子どもと無料で楽しむ公園 ちちぶキッズパーク【埼玉県秩父市、人気の遊び場】



子どもは雨が降ったから遊ばないという訳にはいきません。小さな子どもでも天候いかんによらず、いつでも大丈夫という公園は心強いものです。子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。

埼玉県の秩父市にあるちちぶキッズパークには屋内で遊べる部屋があります。それだけでなく、メインの遊具となっている屋外のふわふわドームにも屋根が掛かっています。強風が吹きすさぶような荒天でもなければいつでも存分に遊べる便利な公園です。

子どもと遊ぶ時にとても心強い公園を、いつものように独自に撮影した写真を満載して、人気の遊び場へのお出かけに役立つようガイドします。

子どもが雨でも遊べるちちぶキッズパークをしっかり解説!

ちちぶキッズパークはきれいに整備されているうえに駐車場を含めて完全無料で利用できるスポットです。おまけに天気が悪くてもまったく遊べないということがありません。ありがたい覚えておきたい遊び場です。

屋外も屋内も充実、ちちぶキッズパークで遊べるのは

ちちぶキッズパークでどんな遊びができるのか一覧にしておきます。

ちちぶキッズパーク遊具一覧
遊具の名前 種類
屋外
ふわふわドーム(屋根付き) 空気圧利用のトランポリン
どきどきブリッジ おもしろ道具巡り
土の谷とくぐり坂のぼり坂 簡単なアスレチック
わんぱく砦 岩登りと展望台
芝生広場(屋外に点在) 砂場とスプリング遊具、滑り台
屋内(キッズハウス)
ボールルーム ボールプール
ジャングルルーム キューブジャングルジム

大きなふわふわドームは屋根付き

ちちぶキッズパークで目を引くのは大きなふわふわドーム。メインの遊具はこれかなと思います。ところでふわふわドームというのはただのトランポリンではありません。

ちちぶキッズパークのエアドームは本物のふわふわドームだと、この装置がおいてあることで分かります。常にエアーが供給、排出されていて気持ちよく飛び跳ねられるように調整されています。

「ふわふわ」といってるのは伊達ではないのです。布を張って張力だけに頼るのではなく空気が充填されているのがポイント。この大きさだってふわふわドームだからこそです。

子どもだって違いが分かります。やっぱりふわふわドームならではの面白さを感じるはずです。

大きなふわふわドームもスゴイですがそれを一気に覆っている屋根部分も実は相当なものです。世界中でこういう天幕みたいなものを施工している専門業者さんの仕事です。

ふわふわドームと同じ会社でセットでやっていますね。どんなに飛んだって平気な高さがありますし、雨の日でも大丈夫なのはいいです。開放感もばっちりで、これは楽しいです。

関連記事:ふわふわドームの秘密を徹底解明編【太陽工業株式会社を取材】

小ネタが詰まったどきどきブリッジ

どきどきブリッジは斜面をよじ登る遊びのついた橋。いろいろな仕掛けがあります。

クライミングウォールのパーツを使っています。これがウォールだったらハードですがこのくらいの傾斜なら小さな子どもでもチャレンジできて、やり甲斐もありそう?

よじ登るのは無理でも小ネタのこんな楽しみが。手を使ってなんとか絵を作ります。3つの絵に変身する面白さを楽しんでもらう遊び。

鏡に写る不思議から好奇心が育ってくれるといいな!

アスレチック風味の遊具はやさしい難易度

ちちぶキッズパークの屋外遊具は基本的に体を使うことがテーマです。ただし難易度はそれほど高くありません。

谷間に配置されたよじ登ってみるもの(名づけてソフト擬岩

飛び乗って渡ってみるもの(名づけて擬木の橋)などをこなしながら

谷間を縦断して敷地の奥へ進みます。現れる長い岩登りを経ると…

公園全体を見渡す展望台へと続いています。途中のセクションは服が汚れる可能性あります。這いつくばって頑張って登ることになるかもしれません。着替えはあったほうがよいでしょう。

定番のスプリング遊具や滑り台も

定番のスプリング遊具もあります。3人一気に乗れるものも!

