の大きなコースターまで設置されています。他にも全国各地に、どこそこのこどもの国と名乗る児童厚生施設があり、それぞれの在り方はさまざま。

都市公園法施行令では、児童福祉法による放課後児童健全育成事業の用に供する施設として、都市公園の中で児童厚生施設が、敷地を占用することを認めています。要するに、都市公園の中に児童館などを作る時には、特別扱いするよということ。

都市公園にある施設というものは、オープンスペースを確保するという都市公園の趣旨に照らして、どういうものが認められるのか、それが建築物の場合、どの程度の建蔽率までよいのか決められています。

そういったこともあって、室内遊戯施設となるものは、児童厚生施設たる児童館としてのほうが設置しやすい面があります。こどもの国に大きな建築物があって、屋内の遊び場があることが多いのは、そもそもが児童厚生施設であるがゆえ、という理由もあるのです。

こどもの国はそういった都市公園の中に児童厚生施設もある場合と、公園を占用しているのではないまるっきり児童厚生施設の場合といった、違いがあったりします。ただしそれによって、子どもと楽しむ場合に、何かが大きく違うということもないでしょう。

とはいえこどもの国が児童厚生施設の場合は、あくまで子どもの遊びのための公園となります。都市公園の中に児童厚生施設がある場合は、公園全体としては、特に子どものためだけにあるのではない、ということになります。

海南こどもの国はまるっきりの児童厚生施設の例

名古屋市の西側で川を渡るまでもなく、三重県の木曽岬町の隣になるのが愛知県弥富市。そこにある海南こどもの国は、愛知県が公益財団に委託運営する、まるっきりの児童厚生施設の例になる場所。

ユニークな遊具だけでなく、ローラースケート場があったり、格安で利用できる遊戯プールや足踏みゴーカート、水上自転車などがあり、竹馬、縄跳びなど遊び道具の無料貸し出しがあることに加え、イベントが盛んな点など、こどもの国らしい施設です。

こどもの館という建物には、レストランなどはあるとはいえ、大型施設らしい児童館というには、ちょっと及ばない規模かと思います。

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都市公園の中に、児童厚生施設がある例は愛宕山こどもの国

山梨県甲府市の甲府駅も近い、愛宕山を上ったところにあるのが山梨県立愛宕山こどもの国山梨県立科学館という体験学習施設、天体・気象観察施設や、少年自然の家というキャンプ・研修宿泊などもできる、社会教育施設などがあるスポットです。

愛宕山こどもの国そのものは児童厚生施設として作られたもの。指導員としての職員がいること、変形自転車広場(無料)があること、なわとび、けん玉、コマ、竹馬、わなげ、フラフープなど遊び道具の貸し出しがあること、イベントが盛んなこと。

大型遊具が立ち並ぶ以外のこういったことから、こどもの国らしい特徴は、はっきりと分かるようになっています。この自由広場が主に児童厚生施設の部分、ただし愛宕山周辺は、都市公園として計画され設置されています。

子どものための施設が、いろいろあるために、いかにもな子どもの遊び場ながら、誰もが自由に楽しんでほしい公園でもあるのが、愛宕山こどもの国なのです。

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立派な大型児童館は利便性も高いぐんまこどもの国

公園に屋内で過ごせる場所があれば、それはとても便利でありがたいこと。そのために諸条件あるとはいえ、児童厚生施設の児童館を設けるのは、そんな利便性を実現するひとつの手段になります。ただし、それによってただ公園を作るだけでない、オーガナイズも必要になります。

あくまで群馬県立金山総合公園であるぐんまこどもの国。群馬県太田市にあって、有料とはいえボブスレータイプのロングスライダー、それを滑るために山を上るリフトになるパノラマチェア、モノレールや電車型まである足漕ぎ式の乗り物が揃う、サイクル広場など、格安の楽しみも加わる公園です。

飲食の売店の充実やクラフトワークのふれあい工房といった、どこかよくある公園よりも踏み込んだ施設があるのも、ぐんまこどもの国らしさ。こどもの国と名乗るアイデンティティとなっている、大型児童館がぐんまこどもの国児童会館

ウェブサイトが金山総合公園とは別に設けられていることでも分かるように、違う組織が運営しています。また、群馬県の児童館など、放課後児童健全育成事業などに関わる活動の、センター的な役割まで担っています。

無料の遊具のほうを見ても、フルセットの公園で特に、大型コンビネーション遊具は関東屈指となる超絶スケールのもの。遊具のフルセットも、超絶の大型遊具もなかなか少ない中、さらに大型児童館まで併設とあって、とてつもない総合力がある公園といえます。

子どもと無料で楽しむ公園 ぐんまこどもの国【群馬県太田市、人気の遊び場】ぐんまこどもの国はまさに名前の通り、子どもとの遊びが盛り沢山。全国各地のこどもの国と同じ様に、広い敷地、より取り見取りの遊具、児童館など...

公園で皆が使う施設の種類は?

都市公園においては、公園施設と呼ぶものもどんなものか法律で定められています。法律に書いてある順番で書き出してみます。

公園施設一覧

  1. 園路及び広場
  2. 植栽、花壇、噴水その他の修景施設で政令で定めるもの
  3. 休憩所、ベンチその他の休養施設で政令で定めるもの
  4. ぶらんこ、滑り台、砂場その他の遊戯施設で政令で定めるもの
  5. 野球場、陸上競技場、水泳プールその他の運動施設で政令で定めるもの
  6. 植物園、動物園、野外劇場その他の教養施設で政令で定めるもの
  7. 飲食店、売店、駐車場、便所その他の便益施設で政令で定めるもの
  8. 門、柵、管理事務所その他の管理施設で政令で定めるもの
  9. 前各号に掲げるもののほか、都市公園の効用を全うする施設で政令で定めるもの

公園の細かなことは内閣がコントロール

公園施設について法律で定められていることをみると、やはり公園の本質はオープンスペースなのだと分かります。大なり小なり広場は、どこの公園にでもあります。なんとか広場! という命名がされていなくとも、例えば小さな公園は、そのものが広場だったりするでしょう。

施設との行き来に使う道、園路が設けられることがあるというのも当然の話です。この園路及び広場以外は、すべて細かなことが、政令(都市公園施行令)で定められていることも分かります。

松本山雅FCの本拠地アルウィン松本山雅FCのアルウィンも公園施設

施設に関しては、それぞれにどんなものが該当するのかの具体例や、運動施設であれば、グランドだけでなく、スタンドや更衣室、控室、倉庫、シャワーなども含むといったことが定められています。

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公園の特別に許される建築物ってどんなもの?

例えば大きな天幕で覆われたスペースなどは、日差しを避けるという意味でも、雨をしのぐという意味でも、利用者のためになるものです。光触媒の働きで、美しさを保ってくれる天幕なども技術的に可能です。

ふわふわドームの秘密を徹底解明!公園選びの参考書【太陽工業株式会社を取材】子どもと公園で楽しむ時に、やはり気になる遊具。持参した道具を使って芝生広場で遊ぶのも定番ながら、公園それぞれの一番の特徴になるのはどんな...
(特許技術で自らをきれいに保つ天幕は、ふわふわドームで知られる太陽工業の技術。公園のいろいろなところでお世話になっている膜素材のすごさをお伝えしている記事です。)

大きな屋根はケアに手のかかるものなら大変、光触媒が感動的な白さを保つもの。

ただし、いくら光の透過性もあるとはいえ、屋根を設けるということは公園の大前提とは異なることになります。屋根があるということは、何かを建築物とするかどうかの一番の観点になるのです。

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(室内遊戯場も、特別な膜素材の屋根の下も、天気が悪くても安心の様子が分かります。)

特許技術の膜素材による屋根付き広場やはり特許技術の膜素材による屋根付き広場は岩ケ池公園にも

大きなものを作って、広く便利なスペースとなれば、これにより建蔽率の限度を超える要因になりえます。政令では妥協点として高い開放性を有する建築物(屋根付広場、壁を有しない雨天用運動場など)については、100分の10の割合で加えることを認めています。

子どもと無料で楽しむ岩ケ池公園【愛知県刈谷市、人気の遊び場】目を見張る大型遊具を始めとして、たくさんのアミューズメントが詰め込まれた岩ケ池公園は、すでにとても有名な場所。それでありながら地元の人や...

