よく分かるぎふ里山清流公園【複雑な成り立ちを紐解いて解決】

訪れればすぐに目につく大型ネット遊具は、子どもにしてみれば堪らない魅力なのは間違いないもの。大樹の遊具の近くには、ただの公園にしては立派過ぎるほどの門構えで、入場門があります。

岐阜県美濃加茂市にある岐阜県営ぎふ里山清流公園は、入場門の建物を抜ければさらに、公園らしからぬ景色や設備が待ち受けています。立派な入場門があっても、入園するに当たって料金などは必要ないです。

その門構えは一体の建物にも商業施設が並ぶため、決して無駄にあるとは言い切れないでしょう。ただ正確に説明するならば、入園料は無料になった! ということなのです。かつてはここにゲート設備があり、中に入るだけでも費用が掛かりました。

それでも施設は変わらず存在して稼働しています。むしろ門の外の大樹の遊具など、無料化の後から、お楽しみは増しているのです。ぎふ里山清流公園が今の形になるまでには変遷があります。

美濃加茂ハイウェイオアシスとなっていたり、道の駅みのかもがあったり、ただの公園としての説明だけでは分かりにくい部分など、この地の背景は簡単には説明し切れない、複雑なものです。

簡単にいえば公園とはいっても、ある程度費用を使わなければ楽しみ切れない、レジャースポットとしての色濃い場所。されど費用を掛けずとも満足できなくはない面白さも用意されて、散策するならばいろいろと見どころもある場所になっています。

ここで絡みあっている複雑な背景を紐解くには、念入りな説明が必要です。ぎふ里山清流公園の成り立ちを、いつものように独自に撮影した写真を満載して、人気の遊び場へのお出かけに際してよく分かり、役立つようガイドし解き明かします。



子どもが大型遊具で遊べるぎふ里山清流公園を解説!

このレベルになると、どこでも見つけられるものではありません。大樹の遊具は、無料で遊べる遊具という意味では、入場門の手前にあるこれだけがすべて。もっともこれしかない! と断じるよりも、こんなものがある! と認識したほうがいいです。

そして入場門を抜けた後、無料で体験できる見どころもまだあります。そうした無料で楽しめるものについては、別途「子どもと楽しむ公園」シリーズの一環となる特集記事をご参照頂けます。

子どもと無料で楽しむぎふ里山清流公園【岐阜県美濃加茂市、人気の遊び場】全体としては無料で楽しめるものばかりではないにしても、岐阜県美濃加茂市のぎふ里山清流公園に出かければ、一切の費用を掛けずに無料で楽しむこ...

とても刺激的な遊びの対価は見合うもの?

ぎふ里山清流公園では、入園料は必要なくなったものの、大仕掛けのアクティビティやちょっとした遊びで、有料のものがたくさん揃っています。

アドベンチャーパークの魅力は充分

中でもアドベンチャーパークはかなり刺激的。PANZAぎふ里山清流公園による、ジップスライダーと空中での大冒険に、専用設備で挑戦できます。空中での遊びにはスカイジャムという3歳から対象のものもあります。

小学生以上対象となる空中散歩はエアリアル。体重制限のあるジップライン、3つのプログラムを楽しめるものになっています。スカイジャム800円を始め、もしすべてを体験するならば総額6,500円、それなりに費用が掛かるものの、価値はありそうです。

格安で楽しめるのは遊びの広場でアトラクションが多数

ちょうどジップラインで大滑空した終点の辺り、遊びの広場にあるのは、格安遊園地といった類の各種アトラクションになっています。300円から600円ほどの乗り物と芝すべりができます。

遊びの広場のアトラクション
芝すべり
インモーション
ゴーカート
おもしろ自転車
夏に使えるじゃぶじゃぶ池と更衣施設(無料)

陸ではサイクリング自転車、池ではスワンボート

園内を一番奥まで進んで橋を渡ると、里山ふれあい牧場と池、里山農園などがあります。乗馬体験やスワンボート乗船、2人乗りもしくは4人乗りの自転車で周遊などができるエリアになっています。予算は400円~1200円ほどです。

こうした有料アトラクションの詳細やそれぞれの料金なども特集編を用意します。

子どもと楽しむぎふ里山清流公園有料レジャー特集【岐阜県美濃加茂市、人気の遊び場】そうそうあるものでない巨大なネット遊具が自由に遊べるところは、無料で楽しめる公園らしいとはいっても、それだけで済みそうもないのもまた、ぎ...

