子どもと無料で楽しむ小幡緑地西園【愛知県名古屋市守山区、人気の遊び場】



これだけ遊具が充実しているのも珍しいもの。そういえる小幡緑地西園は、西園だけに限定することで、圧倒的な遊具密度を誇れることになります。

子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。愛知県営小幡緑地というのは西園に限らず、公式に四つの園地からなっています。しかも隔てるものは公道のみならず。

住宅街などを挟んでかなり離れた本園・中央園や、まるで違う場所といっていい東園といった、すべてのことをいっています。西園はそうした園地のまとまりのなかでは、一番狭いエリアです。

それでありながら遊具での遊びに着目した時には、最も充実した場所で、その充実度はただ小幡緑地の各エリアとの比較ではなく、「子どもと楽しむ公園」シリーズが特集したい公園の中でも、高い注目度になるレベル。

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本編をご覧頂いて西園が遊具での遊びで刮目の場所であることは納得した! と考えて頂けたとして、他のエリアはどんな様子なのかは、小幡緑地の「よく分かる」シリーズで解説しています。

愛知県営小幡緑地西園ワイドスライダー
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遊具探索編ではどうして小幡緑地が、いろいろな園地に分かれて広大なエリアで展開されているのかについてを、他の園地での遊具の遊びについてのまとめと共に考察しています。

お出かけしてみればたっぷり、あらゆる種類の遊具で楽しめる小幡緑地西園を、いつものように独自に撮影した写真を満載して、人気の遊び場へのお出かけに役立つようガイドします。

子どもが大型遊具で遊べる小幡緑地西園をしっかり解説!

小幡緑地西園に遊具スポットは、四つあるといえます。そのうち大型遊具だ! と自信を持って言い切れるものがあるのは三つ。ならば残りのひとつはたいしたことはないのかといえば、それも違います。そこも独自の価値が高い遊び場です。

まさしく大型遊具、単独で存在を主張するものを中心に据え

なかなかみられないワイドでジャンボなすべり台であり、ローラーすべり台でもあるものが、とりあえず独立した形で小山の斜面に設置されています。

時には無秩序になりかねない幅の広いジャンボスライダーは、公園管理者としても懸念したくなることがありそう。ただ5連ものローラーすべり台を並べた、小幡緑地西園のものなら心配は無用です。

ローラーすべり台であるゆえに、簡単にはレーンチェンジはできません。また、比較的緩やかな傾斜でもスムースに滑走できて、楽しめるのも構造的な特徴です。

豪快な音を立てることから感じる迫力とは裏腹に、滑るというよりも運ばれているのが実態になるローラーすべり台。そのため、自然に秩序ある遊び方に収まってくれます。

途中と最後につけられている傾斜が緩んでいる部分も、より一層安全に配慮しながらも面白さは損なわないという、ローラーすべり台ならではの優れものな面を表しています。

その上でこのワイドスライダーが置かれた小山には、文字通り裏の部分があるのも注目したいところ。独立して置かれてはいても、それだけではないのです。

下から見上げればデッキで繋がった部分は、三角屋根のある上れる階があるようになっています。

ネットがしっかり掛けられている、大きなL字に曲がったリングトンネルが通じる上の段は、ワイドスライダーとは何の関係もありません。繋がっているのはすべり台とは反対側。

この築山ではすべり台の反対側を大きく占めるのは、これまた巨大なネットスロープということになっています。

ネットスロープを上っていった場合、屋根のある一段上の展望台のようなところと、すぐにすべり台に向かうルートが選択できるという趣向。

ハードな登坂の最後に、どちらを選ぶのかはその時、その人次第。最上部までいっても、引き返すかリングトンネルを下りることになります。苦労の報酬は眺望ということになりそう。

またネットスロープ側の斜面については、ロープ使っての登坂路もあります。ただしロープが吊られているのは、約半分くらいの途中まで。半分は補助なしでということのよう。

それから手すり付きのただの斜面もあります。ゴム舗装はしてあって、しっかりしたルートではあります。

ゆったりな登坂路の途中の遊具は使用中止?