同じような何らかの配慮という意味では、遺跡等の文化財、学術的意義が高いもの、景観法で景観重要物とされるもの、歴史的風致形成建造物などは100分の20の割合を適用するようになっています。公園の建築物についての建蔽率を、法律上の表現をまとめて整理した表は次の通りです。

公園の建築物の建蔽率

通常 100分の2(敷地全体の2%)
特例 休養施設
運動施設
教養施設
(これらは公募対象公園施設を含む)
備蓄倉庫や自然公園のための施設など
合せて100分10を加える
(敷地全体の12%)
遺跡など文化財
学術的意義の高いもの
景観重要物
歴史的風致形成建造物
高い開放性を有する屋根付き広場等
さらに100分の10を加えられる
(敷地全体の22%)

都市公園法における公園施設の詳細は

都市公園法に、公園施設の種類が定めてあり、政令により細かな運用がなされる仕組みです。こうしたことを踏まえて、公園施設のそれぞれをもう少し細かく見てゆくことにします。

子どもと遊ぶためならば主役となる遊具

ぶらんこ、滑り台、砂場その他の遊戯施設で政令で定めるものとして、法律で決められているのがいわゆる遊具。「子どもと楽しむ公園」シリーズのメインテーマはこれです。法律では、その他政令で定めるものもあるとしています。

政令では具体的に、ぶらんこ、滑り台、シーソー、ジャングルジム、ラダー、砂場、徒渉池、舟遊場、魚釣場、メリーゴーラウンド、遊戯用電車、野外ダンス場が挙げられていて、これ以外にも地方自治体の条例や国土交通大臣が定めるものもあり得る記述になっています。

「子どもと楽しむ公園」シリーズが公園をガイドするうえで、独自に考えてきたのは、公園には御三家遊具と標準セットがあるということ。これは滑り台、ブランコ、鉄棒に砂場を加えたものになります。

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遊戯施設と修景施設、水遊び場の関係は?

ネーブルパークの巨大な噴水石からの流れネーブルパークの巨大な噴水石からの流れ

さらに法律では水遊び場のことを、徒渉池と呼んでいます。徒渉というのは水場や近くを歩いて渡ることを意味します。明確に水泳をする場所ではなく、また場合によっては徒渉といった定義に収まらない、じゃぶじゃぶ池もあるでしょう。

子どもと無料で楽しむ公園 ネーブルパーク【茨城県古河市、人気の遊び場】とても大きな遊具がふたつあります。特にアスレチック風味のほうは圧倒的な迫力の高さと大きさです。それぞれが公園を東西に分ける市道のバス通り...
(巨石と周辺の快適な水遊び場からは木陰の流れがあり、芝生広場の池まで続きます。ずっと水と戯れることは可能。ほかに湧き水や釣り場、キスゲ園なども見どころ)

御勅使南公園の徒渉池御勅使南公園の水遊び場は徒渉池を名乗るもの

そのスケールや遊び方に関わらず、徒渉池といっている場合は、法律の定義に忠実な名前で呼んでいるという意味が強そうです。また注意して事情を聞いてみれば、水遊び場のようにみえても、公園としてはあくまで修景施設として設置しているだけという場合があります。

子どもと無料で楽しむ御勅使南公園【山梨県南アルプス市、人気の遊び場】まるで遊具の見本市かと見紛うほど、これでもかと遊具が揃った公園です。御勅使南公園の場合は巨大な遊具がそびえ立つというよりも広い敷地に立ち...
(呆れるほどに遊具が揃う御勅使南公園は水遊び場も大きくて面白い仕掛けあり)

あいち健康の森公園の水辺せせらぎ広場といのちの池あいち健康の森公園の水辺せせらぎ広場といのちの池

都市公園における修景施設の具体例は、政令に定められるところによると、植栽、芝生、花壇、いけがき、日陰たな、噴水、水流、池、滝、つき山、彫像、灯籠ろう、石組、飛石その他これらに類するものということです。

あけぼの子どもの森公園のロマンチックな風景ロマンチックな風景をなにより意識したあけぼの子どもの森公園

修景施設とは公園で、広場と共に主要な構成要素になりそうなもの! といえそうです。オープンスペースの形成を阻害しないものでもあります。だから、いくらでも設けることができて変化を楽しめる要素です。

子どもと無料で楽しむあけぼの子どもの森公園【埼玉県飯能市、人気の遊び場】大人の心にも響く隠れ家というキーワード。知る人ぞ知る「隠れ家」なお店、連れて行ってもらえるならば、それは心踊る体験に! 秘密基地に見立て...
龍ヶ岡公園たつのこランド水の修景施設龍ヶ岡公園たつのこランドで水場は本来修景施設、水は上水道のもの

その中で噴水や水流(場合によっては池?)などで、立ち入りを敢えて禁止はしないところはあります。そして利用者はすっかり水遊び場として、認識してしまっていたりします。けれども管理者としては止めはしないものの、そのような利用を推奨もしない例があります。

子どもと無料で楽しむ龍ヶ岡公園たつのこランド【茨城県龍ヶ崎市、人気の遊び場】公園を象徴するたつのこやまの存在感をいっそう増すのが、斜面に設置された大型遊具のまいりゅうのしっぽ。横たわるのは、大きな滑り台と主に上り...
鞍ケ池公園の噴水白く輝く膜素材の大屋根もあり、暑い時期の噴水が生きる鞍ケ池公園

噴水については、積極的に水遊びに活用する公園もままみられます。これはなんとか徒渉という行動に当てはまりそうです。 舟遊場、魚釣場は水場がつきものながら、徒渉ではなく、ボート乗り、魚釣りといった遊戯ということになるのでしょう。

なかには造営したものでなく、自然な川が公園を流れるところもあります。河川に関しては、公園内でどのように管理されるかは、双方の管理者で協議されるものとされます。川遊びができる公園は、そのように決めてあるということになります。

大型遊具の種類をみてみると

「子どもと楽しむ公園」シリーズで、御三家遊具と標準セットがあるといっているのは、これに対比するものに特に注目しているからです。シリーズで、しっかり解説しているのは大型遊具。それぞれ御三家の発展形となる新御三家があると考えて整理しているのです。

発展形の新御三家遊具
すごい滑り台
ターザンロープ
すごいネット遊具
砂場に出現した発展形の遊び
ふわふわドーム
それぞれが組み合わされた究極形
コンビネーション遊具
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御三家遊具と標準セットの発展形

すごい滑り台として、ローラー滑り台やグリッサンド滑り台のロングスライダーがあれば、注目します。滑り台については、こういう特別な座面の形態、材質のみならず、よくあるステンレス座面であっても、とても長いもの、とても幅広いものなどが見つかります。

ブランコは英語ではswing(スウィング)といいます。ターザンロープはスウィングする遊びの発展形と捉えてロープウェイ、レールウェイという機能どちらの遊びなのか解説したりしています。

スウィングという意味では、ターザンロープで振り出す場所となるスタート台の形状は、いつもよく見るポイントになっています。スタート台がどんな感じになっているかで、ターザンロープの狙いもだいたい見当がつくものです。

公園選びの参考書!公園遊具の種類を徹底考察【ターザンロープ】公園で遊ぶ時に、やはり気になるのは遊具。いろいろな種類のある遊具は、それぞれ遊具メーカーや設置者の思いが、しっかり託されています。その想...

