一見これは? と思うけれども、豪快に遊べる遊具がある江東区立の豊洲公園。アーバンドックららぽーと豊洲と同じ敷地にあるようにみえる公園には、逆に見ただけで、これは遊び応えがありそうだ! と納得の遊具もあります。
シンプルに佇んでいるため、ほんとうの面白さはすぐには気づかないだろうな! と思える遊具については、こういうものこそ遊具のあるべき姿だ! という専門家の意見に、まさに該当しているもののようにも思えます。
子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思えた場所をご紹介しています。豊洲公園だけをみれば、遊具のあるエリアは子供の広場となる南側の3分の1ほどのスペース。設置された遊具の数も、さほど多くはありません。
ただしキッザニア東京があることでも有名なららぽーと豊洲に限らず、隣接するがすてなーになど、著名なショッピングパークに限らない、さらに加わる魅力があるお出かけスポットです。
そもそも、ららぽーと豊洲などとともに、再開発プロジェクトとして現在地へ移転してきた豊洲公園。2020(令和2)年のららぽーと豊洲の拡張リニューアルに伴い、東京メトロ、ゆりかもめともに、豊洲駅と完全に遊歩道で繋がりました。
それに先駆けての豊洲の大きな変化といえば豊洲市場の開場です。こうした大きな変化の中で豊洲公園そのものが、エリアの公園群の一画として位置づけられることになっています。その公園群というのが豊洲ぐるりパーク(豊洲ふ頭内公園)。
埠頭とそこにできた豊洲市場の東側から、東京ビッグサイトやお台場に抜けられるように架けられた橋の袂には、待望といっていい大型コンビネーション遊具も置かれました。
- 豊洲市場をぐるりと囲むようにできた公園群(豊洲ぐるりパーク)
- 豊洲公園
- 豊洲ぐるり公園
- (豊洲ぐるり公園BBQ広場)
- 豊洲六丁目公園
- 豊洲六丁目第二公園
今後とも目玉となる千客万来施設のオープンなども予定される中、リニューアルしたららぽーとだけでなく、すでにできている施設もあって、今後とも目が離せないエリア。とりあえず、今は豊洲はどうなっているのか? 令和3年の現状をいつものように独自に撮影した写真を満載して、人気の遊び場へのお出かけに役立つようガイドします。
子どもが大型遊具で遊べる豊洲公園をしっかり解説!
他であまり見かけない遊具があります。特に名前がついていなかったりするものが、極めつけにユニーク。また関西では見かけるものの、関東ではそうでもない大型コンビネーション遊具は遊んでみると、見かけない理由はなんとなく分かってきます。
これは難易度が高い?コンビネーション遊具の特徴
つかまったり、上ったり、渡ったり、まったく幼児が遊べないのではありません。そうはいっても、難易度は高いかなりアスレチック寄りな作りになっています。そのため幼児は、下の方や一部で遊ぶだけになる可能性大です。
それは気のせいではなく、それなりに成長しなければ挑戦する気にもならない程! といっていいです。本拠地関西のこの遊具、まさしくコンビネーション遊具である点は、パーツを組み合わせられること。
大阪府東大阪市の花園中央公園は、ラグビー場で有名ないわゆる「花園」です。遊びの面ではラガーステーションは、驚かされるレベルのもの。花園ラグビー場だけでなく、競技場が立ち並ぶなか、規模も負けいないと感じるような遊具広場です。
そのラガーステーションにではなく、傍らにあるものは、この豊洲公園のコンビネーション遊具と同じパーツで組立てられています。そうこのコンビネーション遊具は、自由に組み立てられるもの。
その意味でも豊洲公園では、意図的にかなりな挑戦を仕掛けているといえます。豊洲公園と同じように列として組まれている例は、宝が池公園(京都府京都市左京区)にあります。
とても挑戦的な渡りの部分を含むところが共通しています。豊洲公園ではさらに多くの種類のパーツを組み込み、1列であっても中央部分から鳥の両翼のようにふた方向に伸びています。
豊洲公園で目立つ遊具は、どれもが少し挑戦的な点では、ユニークな特徴を持っているのです。
スーパーノバはどんなふうに解釈?
これだけを見ればベンチ? と勘違いしてもおかしくない形のものがあります。それにしては傾いているのでオブジェ? と考えたならば、なかなか深い考察といえそうです。これも関西で見かけたことがあります。
スーパーノバは、コフフン(奈良県天理市の駅ナカ公園)では、屋内に置かれています。これは遊具だ! と説明のうえで見せられたならば丸い平均台? と考えるでしょうか。そこまでくれば正解にかなり近づいています。
加えてこの輪は回転するようになっています。外側にギザギザがついているのは、回したい時の手掛かりになるもの。上に乗った人の自重でも回るものの、乗っていない人が回してあげると強烈。
いろいろな遊び方がありそうなところは、まさしく遊具で好感度高いです。実際にはいろいろ迷うこともなく、看板に説明が書かれています。3つ示されている遊び方で、ほぼすべてといった感じ。
少し難しい面が足された平均台として輪の上を歩いてみるのがひとつ、さらにお友達をのせて回転してみよう! ということと、皆で回してみよう! と書いてあります。座っておしゃべりでもいいよ! とも書いてあります。
保護者へは、「間違った使い方をすると危険」と注意を喚起しています。どこまでやれるのかは、スーパーノバでも、コンビネーション遊具についても、年齢というより、それぞれの適性や慣れによる違いが大きくなるはず。
豊洲公園にある遊具の周囲は、クッション性の高いフロア材で覆われています。わざわざ落とそうと勢いをつけたり、悪ふざけが禁物なのは何だって同じです。ただし危険を生じさせようとすれば、できてしまう面はあるでしょう。
だから設置しないのか、気をつけて使ってもらうのか、選択肢は分かれることになります。豊洲公園は使ってもらう派ということ。もっともこの遊具、簡単には勢いよく回りません。付添の大人が回してあげるとしたら、結構大変です。
もっとオブジェそのものな遊具もある豊洲公園
それより、豊洲公園で注目したいのは半円形のオブジェ。いかにもなオブジェそのもので、それらしく名前はありません。ただし豊洲公園では、ただの置物にはなっていません。鑑賞用でもなく、遊ぶためのもの。オブジェであっても、あくまでも遊具です。
公園遊具の花形のひとつにふわふわドームがあります。ここまで小さなものではないとはいえ、豊洲公園の半円球のオブジェに、似ていなくはないものです。とはいえ、ふわふわドームには全く該当しません。そもそも、とても固いものです。
どうやって遊ぶのかといえば、豊洲公園での様子をみると、駆け上ってみるのがひとつ。これは上れることが条件とはいえ、豊洲公園で一番面白い遊具かもしれません。何というシンプルながら、わくわくする楽しみ!
