子どもと無料で楽しむ都立汐入公園【東京都荒川区、人気の遊び場】

大きなツインタワーの遊具がそびえる都立汐入公園、その遊具はいくつもの遊びが仕込まれていろいろな楽しみが詰まっています。

大型コンビネーション遊具は、ぐるりと一周する空中回廊になっています。迫力あり、展望あり、遊びの種類も豊富で幅広い年齢に対応する懐の深い遊び場になります。

子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思えた場所をご紹介しています。再開発事業によってできたキレイな街の傍ら、隅田川の水辺の公園になります。

商業施設も間近で利便性が高いのもいいところ。環境や設備のよさもうれしい都立汐入公園をエリアの特徴交えてご案内してみます。

子どもが大型遊具で遊べる汐入公園をしっかり解説!

都立汐入公園からの東京スカイツリーの眺め

隅田川の対岸には東京スカイツリーがきれいに見えます。汐入公園は川岸を加えた写真を撮るのにもってこいの場所。ここは東京夜景の名所のひとつでもあります。

子どもの遊びのメインになるのは通称ツインタワー。公園の眺望を生かす展望塔であり、いろいろな種類の遊具がぎっしり詰め込まれた複合遊具でもあります。さて、塔に組み込まれた様々な遊具、向かって左側の塔から時計回りに見ていきます。

全般的に体をしっかり使って遊ぶものが多いです。最初にご覧頂くこの写真の遊具。若干心許ない足場をバランスをとりながら渡ってみるもの。ロープを握る手、踏ん張る足だけでなく楽しみながら体幹が鍛えられそうです。

次に来るのは同じような遊具ながら足場がしっかりしています。こちらは順繰りに上まで登ってみるほうが主な使い方になります。

さらに丸太登り、この時は止まり木のように使われていました。なるほどこういう使い方もあるのかという感じ。

このちょっと不思議な遊具は何なのでしょうか? 見てみるとサイズの表記があります。

3つならんだ遊具に書いてある数字は変化しています。高さも少しづつ変化しているので最初はジャンプ力でも鍛える遊具なのか? と思いました。

最初は届かなくても少しづつジャンプを続ければいつかは! というあれですね。けれども書いてあるのは35 cm、29 cm、22cmです。高さではなく開いている穴の幅です。つまり… どんな意図の遊具かはよく分かりませんでした。もしかしてスリム度鑑定器?

円周を180度移動した塔の対面にはネット斜面が設置してあります。塔の中の階段ではなくこのネットを伝って上の回廊に登れます。

続いて難易度は少し落ちて、完全に幼児向けのチューブ滑り台。汐入公園のツインタワーは対象年齢のバランスがとてもよいです。

それなりに挑戦しがいがあって高学年でも満足でき、かつ幼児では絶対に無理というものがほとんどありません。上まで登り切るのはもしかしたらできないかも? くらいのレベルになっています。

そういった意味ではなかなか感性に訴えるセンスのよいセレクトだと思います。そもそも上層の回廊なら階段で上れるのでたいていの子どもが眺望を楽しめます。

揺れるチューブは真ん中がネットです。ちょっと怖いとか難しいなら戻ってもよし、それで逆側から再度アプローチでもいいです。ネットを渡るのは不安定で面白そう。これも絶妙ですね!

クライミングウォールはもしかしたら… の可能性があるほうの遊具です。特にこのウォールは小さな子どもでは登れないようになっています。乗っかってみるくらいは可能? 場合によってはいつかはこれを! ということですね。