登坂路としてはすべり台側で、ゆっくりと上っていくという選択も可能。斜めにゆるやかにヘアピンカーブを経てたどり着きます。

こういったルートで上った頂上には、音叉のような効果を狙ったと思われる遊びも、さりげなく佇みます。

築山の周囲にも遊具があって、巨大なネットスロープ同様のザイルを使ったゆりかご的なものはユニーク。鉄輪に吊り下げられたザイルに乗って、揺れを楽しむといいのでしょう。

吊り下げている部分はソフト仕様、その上で柱にはチェーンでしっかり固定され、過剰な動きは制限されています。

もっと明確なザイルのブランコのようなものは、お山の反対側。派手に可動させることは無理な作りなので、これもぶら下がる程度か。

さらに奥の物陰のような辺りには、音を反射させてみる遊びも置かれています。二組で結構大きなものです。

この遊びの山は、西園にある小幡緑地全体の公園管理事務所前の、児童広場のところにあります。大きなネットスロープ側の森の中に、幼児広場に向かっての下り坂があります。

幼児広場は多種多様に勢ぞろい、ぼうけんランドは迫力も充分

小幡緑地西園の南西の端の部分、愛知県道59号名古屋中環状線と住宅街の道の交差点の付近に、幼児広場と看板の掲げられた遊び場があります。すぐ目に入るのは大型コンビネーション遊具。

幼児広場は西側の住宅街の道沿いに続いていて、いろいろな遊具が集まっている場所です。大小ふたつのコンビネーション遊具があり、ぼうけんランドと名前が付いています。

斜面にある大きなほうがアドベンチャーアイランド・冒険島、小さなほうがフラワーランド・おはなばたけです。

冒険島は斜面の上からは塔の足元からのローラーすべり台を、搭を上ったところからは旋回する樹脂製のすべり台を利用できます。

塔に上るならば階段を進みます。途中からスパイラルスライダー、さらに上からは眺望を得られます。

塔を挟んで反対側の斜面は、遊具を渡り歩いて上ったり下ったりのルートが展開しています。搭を少し上るか、長めの階段を使った先が末端部。

塔側から最初は金属の枠に掛けられた一本橋。小さな踊り場で少し方向転換した先は、ザイルの吊り橋になったやはり一本橋。

続くのはザイルネットトンネルで、この間の踊り場には途中からエントリー可能。はんとう棒を使って登れるようになっています。

ザイルネットトンネルの先も途中からの出入口。いくつかの手段とルートが集まっています。ざっと四つのパターンといえるか?