滑り台の渡りネットもさりげなくハードそう。

嵐が来ても大丈夫、キッズハウスにあるのは

エントランスとなっている建物はキッズハウス。そこには靴を脱いで遊べるプレイスペースや本棚には児童向けの書物。

さらに多機能トイレや授乳室があります。屋外の遊び場は、ここから下の階に降りたところになります。そして下の階の出口の手前には、ふたつのプレイルームがあります。屋内の遊び場ですから、嵐の真っただ中に遊びに来たとしてもたっぷり遊べます。

どんなに悪天候でも遊べる屋内のふたつの部屋

対象は児童以下、つまり小学生以下で遊んで欲しいということです。ふたつのプレイルームのうちひとつはボールプールがおいてあるボールルーム

もうひとつはパイプとパネルで組み立てられたキューブジャングル。気軽に探検気分が味わえるのでしょう、喜ぶ子供が多い遊具。体もしっかり使います。

梯子やネットを使って2層構造の内部を移動。少し迷路のようでもあります。

鉄棒のジャングルジムみたいなところも外側にあります。こちらを渡るのも子どもひとりひとり、それぞれなりの楽しみ方ってものでしょう。

このジャングルルーム、遊具の向かい側には子供用の椅子とテーブルが置いてあります。おもちゃ箱や本も並んでいます。こちらで大人しく過ごすこともできます。

どちらの部屋でも、入り口前に設置されているゲタ箱に靴を脱いであがります。これでごろごろ寝転んで遊んでも大丈夫です。

ボールブールの横のでっぱりは渡るもの? 滑るもの? 部屋の雰囲気も楽しげ。ガラスはステンドグラス風です。このキッズハウスでも、ふわふわドームでも、靴を脱いで利用します。

付添の大人の注意ポイントです。脱ぎやすい履物でゆくのがいいかなと思います。子どもを見守るにも遊びに付き合うにも、何度も脱いだり履いたりすることになるでしょう。

ちちぶキッズパーク利用上の注意は…

ちちぶキッズパークの利用は、やはり小さなこどもが中心です。利用案内に書いてあるのもそんなことです。

小さな子どもにジャストなサイズが徹底

トイレの仕様などもこのとおり小さな子どもにちょうどいいサイズ。

手洗い場にしても、幼児が使いやすいことが優先です。足洗場もあったりします。ふわふわドームの周りは砂ですし、砂場そのものもあります。

屋外も芝生やゴムチップ舗装の柔らかい地面になっていて配慮されています。

ふわふわドームでは小さな子どもに配慮を、見守りもしっかり

気をつけたいのはふわふわドームでしょうか。身体能力によっては派手に遊べてしまいます。余裕のある子どもは、小さな子どもに配慮できるように親が見守るべきでしょう。

ふわふわドームに限らず、公園内では子どもを見守るようにお願いされています。ドームの横のこんなベンチは、付添の大人が休むためというよりも見守りのため。設置をふわふわドームのメーカーが推奨している結果でもあります。

3歳から6歳には付添が求められています。子どもによっては空中回転やバク転なども割合簡単にできてしまうのです。できたとしても、それは止めて欲しいと書いてあります。具体的には「アクロバットや危険な行為はしない」と注意されています。本人が危険というよりも周囲とぶつかると危険です。

用具持込は推奨されていません

自転車、一輪車などは持ち込まないで欲しいとのことです。ベビーカーは建物から屋外にでたところに置場があります。

屋外の遊び場へは階段を降りますが、ベビーカーはエレベーターを使えます。建物の中から迂回して下さい。

付添の大人への配慮はしっかり行き届き!

授乳室も明るい場所にあってきれいです。

ベビーシートやオムツ替え台ももちろん備わっています。

休憩所や飲食はどんな感じ?

秩父の山の木材を有効利用している公園だといいます。ベンチなどは間伐材を利用しているとアナウンスされています。屋外の休憩所も地元の木でできています。休憩所には販売機があります。

飲み物とアイスは定番でしょうか。ただ食べるものは持ってくる必要があるでしょう。販売機でも、おやつや食事になるものは扱ってません。近くにコンビニなどもありません。ここでお昼にしたいならば、お弁当は持参しなければなりません。

その場合、キッズハウス館内では飲食はできません。忘れずにレジャーシートなどを持参して芝生で、天候が気になる時には、この休憩所を利用するのがよさそうです。

ゴミも持ち帰ってくださいとのこと、他には禁煙、火気厳禁、草花を摘まないなどの注意があります。身体障がい者補助犬以外の動物も入場できません。連れて来た動物を繋いでおくドッグパーキングが設けられています。

無料ロッカーが完備

貴重品などはコインロッカーを使って欲しいとのこと。

100円玉を使いますがお金はかかりません。戻ってきます。バトミントンやサッカーボ―ル、野球道具なども持ってきても使えません。

ちちぶキッズパークを訪れるには (アクセスについて)

ちちぶキッズパークは市街地から見て荒川の対岸にあります。

住所:秩父市別所351番地
電話番号:0494-21-2040

開園時間:10時から17時(冬は16時30分までの期間があります)
休園日:火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始

【自動車を利用する場合】

自動車で訪れるのが便利な公園です。

駐車場:無料(40台ほど)

