子どもの遊びが満載なところがたまらない魅力。たくさんあるだけでなく、多彩なところも楽しい金山総合公園ぐんまこどもの国です。子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。
関東平野の北部、間近まで山塊が迫っている辺り、群馬県の太田市はスバルの街としても有名なところ。歴史ある金山が、200 m程度ながら独立してそびえています。街のシンボルとなっている金山の山裾に、広大な敷地を持つ公園が金山総合公園。
そこにはぐんまこどもの国があって、いろいろな遊具や遊びがぎっしり詰まっています。巨大な複合遊具冒険のとりでの詳しい特集編や、公園の概略を関連記事でお届けしてきました。けれども、まだまだご紹介し切れなかった遊びがあります。今回はさらなるものを一気に特集してみます。
子どもがたくさんの遊具で遊べるぐんまこどもの国をしっかり解説!
ぐんまこどもの国は、金山に食い込むようになっている平坦地と、周囲の斜面に展開する公園です。平坦地の奥に進むと自然環境を保全して、植物園や野鳥観察小屋、大きな池などがあります。それに対して入口方面手前の平坦地は、芝生で整備されたいくつかの広場になっています。
自由に飲食や休憩に使えるレストハウスや売店の周囲にダイナミック広場、幼児広場、かくれんぼの丘などの広場があります。それぞれの遊びを見てみましょう!
いろいろな趣旨が揃って楽しいダイナミック広場、協調性の育成にも期待?
エントランス方面から手前の広い芝生広場の向うに、遊具が並ぶダイナミック広場。ふわふわドームからターザンロープ、ザイルクライミングに砦風のコンビネーション遊具まで、いくつもの遊具が、アスレチック風のものに加えて並んでいます。
どれも規模的には小さめながら、遊具の御三家の発展形ともいえるものが揃う充実ぶりです。さらにはボールスイングという、これまたブランコの発展形? とも言えるものまで設置されます。
ふわふわドームを除くと、ダイナミック広場の遊具は推奨対象年齢6才~12才で、つまり小学生を対象としています。けれどもこれは、どこでもそうながら、対象年齢以下の子どもについては保護者の見守りを要請するという意味です。
遊んではいけないという禁止でもなく、逆に小学生なら野放図にやらせてよいという意味でもないです。周囲に気を配る協調性が養えるのも遊具のよいところ。適切な声かけは重要です。
公園でよく見る定番の遊具御三家や、その発展形となる新御三家などについて考察した記事があります。
ふわふわドーム
あればとても楽しい、ダイナミックに遊べるのがふわふわドーム。なかなか管理が難しくトラブルの事例もある遊具です。とてつもないアクションも可能ながら、ゆるく遊ぶのがよい遊具です。
本物のふわふわドームというのは、内幕への空気が常にコントロールされています。その証がポンプ設備。小さいながらふたこぶになっているのも、ふたこぶの内幕をひとつの外膜が覆っているからです。
空気が適切にコントロールされて、気持ちよく飛び跳ねて遊べるふわふわドーム。ぐんまこどもの国のものは巨大ではないので、周囲にはよく気をつけて遊びたいものです。
大滑空ロープ(ターザンロープ)
ぐんまこどもの国では、大滑空ロープと呼ばれています。名前はどうあれ、これはいわゆるターザンロープ。あまり傾斜のない穏健なタイプです。
ザイルクライミング
古典的なジャングルジムの安全性を向上させて、よりスリリングにしたもの! といえるのがザイルクライミング。
4つの山が連結されていること。真ん中にはザイルネットはなく、穴が空いている事が特徴です。山もあまり大きくはありません。上に行くのもよいですけれど、ぐるりと周囲を渡るのも面白い形状です。
こどもとりで1
砦風遊具はその1とその2のふたつ。その1についてはツインの塔の高さは少し控えめ。横移動の方向で遊びは広がって行きます。
吊り橋だったり、揺れる橋ながら足場はしっかり。グングン進め! といった趣です。
こどもとりで2
その2のほうの砦は、若干塔が高く設定されています。丸太の上りのあと、渡る橋もネット状のもの、少しだけ難易度が上っているようです。
その1では上りと滑り台のペアが進入路に設定されていました。
その2については、上ってしまえば選択肢はひとつ。ネットの橋を渡るだけです。やはりちょっとだけ難しめになっています。
シャトルネット
上に登るリングの柱が、かなり意欲的です。下がネットになっているため、高い位置にある雲梯にもチャレンジしてみよう! という趣旨なのでしょう。それなりに自信のある子ども向けなのかな? という感じの難易度です。
クネクネ平均台
途中で方向が変わる渡り棒。平均台というのは、四角の棒なのが一般的。クネクネ平均台の特徴は、クネクネよりも丸い棒であることのように思います。
スイングステップ
不安定な足場です。けれども手すりがあるので問題ないでしょう!
