子どもと無料で楽しむ天王公園【東京都荒川区、人気の遊び場】

ミニタイプといえども得難く楽しい遊具、ローラーすべり台を使って、築山された場所から駆け下りてゆけます。その丘よりもはるかに豪快な岩山が鎮座するのも、東京都荒川区の天王公園の特徴です。

子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。とても立派なものに思える公園の名前、その由来にも関係するのかはともかく、公園の真ん中を占める擬岩の存在は重要なもの。

岩山から水が流れる季節と、そうでない時では状況に違いはあれど、滝となって流れ落ちた水は園内の水路を巡り、背面に位置するせせらぎの広くとられた部分を含めて、格好の水遊び場となります。

公園そのものはさほどの規模とはいえず、遊具についてもことさら派手なものもないとはいえ、夏休みの頃には俄然注目となり、そうでなくともローラーすべり台は、やはりあったら楽しいものです。

他にもちょっとしたコンビネーション遊具など、基本的なものはひと揃い。いつものように独自に撮影した写真を満載して、人気の遊び場へのお出かけに役立つようガイドします。

子どもが大型遊具で遊べる天王公園をしっかり解説!

ローラーすべり台はミニタイプではあります。かといってまるで物足りないかといえば、さにあらず。築山から駆け降りる爽快感は、ローラーすべり台の入門編にはピッタリなくらいです。

ミニローラーすべり台も築山の上から

夏休みに訪れたのでなければ、天王公園ではこれがウリ! となるのはローラーすべり台でしょう。そもそもが珍しいローラーすべり台であっても、このくらいの大きさならば他にも東京で例を挙げられます。

それもこの辺り、というのはいわゆる都心近くの北側のほう、それもあまり周辺部まではいかない辺りとすれば、随分な密度になっている現状。天王公園の周囲であれば、珍しいとまでもいえないくらい。

公開予定:子どもと無料で楽しむ瑞光橋公園

こうした小高い場所から一気に滑走するタイプ。ローラーすべり台本来の遊覧性はあまりなくとも、迫力と爽快感の一端は味わえそうなものが、まずは同じ最寄駅になる瑞光橋公園にもあります。

南千住駅の反対側ながら、同じく隅田川近く。天王公園のところからは、直ぐ近くの壁を乗り越えて、河岸にいくことはできない状況。

ただ、すぐそばの千住大橋から下流に向かっては、遊歩道が整備されています。南千住駅からの各鉄道路線が渡る、橋の先まではやや殺風景。

ただし、再開発エリアまでいけば違ってきます。擁壁が芝生の土手に変わったのち、遊歩道はやがて汐入公園となります。

ちなみにどこまでが汐入公園? かといえば公園案内図から判断すると、汐入東小学校入口交差点のある辺り。千住汐入大橋をくぐるために、連絡路が下っているところのよう。

都立汐入公園の大型コンビネーション遊具
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都立汐入公園は隅田川が大きく流れる方向を変える、湾曲部分の内側に沿うように、河川際もカバーしています。

さらに川沿いの遊歩道は瑞光橋公園を介して白髭橋まで

汐入公園を過ぎても河岸の遊歩道は、瑞光橋公園まで繋がっています。南千住駅からローラーすべり台巡りをしたいならば、分かりやすいのは隅田川を辿るルート。

ひたすらローラーすべり台を目指すならば、汐入中央通りで曲がってしまうのも手です。汐入公園の湾曲している部分は、ショートカットしてしまえます。

高層住宅を抜けて、汐入公園の南千住側入口がある街区を過ぎると瑞光橋公園です。もっとも汐入公園ツインタワーといった、大型遊具をスルーするのはあまりにもったいないかも。

さらに同じ荒川区にある日暮里公園に注目すると、同じような大きさで、天王公園瑞光橋公園のものほどはカーブをしていない、直滑降タイプとでもいったものが見つけられます。

