わんぱく広場にある大きなコンビネーション遊具は、圧倒なスケールのもの。とはいえ、平塚市総合公園のパフォーマンスは、それだけでは計り知れません。ここは、まだまだ楽しみがあるスゴイところです。(わんぱく広場は令和2年11月4日から更新工事に入り改装されました。写真はかつてのものになります。)
他にも大型遊具や遊びがあるということに留まらず、ここは都会のど真ん中。公式戦クラスのスタジアムもふたつ、都市の憩いの場としての機能も充分。だからこそ、夏の水遊びの場となる噴水からの流れも気持ちいいのです。
子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思えた場所をご紹介しています。大人のレジャーの場として施設の充実ぶりは際立ちます。それに負けないくらい、子どもにも楽しさ満載の遊び場です。
わんぱく広場、ふれあい動物園、平塚の原っぱのやまびこの樹、幼児も楽しめる桜の広場に子供広場、水遊びのできる流れの広場など、いつものようにオリジナルの写真を満載しながら詳しく見てみます。
子どもが大型遊具で遊べる平塚市総合公園をしっかり解説!
大人から子どもまで、それぞれが心から満足できるだけの遊具、施設、設備がある平塚市総合公園。まずは子どもの遊び場はどうなっているのか整理してみましょう。
- 子どもの遊び場一覧
- わんぱく広場(大型コンビネーション遊具が楽しい子どものメインステージ)
- 平塚のはらっぱ(わんぱく広場脇の広い芝生広場、大きなネット遊具はここ。)
- ふれあい動物園(小動物園、ふれあいは無料、ポニー乗馬と乗り物は有料。)
- 流れの広場(両スタジアムの間の通路に水の流れ、季節には水遊び場に!)
- 桜の広場(わんぱく広場の隣、幼児向け遊具が揃います。)
- 子供広場(球場、競技場のある北側にコンビネーション遊具が!)
- トリム広場(健康遊具風で大人のためのスペースでもあります。)
- バスケットゴール(球場の北側に設置、自由に使えます。)
- 野鳥の森(沼辺の野鳥の観察場)
わんぱく広場のスケールは括目
築山された丘に展開する大型コンビネーション遊具があるわんぱく広場。平塚市総合公園の子どもの遊びのメインステージです。スケール、組み込まれた遊びともに大注目の遊び場です。
大きな木を模したネット遊具はスリリング
わんぱく広場のすぐ横、正確には平塚のはらっぱにあるのが大きなネット遊具となるやまびこの樹。大木に見立てられていると思しきこの遊具は、高さも充分でスリリングです。
平塚のはらっぱでも遊びは自由
平塚の原っぱは広い芝生の広場。ネット遊具はほんの片隅にあるだけ。どんな遊びを見つけるかは子ども次第です。
桜の広場は幼児の遊び場、そして花見の丘にも!
わんぱく広場の北側のもうひとつの丘には、幼児向け遊具が揃うエリアがあります。160本のお花見スポットとしても注目です(ソメイヨシノに限らず、ヤマザクラ、オオシマザクラも含めた公園全体の桜は260本)。
平塚市総合公園の子どもの遊びの詳細が分かる!徹底解説編も
子どもが遊ぶのにおすすめのわんぱく広場と桜の広場、平塚のはらっぱのやまびこの樹については関連記事で詳しく特集しています。
わんぱく広場脇にあるトイレは、子ども対応の多目的のものもあります。
子供広場に秘められるのは意外なチャレンジ
子供広場は公園の北側のエリア、ふたつのスタジアムに挟まれたところ。
小さな子ども向けのコンビネーション遊具は、ひとつでなくふたつ。
それも違った趣向のものが、スプリング遊具の並ぶ大きな砂場の傍らにあります。
幼児向けに見えながらも、おのおのちょっとした挑戦が仕組まれています。
ひとつのほうは、掴ってレールを滑空するスライダー。
もうひとつは、さらにチャレンジ要素がてんこ盛り。雲梯のような釣り輪、渡りロープや小さなクライミングがあり、丸い窓からは遊具の上の段にあがれます。
補助となる足場をよじ上るロープは、なかなかユニーク。ここら辺は完全に、幼児のものだけではないと主張しています。
スライダーのあるほうが、より幼児を意識。けれどもスライダーもある! ということ。レール式で揺れも少ないでしょう。幼児でも厳重な付添で、どんどんやってみるのもいいでしょう。
もうひとつの遊具は、階段からネットの橋を渡って
うねる滑り台という基本ルートはあるにせよ
それなりの挑戦が多々仕組まれている感じ。
よく見るとこちらは、幼児も遊べる低学年向けといったほうが適切です。
ふれあい動物園は基本無料も、有料の特別体験あり
動物との直接のふれあいが売り物になる、その名の通りのふれあい動物園。
ポニー売店は人間のためのみならず、餌の販売もしています。餌は販売数に限りがあるので、持参も可能。ハコベ、タンポポ、イネ科の草、キャベツ、大根、ニンジン、リンゴなどをあげるのが推奨です。
ヤギやヒツジ、ニワトリやチャボなど柵の中に入って、餌やりまでできるもの。
ウサギ、モルモット、ハムスター、ひよこなどふれあいコーナーが設けられたもの。
ふれあいコーナー利用時間
10時~11時30分
13時30分~16時(10月~3月は15時30分まで)
さすがに直接のふれあいは無理そうな小動物や鳥は、ケージに入っています。
ふれあい動物園のスペシャルプログラムはポニー乗馬。
こちらは有料のプログラムになっています。
ポニー乗馬案内
料金:1回100円(小学生以下利用可)
利用時間:
午前の部10時~11時30分
午後の部13時30分~14時30分、15時~16時30分
(10月~3月は13時30分~15時30分のひと枠のみ)
他に有料の乗物も並んでいます。
こちらは1回50円!