ネットクライミング
上って乗り越えて、続けて下りてはどちらからでも! 細かい網目にしがみついてゆきます。
ピョンピョン円盤
じょじょに幅が広がります! どこまで行けるかチャレンジ。
山脈ネット
ネットと棒渡りの組合せが、何気に斬新ですね。
ぶらぶらタイヤ
ふたつのタイヤ、さらには隣のタイヤまで渡ってみる? ふたつの難易度が組み合わされて面白いです。
ネットクライム
クライムと名前にあります。けれども上に上にでなく、上ったままの横移動が眼目なのでしょう。
横渡り丸太
丸太渡りはいかにもアスレチックな遊具です。高さがいろいろなところがいいです。
パワーアップピラミッド
ピラミッド型になった斜面の一部は、ロープを使った上りへの挑戦の場です。
空中散歩
一本橋の吊り橋を渡る遊具。横からの見守りもし易いので、とっつき易いです。
ネット越え雲梯
途中の雲梯に行く道はネット。ちょっとした苦労のスパイスがかかっています。
きね渡り
不安定な足場がチャレンジングなやつです。案外難易度が高いです。けれどもそれは、渡り切るという点についてだけ。途中まででもよいので、やってみましょう!
丸太ステップ
何気に難易度選択できるルートが設定されています。
ゆらりんぼう
ぶら下がってゆらりゆらりと楽しみます。
スペースロデイオ
太田といえばスバル、スバルといえば中島飛行機。などという連想は、子どもには関係ないでしょう。木製の飛行機型スプリング遊具。
ヒコーキシーソー
そしてこちらも木製の飛行機がモチーフ。翼がシーソーなんですね。
宇宙船
ファンタジーな宇宙船という名の遊具。
中に入って、窓から外を眺められます。まさしく遊ぶ人が遊び方を決める、そういった意味では遊具らしい遊具。これもまたよしでしょう。
乳幼児でも心配なく遊べる専用スぺース!幼児広場
レストハウスの公園エントランスから見て真裏になる場所に、小さな遊具が揃った児童広場があります。
ここに限らず、幼児でも遊べる遊具はまだまだあるぐんまこどもの国。そんな中でも、安心の専用スペースになるのがここです。
ぐんまこどもの国で乳幼児に適した場所というならば、ここ幼児広場と児童会館の中のプレイルームが筆頭に挙げられます。
小さなローラー滑り台、スプリング遊具
ミニハウス、ブランコなどが、オブジェと共に並んでいます。
ブランコはすっぽりと嵌れるタイプのものもあります。これなら相当小さな子どもでも安心です。
子どもの定番の遊びに格好の舞台!かくれんぼの丘
レストハウスから、ダイナミック広場とは違う方向の奥に進むと、幼児広場の隣に見えるのが、いくつかの築山された小さな丘。この丘がかくれんぼの丘です。
それぞれの丘にはトンネルが掘ってあります。つまり内部に進入できる構造です。トンネルは十字になっていたり、放射状に広がっていたり、いろいろです。
中に入ってみると、仕掛けがあるのが分かります。ここは子どもの遊びの定番、鬼ごっこやかくれんぼの絶好の舞台になります。
またかくれんぼの丘の芝生は、他の芝生の広場と違い木陰が多くなっています。日差しの強い時に休憩場所にするならば、適した場所と言えそうです。
屋内施設の児童会館、雨の日に限らず重宝する施設の遊びはほとんど無料
ぐんまこどもの国の大型児童館、児童会館は悪天候の時に心強いだけでなく、外での遊びに加わる別の魅力が注目です。こちらも、ほとんどが無料で利用できます。
サイエンスワンダーランド
児童会館に入館すると、すぐ目の前はサイエンスワンダーランド。
科学に興味を持ってもらえるよう、工夫された展示を見て触って動かして遊べるスペース。
他には大型スクリーンでビデオ上映も! すべて無料で楽しめます。
プレイルーム
おもちゃが用意されて、自由に使えるのがプレイルームです。小さな子どもにうれしいスペースになります。
クラフトルーム・パソコンルーム・ビデオライブラリー
工作体験やパソコンの利用、ビデオ観賞などができる部屋があります。
売店
おやつや飲み物を調達できる他、遊び道具も用意されます。土日祝日には軽食も!
