子どもと楽しむあいかわ公園冒険の森【神奈川県愛川町、人気の遊び場】



神奈川県を代表する、観光スポットのひとつになる宮ケ瀬湖。その周囲に、大きな斜面全体を利用した、魅力たっぷりの遊具があります。相当な魅力を放つアスレチック風味溢れる遊具にトライするルートが続き、先には大きなツリー状のネット遊具が待ち構えます。

そこにはまた違うルートで、やはりアスレチックな迷宮風のコースも設定されます。ローラーすべり台で駆け降りる、冒険の森の入口ともいえるところには、レールウェイ式のターザンロープ。公園でよくあるターザンロープは、ロープウェイ式でしょう。

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レールウェイのものであれば、すでにとても珍しいものになるうえに、さらに長い距離を遊覧することが優先なのか? とも思われる、ちょっと変わった個性的な趣向が感じられるものです。

あいかわ公園パークセンターとその前の噴水の水遊び場

子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。冒険の森は、あいかわ公園でも宮ケ瀬ダムの竣工に続いて2000(平成12)年に開園した、当初からのパークセンター周囲とは、別のエリア。

開園から5年後になる、2007(平成19)年から使われるようになった遊び場です。水景も重要なテーマになるパークセンター周囲には、夏こそが本領を発揮する噴水とじゃぶじゃぶ池という2段構えの水遊び場があります。

特にじゃぶじゃぶ池は幼児用のプールに近い特徴的なもので、リゾートな気分を盛り上げるもの。隣接してあるのは、季節を問わずワクワクさせること間違いなしのふわふわドームです。

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幼児と児童でしっかり分けられた、ふたつの独立したものを揃えるふわふわドームは、大きさもさることながら、ひょうたん型とひと山それぞれに分かれるもので、ふわふわドームの理想に一歩近づいた注目すべきものになっています。

こうしたもともとあったあいかわ公園の遊びに加わった冒険の森は、そもそもが河川の上流部で丹沢山地を控える愛川の地らしい、野山の斜面に切り開かれたような場所。そこは確かに森の中で、かつただならぬ冒険が立ち並ぶ場所にもなっています。

注目すべき特徴的な遊具も多い冒険の森を、あいかわ公園の中から抜き出して、いつものように独自に撮影した写真を満載して、人気の遊び場へのお出かけに役立つようガイドします。

子どもが大型遊具で遊べるあいかわ公園冒険の森をしっかり解説!

「子どもと楽しむ公園」シリーズでは、どこにでもあるものではない遊具を、発展形遊具として分類してみたりしています。あいかわ公園冒険の森のいろいろな遊具に、パークセンター隣のふわふわドームを加えると、分類したものがフルセットになっています。

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ふわふわドームも進歩的な考え方のもの、そしていろいろ揃う冒険の森の遊具、発展形としてもユニークさが目立つものになっています。

公園の玄関口からは冒険への入口をはっきりと確認

あいかわ公園入口広場は、南駐車場に隣接している場所です。公園を利用するに当たっては、おおまかにふたつの方向に進む選択肢に分かれています。

入口広場で目立つほうの選択肢は、冒険の森へのデッキ橋を行く道。大きな垂れ幕でも、矢印型の案内看板でも示されています。

別の選択をすれば、それはパークセンターの周囲に向かうことになります。入口広場から見える噴水がある、中央広場の方に向かったりするのがそのルート。

南駐車場の奥のほうからは、風の子橋を渡る道もあるものの、向かう先はパークセンター方面で同じです。

パークセンターの前から花の斜面を上れば、宮ケ瀬ダムを眺められる風の丘に至ります。花の斜面を上って風の丘にいくならば、冒険の森からでも経由する道があります。工芸工房村へは、パークセンターを通り過ぎていく方が早いでしょう。

デッキ橋の道を折り返してながら進む冒険の森への道のほうが、見た目は明らかに大袈裟な感じで目立っています。

竹林の丘の斜面をどんどん進んだ先が冒険の森、このルートと違うパークセンター周囲や、花の斜面風の丘工芸工房村といった、あいかわ公園全体についての詳細は関連記事を用意してあります。

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冒険の森に到着して見渡す遊具の全体像、手前にあるのは

冒険の森に到着したところには、公園案内図や冒険の森そのものが分かる案内看板があります。開けた斜面にある遊具の全貌は、すでに視界に収まっています。一番手前には斜面に段々と、いくつもの四阿(あずまや)が置かれています。