公園にあるような鉄棒は、ラダーのようなもので分類としてはその一種。

明確にラダーと呼ぶような梯子的な形になっていれば、渡ったり、雲梯になったり金属の棒がなんらかの形なったものなども、ごく基本的な遊具といえます。

さらに組み合わされ、積み上がることで、ジャングルジムを形成することもあります。鉄棒の発展形としてはこれらを挙げてもいいのです。ただし、特にジャングルジムから連想できるもので、素材そのものが発展したのがザイル遊具。

ジャングルジムは少し遊具の主役の座からは外れた感はあります。この手のもので存在感を増しているのは、どうしてもザイルクライミングで、大きなものを作ったり、いくつもを連ねてみたり、遊びもより多彩になっています。

それがザイルという素材の特徴でもあり、そのものが構造体足り得る強度があるからこそです。だからすごいネット遊具を作るのが容易いのです。逆に柔らかさが特徴となる一般的な素材の縄を使い、編んだ網で大きなものを作る場合、支持する構造体が必要です。

まさしくラダーのトンネルに保護のためもあり網をかけている場合もあれば、ネットの斜面が続いていたり、立体的な構造に編み込まれた、迷路のような道を進むものもあります。いずれにせよ、当たりの柔らかい網を使うなら構造体として、鋼柱が利用されている点は、発展形としての繋がりが明確にみられることになります。

公園選びの参考書!公園遊具の種類を徹底考察【ザイルとネット遊具】大型のネット遊具といったら、一般的なのはザイルクライミング? ということになるでしょうか。一般的なネット遊具というだけなら、鉄のリングと...

砂場の面白さというのは、砂という単純な素材があれだけ集まれば、極めて自在に形を作って遊べる点にあるでしょう。

ふわふわドームの理想的な配置例ドームそのものの数、コブの配置など理想的なふわふわドーム

水を使うことによって、砂の特性を存分に楽しむことができます。そんな砂場に出現した遊びがふわふわドーム。

子どもと無料で楽しむ公園 観音山ファミリーパーク【群馬県高崎市、人気の遊び場】観音山ファミリーパークで子どもと遊ぶ時に、目玉となるのはふわふわドーム。しかもただあるというだけでなく、ここに置かれているのはまさに本格...
(ふわふわドームの構成が理想的といえるのは観音山ファミリーパークのもの)

ふわふわドームは安全対策もあり、基本的には砂場とセットになっています。利用者にとっても、管理者にとっても、難しい面があるのがふわふわドーム。何しろ人が持っている力を、大きく増幅させてしまうものだからです。

古墳モチーフのコフフン古墳モチーフの構造体がスタジアム気分で盛り上がるコフフン

普通はできないアクションが、簡単にできるようになってしまうのがふわふわドーム。だからこそ、たまらない魅力があって、あればどこでも子どもを魅了して、大人気になっている遊具です。

奈良県天理市天理駅前広場コフフンのふわふわコフン
子どもと無料で楽しむ公園 コフフン【奈良県天理市、人気の遊び場】ふわふわドームなどが組みこまれた白い象徴的な建造物や遊具が並びます。そこは駅前というよりも、まさしく駅の構内。奈良県天理市にある天理駅前...
(ふわふわドーム設置の構造体として理想的、また雰囲気を盛り上げる効果も!)

富士川クラフトパークのふわふわドームアクティブな大きなほうと配慮が素晴らしい小さなほう

ただ、大型化することは、予算の問題は付き纏うとはいえ、技術的にはなんら難しくないことながら、方向性によっては、人が制御できる範囲を逸脱してしまいかねないのです。具体的には、広いことは遊びやすさにつながり、高いことは迫力や遊び甲斐が増す反面、危険も生じることになります。

子どもと無料で楽しむ公園 富士川クラフトパーク【山梨県身延町、人気の遊び場】多彩な遊具や施設の充実ぶりが目立ちます。一日中じっくり遊び尽くすのに、まったく問題のない規模。エキストラな楽しみ方にも余念がありません。...
(思い切り遊べる大きさのほうは3コブ、小さな方は幼児と方形の部分は車椅子でも利用できるガイドと段差付き)

亜流かといえばもはや主役になりかねない遊具も!

木曽三川公園のトランポリン膜トランポリンのように利用するのもなかなか!

こうして大まかに御三家遊具と標準セットと発展形という流れをみれば、多くの遊具を網羅できます。ただもちろん、これですべてとはなりません。例えばふわふわドームで使われるような膜は、それを張ることでトランポリンのように遊べます。

子どもと無料で楽しむ木曽三川公園公園センター【岐阜県海津市、人気の遊び場】複雑に絡み合う、さまざまな種類の遊具が探検気分を盛り上げます。まさしく木曽三川たんけんランドの名前にふさわしい、大型複合遊具の遊び甲斐は...
木曽川探検ランドの場合、むしろレアなトランポリンとしての膜活用)

なかさと公園のトランポリンさすがは良品公園といえる気の利いた遊具があるなかさと公園

トランポリンといえば、スポーツのための本格派でなく、ザイルと鉄柱とザイル遊具で使うゴムマットを組み合わせたトランポリンのようなザイルネットもよく見られるようになってきました。

子どもと無料で楽しむなかさと公園【群馬県千代田町、人気の遊び場】良品と呼べるものに触れた時の感じに似ています。なかさと公園は遊んだ時には、しっかりと満足感を得れるだろう公園。遊具もどれもがさりげなく充...

また、巨大なボールを詰め込んでネットを掛けた、トランポリンとして使うボールプールの例もみられます。

こうした亜流のようにみえて、小さくとも大きくとも主役を狙う存在になり得る遊具もあります。

子どもと無料で楽しむ公園 富士山樹空の森冒険の丘【静岡県御殿場市、人気の遊び場】スケールの大きな遊具が無料で揃っています。ローラー滑り台にエアートランポリン、アスレチック遊具と種類もひととおり。 富士山...
(トランポリンボールプールは年齢別にふたつ)

楽しいケルナー広場これぞ遊具なのが楽しいケルナー広場

新潮流として忘れてはならない、抽象的なオブジェ系遊具を仕掛ける例もでてきています。まさしく遊具の本質に迫るものといえ、見かけたらぜひ、大人も注目して欲しいと思います。何も言わなくても、子どもは興味津々のはずですが。

子どもと無料で楽しむ観音山公園ケルナー広場【群馬県高崎市、人気の遊び場】観音山公園にあるケルナー広場の「ちょっと変わった遊具」を目にした時には、何の意味があるのか分からないかもしれません。けれどもそれはすでに...

そんな遊具の集大成として忘れてはならないのが、コンビネーション遊具。場合によっては、あらゆる要素を詰め込んだ巨大なものにできます。するとすべてが揃うこともある訳ですから、それこそ遊具の王様となることは間違いありません。

大型遊具は建築物になるのか?

子どもと遊ぶうえでは欠かせない存在の遊具。公園そのものを中心とした視線からは、オープンスペースとして規定されることとの関係は気になります。基本として公園に設置できる建築物は敷地の100分の2です。

小さな遊具は、どうやら建築物ではなさそうです。では大型のものになると、どのような解釈になるのでしょうか? 建築物として設置できる面積は、制限されることになるのでしょうか?