ちょっと無理に感じていても、豪快に駆け上るお兄さんお姉さんたちをみれば、やってみたくなる小さな子どももでてきそう。上れなくとも、押してあげてもらえば、滑り落ちるのもまた楽しいのです。
無理目に見えてそうでもない豊洲公園の遊具
アシストすれば! という意味では難易度高いコンビネーション遊具も、同じような考え方で遊べます。椅子のようなパーツにしても、下のところなら誰でも、上の方には自分で乗っても、手伝ってもらってもいいでしょう。
グラグラ横揺れする長い棒のようなパーツは、揺れるのに耐えながら上の方まで登ってみるのもよし。けれども下のほうで掴って、ただ揺れるのに身を任せても、子どもによっては面白いのでは?
支柱がネジの様になっているパーツは、台座のような部分(緑のところとオレンジのところ)を回転させると、グルグルと上ったり下りたりするようになっています。
下のほうで遊ぶならば自分で回りながら、ちょっとだけ昇降を楽しめます。手伝って貰えば立ったまま上の方に行ってみるのもスリリング。
豊洲公園で存在感を誇る三つ、コンビネーション遊具と名もなき半球状のオブジェ、スーパーノバ、どれもが妥協なしの遊び甲斐を意図したもので、時には成長を待たねばならないこともあるやもしれません。それでも小さな子どもを拒絶してもいません。
御三家遊具と砂場の標準セットは幼児向け
ユニークさが光る3つの他にも、ブランコならばかなり小さな子どもでも安心感のある、すっぽりハマれるものがあります。「子どもと楽しむ公園」シリーズでいう、御三家遊具(すべり台、ブランコ、鉄棒)と砂場の標準セットは、鉄棒こそないものの幼児向けで用意されています。
砂場に囲いがあるのは、豊洲ぐるりパークの他の公園(豊洲ぐるり公園には、砂場はありません)と一緒の特徴です。
砂場はきれいに保つためにも囲いがあれば、やはり安心です。豊洲公園のものは特に広くて、充実しています。
傍らにあるのは小さなすべり台。梯子やスロープで上ったり、下がハウスのようになっていたりと、ちょっとだけコンビネーション風です。
砂場の周囲のもの含めて、スプリング遊具の種類が豊富なのも、幼児向けにはうれしいところ。
船や海の生き物も、豊洲公園を彩るテーマのひとつです。
夏にはじゃぶじゃぶ池もオープン
水辺にある豊洲ぐるりパークの中で、実際に水と戯れるじゃぶじゃぶ池は、豊洲公園にあります。夏の間だけながら、水深を10~20 cm程度にして利用できるようにしてくれます。対象は幼児から小学校低学年まで。
じゃぶじゃぶ池は7月1日~9月第2日曜日まで。期間中の月曜日は祝日でなければお休み。月曜日が祝日ならば翌日がお休みです。稼働時間は10時から16時。
豊洲公園は快適設備もいい感じ
じゃぶじゃぶ池の隣に念入りの屋根付きスペースがあります。
じゃぶじゃぶ池の脇もいつでも使えるスペース。遊具の脇のゆりかもめ(モノレール)の通る道沿いにも、屋根付きスペースがあります。他にも、外周部にはベンチが用意されています。
ららぽーと豊洲は、公園に面したところはフードコートになっています。ららぽーと豊洲には、もちろんトイレなどはしっかり完備しています。
ららぽーと豊洲に行くまでもなく、豊洲公園のトイレそのものも、連絡橋の下にあります。
子どもが大型遊具で遊べる豊洲ぐるり公園をしっかり解説!