さっそく休憩! というのでなければ、看板の方向指示に従うのが、とりあえずの順路になるのでしょう。遊具で最初に出迎えてくれるのがターザンライドスライダーの終着点にして林間アスレチックに向かう玄関口になります。

ターザンライドはユニークなレールウェイ

大きく奥の方まで向かっていって、また戻ってくる周回タイプのターザンロープ? なのがターザンライド。分類するならばいわゆるターザンロープであっても、よくある形とは違います。

ロープウェイでなくレールウェイなところも珍しいもののほう。そしてレールウェイになっている部分もちょっと変わったタイプ。大きな滑車がむき出しになっているほうが一般的かと思います。

レールウェイにするターザンロープの場合、スタート台が設けられて1周回って戻ってこられる、エンドレスタイプに作っているのをよく見ます。半周ごとの場合含めて楽しみ方はそんな感じ。けれどもターザンライドは、座面からして違う意図のようです。

レールウェイの長さ、勾配、スタート台の設置の有無などからして、遊覧タイプとでもいえるのがターザンライド。滑空するというよりも、引き回してもらう感じでOKです。冒険の森の遊具は、そんなゆるい感じで始まります。

ターザンライドのところは、スライダーと呼ぶローラーすべり台の終着点でもあります。もう少し冒険度合いを高めたいならば、間にできた細い道を林間アスレチックに進んでみるとよいです。

林間アスレチックは斜面を駆け巡るもの

公園でアスレチックとか、トリムと呼ばれるものは、いろいろあります。公園であるならば、それは園路のようなものであるべき理由も!

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あいかわ公園冒険の森林間アスレチックは、フィールドアスレチック風味が強いものになっています。コース上の遊具が木で出来ているのが、ひとつの該当する部分。

野山を駆け巡って次々と課題をこなす部分もしかり。とはいえ野山を走破するというよりも、紛れもない山中であるここでは、あくまで斜面にひとかたまりで、走破の過程で次々というよりも、連続しているといったほうが正確です。

回遊性もあります。折り返して2段目に当たるところの中間点には連絡する路になる遊具があります。

網が張られて、横に伝わっていけるところです。ショートカットすることも、奥の方だけ何度も周回することも可能。

そもそもパートごとに仕掛けられた遊びは多種多様。最初から順番に従う必要などどこにもありません。端から進むのは、すべてを楽しみたい時に、どこかを忘れてしまわないために役立つに過ぎないです。

林間アスレチックで、とても目立つのが大きなうねるデッキの道。これに関しては下からロープを使って上るのが正しい使い方。上から下には下りないように注意書きがあります。

ターザンライドのところから進んで、折り返した2段目相当の部分を進むと、うねるデッキの下、途中には丸太で組んだ斜面を進む梯子的な別ルートもあります。ルートの選択肢は、いろいろあるのです。

うねる大デッキのしたからは、巨大ツリーに向かってもいいです。基本は木を模したネットツリーで上まで上るもの。神奈川県の周囲に同じようなものが、いくつか見つかります。

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特に相模原麻溝公園のものは、スカート部とでもいえるネット部分があるのが同じ。けれども、傾斜がきつく難易度最高になっているのは、冒険の森が独特です。

うねる大デッキにも、巨大ツリーにも向かわない、斜面の梯子的なところの先は、アスレチックにさらに別ルートです。斜面になった足場を渡るためには、勢いも必要? とも限らなくとも、試してみたいのは一気に走破でしょうか。

うねる大デッキの先は、この斜めの板渡りの手前に繋がっています。大デッキは一方通行のため、一本橋の役割もここに向かう一方通行です。もっとも、あらかじめ知らなければ、行ってみて表示を確認して、始めて分かる事実ではあります。