平塚総合公園の遊具やまびこの樹平塚総合公園のやまびこの樹には建築物の要素はなし

解答から先にいえば、たいていの遊具は工作物ということになります。建築物ではありません。まず屋根も柱もなければ、建築物だという解釈にはなりません。ただし、工作物であっても大きさや、ある条件に当てはまるものの場合は建築基準法により、確認申請が必要になります。

子どもと楽しむ平塚市総合公園わんぱくひろば徹底解説編【神奈川県平塚市、人気の遊び場】気持ちよく広がる芝生の広場には、大木のような遊具。ネットを伝って高く上っていけるこの遊具から見下ろせる丘には、遊びが詰め込まれた大スケー...
(巨大な木登りネット遊具やまびこの樹は、わんぱくひろばのすぐ隣。いくら大きくても、建築物かどうかの判別は簡単)

原動機付回転遊戯施設の例 観覧車原動機で回転する工作物は建築確認申請が必要

公園にある遊戯施設の中でも、ほとんどの場合有料となるものもあります。そうした例の中にも、建築確認が必要になるものに当てはまるものがあります。高架となる遊戯施設と原動機付回転遊戯施設となるものです。前者はコースターやウォーターシュート、後者はメリーゴーラウンドや観覧車、飛行搭などのことです。

原動機付回転遊戯施設 メリーゴーラウンド建築確認申請が必要でも建築物ではない遊戯施設

メリーゴーラウンドも一見、屋根があるようにみえなくもないです。よく見れば屋根ではなく傘のようなもので、柱から吊り下がったひさしのようなもの。設置にあたって公園としての建蔽率の規制を気にする必要はなさそうです。

曽根丘陵公園のザイルクライミング適度な規模の遊具が揃う曽根丘陵公園の小さめのものも基本構造は同じ

またザイルクライミングを設置するにあたっても、柱を立てなくてはなりません。柱についても、建築申請が必要となる工作物に該当する、高さの基準があります。もっとも建蔽率との関係はないので、これもどんなに大きなものでも、どれだけたくさん設置しても、気にすることはないです。

子どもと無料で楽しむ曽根丘陵公園【山梨県甲府市、人気の遊び場】遊具については規模はそこそこ、種類はしっかり揃っている公園になります。こんななんて事のない特徴が、よく見ていくと加速していくことになりま...

ただし高さが基準になるというと、建築申請が必要になるほどの高さのあるザイルクライミングはあるのか? という興味は沸いてきます。

県西総合公園のザイルクライミング県西総合公園のものもかなりの大きさ

最大の高さのザイルクライミングは、どのくらいになるのかに通じる話です。

子どもと無料で楽しむ県西総合公園【茨城県筑西市、人気の遊び場】それぞれ特徴を持つ大型のローラー滑り台がふたつ、子供の広場には並んでいます。広場の脇を貫いているのは、ひと目でただならぬ物と感じられるス...

この確認申請が必要になる高さというのは、15 m以上と定められています。

御勅使南公園のザイルクライミング遊具が揃う御勅使南公園にもさすがの大きさのものが!

高さが15 mとはどのくらいが該当するのでしょうか。一般的な居住空間で室内高とするのは法律で定められた最低限の210 cmから270 cmほどの間です。

構造として1階の高さを仮に3 mとすれば15 mは、5階建ての屋根に相当する高さです。ザイルクライミングについては、このような高さのものはないと思われます。「子どもと楽しむ公園」シリーズの実際の知見では、栃木県栃木市にあるつがの里ファミリーパークのものなどが最大級です。

子どもと無料で楽しむ公園 つがの里ファミリーパーク【栃木県栃木市、人気の遊び場】名づけてザイルタワーと呼ぶだけのことはあります。圧巻の迫力のネット遊具、どんなものなのかといえば、遊具の種類だけいえば、まごうことなきザ...

つがの里ファミリーパークのザイルクライミングは、高さが11 mです。そして構造を見る限り、これ以上のものはなかなか作れないのです。

ザイルクライミングは大きなものになればなるほど、ザイルの間隔を大きくとることになり、おのずと遊べる体のサイズが決まってしまいます。

すでに四隅の上っていく付近からして、背丈が子どもにしては限定されそうな幅になっています。これ以上大きくすれば、下手をすれば大人専用のサイズになってしまいます。それも背の低めの大人にも対応できないくらいにです。

つがの里ファミリーパークのザイルクライミングは、最大のもの! に価するという判断はここからきます。そして15 mを超えるような高さのものは作られることはないでしょう。

それよりも屋根があるかないかでいえば、大型コンビネーション遊具については、工作物の範囲に留まるのかどうか興味が沸きます。そもそも建築申請が必要な工作物という点では、8 m以上の物見搭が該当します。

【おすすめ公園ランキング】コンビネーション遊具徹底5選首都圏編遊んで大満足できるおすすめの公園での体験を、独自に撮影した写真でお伝えしている子どもと楽しむ公園特集。しっかり解説してきた公園を、おすす...

たいがいの大型コンビネーション遊具の搭の部分は、物見塔(として作っている)と考えられます。その場合高さが当てはまってしまうものが、どうみてもあります。

建築物にまで該当するかどうか、つまり土地に定着する工作物で屋根と、柱もしくは壁のあるものや類するものというならば、やはりこれって? というものは覚えがあります。

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また、明らかに建築物以外の何物でもない遊具というものまで存在します。

いずれにせよ、そのものが2%ほどに収まるだけの公園全体の敷地がなければ作れないものなのです。もちろん公園にはその他の建築物、トイレや管理事務所や倉庫など必要なものがあるうえでのことです。

信州スカイパーク大型木製遊具遊具建築物のある信州スカイパークは幸いとてつもなく広い公園

とはいえ大抵の遊具は、修景施設同様に公園にどれだけあっても問題のないもののひとつだといえます。子どもの遊び場として公園は、やはり主要な役割を果たせるもののようです。

子どもと楽しむ信州スカイパークターミナルゾーン大型遊具徹底解説編【長野県松本市、人気の遊び場】外から見ただけでも回廊がずっと続くように見える、大きな円を描いている建物は、まごうことなき遊具。長野県松本市の信州スカイパークにある大型...

意外にいろいろ!法律で定められた遊戯施設に加わるものとは?

遊戯用電車の例水遊びといい遊戯用電車といいレジャースポット感あふれるネーブルパーク

こうして御三家遊具と標準セットと発展形とそれに類するもの、そういったものが組み合わされたコンビネーション遊具までみてきても、他にもまだ違う種類の遊戯施設が政令でも挙げられています。

政令に書かれているのはあとメリーゴーラウンド、遊戯用電車、野外ダンス場です。メリーゴーラウンドについては、すでに遊具が工作物とみなされる場合の特別な種類として、原動機付回転遊戯施設と位置づけられているのをみました。

ある意味利用者が乗っているものを、原動機を使って回転させる遊戯施設はメリーゴーラウンドの仲間だと考えているのが分かります。この解釈のもとでは、観覧車も飛行搭もこの範疇だということのようで、なるほどとも思えます。もっともはっきりと書いてあることではありません。

遊戯用電車とは、ミニSLとかミニ電車などと言われる類のもので、レールを走る乗り物と思ってよいでしょう。基本的には運転操作はしないものと考えられます。具体例に挙げられているふたつは、操作をする係員が必要だという共通点があります。

日常的なメンテナンスも、不可欠に思います。児童厚生施設の屋外の遊び場、児童園の大型版、こどもの国などには、こうした遊びがよくあります。指導員としての職員を置くことが、そもそも定められている児童園ならではです。

いずれにせよこうなると、有料になっていることがほとんど。メリーゴーラウンド、遊戯用電車に限らず、こうしたアトラクションのようなものを揃えたミニ遊園地が、公園になっているケースはあります。

まるで企業のやっている遊園地と、さほど変わらない場合でも、料金は格安のはずです。公園であるからには、利用者が納得する妥当な値段であることが、指針となっているからです。

そうした指針を国がだしていても、メリーゴーラウンドと遊戯用電車は、国の補助制度の対象外になっています。公園となる遊園地が稀なことは、職員の問題よりも、これも理由だと推測されます。

子どもと楽しむ華蔵寺公園 格安無料比較検討編【群馬県伊勢崎市、人気の遊び場】 市の公園といっても、遊園地もあります。無料で遊べる大型遊具だって相当なものになっています。群馬県伊勢崎市にある華蔵寺公園は、遊園地でも遊...