日本昭和村からぎふ里山清流公園への転換点の出来事

そもそも県営公園としてのぎふ里山清流公園という名前からして、かつて変更となったもので、旧名称は平成記念公園というもの。さらに通称として日本昭和村を名乗っていました。これは入園料が必要だった時代の名前でもあります。

入場門のところにコインロッカーあり

開園したのは、令和になって振り返ってみると、結果として平成の時代のちょうど真ん中の頃。2003(平成15)年4月16日のことになります。道の駅みのかもとして登録している部分も同時に開駅しており、その時の名前も道の駅日本昭和村となっていました。

道の駅みのかもであり、美濃加茂ハイウェイオアシスでもあるぎふ里山清流公園へは、岐阜県道342号線が、わずかに389 mの長さで国道418号線から接続しています。福井県と長野県を岐阜県を経由して結ぶ国道418号線は、いわゆる酷道部分を含むことで有名な路線。どちらの県境も通行が困難だったり、道が崩壊して通行止めになったりと、いわくつき。

それでも接続部分は、2車線確保されていたって普通の道です。ただ、岐阜県道342号線のほうは、短いながらも4車線の立派な道路です。それもそのはず美濃加茂ICは、この道路に設置されています。公園のためでもあり、ICのためでもある道路は平成記念公園線という名がついています。

ICの供用開始は2005(平成17)年。道の駅の国土交通省への登録が済んだのは、開園の前年の2002(平成14)年のことです。東海環状自動車道の開通を見越してこの頃に、明確に全体像が描かれて計画されていた様子がうかがえます。

公園であっても、テーマパークのような成功を目論んでいたのでしょう。かつての入園料はそんな意識が反映した結果と思われます。ハイウェイオアシスとは、そもそもは公園のことを指します。

よく分る刈谷ハイウェイオアシス【刈谷PAに連結する公園、人気の背景】刈谷ハイウェイオアシスは、とても人気のある場所。名古屋の周りでは、積年の課題だった東名・名神を補完する大動脈として、新東名、新名神が伊勢...

近隣のとても成功しているハイウェイオアシスの例となる、刈谷ハイウェイオアシス美濃加茂ハイウェイオアシスの違いは、高速道路のSA・PA部分と公園との間を歩行者が往来する方法です。刈谷では歩道があります。美濃加茂では車道で連絡されているだけです。

よく分かる河川環境楽園(国営木曽三川公園)【岐阜県各務原市、人気のお出かけ】公園として快適に過ごせ、遊具はもちろんのこと、実にさまざまな楽しさが詰まっているのが河川環境楽園。岐阜県各務原市にあるこのただスゴイ公園...

その点ではやはり同じ県内にある、川島ハイウェイオアシス国営木曽三川公園河川環境楽園)と共通点があります。上り線の川島PAからは、車でハイウェイオアシスの駐車場に向かい、そこから下り線の駐車場を通って河川環境楽園オアシスパークへ行けます。

ぎふ里山清流公園では、美濃加茂SAの外回り駐車場、もしくは内回りの本線から車道を通じて、入場門の目の前のハイウェイオアシス駐車場まで来れます。

そこから歩いて公園に入れます。ぎふ里山清流公園全体を美濃加茂ハイウェイオアシスと捉えても、間違いではないです。ただ先に道の駅みのかもがあって、そこに連結されたため、道の駅部分だと主張されることが多いようです。

よく分る道の駅みぶのこと【便利な公園の駐車場にある背景】道の駅が公園? と聞けば、何か遊具でも置いてあるの? というのが偽らざる感想でしょう。昨今、高速道路のサービスエリアならば、遊園地かと見...

道の駅として国土交通省に登録するためには、3つの条件を示されており、駐車場やトイレが24時間利用できることや、道路、観光、緊急医療などの情報提供機能があること、地域の連携機能があることといったものです。

観光レクリエーション施設は、地域の連携機能のある振興施設として例にあげられています。ぎふ里山清流公園はこれに該当するため、加えてインフォメーションセンターや、24時間使える駐車場とトイレがあれば、条件を満たすことになります。

2018(平成30)年にぎふ里山清流公園となり、入園無料となってからも営業時間外には入場門から立ち入れないものの、外には24時間利用できる、道の駅みのかもとしてのトイレがあり、おんさい館に総合情報センターもあります。

ぎふ里山清流公園、施設の雰囲気は?

平成記念公園という正式名称があったとしても、日本昭和村という呼び方が親しまれたのは、それこそ公園の雰囲気を代弁していたから。平成という時代になったからこそ、ひとつ前の時代を振り返るという、昭和レトロの世界が園内のコンセプトです。

旧日本昭和村由来の建物では

すでに時代が令和となる前から、昭和を振り返ることに、入場料を支払う価値はさほど認められなくなっていました。より普遍的に里山に残る日本文化というコンセプトに変化していこう! という趣旨に転向したかのような公園名の変更。

それでも旧日本昭和村由来の建物は、エリアを分けて活用されています。入場門に近い辺りの建物は、もともと古い町並みを再現した展示館や体験、休息の場と、物販、飲食のお店が営業する場所。これはこれでほとんど変わることなく営業しています。

そんなハイウェイオアシスゾーンに対して、敷地奥になる村里・里山と野辺のゾーンの橋を渡る手前には、移築保存されている大きな木造建築の旧朝日村庁舎や、昭和パビリオンとなる展示施設があります。デイキャンプ場では飯盒炊飯体験(団体のみ、冬期休業)があります。

入場門の外では道の駅機能と里山の湯に注目

入場門の外には、足湯なら無料で利用できる温浴施設の里山の湯があります。館内には里山食堂というそばやカツ丼など提供する飲食施設があり、入浴はしなくとも飲食のみ利用できます。

里山の湯利用料金:中学生以上620円(土日祝日720円)、中学生未満310円

道の駅の役割も果たす物産の販売店は、地元野菜の青空市場と、岐阜特産品を販売するおんさい館が並んでいます。

子どもと楽しむぎふ里山清流公園【岐阜県美濃加茂市、お店と体験プログラム】テーマパークのようにも思える園内にはお店がたくさんあり、食事や喫茶はもちろん、いろいろな体験プログラムが用意されていたり、お土産が選べた...