いずれにせよこれより先は、向かう方向と考えていいのか、目的は二又になっている樹脂製のすべり台になります。とはいえすべり台の上にはウエルカムと表記。

二又を滑るためにも、こちらから進むためにもショートカットはあります。小さな湾曲ラダーかザイルで上ったところから、かなりの難易度のリングトンネルがあります。

上半分はネットで覆われるものの、下半分にはそれもなし。考え方によっては下からなら、やっぱり止めたと離脱が簡単ともいえます。

冒険島の中間点は、塔からのスパイラルスライダーの着地点から、ローラーすべり台と平行する飛び石で連絡されてもいます。四つあるかな? としたうちひとつはここ。

ステップ状にひとつ上ってパネル渡りへ、中間点はローラーすべり台の終着点ともいえます。

もうひとつの中間点のエントリーはパネルを渡っても、足場を使っても階段でもOK。斜面の途中で地面に勾配があります。上ったところはザイルネットトンネルの端です。

二又すべり台のほうに踊り場が連結されて、グリップの付いたスロープと湾曲ラダー。中間点のエントリーのあと二つということになります。

中間点からは丸太の足場を経て、二又すべり台に繋がっています。難易度の高い半分ネットで覆われた、リングトンネルのところとの連絡路です。

森の木渡りとでもいった風情で、なかなか複雑な冒険島だけでも、ひととおり制覇するのは相当なボリュームの遊びです。

さらにほうけんランドには、小さなほうもあります。おはなばたけは、斜面は終わり二又のすべり台の向かい側。地面がゴム舗装されたところ。

ぼうけんランドの他にも単独の遊具もまだまだある幼児広場、本当に幼児だけの遊び場かといえばそうではないです。ぼうけんランドなら、冒険島の対象は6才~12才。

おはなばたけは3才~6才対象なので、幼児向けなのはこっち。舗装も傍らのスプリング遊具も、コンビネーション遊具もそういう様式です。

2連のストレートと単レーンでカーブしたすべり台を滑るために、高いほう低いほうの台場がある遊具。

短いチューブトンネルで連絡するルートや、途中にお約束のようにパネル遊具が配されています。

90度方向を変えてカーブするトンネルを抜けたもう一端も、手すりのついたステップで進入可能。そしてすべり台部分と繋がります。

幼児広場の遊具は、ぼうけんランドの北側にもあります。屋根付きの休憩所を挟んでテニスコートの付近までいろいろ。あとはさほど大きくはありません。

3人乗りのもの含めてスプリング遊具。おはなばたけのものと形が違い動物と乗り物がモチーフ。

シーソーは幼児広場の中では、やや時代に取り残された感じ。昔からある感がとてもしています。

そういう古典的遊具のひとつ、ジャングルジムもあります。これなら上で立ち上がりやすいか? と思える大小の二段重ね風。というより全体の大きさからして、上の隅が削られている様式?

ブランコは幼児用のすっぽりはまる腰掛タイプ二連と、座板タイプ二連の複合型一基。小さめの遊具は、ゆったりと間隔をとって設置されています。

健康広場から続く園路沿いも遊具エリア

小幡緑地西園の東北側、幼児広場とちょうど対角になる辺りに健康広場という、いわゆる健康遊具や、足裏マッサージになる踏石がある健康遊歩道がある場所があります。

県道から斜面を長めの階段で下りたちょっと先。そこにある公園出入口から続く園路沿いです。

出入口から進むと、少しだけ盛り上がったところに休憩所。上から健康広場を見下ろした先にも、遊具が並んでいます。

グラグラと可動式のバーと戯れる遊具。これは組上げると、国土交通省からもリスクを内包する遊具として、名指しされるもののパーツを使っています。

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リスクというのは悪い意味で使ってはいません。ハザードはあってはならないものながら、リスクは遊びの意味を深めるもの。

輪っかの部分は回して遊べるもの

挑戦する魅力があるものと、同じ意味で使われている言葉です。円形のものは、小幡緑地西園での表記はないものの、スーパーノバと名前がついています。可動バーと同じシリーズのもの。

そんな健康広場付近にもまた、大型遊具があります。ほぼ四角く構成された回廊は、樹脂チューブを存分に使って迷路風。お城のイメージらしき装飾パネルありです。

チューㇷ゚トンネルは勾配ありで長いもの含めて、渡りに使われたり、スライダーであったりしています。

おおまかに一段上の階層で展開、空中回廊となる遊びの冒険城といったものといえるか。こうしたパーツで高く組上げていくものも、世の中には存在しています。

ただ、小幡緑地西園では高さは追求していないです。吊り下がったザイルでも上れる穴あきの踊り場が一番高いところ。

ザイルを使わなくとも、リングトンネルやチューブ伝いで辿りつけます。リングの間隔は絶対にすり抜け不可能なものです。なのでパネル遊具付きなのは、幼児も想定するがゆえ?

緑色のチューブトンネルは長いです。交差しているチューブスライダーも長いです。

複雑でたっぷり冒険気分が味わえそうでいながら、地面部分、階下ではどんな幼児でも遊べる配慮もお約束のように組み込まれています。

動物の顔のパネルはミニミニチューブ。最初はこうした階下だけであっても、どんどん上に進めるように、発達段階に合わせて楽しみが仕掛けられている様子。

下のほうだけというならば、ミニすべり台も組み込まれています。幅広い年齢層を受け入れる準備万端。ただ、幼児については健康広場から園路沿いに進んだ先にも、違った趣向が待っています。

すくすくランドは独自価値を主張できる貴重な遊び場

小幡緑地西園のすくすくランド

大型遊具が中心となって、見た目からしてワクワクせざるを得ない雰囲気の小幡緑地のそれぞれの遊具スポットに対して、圧倒的な迫力とは言い難いものであるのはすくすくランド