流れの広場は噴水から大池へ!その流れは水遊びの場
Jリーグ湘南ベルマーレのホームスタジアム、Shonan BMWスタジアム平塚と横浜ベイスターズの公式戦も行われるバッティングパレス相石スタジアムひらつか。
ふたつのスタジアムに挟まれた園路には、噴水からの流れがあります。
ここは夏には、水遊びの場として活用されます。いわゆるじゃぶじゃぶ池です。
トリム広場は大人も大活用の健康遊具あり
公園の南西の入口付近、テニスコートや相撲場があるところに健康遊具があります。どうもこちらは大人向けのテイスト。
バスケットゴールは自由に利用するスペース
野球場の北側、子供広場の脇には自由に使えるバスケットゴールがあります。ボールは持参でプレイします。特に予約などするスペースでないので、その場にいる人みんなで楽しく使えるといいです!
野鳥の森に集まるたくさんの野鳥を観察
園内の沼地の周辺に集まる野鳥を、こっそり観察できる野鳥の森。
看板にあるだけでも、15種類の鳥が掲げられています。
プロスポーツの拠点、遊びだけでない平塚市総合公園の概要
Jリーグ、プロ野球の公式戦も行われるスタジアムもある公園です。屋内プールもある体育館では、これまたBリーグが開催されています。これらのスポーツ施設は本格派です。広く遊びも充実しているだけでなく、本格的なレストランもあり、楽しみは尽きない大型公園です。
- 子ども中心に遊ぶ以外の主要な施設
- レストハウス(レストラン大原)
- 軽食堂(福祉ショップかざぐるま)
- 野球場(バッティングパレス相石スタジアムひらつか)
- 競技場(Shonan BMWスタジアム平塚)
- 体育館(トッケイセキュリティ平塚総合体育館)
- テニスコート
- 相撲場
- 日本庭園
- 植物園
- 宿泊研修所
レストハウスではレストラン大原が営業
本格的な宴会にまで対応する、レストラン大原が営業するレストハウスは公園の真ん中辺り。
平塚のはらっぱの北側、噴水からの水が流れる先、大池に面しています。
季節ごとのメニューの他、定番ではどんぶり、定食・御膳、うどん、ラーメン、ピッツア・パスタの他、お子さまランチ(460円)など子どもメニューも! 新幹線プレートののぞみくんは420円。
喫茶の利用も問題ありません。各種のパフェやあんみつ、ぜんざいは子どものみならず楽しみです。ティータイムにはお得なセットも!