豊洲ぐるりパークで、大型遊具ならば決定打はここ! というものがあるのが豊洲ぐるり公園。有料ながら駐車場が隣接してはいるものの、最寄駅からはもっとも遠く、一番行きにくい公園というのも事実。けれども大型遊具の魅力で目を瞑って! と言い訳をする必要はありません。
なにしろここはレインボーブリッジを目前にするロケーション。豊洲ぐるり公園BBQ広場のほうまで下りていけば、かたや東京タワー、違う方向を向いたならば東京スカイツリーを遠望できる場所でもあります。
そうした景色を堪能するためにもってこいの、豊洲市場の屋上を利用した屋上緑化広場に隣接するのもここ! ということになりららぽーとと隣り合わせになる、利便性の高い豊洲公園とは、また違った魅力がある場所になっています。
さらには、豊洲ぐるり公園パークレストランとしてキュイジーヌ フランセーズ ラシャンス(フランス料理幸運といった意味のフランス語のカタカナ表記)が開業したのもここです。
豊洲ぐるりパークのパークレストランは本格フランス料理店
キュイジーヌ フランセーズ ラシャンスは、火、水を除くランチタイムとディナータイムの営業で、テイクアウト合せて、遊具、眺望、海釣りに加わる、豊洲ぐるり公園の魅力になります。本格フランス料理のみならず、カフェとしても利用できます。
関連リンク:キュイジーヌ フランセーズ ラシャンス公式サイト
BQQ広場と合せて考えると埠頭の先端には、飲食の魅力もたっぷり。水産物の取り扱いが日本一だった築地市場の流れをくむ豊洲市場も、青果棟入口の江戸前場下町含めて、場内は寿司屋を始めとして、ライスカレー店含めていわゆる和食が主流。
そういった意味ではなかなかの新機軸。もっともららぽーと豊洲や、続々建設されている商業ビルなど含めれば、飲食に関してはなんでも揃ったエリアではあります。そうした飲食店巡りの回廊と考えても、面白いのが豊洲ぐるりパーク。
とはいえ、豊洲ぐるりパークの公式な飲食店になるのが、本格フランス料理店。眺めのよいカフェとしても、絶好のロケーションを手にしています。豊洲ぐるり公園のトイレと自動販売機も、キュイジーヌ フランセーズ ラシャンスの前にあります。
豊洲ぐるり公園の位置、遊具はどんな感じ?
さて豊洲ぐるり公園は、豊洲と有明を結ぶ富士見橋の北詰にあることになります。公園入口のところの交差点は、富士見橋門前。富士見橋は豊洲埠頭の一番東側の橋、つまり一番レインボーブリッジに近い橋です。
ゆりかもめの市場前駅からは740 m、湾岸の埋め立て地帯を縫うように走るゆりかもめの有明テニスの森駅からは1,260 mと看板に記されています。ただし有明テニスの森駅は、富士見橋の向こうではないです。
さらに回り込んだところで、結局市場前駅のところのゆりかもめも渡っている環状二号線の有明北橋を戻るのが近いので、利用する意味はありません。道路の方から入る公園入口の目の前に大きなコンビネーション遊具が置かれています。
遊具的にはこの複合遊具と、傍らの幼児向けすべり台と組み合わされたものですべて! ではあります。おおまかにふたつあるといっていい状態で、どちらも複雑な構造をしているため、遊び応えはそれなりになりそう。
カラフルな赤い小さなすべり台のある小規模のほうは、渡りステップのような部分にある程度の高さがあり、まるっきり幼児対象かといえばそうでもないような感じ。
ただし、連続していてはいても、繋がってはいないため、できるところだけ使えば大丈夫。赤いミニすべり台に向かう部分もただの階段でなく、ちょっとした冒険ルート風。もう少し難易度がありそうな、バーで渡るルートもあります。
大型のほうも幼児が使うに当たって、特に問題になるような構造ではないです。実際に小さな2連すべり台は、明らかに幼児仕様。ちょっと頑張って、横の縄梯子を使ってみるとしても、さほどの困難ではないでしょう。
短い低い位置からのチューブすべり台も長いものを使えない場合の配慮のためのようでもあります。
というのも、長いほうのチューブに関しては、中心部もしくは側面に出っ張っているラダーを、よじ登る以外に階段のようなものはありません。
特に中心部のほうは、しっかり見守りさえすれば、なんら問題なくかなり小さな子どもでも挑戦できそう。
それでも、どうしても難しい場合には短いチューブや小さなすべり台のほうで遊ぶ! ということになりそうです。
2層の搭と簡単なレベルの間のアクセス路も緑色のソフトな突起を抜けていくものと、リングトンネルを経てのルート。はんとう棒によるルートなどいろいろ。
短めのすべり台は2連のもののほかにも、少しだけ長いものがあと三つ、螺旋のものとストレートタイプがふたつ、そういった連絡路のところから発進しています。
雲梯替わりの渡りや、ぶら下がってスイングを楽しむ部分もあります。緑色の柔らかな突起が、ここでは地面に置かれていて、足場になっています。
丸く並んだ突起の真ん中辺りの上の方に、赤い掴み手のようなものがバーにぶら下がっていて、繋がっているところはバネのような可動部分。
この部分が一番ダイナミックな遊びになりそうです。なにしろ豊洲ぐるりパークでは、こうした大型コンビネーション遊具にあたるものは、これだけ。
それだけに注目度は高くなる存在で、そうした期待に応えるには充分なものといってよさそうです。
子どもが大型遊具で遊べる豊洲六丁目公園をしっかり解説!
