子どもと無料で楽しむ嶺公園【群馬県前橋市、人気の遊び場】

遊び場を貫く水の流れの中と周囲に、たくさんの仕掛けがあります。その仕掛けを全部楽しむのが、群馬県前橋市にある嶺公園のフルオプションの楽しみ方です。ですから水遊びのできる季節が、もっともおすすめの公園になります。

冒険の森は2020年6月にリニューアル

水の流れに隣接する丘の上には、冒険の森。リニューアルでできた挑戦動植物探しという複合遊具があります。合せてさまざまな種類の遊具で相当な遊び応えになった嶺公園。水の流れの中にも水には浸からない! のが基本の遊びも用意されています。

子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。水遊びはできない季節にだって、充分な遊び甲斐がある公園です。嶺公園は公園としての分類上、市街地や将来市街地化しそうな場所には作れなかった事情があります。

それだけに自然に恵まれた公園。そして、ここはすでに赤城山の南面になります。東国文化歴史街道の国道353号線部分、すぐ南側に位置する嶺公園を、いつものように独自に撮影した写真を満載して、お出かけのプランに役立つようにご案内します。



子どもが大型遊具で遊べる嶺公園をしっかり解説!

嶺公園は、都市公園法による位置づけとしては墓園にあたる公園。つまりは公園としての機能のある墓地ということになります。ただし、実際に訪れた印象は墓地の中に公園が付け加えられたというよりも、周りにお墓がたくさんある公園という感じ。

写真はリニューアル前の冒険の森

公園の総面積77.9 haのうち遊具があるのは、やや西寄りの真ん中辺り。その東側に多目的広場があって、その向うに大堤沼、南側が湿生花園となっている水場となり、公園の中央東寄りの外縁部には憩いの森という森林が広がっています。

お墓があるのは西側の端っこ一体と、東入り口から道路を隔てた移転墓地と呼ばれる一画。遊び場に混じってお墓が並んでいる訳ではありません。エリアははっきりと分かれています。

水の流れが絶好の水遊びの場、そして遊具もたくさんある水の広場

中央入り口から入ってまっすぐのところにある駐車場。その先の辺りからが嶺公園の子どもの遊び場です。先ず見えてくるのがキュービック遊具。

切頂八面体を組み合わせたこの遊具、たまに見かけるものです。設計者の入念な計算で成り立っているこの遊具はすでに解説したことがあります。

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この形の立体の組合せは、迷路感が増し冒険心を刺激します。また切頂八面体の組み方によって、思いのほか印象も遊び方も違ってくる遊具です。嶺公園のものは高さ方向が強調されたものです。

幅を取っていないのに、こんなに複雑に感じるのはさすがです。中に入って上ったら、高いところのキューブから、これから遊ぶ水の広場を眺められます。

目前にあるのは遊び場を貫く流れの終着点。池になっていて、ここにあるのはロープ渡りのいかだ。

池の両端部にはしけが設けられています。その間をロープが渡してあります。

丸太組のいかだには金属製のガイドが固定されて、そこにロープが通してあります。いかだに乗って、ロープを手繰って進めば反対側まで行ける仕組みです。ちなみに2本のロープがあるのは、2レーンつくるためのものです。

それほど大層な仕組みにはなっていない、単純といえば単純なものです。ロープはおおまかにガイドに通されているだけ。進むには少し力も必要になるでしょう。その分コントロールしてみる挑戦には、いろいろ意味が出てきそうです。

いかだの池に流れ着くまでのせせらぎは、季節が合うならば、ぜひ水に浸かって遊びたいじゃぶじゃぶ池です。

ただし、いかだで渡る最後の池は、あまりじゃぶじゃぶするような雰囲気にはなっていません。ここは落ちないように、無事渡り切るのが趣旨でしょう。よっぽど無理をしなければ落ちる要素もないです。その点では1年中遊べるものといえます。

逆に、水遊びを意図した流れのところには、しっかりとシャワーが準備されています。

流れの表情はいろいろあります。水の緩急や、渡りの仕掛けも置かれています。

やはり全身濡れてもいいように、着替えや水着の準備をしっかり整えて遊び尽くすのがいいです。中途半端ではもったいない!

