子どもと楽しむびわ湖こどもの国ビワコオオナマズ徹底解説【滋賀県高島市、人気の遊び場】



ビワコオオナマズは、滋賀県高島市のびわ湖こどもの国にある大型コンビネーション遊具のことであり、また琵琶湖と、そこから流出している河川でしか確認されていない魚のことでもあります。

いまでは離島を除く全国でみられるマナマズとは、細かい特徴ながら明確に違いがあるビワコオオナマズ。かつては別種でなくただ大きなナマズだと思われていた通り、大きく育つところは分かりやすい違いになっています。

遊具のビワコオオナマズのほうも、大きなものであることが特徴。ゲートを潜った先に、来園者をお迎えするように置かれています。子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。

正確にはオオナマズの周辺の遊具群となるものは、大型といってもさほど、高さが強調されることはなく、傍らにローラーすべり台とチューブスライダーが発進する搭はあるものの、ゲートの先に広がる芝生広場の周囲約半周ほどに、点在しています。

明確なエリア分けはされていない、この遊具の一群は、実にさまざまな種類があって、遊びもいろいろ。この遊具の種類と数が多いことが、びわ湖こどもの国の遊び場としての特徴になっています。その点はビワコオオナマズ同様に、ここならではのものなのです。

もっとも創造の丘と呼ばれる場所は、ことさらに個性が突き抜けています。冒険ゾーンについても、まだまだユニーク遊具が並びます。びわ湖こどもの国での遊びは、なまず遊具とその周囲に点在する遊具群には留まらないのです。

いずれにせよ、こうした3つの主要遊具ゾーンは、それぞれが盛り沢山。さらに大型児童館になる虹の家にも、アクティビティは詰まっています。湖畔では湖水浴もキャンプも楽しめます。キャンプエリアにも少し遊具があります。

それでも、エントランスゲートから続くこともあり、まずは注目するであろう、ビワコオオナマズをシンボルとする芝生広場を取り囲む遊具群は、中心となる存在感ありです。ひととおり遊べば、すっかり満足してしまいかねないボリュームでもあります。

いつものように独自に撮影した写真を満載して、なまず遊具の周囲の遊具群に絞って、人気の遊び場へのお出かけに役立つようガイドします。そして残りの芝生広場の3つの遊具、さらには創造の丘冒険ゾーン虹の家など他の部分も別途、特集編ありです。

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子どもが大型遊具で遊べるびわ湖こどもの国なまず遊具周囲をしっかり解説!

ビワコオオナマズのモチーフはふたつ。ゲートのすぐ前にあるびわっこランドの塔の上に青いものと、続く遊具の道の入口として黒いものが置かれています。なまず遊具の周囲には、いろいろな遊具が密集しています。

びわっこランドはハンモック型ネット遊具

黒光りするオオナマズからゲート側の隣に加わったのが、びわっこランド。対象年齢が3~6歳の幼児向けコーナーは柵で仕切られて、遊具は楽し気な明るい色に彩られています。看板では大人は使えない旨も、赤く強調されています。

というのもびわっこランドは、小さな子どもが自由に立ち入って遊べる、ハンモック型ネット遊具。体を投げ出して、非日常な運動感覚に身をさらしたり、ちょっとしたバランス感覚を鍛えたりしながら楽しみます。

ハンモックネットへの主要な進入路は、これまた大きなネットスロープ

幼児が思い切り遊ぶためにも、大人はもちろん、少し大きな子どもにも遠慮して欲しいという趣旨です。ハンモック型ネットは、波を表したという青と白の編み目の屋根に挟まれた格好。びわっこランドで体感する異世界感は、水中のものというイメージです。

少し難易度が上がる急傾斜のネットスロープ、台の下はミニトンネル

波の屋根に続く部分で、一番高いところにいるのが、明るい青色になったビワコオオナマズ。琵琶湖の生態系の頂点に君臨するビワコオオナマズに続いて、屋根の部分にも、さらにはハンモックの周囲にも、低いカラフルな台座にも、琵琶湖の生き物が描かれます。

区別に色や模様はあてにならないナマズ、青はイワトコ、緑はマナマズ?