ららぽーと豊洲からぐるり公園BBQ広場の辺りまで、豊洲埠頭の護岸際は広々としていて、多くの釣り人が訪れているのが北側、それは南側にも続いているものの、比べると幅はやや狭めで、水路際はいかにも通路然としています。この水路は東雲(しののめ)運河と呼ばれています。
首都高速10号線晴海線の豊洲料金所が置かれている、東雲運河に架かる木遣り橋の北詰のところに、豊洲六丁目公園があります。基本的には大きな芝生の広場ながら、その広場の周囲に盛り土がしてあり、その築山を利用しての遊びが面白い趣向となる公園です。
しっかり柵で囲われた衛生管理の行き届いた砂場と、その横にあるちょっとしたネット遊具が主役になっていて、他にもこの築山にいくつかちょっとした仕掛けがあり、豊洲六丁目公園の遊びを特徴づけています。
ネット遊具の反対側には、ちょっとしたすべり台を始め、ただの斜面では終わらせない仕組みがいろいろ。特に何かに似てはいないオブジェがある! というかはえている感じです。
登り切ったところには、何やら三日月のような形のオブジェも! 頂点をわざわざゴム素材の舗装をしないである盛り上がり部分を挟んで、豊洲六丁目公園の芝生の広場周縁は違う築山も続いています。
登ってみればこんどは、黄色くてまん丸のオブジェがあり、灰色に切欠けた部分もあります。どちらも弾力があるとまではいえないような、かといって固くもない柔らか素材です。さらに取り囲む築山された部分があるものの、他は盛り上がっているだけです。
さて、囲われて快適な砂場を見下ろすようにしてある主役の片側の末端へは、デッキの通路で行き来できます。このお陰でネット遊具は、斜面のゆるやかさに反して、それなりの挑戦ができるようになっています。
もう一端のほうでも足場になっていて、切り立った垂直な部分をしっかり確保する仕様を実現しています。さりげなく挑戦度を高めて、面白みが増している遊具。決まった機能のようでいて、どちらから進むの? というお題は投げかけています。
どちらからという問いに決まった答えはないものの、譲り合って遊ぶという社会性は育まれるはず。丸い東京電力のビルと、かなり大きなタワーマンションに囲まれた公園で、住民のためという意味合いも強そうです。
そうであっても豊洲ぐるりパークの一画として、はっきりした独自の特徴も主張していて、ここはここで存在感ありなのは、この遊具があるからでしょうか。
砂場も豊洲公園に、負けず劣らず充実の仕様です。展望台がわりのようなものと、ハウス型の幼児向け遊具も置かれています。
眺めうんぬんは置いておくとしても、上ってみる楽しみと、その結果として得られる違った世界の見え方なら実感できそう。大人にはささやかにしか思えなくとも、幼児ならば大きなステップ?
観客席は15,000席ほどもあるという有明アリーナならば、ユニークな形の眺めを、自分のものにできる場所ではあります。芝生の部分はとても広い豊洲六丁目公園。いずれにせよ豊洲ぐるりパークの南側を代表するのはここになります。
通称ビックドラム、テプコ豊洲ビルは東京電力の新東京火力発電所跡地で、地下には変電設備、ビル内にはデータセンターと今を支える巨大設備のあるビルです。丸い形は伊達ではなく、世界初の地下50万ボルト、新豊洲変電所を納めるために工夫した工法の結果。お陰で建築費用はかなり削減できたそうです。
子どもが大型遊具で遊べる豊洲六丁目第二公園をしっかり解説!
もうひとつの六丁目を名前に冠する第二のほうにも、ちょっと面白げなコンビネーション遊具が置かれています。豊洲市場が大部分を占める豊洲六丁目は、豊洲公園の隣にあるがすてな~にのところが境目。
がすてな~にのところの大通りを隔てたところに位置している、豊洲六丁目第二公園のほうは、六丁目の公園というよりもむしろ豊洲公園の別園のようにも見える場所です。実際遊具のある辺りと限らず、もう公園敷地の大部分は六丁目にはありません。
大規模再開発が入ったこうした土地らしく、道路が境目になっておらず、公園が接道しているのは六丁目の部分。その奥になる公園の敷地はほぼ五丁目です。水路がぐぐっと入り組んできていて、豊洲ぐるり公園乗船場にもなっています。
置かれているコンビネーション遊具は、なかなか楽しみが詰め込まれています。どちら側から進んできても目的はここ? と思いたくなるすべり台に向かっていくような遊具。高めの位置にはネットトンネルが吊り下げられています。
吊り下がっているのは、中央のリング。両端の出入り口になるリングとはまるっきりのネットで繋がっていて、渡ってみることになります。リングトンネルに保護用のネットが被さっているのではなく、れっきとしたネット渡り。
すべり台を目指すとして、ネットトンネルサイドから向かうならば、階段もあるものの、ネットスロープから始めることも可能。通路を段差を越えながら上っていって、ネットを渡ればすべり台のところになります。
ではもう一端はといえば、軽く反り上がった太鼓橋的なフォルムのものを渡ってきます。
橋の手前には、操舵気分を味わえそうな舵輪を模したものが、据えつけられています。この台場に上るには、ちょっとした太鼓スロープ(足場付)を使うのがひとつ。
もしくは、極度にねじ曲がった壁のようなもの(開いている穴で手掛かり足掛り可能)で上ります。そのどちらかだけです。
このねじ曲がった壁のようなものは、もっと大きなコンビネーション遊具にも組み込まれることがある、場合によってはみることがあるものです。
このサイドには短くとも壁登りのショートカットもあります。総じて挑戦を意図した側になっています。すべり台に向かうのも、板に穴を開けたラダーのようなところを乗り越えた末になります。
豊洲六丁目第二公園にも、豊洲公園、豊洲六丁目公園と同じようにしっかり囲われた砂場があります。ただし、公園の規模同様に他のふたつに比べてやや小さなものです。そうであっても砂場に囲いがあるのは、安心して遊べるポイント。
さほど大型と強調するまでもない、それでも大きなものではあるコンビネーション遊具や、芝生のスペースなどどれもが、卒なく楽しめる規模になっています。住宅と学校に囲まれている立地に、相応しい面があるといってもいいでしょう。
他にはシーソーや、スプリング遊具が配置されてこじんまりとした中でも、いろいろあるのが豊洲六丁目第二公園です。直角三角形のような配置の直角部分にあるのは迷路風の遊具。
迷路というのは大袈裟か? 隠れ家とでもいうべきか? なんのことはないけれども、なんとも言い難い遊具も置かれています。
こじんまりであっても、トイレ、自動販売機などは完備。すぐ近くに店があるとはいえ、便利さは劣るところはないといっていいです。
豊洲ぐるりパークの公園、それぞれの特徴は?