すくすくランドの貴重な価値は迫力や規模にあらず

すくすくランドというのは、ある意味でとてもありがたく、あったらいいな! と思える遊び場。独自の価値観で展開されているもので、大型遊具のある遊び場の一角であることも多いです。

小幡緑地西園すくすくランドについては、庭球場と野球場に挟まれてそれだけがポツンとあるだけです。それだからと見逃してしまうのは、あまりに惜しい意義があります。

すくすくランドがあったらたまらなくうれしいものになるのは、確かにある決まった条件に当てはまる状況の時にはなります。キーワードになるのは0~2歳のための遊び場。

【0歳~2歳育児で大助かり】すくすくランド系遊具とは!どこにある?が一目瞭然名古屋に本社のある、遊具メーカーの企画だからなのか中京圏を中心に、目立ち始めている状況を掴んでいます。いずれにせよとても助かるすくすくラ...

さらには2歳差育児といった場合などの、助けになるようにも考えられています。ただ小幡緑地西園すくすくランドは、どちらかといえば年少者の遊び、1歳~2歳中心のラインナップ。

特に砂場が大きく、西園ではここだけになることもあって、覚えておくとよいことになります。いずれにせよ、周囲がしっかりと囲われて、全面ソフトなゴムの床に覆われた仕様。

ベビーカーの置き場も用意されて、まだしっかり立てない頃からでも利用できるといったこと。発達度合いがわずかな年齢差でも大きく違う頃、兄弟姉妹のどちらもが満足できること。

そんな状況の不安を抱えながら遊びにきても、親も安心というすくすくランドのかけがえのない特徴は、しっかりと反映されています。

小幡緑地西園を訪れるには(アクセスについて)

住所:名古屋市守山区大字牛牧字中山1632-1 (西園、公園管理事務所)
連絡先:052-791-9492

公式サイトからの引用
車でお越しの場合
西園・本園
名二環経由
名古屋方面小幡ICから約2分
大阪方面松河戸ICから約5分
電車やバスでお越しの場合
西園
・【電車】名鉄瀬戸線『小幡駅』下車、市バスもしくは北へ徒歩15分
・【バス】市バス『小幡ヶ原』下車すぐ

西園にある管理事務所の所在地が、公式に小幡緑地として案内されています。名二環からのアクセスならば便利な場所。ただし、公共交通機関で向かうならばバス利用を考えることになります。

【自動車を利用する場合】

駐車場:無料

西園駐車場の詳細(188台)
北駐車場:普通車68台(身障者用3台)
南駐車場:普通車115台(身障者用2台)
門扉開閉時間:8時30分〜19時30分
(早朝利用がある場合は6時30分開門)

北、南どちらの駐車場も西園の東側、愛知、岐阜県道15号名古屋多治見線沿いにあります。名二環のところの小幡インター西交差点から南に西園の森が見えます。

【公共交通機関を利用する場合】

最寄駅:名鉄瀬戸線小幡、ゆとりーとライン小幡緑地(停留所)

最寄バス停留所:小幡緑地西園、小幡ヶ原(小幡駅より)

鉄道駅の小幡、専用軌道のバスの停留所となる小幡緑地、どちらも同じ程度の距離。大人なら歩ける距離でしょう。子どもと一緒ならバスがおすすめ。

ゆとりーとライン小幡緑地駅(停留所)ゆとりーとラインは鉄道と同じ感覚で利用できるもの

ふたつの駐車場の間の公園出入口のところが小幡緑地西園停留所。二つの駅、本園西園を結ぶ路線のバス停留所でもあります。

小幡ヶ原停留所は西園南側を通る、愛知県道59号名古屋中環状線との交差点のところ。小幡駅を経由するより多くの路線の停留所です。小幡緑地西園停留所を通らない路線が多いです。

まとめ:どれもが魅力的な遊び場

すべてをみるまでもなく、それぞれの遊びスポットだけでも実に魅力的。どれもが特徴があって、小幡緑地西園だったら遊具でたっぷり、種類もいろいろ楽しめます。

公式サイト:公園にあそびにいこう!小幡緑地

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