日本産のナマズ4種のうち、3種類が琵琶湖にいます。そのうちビワコオオナマズと同じく、琵琶湖水系だけにいるのが、イワトコナマズ。成長する大きさを除けば、些細な違いの3種類(4種全部でもそう)。びわっこランドには、すべて揃っているようにみえます。

遊具の下にもぐるのは禁止ながら、ミニトンネルやラダーで穴を潜るのは別

ハンモック型ネットで戯れるためのルートもいろいろ。階段で上がって、すぐに小さなすべり台に向かっても大丈夫です。

カラフルな台座のうち3連でないほう、飛び石のようになっている先には船の形のボードがあります。身長を計って成長の具合が分かるように、高さが刻まれています。

半球のクライム遊具はびわっこランドの柵の外、看板には記載

なんのことはない半球の遊具。実は苦労して上ってみたり、どうやって遊ぶのか発想が試される、見た目よりは深い意図のある遊具です。びわ湖こどもの国のものは大きめで、その代わりにクライミングウォールのステップが仕込まれています。

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東京にあっても、なぜか関西でよく見る遊具が並ぶのが、ららぽーと豊洲脇の豊洲公園。これより小さめで、ステップはないものがあります。冒険度の高さ、自由な発想を求めているらしき感覚。びわ湖こどもの国の遊具の底に流れる、哲学はそれといえそうです。

オオナマズの先はちょっと複雑、難易度高いルートもあり

丸太の足場を飛び移って入ってもいい、オオナマズの口の中。ここはロングスライダーの塔のすぐ横まで続く、遊具の道の始まる場所です。厳密にはなまず遊具とは、この一連になりそうです。

チューブトンネルが隠された頭部を抜けるとネットスロープ。最初の台場に続きます。ここに途中参入も可能。ビワコオオナマズと遊具群という表現になるのは、なまず遊具の周囲にいろいろ点在するものは別として、横に繋がっているものもまた多々あるからなのです。

さらに進むルートは2手に分かれています。ネットが被せられたリングトンネルは傾斜があり、丸太の吊り橋はほぼ地面と平行、傾斜はほんの少しです。

二手に分かれるのは先にある塔が2層になっているためでもあります。さらに上って2層目に行くのか、少し下って1層目に行くのか分かれています。それぞれ長いほう、短いほうのすべり台を滑れる塔に向かい、さらに次の台場と繋がっています。

もっとも2005(平成17)年になまず遊具が、従来の遊具を撤去して登場した時に、びわ湖こどもの国を意図して作られた、この塔の手前でもルート変更は可能。オオナマズの頭部の先での選択には、大きな意味はありません。

なまず遊具だけでも台場ごとに違う選択ができることで、すべての順番の組み合わせはどのくらいになるのか、計り知れないパターンを持つことになります。

おまけになまず遊具の本筋のルートに、途中から出入りする脇道があります。どれだけ行ったり来たりすれば、遊び尽くせるのか、形は相当に複雑なのです。

脇道自体が遊び甲斐たっぷりだったり、高さのある足場で挑戦的だったり。

かなりの難易度になるねじれラダーのルートの先には、5柱が横棒でランダムに繋がる、遊び甲斐のあるルートというより、それだけで単独の遊具になるレベルだったりもします。

塔の上層、下層もラダーで繋がって、直接上り下りできるようになっています。

長いほうのすべり台を目指して上層に向かうのは、長めのネットスロープ。傾斜、長さとも、なまず遊具で一番のスケールなのがここ。

またなまず遊具としては、全体の真ん中辺りなのがこの2層の塔です。ゲートから向かって、どうしても目立つのが黒い大きな頭部のオブジェなため、多くの順当な選択は口の中からになりそうであっても、順番はそれに限らないです。

とりあえず2層目を目指せば、なまず遊具は、全体をよく見渡せます。縄の一本橋は、傾斜のあるもの。もちろん下りにも上りにも使える道です。

塔の下の層からの緑色のすべり台は、樹脂製のごく短いものです。これは幼児用に小型の遊具用で使われるパーツそのもの。

低層ルートのほうは、なだらかにうねって下るのが、頭部方向から塔へのもの。頭部側の丸太吊り橋が、ほとんど平行なのにと思うなら、その通り。少しだけステップがあって上ってから続いています。

中央部の塔から頭部とは逆、つまり尻尾方向へ向かう場合、2層目からは縄の一本橋で下り、下層部からはリングフレームのネットトンネルが、やや上り傾斜を持って繋がっていることになります。

この尻尾側といえる端の台場からさらに続くのは、うねるネットとうねるラダー。かなり大きなものです。

大きなスロープでも上れる台場の側面には、対面に壁が立てられ、続いてネットが妙な形で張り巡らされています。両翼に行き止まっていて、一網打尽に漁獲する網のようです。

ネットもまた縦に張られた壁のようで、すり抜けるのはむしろ樹脂製の壁のほう、下に穴が開いているのです。乗り越えるならネット部分? それは少し難易度が高い遊びになりそうです。ただし、そうしなくとも遊び方はある、これも発想が試される部分です。