こうして豊洲ぐるりパークにあるすべての公園をみてくると、大型遊具があり、BBQや海とのアクセスが良好で、レストランまで備えた豊洲ぐるり公園が埠頭先端部でもあり、とても個性的。そしてどこか非日常性が漂う面もあるということになりそう。
あと三つについては、規模こそ違えど芝生と砂場を共通項として、さらにそれぞれの公園らしい遊具を揃えています。この中では一番古株の豊洲公園は、遊具の主張が強い点、珍しさもある反面、日常的な利用にもしっかり配慮されています。
水遊び場はここだけ! というのも豊洲公園の他にない特徴。三井ショッピングパークが仕掛けたことではないといっても、ららぽーと豊洲と再開発で同時にできた経緯もあり、一体感があるのは豊洲公園ならでは。
また、豊洲六丁目第二公園のところにある豊洲ぐるり公園乗船場とはなにかといえば、いわゆる船着場で、ここに関しては定期運航便が発着している訳ではありません。ルールに沿って船を利用できる場所です
関連リンク:豊洲ぐるり公園乗船場
管理を豊洲ぐるりパークに関わる公園の指定管理者が行っており、管理事務所は道を隔てた豊洲公園内に、豊洲ぐるりパークセンターとして設置されています。いかにも埠頭の公園らしいところというか、これにより舟遊びの拠点にもなっているということになります。
ただ所在地が豊洲六丁目第二公園のところで、豊洲ぐるり公園のところにはありません。利用する機会はそう多くはなさそうながら、それだからこそ利用する時には間違うかもしれません。
それぞれ豊洲ぐるりパーク内では、東西それぞれの端にあるため要注意です。こんな船着場に限らず、また本来公園とは無関係なもの含めて、実にいろいろなものを、豊洲ぐるりパークが取り囲んでいます。
特徴として目立つのは、それぞれの公園でも、豊洲埠頭全体を縁取る遊歩道の連絡そのものが、豊洲ぐるりパークの実体といえ、おおまかにいえば、豊洲埠頭の主要施設、豊洲市場をぐるりと囲んでいるといえます。
エリアは豊洲市場の周りに限らず、豊洲駅付近までに広がっており、西側では、展示場や劇場、スポーツ施設などを含む商業、業務施設、住宅が内包されています。それぞれは公園との関わりもさまざま、関連性の深さもそれぞれです。
いずれにせよ豊洲ぐるりパークは、そういったものを結び付ける役割は果たしています。なにしろすぐ隣合わせで存在しています。なので、どんなものがあるのかもみて置きましょう。
東京ガスの展示館、がすてな~には完全無料
豊洲ぐるりパークのそもそもの始まりの豊洲公園。移転当初から東京ガスのがすてな~にが隣接しています。こちらは無料で利用できる施設。「ガス」のことや、エネルギーと地球環境のことなどを楽しく体験学習できます。
がすてな~にの概要
入館料:無料
開館時間:10時30分~17時(最終入館16時30分)
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始、施設点検日の休業日あり
住所:東京都江東区豊洲6-1-1
公式サイト:東京ガス がすてな~に
お問合せ先:03-3534-1111
見た目としては、公園の敷地の芝生の中に建っているように見えるがすてな~に。以前は東京ガスの工場があったこのあたりは、東京ガスとゆかりの深い地なのです。毒物を扱っていたこともあり問題化を恐れてか、渋っていた東京ガスが、都に売却した土地は豊洲市場になりました。
がすてな~には豊洲ぐるりパークに含まれるとはされていないものの、いかにも一体化しているのも当然、豊洲公園とがすてな~には同じように豊洲土地区画整理事業でこの地に移転してきました。
楽しく過ごせて、屋内遊具といった趣のものまで、触って動かして体験できる展示物があります。遠慮なく使える一般に公開するために用意されたものです。そして、館内には休憩や食事に使えるスペースも用意されています。
豊洲駅と直結のららぽーと豊洲は目の前
造船場の跡地として遺構が残り、その名もアーバンドックららぽーと豊洲。子どもにとっても、とびっきりの楽しみが待っている、三井ショッピングパークららぽーと豊洲は、豊洲公園にマリーナキッチン(フードコート)が面しています。
- マリーナキッチン出店飲食店舗
- 宮武讃岐うどん
- コリアンキッチンポジャギ
- つきじ鈴富すし富
- 柿安
- 江戸前煮干中華そばきみはん
- 玉
- 日本橋天丼金子半之助
- ケンタッキーフライドチキン
- クリスピークリームドーナツ
- ゴンチャ
- 築地銀だこ
- フレッシュネスバーガー
- フタバフルーツパーラー
マリーナキッチンには、通常席の他に子ども連れには特別な配慮があります。子どもにピッタリのサイズになる、座席とテーブルが用意されたキッズエリア。