無料の大型遊具も充実していることに加えて、ミニ遊園地のエリアと、運動エリアもかなりの規模となる華蔵寺公園(群馬県伊勢崎市)の華蔵寺遊園地のアトラクションは、法律にある具体例ふたつに、さらにいろいろ加わり、ジェットコースターまで揃っています。

テーマパークのようなシューティングライドまであり、それぞれが一体どのような解釈なのかは不明ながら、間違いないのは補助金対象ではないでしょう。そもそもこうした原動機付きのアトラクションのようなものを設置して、有料にする場合は公園全体の敷地に規制がかかっています。

都市公園法施行令の抜粋
2 次の各号に掲げる公園施設は、それぞれ当該各号に掲げる敷地面積を有する都市公園でなければこれを設けてはならない。
一 メリーゴーラウンド、遊戯用電車その他これらに類する遊戯施設でその利用について料金を取ることを例とするもの 五ヘクタール以上

都市公園法施行令によると5 ha以上の敷地が求められています。ちなみに東京ドームの敷地面積とされるのが約4.7 haになります。動力のあるものといえばゴーカートのコースについても法律や政令に何も書かれていません。

八幡山公園アドベンチャーUのゴーカートは専用コース、そして無料日ありの運営

アドベンチャーU(栃木県宇都宮市)のゴーカートのコースは、交通公園のようになっています。交通公園もゴーカートコースや車両そのもの同様に、具体例として挙がってないものです。

子どもと無料で楽しむ八幡山公園アドベンチャーU【栃木県宇都宮市、人気の遊び場】個性的な遊具が目白押しです。あれもこれも、違った遊び甲斐のある大型遊具を揃えているのが、栃木県の県都宇都宮市にある八幡山公園の遊び場アド...

大高緑地(愛知県名古屋市)では、はっきりと交通公園と名乗ったイメージ通りの場所で、ゴーカートを走らせらます。公園施設は条例で施行令に具体例が挙がっているようなものとは違う、その他類するものなどを定めることができます。

子どもと無料で楽しむ公園 大高緑地【愛知県名古屋市緑区、人気の遊び場】名古屋市を代表する緑地帯のひとつ、大高緑地は「子どもと遊ぶ」視点で見るといくつものスポットの集合体のようです。 無料で大型...

事によっては遊戯施設ではなく、交通ルールを学ぶ教養施設として存在して、車両はその目的を果たすための設備の可能性があります。この辺りは、それぞれの自治体や管理者のさじ加減に、任されていることになります。

前橋こども公園のゴーカートコース前橋こども公園のゴーカートは児童文化センターが担当

こうしたことをみても分かるのは、自治体の判断を重視するこのところの流れに関わらず、公園の運営はオープンスペースで、皆が自由に利用できるという大前提に立てば、そもそもの規制は以前からゆるやかなことです。

問題になるのは、予算のほうです。民間の資金が活用できる公募設置管理制度(Park-PFI)の対象は、カフェ・レストラン等の収益施設が対象となっているものの、連携手法は他にもあります。

公園の規制がゆるやかなことに目をつけた、民間のシンクタンクが後押しを進めています。例えばスマイルグリコパーク(宮城県仙台市宮城野区)は楽天球団が本拠地で、設置・管理許可を得ている格安のミニ遊園地です。

井の頭恩賜公園(東京都武蔵野市)の三鷹の森ジブリ美術館は、スタジオジブリが三鷹市(井の頭恩賜公園はふたつの市に跨っています)に寄付したもので、指定管理者として公益財団が関わっています。

動力付きの遊戯施設やそういったものは、乗り物として捉えられるとしても、スプリング遊具などとは違います。スプリング遊具も、ロッキング遊具などと呼ばれることもあるように、法律・政令には具体例として書かれてないものです。

見た目にも違いは明白で一緒にすること自体、意味はないとはいえ、基本的には遊ぶ際に人の手がかかるかどうかで、遊戯施設、遊具としての性格は正反対のもの。だからスプリング遊具は、あちこちで見かけ、動力のものは稀なものになるといえます。

自ら運転するものといえば、公園で貸し出していることのあるサイクリング自転車も、変わり種自転車なども、都市公園法や関連の政令には一切登場しないです。動力のあるものよりは、簡単なのでしょうけれど、やはり整備が必要になるものでしょう。

子どもと無料で楽しむ前橋こども公園【群馬県前橋市、人気の遊び場】 紛れもない交通公園ながら、まったくその範疇に収まらない沢山の遊具で遊べるのが前橋こども公園。大型コンビネーション遊具もいくつかの種類があ...

サイクリングロードというのは、機能的にはただの園路です。確かに自転車の乗り入れは可能な公園もあれば、禁止されている場合もあります。ちなみに道路交通法では軽車両となる自転車。

武蔵丘陵森林公園のサイクリングロード武蔵丘陵森林公園のサイクリングロード

つまり、これもまた立派な車両の仲間です。また園内であっても、サイクリングロードは公道であることに変わりはないです。逆に車輪がついていても、身体障害者用の車いすと小児用の車は、車両としないことになっています。

子どもと格安で楽しむ国営武蔵丘陵森林公園【埼玉県滑川町、熊谷市、人気の遊び場】子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。国営武蔵丘陵森林公園は、子どもは入園料無料とはいえ、大人は格安なが...

小児用の車とははっきりした定義がないとはいえ、おおよそ幼児の使うものと解釈できます。いわゆる三輪車はまさに該当するものです。

こうしたものは歩行者と同じと解釈されます。だから自転車が禁止でも、こういったものは使用しても問題ないのです。

バッテリーカーなども、歩くのと速度が変わらず、幼児用のサイズにすることで車両として捉えて欲しくないのでしょう。交通公園の足漕ぎカートが、たいてい幼児のみ対象なのも、車両と思われたくない気持ちになれば、納得できます。

野外ダンス場というのは、これまでの知見では発見できません。野外ステージのあるところは、少なくなく、ダンスのできそうな場所というのもたくさんあります。ダンス場だと主張しているケースを見つけられたら更新することにします。


遊戯施設だと定めていることからしても、ダンススタジオのようなものよりも、キャンプファイアー場のようなイメージで捉えられるものの可能性があります

公園と水場の楽しみ事情あれこれ

本来は修景施設として整備されている、噴水、水流、池、滝といった水場の中で、徒渉池のように遊戯施設とするつもりではなくとも、遊び場とすることが黙認されているケースもありました。

とはいっても黙認される場合は、立ち入ることで特に問題がない場合で、なんらかの危険や不都合がある場合は、水場への立ち入りは禁止されているはずです。確かに水場でどのように過ごそうとも自由で、本来はそれが基本ではあります。

馬見丘陵公園徒渉池休憩所馬見丘陵公園(奈良県広陵町)では古墳を眺める位置に休憩スペース

積極的に水遊び場としている場合には、特段な便宜を図って、設備を整えてあるのが通例でしょう。徒渉池として機能する代表例になる、いわゆるじゃぶじゃぶ池の場合は、利用する季節柄、日よけのある四阿のような建屋がよくみられます。

子どもと無料で楽しむ馬見丘陵公園【奈良県河合町、広陵町、人気の遊び場】大きなローラー滑り台を伴う、大型コンビネーション遊具が楽しい奈良県営馬見丘陵公園。子どもが遊びに出かける価値も充分。一方で大人も自身の目...

徒渉地といっている場合は、プールとは考え方が違い、基本的に水に顔をつけるような使い方は想定していません。それでも濡れてしまうことはあるため、多目的トイレ棟が近くにあって、着替えもできるようになっていることがよくあります。

子どもと無料で楽しむ中井中央公園【神奈川県中井町、人気の遊び場】神奈川県でも有数の規模となるローラーすべり台を擁しながらも、中井中央公園は著名スポットとは言えないでしょう。子どもと遊びに出かけて「ここ...