園内は里山バスを利用で楽に移動も!

園内は電動のトラムカー、里山バスが運行しています。

バスの待合所は、ハイウェイオアシスゾーン村里・里山と野辺のゾーンの境目辺り、どんぐり広場のところと、牧場に渡る橋の手前、やまびこ学校双六学校の近くにあります。

里山バス利用料金:(片道)300円(3歳以下無料、付添者同乗で乗車可)

ぎふ里山清流公園を訪れるには(アクセスについて)

住所:岐阜県美濃加茂市山之上町2292‐1
連絡先:0574‐23-0066
営業時間:9時~18時(12月2月は10時~17時)
(里山の湯は10時~22時)
定休日:12月~2月の水曜日(里山の湯は無休)

公式サイトからの引用
お車をご利用の方
東海環状自動車道    美濃加茂ICおりてすぐ
中央自動車道 多治見ICより国道248号で約20km
東名・名神高速道路 小牧ICより国道41号で約25km
土岐方面からおこしの場合
高速道路から標識に従いハイウェイオアシス(美濃加茂SA・ぎふ清流里山公園方向)へ進み、その後ぎふ清流里山公園とSAの分岐がありますのでぎふ清流里山公園方向へお進み下さい。(美濃加茂SAに入るとぎふ清流里山公園には行けません)
〈本線→ぎふ清流里山公園→SA→本線・出口〉
美濃・関方面からおこしの場合
高速道路から標識に従いハイウェイオアシス(美濃加茂SA・ぎふ清流里山公園方向)へ進みSAを経由してぎふ清流里山公園方向へお進みください。
(ぎふ清流里山公園に寄った後はSAには行けません)
〈本線→SA→ぎふ清流里山公園→本線・出口〉
交通機関をご利用の場合
JRをご利用の方
JR美濃太田駅からはあい愛バスでお越しいただけます。

【自動車を利用する場合】

駐車場:無料(乗用車3000台、大型バス50台)

ハイウェイオアシスであり、道の駅であり、ICは目の前。自動車での利用はとても便利です。駐車台数については、どの部分をどう数えるかによるのでしょう。それぞれの公式サイトの掲載台数を、足し引きしても辻褄が合わない状態です。

いずれにせよ、相当な台数が停められるのは間違いないです。ただしスマートICではないため、ハイウェイオアシス駐車場と一般道からの駐車場は車で往来はできません。美濃加茂SAは集約式のため、高速道路の施設は共通で利用します。

SAの内回りと外回りの駐車場は、車道では連絡しません(料金徴収上の都合)。そして公園を利用するためハイウェイオアシス駐車場に向かう場合に、SAを訪れる順序が違ってきます。公式案内で土岐方面からといっているのが内回り、美濃・関方面からが外回りのことです。

本線から外れて、まず美濃加茂ICで一般道に向かうか、SAまたは公園に行くか選択することになり、どちらかを利用した後、本線に戻るか美濃加茂ICで一般道に下りるか選択できます。

内回りの場合SAに行くか、公園に行くか選択することになり、公園に向かったならば、SAに戻って本線もしくはICに行けます。外回りの場合はSAに着いた後、公園に行けます。ただし公園から戻る時には、もうSAには行けません。

【公共交通機関を利用する場合】

最寄駅:JR美濃太田駅バス便

最寄バス停留所:あい愛バス文化の森・公園線ぎふ里山清流公園

また、名鉄を利用して犬山駅から広見線で、日本ライン今渡駅も最寄といえる駅ではあります。タクシーを利用するならば検討に値します。

バスタ新宿など東京からでも一気に訪問!

大型バスの駐車スペースもふんだんにあり、岐阜バスは高速深夜の定期便(高速新宿線)で、名鉄岐阜駅と東京の新宿間を運行しています。関市、美濃市の中濃庁舎を経由してバスタ新宿、新宿西口などを結んでいます。

関連リンク:岐阜バス高速新宿線

まとめ:テーマパークを目論むも挫折あり、改善策は利用者にはうれしいもの

どのような事情があったのかは、いざ知らぬことながら、入園料が必要なくなったのが事実。遊びも施設も、より充実したのも間違いのないこと。入園料ももらえるようなレジャー施設でありたい! と願っていた時の施設はそのまま残っています。

その分よくある公園とは一味違う場所になっています。ただし、せっかく出かけたならば、少しお金を使わなければ満足し切れない面があることも、やはり真実と思えます。

公式サイト:ぎふ里山清流公園