休憩スペース
芝生でまったり過ごすのもよい、ぐんまこどもの国ながら、児童会館の中にも休憩や飲食に使えるスペースがあります。
こども図書室
童話、絵本、図鑑など、子どもが読書に馴染むきっかけになるような本がたくさん揃って、自由に選べるように棚に並んでいます。小さな椅子や座って読めるスペースで、自由に過ごせます。
スペースシアター
大人は有料施設となっているのはスペースシアター。プラネタリウム番組が観賞できます。
プラネタリウム観覧料金:大人(高校生以上)300円、中学生以下無料
他に多目的ホールや各種ホールがイベントや行事で利用されています。
公式サイト:ぐんまこどもの国児童会館
超絶規模の冒険のとりで、サイクル広場の有料遊具、全長500 m越えの滑り台
金山総合公園ぐんまこどもの国の遊び場の多彩なこと、憩いの場としての充実ぶりはうれしい限り。さらには、目を見張るような大型の複合遊具もあります。
群馬最大級のローラー滑り台が組みこまれた、大型複合遊具冒険のとりでについては特集した記事があります。
ぐんまこどもの国への詳しいアクセスや食事、休憩について、格安ながら有料となるサイクル広場での乗り物について、ケーブルリフトで上ってソリで下る500 mを超える滑り台サマーボブスレーについて、そして夏には水遊び場となるわんぱく広場などは公園の概略を特集した記事をご参照ください。
ぐんまこどもの国を訪れるには(アクセスについて)
住所:群馬県太田市長手町480(児童会館内公園管理事務所)
連絡先:0276-22-1448(公園管理事務所)
開園時間:8時30分~17時
(有料遊具の利用は9時30分~17時、11月から2月は16時30分まで)
定休日:無休(有料遊具は毎週月曜日運休、ただし月曜日が祝日の場合は火曜日)
超絶規模の冒険のとりで、格安で楽しめる有料のアトラクションや乗り物に限らず、多くの遊びが待っているぐんまこどもの国。何度訪れても簡単に遊び切れるスポットではありません。
関東周辺の各地からでも、北関東自動車道路を利用すれば便利に行けます。東京からでも、ちょっとした小旅行がてら楽しめる距離です。東武鉄道の最寄駅からも徒歩圏内でアクセスがよい公園です。
自動車を利用する場合、公共交通機関を利用する場合、共に詳しいアクセスは関連記事で特集しています。
まとめ:予備知識と事前準備があればさらに楽しく!
有料遊具や500 mを超えるスライダーなど、若干費用の掛かる遊びもあります。それはそれで魅力的ながら、繰り返し遊びこむならば、むしろ無料の遊びのほうなのでは? とも思えるぐんまこどもの国です。児童会館などは、入館料があってもおかしくない設備になっています。それがご案内した通り無料なのです。
超目玉といえる冒険のとりでの他にも、これだけの内容がある公園です。こんな予備知識を持って、どうやって遊ぶかイメージできたら、狙った通りに満喫できるように、時間の配分や事前の用意を、万全にして頂けたらと思います。