日暮里公園のローラーすべり台の設置された築山は、天王公園のものよりもずっと本格派です。荒川区は都心部とはいえなそうながら、極めて近く。なにしろ隅田川から内側のエリアです。

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荒川区というのは、東京23区でも3番目に小さく、台東区、中央区とともに10 k㎡程度の面積となる区です。そんな荒川区にある4つ(場合によっては5つという解釈も!)のうちのひとつ。ただし4つもしくは5つというのはミニミニタイプを除いてのこと。

2021(令和3)年に設置されたこうした中では一番長い宮前公園のローラーすべり台は、少し上流側で荒川遊園の近く。天王公園のローラーすべり台は、荒川区だからこその滑り比べをしたり、今日はここ! といった利用法がありえる状況になっています。

コンビネーション遊具はほどほどな大きさのもの

趣向いろいろで楽しげではある、コンビネーション遊具も置かれています。対象年齢は幅広くなるよう、遊びはバランスよく組み合わされています。

短い階段からすぐのところに、一番低い位置からのすべり台。正面の壁はパネル遊具になっています。

一段上がると正面のパネルには、ハンドルがあってグルグル回せます。高さはほぼ変わらない、もうひとつの低いすべり台は、カーブしているのがちょっと違うところ。

カーブするすべり台の台場には、難易度が高くなる雲梯を経由してきてもいいです。いつかはこのルートでも! といった挑戦要素はこれ。

3段ほど大きく上ってからの長いほうのすべり台も、短いふたつと同じ樹脂製で少しうねっています。

途中の段までは、変形ラダーのショートカットルートありです。一気にゆくようないわゆる梯子の形ではなく、段々としたうねりが加わって、刺激的な挑戦になりそうです。

他に基本的な遊びも揃う天王公園

大きな擬岩と水路が巡らされている他、ローラーすべり台が目立つ天王公園。そもそもはさほど広くないといっても、遊具はひと揃いしています。

ブランコは座板と座椅子のタイプが、ひとつづつ並ぶものが1基。

隣には高さが3通りの鉄棒が置かれます。

ローラーすべり台を滑る丘の手前には、3人一緒に乗れる大型のロッキング遊具もあります。宝くじの寄贈品のようで、小さなものよりは値段も高めなのでしょう。

あるところにはある遊具でここにも! ということです。

それからなにげなく、カバのオブジェもあったりします。水場の近くにはイメージぴったり。それでもただの盛り上げ役ではなさそう。

確かにかなり小さな子ども限定ではありそう。だからこそ贅沢なオブジェともいえます。乳児からすぐくらいの子どもなどに対しても、なかなか思いのこもった公園です。

もちろんある砂場は、ローラーすべり台を下りたところの隣。しっかりと囲われて安心です。

天王公園では、ほとんどの遊具がコンビネーション遊具の周囲に並ぶ中で、例外なのは青い雲梯。岩場から流れていく、水路のところにあります。

公園最大の売りは水遊び場

こんなふうに水遊びだけが、天王公園の持ち味ではないとはいっても、どうしても抜きにして語れないのが、大きな擬岩から流れ落ちる滝と、そこからの流れがおりなすせせらぎになってしまいます。