東京メトロ豊洲駅直結の豊洲ベイサイドクロスタワーの完成に合わせて、リニューアルを進めたららぽーと豊洲が、令和の時代に生まれ変わった姿の一部でもあります。
多くをオフィスが占める豊洲ベイサイドクロスタワーは、33~36階の最上層部が三井ガーデンホテル豊洲ベイサイドクロスとして利用され、B1~4階にはららぽーと豊洲が、ららぽーと3として進出しています。
跳ね橋のアーバンゲートブリッジのあるららぽーと1、スーパーマーケットのフードストアあおき、ドゥ・スポーツプラザ、アプレシオなどが入った、ららぽーと2との連絡同様に、1と3も地上デッキで結ばれて、ゆりかもめ豊洲駅までペデストリアンデッキにより直結されることになりました。
ららぽーと3からは、1階のレストラン街から地下街に抜けて、東京メトロ豊洲駅と直結です。そして豊洲公園も、豊洲ベイサイドクロスタワーの敷地から、豊洲パークブリッジという歩道橋で連絡されたのです。
ららぽーと豊洲と豊洲公園も、駅直結のスポットとなり、ららぽーと豊洲と豊洲公園に関しては、従来通りららぽーと1の部分がマリーナキッチンのところのみならず、おおよそ建物半周分隣接して随所で出入り可能です。
アーバンドックららぽーと豊洲で子どもが喜びそうなお店
- アミュージアム(ゲームセンター)
- アプレシオ(漫画喫茶)
- トイザらス(玩具店)
- ユナイテッド・シネマ豊洲(シネコンプレックス)
- キッザニア東京
また子どもにとってみればららぽーと豊洲といえば特別な場所がキッザニア東京。大人の職業体験(アクティビティ)ができる人気のスポットです。
キッザニア東京の概要
営業時間:第1部9時~15時、第2部16時~21時(完全入替制)
料金:すべて事前予約が必要なプログラムがあり、おのおのによって違います。
関連リンク:プログラムと料金一覧(キッザニア公式サイト)
地上からは橋が遮るものの、ららぽーと豊洲ららぽーと1の上の階からもレインボーブリッジがきれいに見えます。アーバンゲートブリッジ(白い跳ね橋)や、IHIの造船所の遺構などがある場所はららぽーと豊洲の敷地。
取り囲んでいる部分は豊洲公園です。冬にはアイススケート場も開場している、ららぽーと豊洲の建物前の広場まで、利用するに当たっても注意しなければ境目は分からないくらい。ただ、ららぽーと豊洲の敷地は自転車の走行禁止です。ご注意を。
関連リンク:アーバンドックららぽーと豊洲 三井ショッピングパーク
東京都心はすぐ近く、水上バスでも行けるららぽーと豊洲
アーバンドックららぽーと豊洲は水上バスの発着場でもあります。東京都観光汽船のヒミコがお台場と浅草の路線で豊洲からも発着しています。通常1日2便ほど、臨時便や社会情勢で変わります。詳細は公式サイトをチェックしてください。
関連リンク:東京都観光汽船豊洲発着の時刻表(公式サイト)
またアーバンランチの定期便は豊洲とお台場を往復しています。運賃は片道大人800円、子ども400円。
関連リンク:アーバンランチ豊洲便の運航について
豊洲公園から豊洲ぐるりパークを巡回していくと・・・
マリーナキッチンのところから、遊具のある子供の広場へ向かう広々とした芝生の広場についても、豊洲公園の魅力です。遊具と合わせて自由に楽しみたいところです。
さて、豊洲公園は豊洲ぐるりパークとなってそれだけではなくなっています。ららぽーと豊洲の船も発着する水路のほう。水路というか、釣れるのは海の魚(マハゼ、セイゴ・フッコなど汽水域のものから海水魚も)でもあり、ここはまごうことなき海ではあります。
その水際、海釣りにのんびり取り組めそうな余裕あるスペースがあります。実はここは春海橋公園で豊洲公園とは別の場所。豊洲ぐるりパークのウェブサイトでは、存在を無視されてしまっています。
東京都の条例で海上公園として、特別な目的で整備している場所のひとつ。ちょっと別枠な訳です。続けて豊洲ぐるりパークを、この道から続いている様子に沿ってぐるりとみてみます。
関連リンク:海上公園なび
春海橋公園から続く釣りの道
アーバンドックららぽーと豊洲を中心に、豊洲公園やがすてな~にが作られた再開発事業と、やはり時を同じくしてできたのが春海橋公園。当初は都の海上公園整備の一環で、中央区側に跨っての開園でした。
歩道橋を架ける計画もあったものの、その話はなくなり、中央区に移管された対岸側が現在の晴海臨海公園になります(ちなみに晴海も春海も読み方は「はるみ」)。いずれにせよ、普段存在を主張することもなければ、利用者も詳細は気にもかけない公園にはなります。
そういったこともあって、利用者目線からすればどうでもいいこととはいえ、マニアックにどこからどこまでを指すの? と拘ったならば、ららぽーと豊洲前のドックの部分(船着場などのところ)を除いた両脇と、がすてな~にの前の辺りまでになります。