斜めに忍者渡りをした先、飛び石の足場を上る斜面は、階段状のところを、しっかり踏みしめてでも構いません。

続いているのは、ネットでできた橋を渡るものです。

ネットの橋をこなせば、巨大アスレチックの終着点まであと少し。

冒険の森の斜面の、最上部付近に到達したことになります。南駐車場からきて、案内看板のあたりから四阿を横目に、巨大ツリー壁の迷路を経て、舗装路を上った地点です。

巨大ツリーは冒険の森の遊具の結節点

こうした位置関係のため、林間アスレチックの一部ともいえる巨大ツリーです。

そうはいってもやはり、その存在感は特別なものです。巨大ツリーというのも、公園公式の命名です。展望デッキのようなところが、直接的な進入路になります。

もっとも過酷な進入路は、林間アスレチックの途中から。いずれにせよ、上まで上ってみるのが本来用意された遊び方な遊具。

さらに別のルートが、用意されているのに注目です。ツリーを上っていく途中にリングトンネルが通じています。斜面の舗装路を隔てた壁の迷路との連絡路です。

林間アスレチックからの、過酷な斜面ネット。壁の迷路からの、空中ルートと冒険の森の結節点となっています。

まさにシンボルツリーでもある訳です。巨大ツリーで繋がっているため、冒険の森はいわば、巨大な複合遊具と認めるられるものです。

壁の迷宮もまたアスレチックテイスト

さて下のほうから訪れる壁の迷宮は、入口からはただの迷宮にみえなくもないです。

巨大ツリーと連絡しているだけでなく、壁の迷路はだたの迷路とはいえません。

そもそも結構大きなスペースを占めています。外から一見する以上に大きな施設になっています。

迷路であることも確か。

でもクリアしていくためには、かなりなアスレチックが要求されます!

壁の! ということだけはある行方の塞がっている迷路です。

だから遊び応えはかなりアリ! です。

ネットの大斜面が、攻略テーマといっていいでしょう。

目的地までの趣向はさまざま。

たどり着くのが上からなのか、下からなのか、どちらにせよ、後にも先にもクリアすべきものがたくさん。

仕掛けもたくさんな壁の迷路です。

そして、どこに向かうか、どこから入ってくるのかも決まり切っていないのです。巨大ツリーとの連絡あり。

冒険の森壁の迷路の裏側からトンネルで、冒険広場に抜けられるようになっています。その背景には自然観察林が広がります。そこへ抜ける出入口も、実は存在しています。

当然ながら、壁の迷路を通らずして抜ける道もあります。

巨大ツリーへのショートカット的なルートは、ネットリングを上っていきます。あまり迷路は使わない道になります。

これ! という順路はありません。とてもアスレチックな要求はあっても迷路です。自由に探索してみてください。

スライダーを使えば周遊はまた振り出しに?締めに使うのもあり!

巨大とまではいかなくとも、大きなカーブも含むローラーすべり台は、巨大ツリーの横から出発です。

もう一度林間アスレチックに向かうためでも、締めの帰り道にでも、どちらでも使えるスライダーです。

あいかわ公園冒険の森にはどんな設備が?

芝生の斜面にいくつも四阿が並んでいるのが、冒険広場の特徴。日差しを避けるのには充分な休憩所です。

壁の迷路の手前、四阿の斜面の一番上のあたりにトイレ棟があります。斜面下に冒険の森の管理小屋や水道、自動販売機などはあります。ただし、公園において充実した屋内施設は、パークセンターです。冒険の森には、簡易な施設しかありません。

あいかわ公園冒険の森を訪れるには(アクセスについて)

住所:神奈川県愛甲郡愛川町半原5423
連絡先:046-281-3646
園内施設休業日:年末年始(12月29日~1月3日)
開門時間:8時30分~18時(10~3月は17時まで)

駐車場:平日無料459台(土日祝日、夏休み期間は有料)
有料日の駐車料金:500円(ツツジまつり開催日、年末年始は無料)
(大型・中型1,500円、2輪100円)
駐車場利用時間:開門時間内

南と北のふたつの駐車場があります。基本的には南駐車場を利用することになります。冒険の森は、公園中心部のパークセンター周囲よりも北駐車場に近い場所ではあります。北駐車場は土日祝日などに利用されるほか、団体(大型車など)が利用することがあります。

最寄駅:正確にはないといったほうがよさそうです

最寄バス停留所:すぐ近くにはありません

あいかわ公園は、自動車で訪れるのが適切といえそうです。ただし、駐車場が無料なのは平日のみです。また本厚木駅か橋本駅から、バス便を使うことができない訳ではありません。

あいかわ公園へのアクセスの詳細は、公園全体を特集した関連記事でご参照頂けます。

まとめ:いうなれば巨大な複合遊具

冒険の森そのものが、巨大な複合遊具と化しています。愛川の大自然と融合しているためそうはいっても、それぞれの部分を行ったり来たりの自由度も高いです。丘の斜面だけにアスレチック度はとても高いです。

公式サイト:神奈川県立あいかわ公園



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