バス通りから入ったエントランス横にまず数台分の駐車場があります。

駐車場はほんの少しだけですが、坂を下ったところにあります。そこからは階段で上るようになっています。そのため優先駐車場が坂を下りる手前に用意されています。エントランスと同じ高さで3台分が確保。

バス通り沿いにも駐車場があります。道路拡幅工事で少し狭くなって整備中。

どちらも満車となっているならば、さらに公園入口からは少し離れる臨時駐車場もあります。

坂を少しおりたところで敷地に隣接はしています。ただし、こちらの駐車場から入場はできません。下りた坂を上って入口まで戻ります。

【公共交通機関を利用する場合、選択肢はただひとつ一日一便】

キッズパークバス停はエントランスの目の前です。ただし本数はほんとうに少ないです。

ちちぶキッズパークバス便(西武秩父駅発西武観光バス)
系統行き先 乗り場 料金(子供半額)
(K2系統) 花見の里循環:久那先回り行 3番 180円(IC運賃175円)
(N2系統) 花見の里循環:影森先回り行 3番 290円(IC運賃175円)

2系統は西武秩父駅に戻ってくる循環バスですが回る方向が違います。久那先回り行では所要時間は7分ですが、逆回りとなる影森先回り行では46分の所要時間が見込まれています。

現実には久那先回り行K2 系統を利用するしかないでしょう。

久那先回り行バスは朝、午前中、午後1本づつ(7時47分、10時30分、15時20分)の運行になります。影森先回りも1日3本(9時20分、13時55分、18時5分)の運行です。
*2017年4月時点、時刻は西武秩父駅出発時

開園時間を考えれば選択肢はひとつだけです。
10時30分のバスに乗り、西武秩父駅行(花見の里循環影森先回り行路線)キッズパーク14時41分発のバスで帰ってくる
このプランだけです。

秩父の街に秩父駅はふたつ

秩父の街には秩父駅はふたつあって、しかも隣接していないことに注意したいです。西武鉄道の西武秩父駅と秩父鉄道の秩父駅があります。西武鉄道の路線は西武秩父線、秩父線の起点は飯能市の吾野駅、終点が西武秩父駅です。西武池袋線を通って東京の池袋まで直通便が走っています。

秩父鉄道の方は埼玉県内の羽生駅から名勝の長瀞を通って秩父市の三峯神社に向かう三峰口を結んでいます。東武伊勢崎線、東上線、JR高崎線(上越新幹線も熊谷駅を通過)、八高線と連絡しています。西武鉄道は西武秩父駅で三峰口駅、長瀞駅という秩父市内の観光地まで秩父鉄道に乗り入れて運行しています。ちなみに西武秩父駅に隣接している秩父鉄道の駅は御花畑駅です。

良質な石灰石の産地、セメント産業の街の変貌

キッズパークからも偉容を望める武甲山は秩父を象徴する山です。江戸時代からの織物に加えて秩父の街では大正の頃からは石灰岩を利用したセメント産業が隆盛を極めました。武甲山を見ると一見して分かる不自然な斜面が見られるのですが、これは採掘のためで山の形そのものが変わってしまっているということです。

観光資源に恵まれた秩父盆地であることに加え、セメント産業の発達もこの盆地までふたつの違った険しいルートの鉄道が敷設された理由です。ところが当地でのセメントの生産量はここのところ急激に減少しています。

織物に続いてセメント産業も衰退に向かう中、秩父では残る最大の特徴である観光資源の活用に一層目が向けられているところです。観光地や秩父祭りなど著名なものに加えて、子どもと遊ぶという視点でも魅力ある秩父についてはキッズパークの他にミューズパークもご案内しています。

関連記事:子どもと無料で楽しむ公園 秩父ミューズパーク

まとめ:小さな子どもには何から何までピッタリな規模感

とてつもなく刺激的というよりも、どちらかといえばほのぼのムードな公園。天候いかんによらず訪れれば思うぞんぶん遊べます。この施設、特に小さな子どものためにピッタリな規模だと感じます。子ども連れのための配慮がしっかり行き届いたキレイな建物、そして遊具はとても魅力的です。

公式サイトURL:ちちぶキッズパーク

また秩父の街は、有名な祭りのシーズンでなくとも観光資源にあふれた街です。名跡、名勝を巡る、また名産品を堪能する、温泉でのんびり過ごすなど、旅行がてらに訪れるのもよい思い出になりそうです。

しっかりした旅行バックを手に入れたら携えて出かけてみたい街、そしてぜひ子どもと遊んでみたいちちぶキッズパークのある街、いつか訪れてみることをおススメします。そんな場合、旅行がてらだからこそ、雨でも大丈夫なのがとても心強いですね。



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