レストラン大原
営業時間:11時(日曜10時30分から)~17時
大原連絡先:0463-35-2500
軽い食事や喫茶は福祉ショップかざぐるまで
体育館の2階にあるのが、軽食堂のかざぐるま。
喫茶の他に、カレーやピラフ、スパゲッティ、ケーキセットもあります。
温水プールやトレーニングルームは人気
立地、設備とも申し分なしということでしょう。平塚市総合公園ではトッケイセキュリティ平塚総合体育館の温水プールやトレーニングルームなどもよく利用されます。
温水プール概要:50 m×25 m、20 m×10 mふたつのプール
温水プール利用料金:大人400円、小中学生200円(小学3年生以下は保護者同伴)
トレーニングルーム利用料金:1回300円
平塚市総合公園を訪れるには(アクセスについて)
住所:神奈川県平塚市大原1番1号 (総合公園管理事務所)
連絡先:0463-35-2233
かつて、海軍の主力の火薬工廠の一部だったこの公園の地。アメリカ軍に徹底的に焼き払われた街は、この広大な跡地に市役所なども置かれ、横浜で創業した横浜ゴムの製造所が移転してきたり、再び発展します。
跡地のうち、旧農林省果樹試験場として利用されていた部分を、筑波移転に際して整備した平塚市総合公園は、市制施行50周年の記念事業です。街のど真ん中に30.31ヘクタールの敷地を有することになった公園は、車でも公共交通機関でもとても便利に利用できます。
【自動車を利用する場合】
駐車場:無料(入場後2時間以内、以後有料最大900円、927台)
利用時間:9時~22時
隣接した目的広場は臨時の駐車場となります。Jリーグ開催時には利用できない時間帯があります。
同じ入口から北自由広場を臨時で利用できることがあります。
宿泊研修所の専用駐車場(19台)と同じ入口から入ったところにあります。未舗装ながらトリム広場を経由して、わんぱく広場も近いです。
体育館の入口付近にある駐車場は広く、建物裏手の奥に駐車すれば桜の広場も遠くないです。
公園東側中央付近管理事務所横にも駐車場があります。
最寄インターチェンジ:首都圏中央連絡自動車道路寒川南、新湘南バイパス茅ヶ崎西、茅ヶ崎海岸、小田原厚木道路平塚など。
東京方面からの場合、東名高速道路厚木、新東名高速道路厚木南などを利用するのが便利でしょう。
平塚市総合公園の無料駐車場を巡る事情
平塚市の中心市街地のど真ん中にありながら、便利な駐車場を備える平塚市総合公園。この立地でさえ? と疑問に思うような大型公園でも、多くが駐車料金を徴収する神奈川県の公園で、画期的でさえあった完全無料の駐車場だったのです。
敷地内の競技場で、Jリーグの公式戦も行われていることを考えると、奇跡的といえばそうだったことです。ただし、公園に無料駐車場が整備されるのは、おかしなことでもなんでもないことです。
ところがついに公園の駐車場でお金を稼ごう! という流れが平塚市総合公園にまで及んでしまいました。2018(平成30)年9月21日より、駐車場が有料となりました。
とはいえ、パブリックコメントなどで厳しい意見が寄せられたのでしょう。入場後2時間は、無料時間が確保されました。なお、無料時間を超えて3時間まで200円、以後1時間ごとに100円、1日上限を900円(翌0時に日付切替)との料金に落ち着きました。
広い公園の中で、子どもの遊び場は分散しています。それぞれの利用に車での移動もアリです。そうすれば子どもとの遊びでは、ほぼ従来と変わらない形での利用ができそうです。欲を言えば、3時間まで無料であれば、もっと便利ではありました。
パブリックコメントでは、平日は無料のまま継続したらどうかとの意見も強かったようです。ただ、そのような非効率な体制は許されなかったようです。有料化後の管理は、タイムズ24に委託されています。
【公共交通機関を利用する場合】
最寄り駅:JR東海道線平塚駅西口徒歩25分(1.7 km)
最寄バス停留所:総合公園(神奈中バス、JR平塚駅北口4番乗り場利用7分ほど)
ご注意下さい 平67田村車庫行は総合公園を通りません。それ以外の4番乗り場発着便をご利用ください。
もしくは、小田急小田原線伊勢原駅南口から3番乗り場で神奈中バスの大田・横内・総合公園経由、平間・大島経由平塚駅北口行に乗車して、総合公園バス停を利用してもよいです。こちらの場合は所要時間が20~30分となります。
球場、競技場には総合公園の次の平塚球場停留所が近くなります。
体育館やテニスコートに向かうならば、7番バス乗り場からの路線で共済病院前・総合公園西停留所を利用します。
まとめ:なにかと充実の本格公園、平塚では忘れず立ち寄るのがおすすめ
湘南の海に面する街、平塚を訪れる目的はいろいろでしょう。有名な七夕祭りやJリーグ観戦などメジャーイベントに限らず、ここはいろいろな楽しみのある街です。
レジャーでも、例えば北側に隣接する日帰り温泉施設、湯乃蔵ガーデンは休憩スペースの充実でも知る人ぞ知るもの。たくさんの漫画が並ぶことで評価が高いのです。お風呂も敷地内から天然温泉が湧出する本格派です。
そんな街のど真ん中に君臨している! ともいえる平塚市総合公園は忘れずに立ち寄りたいおすすめの場所です。