雲の海は国内を代表するふわふわドーム、虹のハンモックもこれまた国内最大級を誇ります。大型コンビネーション遊具の森のとりでに、空と風、ふたつのローラー滑り台も用意されて、あらゆる遊具の種類が揃っている! といえるのが東京都立川市の国営昭和記念公園のこどもの森という遊び場です。
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目立つ遊具が並んでいるだけでなく、面白い演出の効いた展望台や広場が配置されて、装いはまさしくテーマパーク。公園に出掛けて遊具で遊ぶ以上の体験ができるのは、さすが国営公園らしいスケールがあります。
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子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。こどもの森は180ヘクタールの敷地を利用した、広大な昭和記念公園の中の主要エリアのひとつ。そして、子どもの遊びならば間違いなく主役のスポットです。
ここだけでもかなりの規模になるこどもの森を詳しくご案内します。
子どもが大型遊具で遊べるこどもの森をしっかり解説!
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まずは、こどもの森にはどんな遊具、施設があるのかを一覧にします。
国営昭和記念公園こどもの森エリア | |
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施設名 | 解説 |
雲の海 | 3つのふわふわドーム |
虹のハンモック | 大規模ネット遊具 |
森のとりで | 大規模複合遊具 |
空のすべり台 | ローラー滑り台と滑り台のある丘 |
風のすべり台 | ローラー滑り台 |
ドラゴンの砂山 | 上ったり滑ったりできる龍を模った造形物のある砂場 |
展望台 | 太陽のピラミッド、月の丘など |
独自の演出の広場 | ワクワク広場、地底の泉、霧の森、石の谷など |
森の家 | こどもの森のセンター的な建物、体験施設、売店 |
森の家の売店などで何かを買う以外は、特に利用料など必要ありません。
対象年齢で3つの山に分かれるふわふわドームの雲の海
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設置してあれば、その公園の売り物になるのは間違いなしのふわふわドーム。管理面での大変さから、ある場所は限られています。
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敷地面積国内最大と目される国営昭和記念公園こどもの森のふわふわドーム雲の海。ふたつの大きな山と小さめなひとつ、合計で3つの山からできています。
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それぞれは対象年齢が分かれています。雲の海の利用は中学生以下となります。大きな山のひとつが小学生(以下)用、奥目に設置されたもうひとつの大きな山が中学生(以下)用、そして比較的小さなものが幼児と障害を持つ人のためのものです。
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何といってもふわふわドームの楽しさは自分の力が何倍にも増幅されること。確かに地面の上では不可能な派手な動きができてしまいます。
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ただし、そこがこの遊具の痛しかゆしなところ。構造が意外に大掛かりなことに加えた運用上の悩みになるのも、この特徴ゆえのことです。
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管理面から考えると、派手な動きは禁止とするしかありません。実際注意書きにも書いてあるのが
- 宙返りをしない
- 高く飛ばない
- かけっこをしない
- 飛び降りない
などのこと。他にもカメラや尖ったものを持ち込まないで! ペットを連れ込まない、飲食はしないなどが、靴を脱いで遊んで欲しいということと一緒に書いてあります。
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危険を誘発するこれらは禁止で至極当然。とはいえ、活発な遊びに関しては宙返りはまだしも、どこまでが許されるの? と思えば微妙なものまで止めて欲しいと書いてあります。
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公園では最終的には保護者の責任だとしています。遊ぶ本人が周りを十分に注意すること、子どもの行動から目を離さずに適切に注意を与えることが大切な遊具です。
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ある意味、難しい面がある遊具のふわふわドーム。雲の海が3つの山に分かれているのは、だからこそ安全対策としても適切なことです。
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そして、おのおのがとても大きいことが安心して、なおかつ満足感高く遊べることに繋がります。ただ迫力があるということだけではないのです。
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その上で小学生用の山にはツノが生えていたり、幼児、障がい者用の山には手すりがあったり、それぞれに合わせた工夫もしてあるのが優れものです。
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大きさは余裕に繋がり、ひとりひとりのスペースに余裕があればあるほど、少なくとも他人に危害を加えるリスクは減ります。そしてふわふわドームは、ただのエアートランポリンのように、空気を入れて膨らませてあるだけの単純なものではありません。
![ふわふわドーム雲の海に空気を送るポンプ室](https://i0.wp.com/mama-fuente.jp/blog/wp-content/uploads/2018/02/020518_0034_17.jpg?resize=803%2C535&ssl=1)
内幕と外膜に分かれて内幕へは常に空気が供給、排出されているのが本物のふわふわドーム。そうやって調整されているからこそ気持ちいいのです。大きくなればなるほどこの仕掛け、簡単なものではなくなります。
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国営昭和記念公園こどもの森雲の海でもやはり、この大きさを支えるメカニカルな構造部分の一端は、よく見ると見つけられるのです。空気口からは絶え間なく空気の流れる音が聞こえてきます。
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ともあれ、周囲には荷物を預けるコインロッカーや、靴を脱いでくつろげる屋根付きの休憩所などもあり、じっくり遊べる雲の海です。無茶は禁物ですが、非日常な動作を堪能できなければ面白さもないです。思いっきり遊べるようにしっかり見守りはお願いします!