中井中央公園(神奈川県中井町)の水辺の広場は、まるで庭園やリゾート地のように整備されたじゃぶじゃぶ池が、小さな滝からの流れで作られています。傍らに立っているのは、自由に貸出される水遊び用のおもちゃなども置いてあるトイレ棟。

中は大人用とともに子ども用の便座も並ぶ一緒に使えるトイレで、空間も充分とってあります。活発に遊んでもし濡れてしまっても、着替えをするには不自由ないスペースになっています。

子どもと無料で楽しむオアシスパーク(河川環境楽園)【岐阜県各務原市、人気の遊び場】中京圏を代表するレジャー施設のひとつ! ただそれだけのスポットではないとはいえ、河川環境楽園でその名にふさわしいところが、オアシスパーク...

更衣室がとても整った例としては、河川環境楽園(岐阜県各務原市)のオアシスパークもあります。屋内に仕切りがあって何人もが同時に使えます。それもそのはず、わんぱくフィールドにいたっては、じゃぶじゃぶ池という概念は大きく飛び越してしまうものです。

名付けるならば、じゃぶじゃぶ遊具とでもいえるもの。季節は限定されるものながら、水をかぶることが前提で、大型遊具と水遊び場が完全に融合する珍しい例になります。オアシスパークには、霧の演出も面白い典型的なじゃぶじゃぶ池もあります。

それが霧の遊び場で、どちらも更衣室、簡易シャワーなどが整っています。水泳をするためのプールは公園施設としては、はっきりと運動施設として定められています。つまりこどもの遊び場とは、違うものということ。

子どもと無料で楽しむ聚楽園公園(しあわせ村)【愛知県東海市、人気の遊び場】今やすっかり名古屋名物となったものと関係のある公園です。その背景には複雑な事情やドラマもあるとはいえ、象徴的なものが聚楽園大仏。そして大...

ならば、プールならばなくてはならない、更衣室やシャワーなどに留まらず、温浴施設まである場合もあります。しあわせ村(聚楽園公園、愛知県東海市)は、チューブスライダーが建物の外に出っ張っているユニークさ。

子どもと無料で楽しむ22世紀の丘公園【静岡県掛川市、人気の遊び場】21世紀もまだたけなわ。ものすごく大きなコンビネーション遊具があるだけでなく、22世紀を見据えての公園だというのです。だから、おおよそ百...

プール施設も、こうした温浴施設も一般的には有料施設。温水利用型健康運動施設として位置づけられるものは、ただの温水プールに留まりません。22世紀の丘公園(静岡県掛川市)では、大型遊具と並び立つ存在感のたまり~ながあります。

子どもと無料で楽しむ都立舎人公園【東京都足立区、人気の遊び場】広い敷地の中、よく整備された東京都が運営する舎人公園。子どもの遊び場としても、ひととおりの遊具と人工芝のソリゲレンデで楽しく遊べます。 ...

ただし、有料で入場するプール施設の中にある、幼児用プールかと見紛うような無料施設が見つけられるところもあります。

舎人公園浮球の池

舎人公園(東京都足立区)の浮球の池は、豪快なウォータースライダーがあるじゃぶじゃぶ池で、シャワーなどの設備も備わっています。

【山梨県、人気の水遊び場】子どもと楽しむ夏の公園 笛吹川フルーツ公園ほか全国一の栽培面積と生産高を誇る「もも」、「ぶどう」(さらに「すもも」でも日本一)が「さくらんぼ」に続いて旬の季節を迎えます。山梨の夏はま...

コンビネーション遊具、大型すべり台もある水遊び場もそれぞれに刮目のもの。さらにはアスレチックなものだってあります。

笛吹川フルーツ公園アクアアスレチック

笛吹川フルーツ公園(山梨県山梨市)のアクアアスレチックには、いくつもの挑戦がずらりと並んでいます。

プールは運動のため、温浴施設は健康増進のため、徒渉池は(子どもの)遊びのためのものとして、公園で水に関わる場所では、大人も楽しめる水遊び場というものもみられます。政令で具体的に舟遊場、魚釣場が定めれています。

ぎふ里山清流公園ボート乗り場

手漕ぎボートやスワンボートなどは、確かに大人の遊びといえるもので、子どもだけではなかなか操作が難しいものになるでしょう。公園利用に於いての大人へのかけ橋。運動施設は子どもが成長に連れて、公園で利用することになる代表的なもの。

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競技としての場合も多くなる、スポーツとしての運動施設の利用に限らず、余暇として、楽しみとしての、遊びの中にも大人への階段は用意されています。

大人にとっても欠かせない公園の休養施設

あけぼの子どもの森公園(埼玉県飯能市)のアートなベンチ

公園といったらベンチを思い出しても、決しておかしくないアイコンといえそうです。法律でも、休養施設として休憩所、ベンチとして具体的に例をあげられているものです。

法律に書かれている順番に、公園施設を一覧してみても、園路と広場、修景施設(植栽、花壇、噴水など)に続いて挙げられていました。4番目の遊戯施設(いわゆる遊具)に先駆けて、3番目に挙げられています。

花園中央公園(大阪府東大阪市、花園ラグビー場) ラグビーボールベンチと遊び心のものが共存

確かに遊具がない公園はあっても、ひとつもベンチがない公園は考え難いといえます。施設面で考えれば、そもそもが広場で、そこによい景色があるものが公園ともいえます。

花園中央公園ラグビーステーション
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ベンチに限らずひと休みできる場所というのも、せっかく気持ちのよい場所があって、人が利用するために存在しているならば、必須のものといえるでしょう。

大人が公園を利用するに当たっては、特に欠かせないものだと気づきます。

休憩所というのはそういうベンチがたくさん集まっていて、自動販売機があったり、大きな公園ならば、小さな建屋に入っていることもあるでしょう。

真岡市総合運動公園(栃木県) ソフトフロアのスペース

そうしてみると、特例的な建ぺい率で公園に設置が認められる建築物のうち、屋根付き広場については、休憩所として法律で名指しされている典型例のひとつです。

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壁をもたず開放的なスペースとしてなら、大きな休憩所を作るのが、建物の中につくるよりも、法律の範囲に収まりやすいことになります。

鞍ケ池公園の膜素材の大屋根の下ならいつでもリラックス

岩ケ池公園鞍ケ池公園にあるようなものでも可能になってきます。

ベンチや休憩所に関していうと遊具の近くでは、子どもの元気についていけなくとも、見守りを続けるスペースとして、違った意味で大人にとっても欠くべかざる施設になっています。

ここまではごく常識的なイメージで理解できることながら、政令に定められた具体例をみると、ベンチや休憩所からの流れで捉える休養施設からは、ちょっと意外に感じる施設があります。

大きめの公園では見かけることも多い施設、そんな意味合いがあるのか! と思うのは野外卓、ピクニック場、キャンプ場その他これらに類するものです。

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要するにバーベキュー場といったものが、これに当たるものでしょう。

大窪公園(愛知県東海市)は泊まりのキャンプもOK

キャンプ場で夜も野営できる場合も宿泊施設ではなく、休養施設として捉えていると考えられます。公園に宿泊施設は、特に必要とされる理由がなければ、設けてはいけないものとされているからです。

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公園でのアクティビティに関して言えば、休養とはただ単に体を休めることというよりも、非日常な環境でリフレッシュすること、大いに飲んで食べてということも、該当すると定められていることになります。

大府みどり公園(愛知県)では野外卓、サイトの選択可能

子どもが主役の遊具でのアクティビティに対して、バーベキューは大人が主役のことが多いアクティビティとなりそうです。

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大泉緑地(大阪府堺市)のGoodBBQはかなりな進化形

火を使うこともあります。食材を調達するということもあります。逆にいえば、こういったことがしっかりできれば、もう大人の仲間入りともいえそうです。

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自由に使える広場や園路に加わるもの、アスレチックやトリム?