思い切りの水遊びに対応する設備は整っています。随所に木陰もあって夏にもってこいの水遊び場です。

さらに少し流れを遡ると、自然の流れを模したというよりは、まさにじゃぶじゃぶ池らしい雰囲気になった場所もあります。下の部分は動物のフィギュアと戯れる場所。

その上流には階段、ゴツゴツした足場に加えて、水の流れる滑り台もあります。

なるほど、滑り台部分の終わり付近の段差でかなり流れが吸収されるようです。最後の平らな部分は緩衝地帯ということでしょう。

階段や滑り台の上は、大きめのじゃぶじゃぶ池。真ん中には浮島のようなスペース。回転するように作ったらしいとはいえ、いまはあまり機能していないようす。管理事務所でも回転機能については匙を投げているようです。

一連の流れの元になるのはこの噴水地。湧き水ではなく沼の水を利用しているという看板があります。この東側には大堤沼があります。

水の広場は、多彩な流れの続く水遊び場でありながら、じゃぶじゃぶ池のある場所なのではなく、むしろ、いろいろな種類の遊具が立ち並ぶ水辺の道といったほうが正確です。

ユニークなキュービック遊具といかだ渡りから、噴水地の間には、滑り台が種類も多く配置されているのが特徴です。まずは水源風の場所からの段差に、ウォータースライダーがありました。

動物のオブジェのある辺りの斜面からはローラースライダーが駆け下ります。

地面からの高さはあまりない、優しいローラースライダーです。のんびりと遊び場を眺めながらまったりと楽しむタイプ。何度も滑ってもいいです。また、他の滑り台に行って戻って来てもいいです。

というのも嶺公園水の広場のスライダーは、ローラーだけでなくグリッサンド滑り台もあるからです。

ローラースライダーと同じように、水の広場の横の斜面を下ります。グリッサンド滑り台のほうが向かうのはロープ渡りのいかだの池のほう。

滑りがスムースになる素材を使ったグリッサンド滑り台とローラー滑り台。もう少し知りたくなったら関連のまとめ記事を参照ください。

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複合遊具にも滑り台は組み込まれます。こちらは幼児向けのコンビネーション遊具です。

ストレートの2連タイプと旋回スライダー。幼児向けらしく短いものながら、2種類が対面に配置!

もっとも幼児向けとは言え、まるで冒険要素がないかといえば、そうともいえないコンビネーション遊具です。

階段もありますが、それだけではなく、足場付きの斜面や飛び石の上りもあるのです。

水の広場のザイルクライミングもほど良い大きさ。ザイルの張り方をみても中の方から上に上にという遊び方ではなさそう。

低い位置で内部へ進入してみるか、外部のザイルを伝って頂上にアタックするか。そのくらいの遊びになりそうです。

冒険の森も幅広い年齢に対応する遊び場

水の広場の隣、丘の上には冒険の対象を幼児、児童に合わせた、2つの複合遊具がある冒険の森があります。

(冒険の森は2020年6月にリニューアルしました。以下の記事・写真はかつての記録、現状は未取材です。)
かつての冒険の森でゲートのような形をしていたのが、上りのアタックを目的にする展望とりで

展望とりでの背後に並ぶ形で、円形の台場を真ん中に壁が取り囲む、秘密基地風のちびっ子とりで

割合にシンプルな道を、最深部のハウスまで進むよちよちとりでが、ちびっ子とりでの横に並び、それぞれで遊べる場所でした。

展望とりで

ゲートのような形の展望とりでは、上に上にと進む遊具。

両サイドから最初の上りは、どちらも同じ様式。丸太が組まれた坂道。また梯子で上る開口部の横の台場も、両サイドに作られていました。

このふたつの台場は、ロープの一本橋で結ばれ、小ゲートのようなもの。

また上り方もひとつでなく、台場の中のリングを通っていく方法もあったのです。

この様式も左右の台場で共通。

台場からは丸太組の坂の上に合流。これも左右対称で同じ。そこからは、さらに丸太の坂を上るかリングを上って横に通された梯子の道でした。

梯子の道は手掛かりにするのか、上を歩いたり這っていったりするのかは子ども次第。1番上まで行けば、そこは展望台。覗き窓から外を眺められるくらいが対象年齢? いやいや付き添っていけば、抱っこして外を眺めてもよかった感じ。