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大きなふたつに比べれば小さな幼児、障害者の方用のふわふわドーム。ちなみに幼児用のふわふわドームは雲の海とは別のわんぱくゆうぐエリアにも設置されています。
![国営昭和記念公園わんぱくゆうぐのふわふわドーム](https://i0.wp.com/mama-fuente.jp/blog/wp-content/uploads/2018/02/020518_0034_21.jpg?resize=803%2C535&ssl=1)
公園遊具の標準セットに欠かせない砂場に、大変な刺激をもたらすものだといえるふわふわドーム、理想の形やどんなもの? などその秘密を大解明すべく遊具メーカーにお話を聞いた関連記事があります。
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空中遊泳にチャレンジ!虹のハンモック
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ふわふわドームは容易にパフォーマンスを上げてくれます。対して虹のハンモックと呼ばれる大型ネット遊具の方は不安定さが面白いものです。
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カラフルな色と空中歩行が楽しめることから虹のと名づけられたようです。ザイルを利用した遊具もよく見るようになってきました。虹のハンモックに関しては、そういった綱渡りの遊具というよりも、目の細かいネットが柱でしっかり張られたトランポリンに近いものです。
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とはいえトランポリンのように幕が張っている訳ではないので、ネットの上だからこその不安定さがあります。飛んだり、お尻から落ちてみたりする平らな部分に行くためにも、ネットの斜面につかまりながらよじ登らねばなりません。
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不安定さを克服すれば、むしろアクティブな遊び方が許される虹のハンモックです。気分は空中遊泳、公式には宇宙遊泳のように自由な姿になれる! と書いてあります。こうしたすごいネット遊具のいろいろ、関連記事でもっと詳しくご参照頂けます。
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いくつもの滑り台と眺望も!森のとりでは大規模複合遊具
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大小二つの塔を遊具回廊が結ぶ複合遊具が森のとりで。いくつもの滑り台が種類も豊富に発進します。
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まさしく砦といった風情の大きな塔は、螺旋階段をグングン上って行く仕組み。途中のさまざまな高さから滑り台を下るのに加えて、スリリングな仕掛けがしてあります。
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外からみたこの連結部分は、塔の外側を渡る仕組みになっています。途中の穴からは外を覗けるのも面白いところ。結構高い位置です。
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この高い塔は小さな塔と結ばれて途中にはお約束的な冒険がいくつも待っています。
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橋や滑り台、抜け穴などが配置。大きな看板で注意を促される穴は確かに大胆です。
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さらに、ちょっと難易度高めの仕掛けまで実にいろいろです。
ローラー滑り台は短め!空のすべり台、風のすべり台
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大きなものは公園の花形になるローラー滑り台。昭和記念公園には、ゆるやかな丘はあるものの急傾斜地はないためか、大きなローラー滑り台はありません。それでもこどもの森にはふたつ用意されます。
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虹のハンモックの裏手の小さな丘に設置されるのが空のすべり台。こちらには板張りの滑り台も併設されています。一気に滑るならこちら!