そのエリアの水際になる一番低いところ、ちょうど釣りをするのにピッタリの場所が該当しています。ここに出来ている直角の角にあたる部分からがすてな~に側が、釣りのできる部分。ららぽーと豊洲側は、釣り禁止であることは覚えておくとよいです。
こうした事実を知ってよく見てみると、この水際のスペースはがすてな~にの先で、一旦途切れていることが分かります。そうしてほんの少し先から、また使い勝手が全く同じ感じで、釣りのできるスペースが続いています。
こうして豊洲ぐるりパークの釣りの道は、豊洲ぐるり公園のところで回り込んで、豊洲六丁目第二公園のところまで、連続していることになります。また公園の園路でもある、この水際の道と嵩上げされたところの道は、ずっと並行しています。
例外的に水際の道だけになるのが、各所の橋の下になります。そして橋の下でも水際の道が繋がっていることで、豊洲ぐるりパークは、たとえ歩道部分であっても、いっさい一般道を通ることなく往来できることになります。
豊洲公園のほうから、埠頭の北側を進んでくると晴海大橋。晴海大橋の前後には、がすてな~に先から住宅展示場、BBQ施設、フットサルコート、劇場、新感覚のアート展示場などが橋の手前に並びます。
橋を渡ると全天候型の60 m屋内トラックを持つランニングスタジアムがあります。豊洲ぐるりパークはジョギングコースがぐるりと続いている場所でもあり、そこでの活動の拠点にもなりえる施設として注目です。
豊洲市場の青果棟の前の大通りを隔てたこの街区には、商業ビルもできていて、さらにまた劇場もあります。客席が360度回転するというTBSによるアラウンド東京は、これまた興味をそそられるものです。
そうして次に豊洲大橋を渡ると、埠頭の北側も豊洲市場の街区に入ります。豊洲市場にも見学するという楽しみがあるほか、公園と一緒に同じように利用できる場所があるのです。
豊洲市場の屋上には公開された屋上緑地広場
豊洲市場の北西の部分にあるのが、水産仲卸市場棟です。この棟の屋上は緑化されて、広場(公開空地)として利用できます。
屋上緑化広場と呼ばれる場所で、豊洲ぐるりパークからは、そびえ立つ建物の中にあるエレベーターでアクセスできます。
良好な眺望がある広場というだけで、きれいな芝生の広場であっても、飲食物を持ち込んだりすることはできません。そして公園とは関係のない場所だとしても、豊洲ぐるりパークを訪れた時の、ひとつの特徴的なシーンを演出する、忘れらない場所です。
東京タワーは、ここからがベストショット。残念ながら東京スカイツリーは他のビルに隠れてしまうものの、いまの東京湾岸をぐるりと眺めるには格好の場所になっています。場所柄当然のように夜景の名所なことは、いうまでもありません。
屋上緑化広場利用時間:5時~15時
(本来の利用時間は5時~23時ながら現在、制限中です。季節により早朝ならば夜景も可能です。)
関連リンク:ザ・豊洲市場公式サイト
豊洲市場との連絡はないもののトイレなどはしっかり
屋上緑化広場を過ぎるといよいよ豊洲埠頭の先端部。ここにあるのが豊洲ぐるり公園です。大型コンビネーション遊具のあるところでなく、海沿いのところは民間のものと豊洲ぐるり公園BBQ広場、ふたつのバーベキューができる場所があります。
気兼ねなく場所を占めて釣りの出来そうな広さがあるのは、豊洲ぐるり公園のところまでです。富士見橋をくぐるところからは、方向を変えて折り返すような感じで東雲運河を進むことになります。
こうして埠頭の先端部は、豊洲市場の周囲をぐるりとしていることになります。豊洲ぐるりパーク側からの出入り口は開いていないため、豊洲市場の施設は使えません。ただし、屋上緑化広場に上るエレベーター棟のところから、豊洲六丁目公園までトイレは随所に置かれています。
どれもキレイで立派なもので快適に使えます。ところで東雲運河には人は立ち入れない、仕切りのような細長いスペースに木が繁っているのが見えます。ここはかつての防潮堤で、さらに沖合に埋め立てが進むと貯木場になっていた場所です。
今では埋め立てはずっと奥まで進んでいて、最前線は東京ゲートブリッジ。西側は環状7号線の延長のようになっています。東側も新木場で荒川を渡り、東京を大きく取り囲む環状7号線の反対側と結んでいます。これで東京湾をまたいで、環状線が完結していることになります。
この時に渡る荒川は、旧来の流れが隅田川になる、放水路の工事の結果です。東雲運河の防潮堤跡の、さらに向こう岸には、都が春海橋公園と同じく海上公園として海浜とする計画もあり、東京湾の姿には大きな人の力が関わっていて、まだまだこれからもあるということです。
豊洲六丁目第二公園のあたりは住宅街?