季節限定ではあるため、いつでもではないのが宿命ながら、この豪快さと繊細さが入り混じる水遊び場はなかなかのもの。

遊具が並ぶところに向き合って、じゃぶじゃぶ池と大きな岩から流れる滝になっていて、滝の流れの内側で、岩を渡れるようにもなっています。

その渡り部分は、途中の岩をくぐり抜けるようになっていて、滝はトイレのある南寄りでも、流れるようになっています。

また、公園の西側の出入口前では、休憩スペースの前が広く取られています。ここもなだらかに少し傾斜のついた、じゃぶじゃぶ池のようなスペース。

滝の流れる部分と西側のやや小さなじゃぶじゃぶ池のようなところは水路で繋がっています。水場はぐるりと1周できる形です。

その水路も滝からの東南の部分と、滝に向かう北西の部分で趣向を違えてあるのです。東南部分は岩場の先に架かる橋の先、ほとんど公園南側の流れはまさしくせせらぎ。

水の流れるところは岩場でも、周囲には植物が植えられて清流がイメージされる演出です。

対して西側は時折幅が広くなった岩場風で、流れの中にも石が転がっています。


立派なトイレ棟の前には足洗い場も設けられています。滝遊びや、岩場の水路巡りにも準備万端の設備になっています。

天王公園は、いにしえから地域を象徴する場所のすぐ隣といってもいいくらいのところにあります。素戔嗚神社がその場所になり、神社の由緒から名前が付けられています。

関連リンク:素戔嗚神社

事の始まりは795(延暦14)年、桓武天皇の時代ですから、江戸開府のはるか以前、ここにあった奇岩を霊場と崇め日夜礼拝したところ、素戔嗚と飛鳥の2大神が現れ祀ったのが創建とのこと。

そのうち素戔嗚(スサノオ、ヤマタノオロチを退治して、草薙の剣を取り出したとされるアマテラスの弟神)が、別名牛頭天王とされ、6月3日には天王祭が執り行われています。

岩も塚も天王公園の特徴となるテーマ

当初2大神が現れた奇岩というのは小塚の中にあり、瑞光石と呼ばれていまも神社に祀られています。小塚原という地名の由来にもなったものです。江戸時代になってこの塚に富士塚が設けられて参拝されるようになったともいいます。

天王公園を訪れるには(アクセスについて)

住所:東京都荒川区南千住6丁目67番21号
連絡先:03‐3802-3111(内線2757)(荒川区役所担当部署)

さほど違いはないとはいえ、南千住駅なら東京メトロの南口が最寄

鉄道ならば南千住駅を利用します。国道4号線の南千住交差点から、住宅街に入ったところにあり、交差点にある素戔嗚神社も目印になります。

国道4号線から入る角には派出所もあり

素戔嗚神社の脇を入って、荒川ふるさと文化館(南千住図書館あり)の先を右に曲がって少しで到着します。

一見目立つのは国道4号線側の鳥居、公園はここから裏側のほう

実は素戔嗚神社の表参道になるのは、国道4号線に面した鳥居からでなく、このルート沿いになる南側からです。

【公共交通機関を利用する場合】

最寄駅:JR常磐線、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレス南千住駅約750 m

南口方面に旧日光街道が通っています。駅前のタワーマンションのところも、歩行者なら抜けられます。下層階は商業施設や区の施設、医院などが入っています。

線路沿いに行くと、旧日光街道には地域の歴史を物語る回向院があります。ここを右折して北のほうに向かいます。この道は国道4号線に南千住交差点で斜めにぶつかります。

最寄バス停留所:千住大橋(都バス草43)

浅草方面から三ノ輪を抜け、足立区役所まで国道4号線を走る路線の千住大橋が、素戔嗚神社のところにあるバス停留所になります。

【自動車を利用する場合】

駐車場:ありません

住宅街で路地に囲まれた公園、自動車での利用は想定されていません。少し南側にかつての東京スタジアムがあった場所になる、荒川総合スポーツセンターがあり、有料駐車場が57台備わっています。さらに手前のライフ南千住店は、ついでの買い物に便利。

まとめ:水の流れない季節でも岩場巡りには意味あり?

ローラーすべり台の設置された塚も、夏休みには水が溢れる岩場も、地域の縁起にちなんだものといえそう。

ならば空の水路での岩場巡りも、疫病退散に効果を発揮したという、神社のいわれにあやかる参拝の、お供になりそうにも思えます。

そうした思いに入れ込むまでもなく、それなりに楽しい遊具が揃った公園。さらに夏休みには桁違いの面白さが待っています。

公式サイト:荒川区 天王公園

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