公園とは何かを考えた時に、大前提となるのがオープンスペースであること。そこに設けられる施設については、法律でも真っ先に挙げられているものが、広場であり、それを結ぶ園路でした。また建築物がない(建蔽されていない)場所としての条件に差し障ることなく、どんどん設置できるのは修景施設。

すでにみたどんなものが当たるのか、政令で定める具体例からも、修景という言葉から考えても、皆の目を楽しませられるように人の手のはいったもの、大抵の場合はそんな役割を果たせるように、しっかり管理もされるものと考えられます。

こうしてみれば、何気なくそこにあるだけに見えて、ある意味での機能がしっかりあって、役割も意識されたものが修景施設なのだと分かります。そして広場や園路は、修景施設で彩られていることが、ままあることも実感できることになります。

野原と芝生広場はなかなか区別がつきにくいものながら、野原がまったく草刈りされない訳ではないのでしょうけれど、より一層手が掛けられている芝生は、修景施設として政令でも具体例に挙がっていました。

そのお陰もあり、芝生は見た目にきれいとか、自由に遊べるとか、快適にのんびり過ごせるとか、そういった意味でもとても機能的だといえます。ところで特に林間の広場や園路? のようなところにもっと明確な機能を意識している! ようなものが置かれていることがあります。

確かに遊具よりのものもあるとはいえ、果たしてフィールドアスレチックのようなものは、公園ではどのような位置づけになるのでしょうか。健康遊具というか器具といったほうが正しそうなものもみることがあります。これも同じように、どういうことなのか気になります。

アスレチックという言葉は、英語のathleticからきていると推測できます。その意味を調べてみれば、運動であったり、体を鍛えるということに関係することが分かります。ちなみにフィールドアスレチックは元々はfield athleticとは関係ありません。

日本フィールドアスレチック協会が定義した日本語で、協会の設立は1973(昭和48)年だといいます。こうした経緯のアクティビティであるからか、公園に関する法律や政令では、トリムコースという名前含めても定められたものはないのです。

遊戯施設を見ても、運動施設を見ても、その具体例にそのものも、類するものも見当たりません。運動施設としてリハビリテーション用のものがあることが定められていて、ならば健康遊具はこれに値するのではないか? と考えてみてもいいでしょう。

栃木県足利市の五十部運動公園は、渡良瀬川に沿って大型遊具が立ち並ぶ公園です。一体のエリアのようにして足利赤十字病院があり、ちょうどその建物の横の公園敷地に健康遊具と紹介されるものが比較的多く並んでいます。

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とはいえ、リハビリテーションという専門的な機能を充分に果たすのか? と言われれば到底及ばないと思えます。むしろトリム(=整える)ということで、身体機能についてささやかな向上を目指すものとして、そのような機能ならば充分なものと思えます。

国営武蔵丘陵森林公園の冒険コースは大型遊具そのものもたくさん

アスレチック遊具のようなものは、その強度がさらに高く志向されて、運動に値する機能もある場合に用いられる命名と思ってよいでしょう。「子どもと楽しむ公園」シリーズでアスレチックのようなものをご紹介する時には、実はどれだけ遊具よりであるかどうか。

この点が重要な着目点になっています。それは遊べる楽しめるということが眼目になっていれば、子どもが自由にやりたいように使えるべきで、だからこそ遊具という考えを支持するからです。

コースが設定されて、それぞれにこなすべき目的や課題が設定されるようなフィールドアスレチックは、実質はかなり運動よりの施設になります。ただし、それぞれの課題をどれだけ正確に走破できたのか、厳密に計る性格のものは、公園では例はないでしょう。

あったとしたら、遊具? と考えるようなグレーゾーンではなく、間違いなくスポーツのためのものです。都市公園に於いて運動施設は、100分の50を参酌するという政令による面積の割合に対する上限の定めがあります。

オープンスペースとしての建蔽率の制限に比べれば、極めてゆるやかなものとはいえ、規制を受ける性質のものです。アスレチックやトリムや健康に「遊具」という名前が付け加えられている場合、遊び道具だという主張よりも、こうした事情が関係するのでしょう。

公園の運動施設としてはどんなものがある?

公園のアスレチックとされるものは、技を磨きぬく目的や、他人と競争したり、決着をつけるような使い方のものはみかけないとして、仮にそういった目的で整備された施設があったとしたら、運動施設に限りなく近いものになるでしょう。

フィールドアスレチックについて法的には具体例な定めがないのはともかく、公園の運動施設というものは、いくつか都市公園施行令で具体的に挙げられているものがあります。

都市公園法施行令における運動施設の具体例抜粋
野球場、陸上競技場、サッカー場、ラグビー場、テニスコート、バスケットボール場、バレーボール場、ゴルフ場、ゲートボール場、水泳プール、温水利用型健康運動施設、ボート場、スケート場、スキー場、相撲場、弓場、乗馬場、鉄棒、つり輪、リハビリテーション用運動施設その他これらに類するもの及びこれらに附属する観覧席、更衣所、控室、運動用具倉庫、シャワーその他これらに類する工作物

この具体例に挙げられていなくとも、条例や、国営公園では国土交通大臣が定めれば運動施設になることも決められています。本格競技施設的なフィールドアスレチック設備を運動施設とすることは可能な訳です。

運動施設における公園事情

もっとも、公園で運動施設とするかどうかが問題になるのは、ひとつには建築物との絡みによります。運動施設であれば、建築面積の制限は緩和されます。運動公園と名付けられた公園などでは、多くの運動施設がかなりの面積を占めている場合があります。

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(立派なスポーツ施設が林立する典型的な運動公園ながら命名はスポーツ文化公園)

それはこうした事情によるものです。運動施設の具体例の中には屋内施設となることが多いもの、建築物を伴うものがあることが分かるでしょう。具体例の中でゴルフ場には、特別な規定があります。どうしても多くの面積を占めるため別枠になっているのです(また、ゴルフ場は50 ha以上の敷地がなければ設けられません)。

登山というスポーツとしてなら施設いらずに

公園にあるようなアスレチックについては、こうした問題とは関係ないといえます。アスレチックを行う競技場のようなものを計画するのでなければ、アスレチックが建築物と捉えられることはないはずです。

矢橋帰帆島公園(滋賀県草津市)には有料の運動施設の他、自由に使える100 m走トラックも!

そしてさらに都市公園の新設や改築、公園施設の新設、増設、改築などに関して、補助金が受けられるという点が関係してきます。補助金は予算に対して割合で認められるため、建築を伴うような計画は、当然多くの補助金が支出されることになります。

この点でもアスレチックは、園路を整備する! くらいの気持ちでできてしまうものとも捉えられます。また具体例の中に、屋外のジョギングコースといったものも入っていないことも、同じ文脈で捉えられることでしょう。

公園で鉄棒と呼ばれるものに注目!

大師公園鉄棒その1

それよりも何気に注目したいのは、具体例の中には鉄棒が入っていることです。つり輪と並んでいることからも、この鉄棒というのは、一般的に公園にある鉄棒と呼んでいるものとは違うことが分かるでしょう。

大師公園鉄棒その2

一般に鉄棒と呼ばれる「子どもと楽しむ公園」シリーズでも、御三家遊具のひとつといっているものは実はすでにみた通り、そういう呼び方では政令に具体例があがっていません。

遊戯施設の具体例を比較抜粋(都市公園法施行令より)
ぶらんこ、滑り台、シーソー、ジャングルジム、ラダー、砂場、徒渉池、舟遊場、魚釣場、メリーゴーラウンド、遊戯用電車、野外ダンス場

正確には遊具の鉄棒は、ラダーの1種と捉えるのが妥当だというのは、こういうことなのです。運動施設としての鉄棒は、体操と無縁の人ならば、競技会の中継などでしかみることのない、ああいったものと考えてよさそうです。

大師公園鉄棒その3

哲学として考えても、あくまで競技であって、技を磨き競うのが目的の運動施設の鉄棒に対して、ほんとうはラダーと呼ぶべき遊具の鉄棒は、もちろん逆上がりをやってみるのもひとつで、何回連続できるかなど競い合ってみていけない訳でもないとはいえ、もっと自由に付き合えるものです。