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さらにやや長めのローラー滑り台となる風のすべり台はちょっと分かりにくい場所にある穴場です。工作体験に使う材料を調達する工芸の森の裏手でもあり、
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かざぐるまゲートと谷のはしゲート(どちらもこどもの森への進入路)の間にある展示館こもれびの家の裏手でもある辺りにひっそりと設置されています。
龍の集うスポットにには秘密の設備も!ドラゴンの砂山
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石で表現されたゴツゴツの肌の造形物が並ぶドラゴンの砂山。想像上の怪物、いわゆる龍が並ぶ砂場になっています。
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それぞれ、くぐったり上ったり滑ったりと思いのままに遊べます。
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そんな中、なにやらドラゴンとは違う形のトゲトゲドームが! これは霧を吹くようになっています。暑い時期の一服に涼を取れるものです。
こどもの森を見渡す太陽のピラミッド、星のピラミッド
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こどもの森の随所から垣間見れるのが太陽のピラミッド。
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大きな階段を登る正面の裏を見ると、実際には丘を整形して前と左右3つの面を石で組んだことが分かります。この場所に登れば辺りをすっかり見渡せます。
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頂上にはシンボルとなる太陽が刻まれ、ここから四方に眺望が開けます。
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ピラミッドに登る長い階段がある正面方向には雲の海、その横の斜面の上にも小さなピラミッドがあり、こちらは星のピラミッド。こどもの森への星のゲートのシンボルです。
いろいろな広場で体験するファンタジー
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ピラミッドやドラゴンの砂山はモニュメントとして目立ちます。こどもの森エリアにはさらにワクワク広場、地底の泉、霧の森、石の谷などのスポットがあります。
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こどもの森エリアのエントランス的な位置づけなのがワクワク広場。暖かい時期には霧や噴水がお出迎えする石の造形物が目立つ場所です。
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この演出がさらにエスカレートするのが霧の森。ワクワク広場から遊具へ向かうと、すり鉢状の地形が見えてきます。この真ん中に水量が季節で変わる泉を持つ地底の泉があります。その横の森のとりでを抜けて雲の海に辿り着く手前が霧の森。
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ピラミッドの足元になるこのエリア。霧がでていないとやや意味不明ながら、3月~11月の10時から16時の間、毎時00時と30分に噴出した霧は一帯を満たして幻想的な空間になります。石の谷はドラゴンの砂山の奥にある岩場になります。
センターハウスとなるのが森の家
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こどもの森エリアのセンターとしての役割を果たす森の家。救護所もここにあり、建物の中でも遊べるようになっています。隣りには木工房という工作体験施設があります。
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ここには売店もあり、いろいろなお菓子が選べる駄菓子コーナーがあるのが特徴です。
国営昭和記念公園利用ガイド
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入園料:大人(15歳以上)450円、小人(小・中学生)無料
開園時間:9時30分~17時(11月~2月は16時30分、4月~9月の土日祝日は18時迄)
休園日:年末年始(12月31日、1月1日)、2月の第4月曜日と翌日
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国営昭和記念公園全体の概略やアクセス方法は詳しく特集した記事があります。
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国営昭和記念公園の幼児向け遊具エリアわんぱくゆうぐや、遊びに出かけた時に利用できる、公園の諸施設についての詳細もご覧頂けます。
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昭和記念公園を訪れるには(アクセスについて)
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住所:東京都立川市緑町3173(国営昭和記念公園管理センター)
公園の南側の鉄道路線がJR青梅線、東側が多摩都市モノレール、やや離れた北側を西武拝島線が運行しています。公園に入って行く大き目の目立つゲートはほとんど立川市ながら、こどもの森など遊び場はほとんど正確な立地は昭島市に位置します。
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それでも遊具を利用する場合、最も適していると思われるのがJR青梅線西立川駅に直結している西立川口ゲート(隣の東中神駅もこどもの森まではほぼ同じ、昭島口ゲートを利用)。西立川口ゲートには駐車場もあります。自動車で訪れた場合は西立川口ゲートよりも砂川口ゲートからのほうがこどもの森にはやや近いです。
駐車料金:普通車820円
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関連記事では各ゲート、駐車場からのおのおのの所要時間などをお知らせしています。詳しくは、そちらも御参照下さい。また園内での移動手段についても詳しく特集があります。
まとめ:子どもの遊びの凝縮度は滅多にないレベル
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入園料がかかること、駐車場代がちょっとしたテーマパーク並みであること。こどもの森がゲートから遠いこと。国営公園らしいスケールの反面、気軽な公園ではない部分もあります。
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いずれにせよ、規模の面からも、少し費用が掛かる面からも1日じっくり遊びたい公園に違いはなく、その時間を充実させるだけの内容はあると思えます。
1日過ごすとなると食事やおやつ、その他施設のことなども気になるハズ。国営昭和記念公園については施設、設備についての詳細を特集した関連記事もお届けします。
公式サイト:国営昭和記念公園 こどもの森
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