こうして一周が終わります。塔の内部は階段です。ツインタワーですから塔がふたつ。左右の仕様は同じです。

ふたつの塔は橋で結ばれています。見上げてみるとなかなかの迫力。そして橋の上にはなにやらトンネルらしきものがあるのに気づきます。

塔の内部のらせん階段を上っていくと…

ここだけが赤く塗られた橋が架けられています。

この橋はぐるりと一周できる空中回廊の一部です。

ネット斜面とも連絡して眺望を楽しめます。ここでもすでに結構高さがあります。

けれどももう少しチャレンジが待っています。梯子を上ればもう一層高いところまで到達するようになっています。

青いトンネルらしきものはネットで覆われたリングが連なったものです。

汐入公園の遊具の最上階はここ。

結ばれたもう片方の塔までトンネルをくぐります。

最上階から見る眺めはさすがに壮観。東京スカイツリー方面もよく見渡せます。

反対側は遊具全体と芝生の広場が見え、こちらもよい眺めです。

最上部から見ると嫌でも目立つネット斜面。空中回廊からでもそれなりの登りで近づくと結構な迫力。

実際には途中で角度が調整されていて一休みできます。このあたりで留まっている子どももいました。ちょっと不安定に揺られるのも心地よさそうです。

ザイルネットはかわいい小さなものです。

それもそのはず、ツインタワーの横の一画は完全に幼児対象です。ツインタワーも幼児だって楽しめるバランスがよい汐入公園。その上で幼児に対する配慮もバッチリです。

滑り台も3レーン、さりげなく2つ並んだレーンもあるのです。

スプリング遊具がいろいろと用意されています。どれも楽しそうです。

ふたりで遊べるリーフィーもありました!

多目的トイレに注目!考えられる限りが尽くされた設備

木を取り入れたデザインが目立つきれいな建物が幼児遊具の横にあります。

こちらは多目的トイレ。見た目からして気持ちよく使えそう。期待に違わないどころか子どもが使うのに行き届いています。機能がとても充実しています。

このトイレ棟、真ん中に身障者用トイレがあるのはよくあるパターンです。けれどもそこに子ども向け機能が併設されているのではなく、通常のトイレのほうが完全子ども対応です。

そして子どもコーナーは完全な個室ではなく見守りも可能。必要なプライバシーは確保とこれまた絶妙なバランスです。

着替えに使えるボードが準備されているのも思い切り遊べる公園らしくていいです。

もちろんオムツ替えの台だってあります。

隅田の川辺の景観を一新、再開発事業で誕生した汐入公園

住所:東京都荒川区南千住8丁目
休園日:なし(サービスセンターは年末年始休業)
連絡先:03-3807-5181(汐入公園サービスセンター)

きっかけは再開発事業、スーパー堤防上に防災拠点としても整備

隅田川が大きく蛇行している場所に位置する汐入公園。いわゆるスーパー堤防とはどんなものなのか? と思ったならばここに来てみれば感覚的に理解できます。

かつては日本を担ったのが繊維産業。その大工場が稼働していたこの地域、昭和の時代に工場が移転していく中、防災拠点として東京都が一帯を整備したのが白髭西地区市街地再開発事業です。

すぐ近くを流れる現在の荒川本流との連絡水路もここで隅田川に合流します。川辺の景観もなかなか壮大なものです。

汐入公園は防災拠点としてもふさわしくスーパー堤防上に作られました。ある意味堤防に見えないのがスーパー堤防。決壊したり一気に水が溢れ出ないように幅広の盛り土で作られます。

その最先端部に汐入公園はできています。南千住の再開発地域とも連続する一帯は高層住宅を中心とする街づくりが完成しています。

その街に潤いを与えるように設置された汐入公園では子どもの遊び場としての遊具を設置する他に、芝生広場川辺の展望広場バーベキュー広場噴水のあるふれあい広場運動場テニスコートなどが利用できるようになっています。

新たなる東京のお花見の名所!早咲きの桜もあって期間も長く

隅田川のお花見といえばスカイツリーの足元にもほど近い隅田公園が有名です。徳川吉宗が植え始めたといわれる桜の木は墨田区に343本、台東区側に512本あります(2017年7月時点)。

関西風の道明寺に対して関東風の桜餅といえば隅田公園そばの長命寺桜もち店。江戸時代にこの地域の桜の葉を使ったものが元祖といわれます。東京のお花見の本場からもさほど遠くない汐入公園、こちらは独自の魅力で今の時代の花見の穴場に育ってきています。

汐入公園の桜は287本(2017年7月時点公園サービスセンター調べ)。特徴となるのが早咲きの桜もたくさんあること。大寒桜や陽光、河津桜などがソメイヨシノに先駆けて咲きます。

特に大寒桜は60本、一足早いお花見が始まります。早咲きの種類の桜はどれも花卉が大きく開花時期も長く注目を集めています。

ふらりと来ても自由に使える施設あり、バーベキューができる広場あり…

桜の木同様、一般に利用できる健康遊具が芝生広場を囲うように配置されています。

もっとも子どもたちも見過ごすことなく活用しています。使い方はちょっと違うのかもしれませんが…

多目的広場では野球やサッカーができる設備が整っています。ふらりと来て自由に使える広場というのは貴重です。東京都心のすぐそばでこんなスペースがあるのは価値があります。