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(いずれにせよ、遊具としての設置とみられるものの、鉄棒の種類がユニーク)

実際に、ただぶらさがってみたりすることのほうが多そうな公園の鉄棒、それでよかったのだといえるのは、こんな背景を考えても、もっともだといえるのです。

逆に公園の運動施設は、鍛錬するという目的に限らず、プロを含めたかなりハイレベルの競技会の舞台にもなっています。観覧席が運動施設の具体例であることをみても、スポーツの観覧もまた、公園の役割と認識されていることが分かります。

公園の教養施設のあれこれ

都市公園法で教養施設の例として挙げているのは、植物園、動物園、野外劇場その他政令で定めるものでした。この三つどれもが、単純には野外と親和性の高そうな施設に思えます。そしてその機能を存分に果たすため、別途必要な設備がありそうに思えるものです。

公共の福祉の増進に資するものであるか? についても確かにありそう。遊戯施設が遊びの面で、運動施設が身体機能の向上の面で分かりやすく役割を果たし、そもそも修景施設や休養施設は、皆が気持ちよく使えるように整備が必要な機能的なもの。

さらに休養施設のバーベキュー場や、運動施設の観覧席のような、非日常な憩いや人の集まりのために、少し踏み込んだ意味を持つ部分もあります。そうしたことと比べると教養施設は名前通り、基本的には何かを学習できる施設が該当しているといえます。

学習が勉強ということを思い起こしてしまうならば、そこまで堅苦しく限定しなくとも、知的好奇心を刺激して、心の豊かさに結びつくものではないか? と考えてみてもいいでしょう。政令で定められた具体例はもっとあります。

政令に定められた教養施設に該当する具体例の引用

一 植物園、温室、分区園、動物園、動物舎、水族館、自然生態園、野鳥観察所、動植物の保護繁殖施設、野外劇場、野外音楽堂、図書館、陳列館、天体又は気象観測施設、体験学習施設、記念碑その他これらに類するもの
二 古墳、城跡、旧宅その他の遺跡及びこれらを復原したもので歴史上又は学術上価値の高いもの

三として条例や国土交通大臣が定めた、その他についても触れられているものの、具体例はこうしたものです。注目したいのは遺跡のようなものとして、復元したものについて定めてあることです。

復元したものであっても学習効果はあります。忠実な復元でなくとも陳列館としての学びはあることでしょう。そうしたものを含めて教養施設として、存在を認めていることが分かります。

陳列館というのは、あまり普段使わない言葉になりそうです。陳列館とすれば、いわゆるミュージアムやギャラリーを、包括して表現することになります。分区園というのは、市民農園のようなものを指す言葉です。

法律において具体名が挙がり、さらに名指しで建蔽率の特例を定められている動物園は、観覧に利用する目的にだけでなく、飼育そのものに意味があるからこそ、遊戯施設ではなく教養施設であるともいえるでしょう。

動物舎というのは、今の動物園が持つ、研究機関的な意味合いを除いたものになりそうです。水族館は一種の動物園。動物舎には水棲動物や魚類がいることもありそうです。動物舎は限りなく遊覧するものに近い位置づけ。

専用の保護繁殖施設というものは、飼育することの方に重要な意義があるように思います。他に立ち入りは禁止となっていて特に鳥類を、ほぼ自然のままに観察する場所というのも、確かに見受けます。

植物園とは庭園と区別するための用語で、植物をただ育てている場所ではなく、学術的な活動を行っている場所を指しています。温室や研究棟は想像以上につきものになっている施設です。

記念碑というのも言われてみれば、確かに学びを得るものではあります。また芸能というものは、古来は屋外で行われていたものが先という面があります。野外の劇場や音楽堂なら公園施設の具体例にあるもの。

観客席も建築物の中に収まっているだろう、いわゆる劇場は例には入っていません。この点、図書館が本を読む場所ということではなく、図書を所蔵して管理、閲覧させる場所だとしたら屋外にはないでしょう。

天体を観測して天文を知ることも、人類が古くから行ってきた知的活動です。天文台が学究的な目的であればあるほど、望遠鏡の精度を上げるためにも人里離れることが望ましいです。埼玉県の上尾丸山公園は、国道16号線のすぐ外側にある上尾市の公園。

子どもと無料で楽しむ上尾丸山公園【埼玉県上尾市、人気の遊び場】大きなコンビネーション遊具が遊び応えあり! です。東京のやや離れた郊外といえるでしょう。圏央道よりはずっと内側、埼玉県上尾市にある上尾丸...

つまりいわゆる東京のほうに位置、学究的な意味ではピッタリではないです。プラネタリウムよりも、3種類5台の望遠鏡が前にでている珍しい施設に思います。公園にある天文台としてなら目的に適ったものといえ、なおかつ体験学習施設に該当する、自然学習館もある公園になります。

東京のあたりで、駐車場も含めて完全無料という点からして注目の上尾丸山公園。教養施設をみるとさらに、動物舎もあります。こうした施設・設備に限ったことでないとはいえ、この充実ぶりは格好のサンプルになりました。なにかと覚えておくとよさそうな公園でもあります。

教養施設もまた都市公園法において、休養施設、運動施設と同様に建蔽率の拡大が認められる施設です。本来はオープンスペースで、全体の2%しか認められていない公園の建築物。

いわゆる公園ビジネスに関連した、比較的新しい概念(民間活力の導入)による公募対象公園施設を併せて、それらをひっくるめて例外的に全体の10%ほどまで占めるのが認められるのは、こういったものになります。

10%ほどというのは、法律では10%を参酌して条例で定めるとあるからです。条例で定めるならば、そのくらいまではいいと決められている基準と理解すればいいです。公園にある場合は、用途はなんにせよ建築物は、この範囲に収めようということです。

また公園の建築物には同じようなものでも、公園施設の種類は別の場合もありえます。例えば休養施設の例となる、高い開放性を有する建築物となる屋根付き広場等(特例として具体的にプラスの建蔽率が定まる設備)は、休憩スペースではなく、運動スペースとして使われることがあります。

この場合は、運動施設に該当する設備になるということです。公園の教養施設は、こどもの国など児童厚生施設の児童館や、こども園など占用が許される公園施設以外の社会福祉施設とともに、建蔽率10%の枠を大きく占める可能性が高いものでしょう。

特にさらに10%の上乗せが許されるもの(全体の20%ほど)として挙げた遺跡等の文化財、学術的意義が高いもの、景観法で景観重要物とされるもの、歴史的風致形成建造物などは多くは教養施設に該当するものの、休養施設であることもあります。

定める基準としてはむしろ、文化財保護法による価値あるとされる建築物、景観法による景観重要建造物、歴史的風致の維持及び向上に関する法律に定められた、歴史的風致形成建造物に該当するかどうかによります。

要するに利用するために公園に作ったというよりも、もともとそこにあって残していきたいものな訳ですから、特に例外的な定めといえそうです。古墳の本場にあるといえる県営馬見丘陵公園では、園内のものと隣接したもの、どちらの古墳もあります。

いずれにせよ公園にある教養施設もまた、特に建築物であればかなり制限を受けており、占める面積が主役然とすることはないものといえます。それも特に影響を受ける度合いが、大きそうなものが揃っています。

まとめ:公園のすべては、あと少しの話題で完結します

少しづつ公園のすべてが、丸わかりになるようにしてきた公園総まとめ。更新を続けてきていよいよお伝えしたいこともあと少し。残ったものは公園の今をみるときに欠かせない民間活力の導入に関わるお話です。

公園の便益施設の種類、ハイウェイオアシスや道の駅との関係は?
トイレはどこでも必須ながら、利用者のためにあるものは大型公園になるほどヒートアップします。売店、駐車場など役に立つものもあるとうれしいです。

公園の管理施設は何をするところ?
公園ビジネスの今もみながら管理事務所の役割を考えます。例えば貸出遊具は管理事務所がなくては用意できません。