なまず遊具の本体と認識できる部分は、大きな変形ラダーのところで一応終わりです。大型スライダーで遊ぶとは、繋がってはいません。すぐ隣ではあるので、ほぼ一体の関係にはなるでしょう。塔の反対側にも、円形の鉄の棒が置かれています。

砦の塔からはロングスライダーが発進

なまず遊具の尻尾方向の傍らにある、砦の塔も単純な2層。なまず遊具の中心部よりは少し高さがあるのは、ロングスライダーのスケールなりにです。

最初の下の層も階高はより高め。階段もその分長いです。

また丸太と板張りの、手すり付きスロープルートもあります。

中央部には螺旋階段があり、地上からも通じています。

2層目に向かう手段は、続けて螺旋階段だけになります。

芝生広場を見渡せる上層部からは2つのロングスライダーが発進しています。ひとつは螺旋のチューブスライダー。

ご注意を! チューブスライダーには不具合があり、記事公開時点では使用中止中です。補修の予定ながら、日程はまだ出ていません。

長いローラーすべり台が発進しているのは、この搭からです。創造の丘フリーフォールは、滑るというより落下。もっとも豪快な滑りはここです。

一連の遊具の最後に並ぶのは2種類のロープウェイ

ビワコオオナマズの周囲の遊具群、特になまず遊具のところに密集するルートの本筋としてラストになる遊具は、いわゆるターザンロープです。

シングルレーンのよくあるロープウェイ式の他に、レールウェイ式のものが並びます。どちらも揃うのは、さすがびわ湖こどもの国と言わざるを得ないところ。

ただし、やろうと思えば無限ループできる周回式のものではなく、一方通行タイプ。もっとも、ロープウェイ式のターザンロープは、一方通行しか作れないため、ひとときに比べてみるならば、これが理想的といえます。

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スタートは台が設置されています。丸太2本がラダーのようになって3ステップ目がスタート地点。どちらの種類も同じ形です。

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周囲に並ぶ遊具も実にいろいろ

なまず遊具の周囲には単独の遊具が密集して並んでもいます。ちょうど大きな黒い頭部の横から始まって、ロングスライダーの塔の手前まで続きます。

アスレチックテイストの遊具や、まさにローラーすべり台ならではの、低く緩やかなもの、などが、芝生広場側に並んでいます。

さらにサイドを変えて尻尾の横にあった鉄の棒。ひとつは吊り下げられたリング。これはなんとなくイメージできるものの、もうひとつはなかなか抽象的な遊具。自由度が高いです(これが何であるかのヒントが芝生広場編にあります)。

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さらにターザンロープの隣の辺りも、そんな自由度の高い遊具が並びます。その先に点在するのが小さな乗り物遊具。方向を変えて進む先には、またコンビネーション遊具が置かれています。

さらに続くのは3つのコンビネーション遊具

芝生広場全体をみると、半周に渡ってまだ遊具は続いています。大まかに3つのそこそこ大きなコンビネーション遊具が、なまず遊具と周囲に比べると、やや点在している感じ。

創造の丘冒険ゾーンなど虹の家の周囲と合わせて、びわ湖こどもの国の3つの屋外遊具ゾーンのうちひとつ! と考えていいでしょう。ガイドとしては、芝生広場の3つは、なまず遊具の周囲と合わせての詳細編、芝生広場編にまとまっています。

滋賀県立びわ湖こどもの国を訪れるには(アクセスについて)

住所:滋賀県高島市安曇川町北船木2981
連絡先:0740-34-1392(18時まで)
開園時間:9時~18時(7、8月は19時まで、1、2、11、12月は17時まで)
休園日:
年末年始(12月29日~1月3日)
12月~2月の平日の月、火曜(冬休み期間は営業)
駐車場:普通車(軽自動車含む)1回500円
最寄インターチェンジ:名神高速道路京都東
最寄駅:JR湖西線安曇川駅よりバス便
最寄バス停留所:高島コミュニティバス安曇川町循環(船木)線こどもの国前停留所

びわ湖こどもの国へのアクセスの詳細は、概略を俯瞰した関連記事でご参照頂けます。

まとめ:ビワコオオナマズは多くを従える遊びの中心地

ビワコオオナマズと周囲の遊具が、びわ湖こどもの国では遊びの中心地! と聞けばそれでどこか分かった気分になりそう。確かにスケールは一番大きく、主要な遊具群でこれだけの遊び甲斐があります。

それでも主要な3つの屋外遊具エリアのうちただひとつ。そのひとつも、オオナマズの周囲だけでは、まだ話は半分です。

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公式サイト:滋賀県立びわ湖こどもの国