バーベキュー広場は荒川区内で唯一バーベキューができる広場ということです。ここは非常時には炊き出し場となります。

ふれあい広場には噴水があります。

この噴水はみるだけでなく水浴びするものでもあります。

園内にあるにじの森保育園は素晴らしい環境にありますね。

駐車場とテニスコート以外は無料の施設になっています。

汐入公園を訪れるには(アクセスについて)

住所:東京都荒川区南千住8-13-1

最寄の南千住駅からは高層住宅の街区や並木道を歩いて向かうか、バスを利用することになります。

南千住駅東口周辺は商業ビルや三井ショッピングパークのLaLa(ララ)テラス南千住などがある商業エリアです。LaLaテラスにはレストランやスーパーマーケット、書店や子供用品の西松屋が入っています。

道すがらには小さな公園もあります。

リバーハープ公園ではちょっとした複合遊具で遊べます。

散策がてらもよし、手軽にバスの利用もよし、状況に応じて選択します。

駐車場は有料ながら、自動車での利用も首都高のインターチェンジと隣り合わせ、遊具の近くに停められて便利です。

【自動車を利用する場合】

北(第二)駐車場が遊具のすぐ隣になります。けれどももうひとつの南(第一)駐車場もそれほど離れていません。どちらの利用でも問題はありません。駐車場への出入口はどちらも同じ通りに面しています。

最寄インターチェンジ:首都高速堤通出入口
料金:1時間まで200円、以降30分毎100円
利用時間:24時間
駐車台数:北(第二)駐車場27台、南(第一)駐車場43台

汐入公園、水神大橋西詰の北駐車場入り口北駐車場の出入口は水神大橋西詰の先歩道橋のところ

首都高速道路堤通出入り口から降りると隅田川にかかる水神大橋の東詰に出ます。橋を渡れば公園入口。まっすぐ歩道橋を越えたすぐ右に北駐車場

汐入公園南駐車場保育園が見えるところに南駐車場があります

少し先にいって左のにじの森保育園の近くが南駐車場になっています。

身障者用のスペースは料金ゲートの手前にあって料金の優遇処置があります。

【公共交通機関を利用する場合】

南千住駅から再開発地域の高層住宅街を歩いて向かう他に駅からバスを利用してもいいです。荒川区のコミュニティバスか都営バスを利用できます。

最寄駅:南千住駅(JR常磐線、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレス)
公園までの徒歩時間:12分(公園入口まで、遊具まではもう少し歩きます。)

最寄バス停留所:荒川区コミュニティバス「汐入さくら」20番停留所「汐入公園」停留所

都営バス「荒川区立第三中学校前」停留所

料金:
汐入さくら 大人150円、小学生80円(IC料金75円)
都営バス 大人210円(IC料金206円)、小学生110円(IC料金103円)
どちらも6歳未満(就学前)は同伴者1名につき2名まで無料

荒川区コミュニティバスの汐入さくらは荒川区の運営するコミュニティバス路線3つのうちのひとつ。南千住駅の東口と西口を発着点として周辺を巡回する路線のことです。運行は双方向です。

汐入さくらは荒川区のコミュニティバスの中でも需要があり、コミュニティバスとはいえ中型バスを導入してます。運営は東武バス。

汐入公園停留所(20番)、もしくはフロンティアシティ停留所(21番)を利用します。汐入公園停留所のほうが南駐車場出入口付近なので分かり易いかもしれません。遊具までの距離はどちらも同じくらいです。

都営バスは上野松坂屋前、南千住車庫前、錦糸町駅前行、三つの路線どれでも構いません。荒川区立第三中学校は北駐車場に隣接する荒川区の学校、こども園のひとつ。バスが停車するのは駐車場とは反対側です。

まとめ:絶妙なバランス感覚が楽しく気持ちいい公園

首都高速を使えば車でもすぐに分かる場所です。南千住駅もいろいろな路線が乗り入れる便利な駅です。いくつかの再開発事業が集まった一帯の雰囲気はこれからの東京都心周辺の住宅街の未来を物語るものなのでしょう。

そして江戸の時代から東京の街を語る時に欠かせない河川の治水についても最先端の街、スカイツリーの眺望も汐入公園に東京らしい魅力を加えています。

設備のバランスにはセンスが光ります。地元の人にとっては当たり前になっている環境なのでしょう。けれども東京のどこにでもこんな環境がある訳ではないです。ぜひともお裾分けに与りたい気持ちよさのある公園です。