豊洲六丁目公園を過ぎる辺りからは、豊洲ぐるりパークが取り囲むのは住宅になります。住宅街といっても戸建て住宅が並ぶのではなく、タワーマンションによる住宅街ということになっています。
人の住むエリアらしい、生活の匂いのする商店がある一画を過ぎれば、豊洲ぐるりパークの一端である豊洲六丁目第二公園に到着です。そうすれば豊洲公園の前を通る大通りを隔てた場所に、戻ってきたことになります。
豊洲ぐるりぱーくを訪れるには(アクセスについて)
ゆりかもめは豊洲、新豊洲、豊洲市場の3駅を利用します。ただしゆりかもめは発着を考えるとやや限定的。地下鉄東京メトロの豊洲駅を、拠点駅と考えたうえで、より便利なのがゆりかもめと思っておくのがよさそう。
公園として無料駐車場は用意されないものの、民間の有料駐車場は、多くの自動車を収容できるだけのものが、そこらかしこにあります。豊洲市場駅前には、千客万来施設を見越した駐車場がすでに出来上がっています。
また、特に豊洲公園の利用に際しては、ららぽーと豊洲を一緒に利用するならばうれしい無料サービスがあります。平日にはかなり享受できる状態のため要チェックです。
【公共交通機関を利用する場合】
豊洲公園最寄駅:豊洲駅から連絡橋や遊歩道で直結
(ゆりかもめ豊洲駅1分、東京メトロ有楽町線豊洲駅2分)
豊洲駅に直結している豊洲ベイサイドクロスタワーにららぽーと豊洲があり、ららぽーと豊洲の直結しているものとは別の棟にも地上デッキでいけて、豊洲ベイサイドクロスタワーの敷地からは、歩道橋が掛かっているのが豊洲公園。
もっとも、ゆりかもめの場合、豊洲ベイサイドクロスタワーの遊歩道に拘らなければ、豊洲駅からは地上に下りて道沿いにすぐが豊洲埠頭前交差点。渡れば豊洲公園に到着です。そして道を隔ててほんの少しいけば、豊洲六丁目第二公園です。
こうして豊洲六丁目第二公園と豊洲駅の間、ひとつだけ豊洲埠頭前交差点があるのを除くと、豊洲ぐるり公園も、豊洲六丁目公園も、豊洲駅から豊洲ぐるりパーク内を通ってゆけます。
豊洲埠頭前交差点の豊洲公園と反対側の歩道が一般道なだけで、ほぼぐるりと一周できるのが豊洲ぐるり公園。もし、どうしてもというならば豊洲六丁目第二公園からでも、時計周りに端から端まで進めば、一切自動車の通る公道を進むことなく駅に着きます。
そのうえで、それぞれゆりかもめの駅で、最寄になるものがあります。
豊洲六丁目第二公園最寄駅:新豊洲駅
豊洲駅とほぼ距離は同じながら、ほんの少し近いのが新豊洲駅です。
豊洲六丁目公園最寄駅:新豊洲駅
新豊洲駅前の丸い形のテプコ豊洲ビルの裏側に、豊洲六丁目公園があります。
豊洲ぐるり公園最寄駅:市場前駅
市場前駅は、豊洲市場青果棟の正面入口の前にあります。つまりお寿司屋さんなど、市場直結の鮮魚料理店や物産店などが何軒も並ぶ、江戸前場下町の前でもあります。
公式サイト:江戸前場下町
市場駅と豊洲ぐるり公園は、豊洲市場の主要で大きな一画となる街区、東京都中央卸売市場豊洲市場水産仲卸売場棟の、西と東の両端となる位置関係です。豊洲ぐるりパークの中では最も距離があります。とはいえ、園路を進めることもあり、さほど問題にはならなそうです。
【自動車を利用する場合】
駐車場:有料、ただし公園駐車場は豊洲ぐるり公園のみ
豊洲ぐるり公園自動車駐車場:38台(普通自動車 36台 / 身障者用 2台)
駐車場料金:毎時400円(精算機で扱える紙幣は1000円札のみ)
豊洲ぐるり公園については、公園の有料駐車場があります。周囲には民間駐車場もたくさんあります。また市場前駅のところの角には、千客万来施設のために用意している駐車場があり、誰でも利用できます。
ところで、ららぽーと豊洲は都心に近いショッピングモールとしては画期的な試みで、車で利用しやすい施設を仕組んできました。以来いわゆる三井ショッピングパークの店舗は、高級バージョンといえるミッドタウン(六本木、日比谷)、コレド(日本橋)などでも、おなじような試みを続けています。もはやこれが王道なのです。
ららぽーと豊洲は1時間まで駐車場が無料になっています。おまけに入会金、年会費無料の三井ショッピングパークカード会員になれば2時間まで無料、クレジットカードを発行される同じく入会金、年会費無料の三井ショッピングパークカードセゾン会員は、平日4時間まで駐車場も無料です(またしばしばこれを延長するキャンペーンをしています)。
また、がすてな~には利用者のための駐車場が完備されています。裏庭の芝生は豊洲公園の芝生広場までつながっています。豊洲公園はぐるりパーク豊洲の、ハブになる位置にあるといえるでしょう。
最寄インターチェンジ:首都高速晴海線豊洲出口
首都高速の晴海線含めて、東京オリンピックを目指した整備の結果が、いくつか完成しており、従来の市街地から豊洲へのアクセスは飛躍的に便利になっています。あくまで東京の中では! という話とはいえ、車で楽しむのに環境は整った場所といえます。
まとめ:豊洲市場含めてレジャーは盛り沢山
豊洲公園だけだとしたら、遊具のある一角はそれほど広くもなく、ひたすら遊び甲斐が追求されたマニアックなものといえただけの状態だったものが、順調に発展形となってきています。
東京オリンピックもあってか、開発を進めた豊洲ながら、紆余曲折の末、市場も移転されて、いよいよのオリンピックは延期ののち強行開催。疫病の蔓延を招いて、犠牲も生じました。直接の施設ではないものの、豊洲の今はさながら置き土産。
いずれにせよ、がすてな~にが隣接の豊洲公園は、豊洲ぐるりパークへと拡張を果たし、囲まれたエリアには、もっとさまざまな娯楽やお出かけ先が生まれ、これからもさらに発展する予定です。釣りのできる海辺の賑わいもそれなり。
公園とショッピングパークといえば、セブン&アイ・ホールディングスのアリオ柏とスマイルパークなども公園そのもの。
ビックヒップガーデンモール印西などは、無料の遊具が大きな売り物です。
このエリア、贅沢をしようと思えば、とことんできる環境でもあります。けれども一連の公園群をぐるっと巡るだけでもおもしろさはいろいろ。食事だってお手軽に済ませることもできます。周囲の環境を生かしながら、完全無料で利用することも可能。面白い存在になってきました。
公式サイト:豊洲ぐるりパーク