ちびっ子とりで

ぐるりと壁に取り囲まれているのがちびっ子とりで。内部は2層になっているのが透けて見えていました。

ちびっ子とりでと表示されているのが正面入り口? ここからは木の丸太階段を使って2層目に直接アクセス。

内部は真ん中が丸い台場。それを取り囲む4つの外縁部の台場も。

スウィングボールやネットで連絡されている台場も。

台場の足場になっている丸太の奥は通路。

連結はされていない台場も。

真ん中の丸い台場も下から上って行けました。

使うのは梯子。こうやってなかなか囲いの中は複雑でした。飛び移ること含めて、内部を探検して遊ぶもの。やはり秘密基地風のとりでになっていたのです。

よちよちとりで

よちよちとりでは、その名の通り幼児向けのとりで。

目指すのは一番奥のお家というかお城というか、建屋の内部。

一番上はふた部屋で四角い出入り口のある仕切り。

左右に一段低い緑色の扉の部屋。丸と四角の一番高いところに対して三角形の出入り口。横に繋がりはなかったです。

とりでの入り口からは楽しげな道。このとりでも完全に左右対称でした。

意外にあったルート選定の余地。飛び石だけは少し難易度が高いものの、いずれにせよ、手を取ってあげれば大丈夫。相当小さな子どもでも渡れるはずのものでした。

多目的広場は広々とした芝生広場

水の広場の水源地のような場所の先には大きな芝生広場があります。そこが多目的広場。いろいろな目的というよりも、自由に使って下さいという雰囲気です。ただしゴルフやオートバイの乗入は止めて欲しいという注意書き。当たり前といえば当たり前です。

自由に使える釣り池ながらリリースの場合も

木の体験広場の傍らには釣り池があります。中央部の遊びからはちょっと離れた西側のお墓の近くです。

この辺りは嶺公園が墓園だというのがよく分る界隈。木の体験広場というのは、木の良さを体験する場とのこと。森に囲まれた部分は気軽に立ち入れる雰囲気ではないので木の間近に寄れる場所ということなのでしょう。

池の草魚は水草を食べさせるためにいるので、釣れてしまったらリリースして欲しいと注意書きがあります。

嶺公園を訪れるには(アクセスについて)

住所:群馬県前橋市嶺町1300
連絡先:027-269-3838(嶺公園管理事務所)

公的な墓地でもあり、バス便も少ないながらあります。けれどもやはり市街地から離れた嶺公園は自動車で訪れるのがおすすめです。バス停から遊び場までも距離があります。

【自動車を利用する場合】

駐車場その1(中央入り口入って奥)

駐車場:無料

駐車場その2(東入り口)

広い無料駐車場があります。ただしお墓参りの時期には当然混雑します。

最寄インターチェンジ:
関越自動車道路渋川伊香保約12.7 km
北関東自動車道駒形約14.6km
(関越前橋からは約15.2km、北関東道波志江スマートからは約16.1km)

関越道を新潟方面からきた場合は渋川伊香保、東京方面から来た場合は北関東自動車道路のI.Cがおすすめです。例え東京方面から関越道で向かったとしても前橋I.Cは市街地を抜けなければなりません。

【公共交通機関を利用する場合】

最寄り駅:
JR両毛線前橋駅、上毛電鉄前橋中央駅経由バス便約9.8km
上毛電鉄上毛線 江木駅 約6.6km、上毛電鉄上毛線 大胡駅 約6.8km
(距離のみ見れば最寄り駅は江木駅か大胡駅ながら、アクセスとしては意識できない駅です。)

最寄バス停留所:嶺公園管理事務所永井バス嶺公園線(前橋駅~嶺公園)

遊び場には終点の嶺公園停留所よりもひとつ手前の、嶺公園管理事務所停留所を利用します。旧盆お彼岸期間は増便されます。普段は2時間に1本ほどです。

他に前橋市しきしま老人福祉センター巡回バスが、午前、午後1本東入り口の嶺公園バス停に発着しています。ただし本数も少なく、沿道の方以外は対象にならないバスです。

まとめ:遊び場としての充実ぶりはなかなかのもので要チェック

お墓が周りにたくさんあるというだけで、無責任に心霊スポットだなどと噂を流布する人もいる嶺公園。そんな行動こそ罰当たりだと言いたくなる、遊び場としては充実した公園です。

墓園としての性格から豊かな自然の中、他には子どもの遊びがメインともいえる遊び甲斐のある公園。遊び場としては、実は要チェックです。水遊びに適した季節は特にそうだといえます。街からは遠い公園で売店などもありません。事前の準備はしっかり整えて出かけてください。



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