公園遊具におけるハザードとは【リスクとの違いを解説】

あったらうれしいものなのが、子育て世代ならば公園にある遊具。ある意味遊びとは、知能の裏返しのような存在。だから人は、子どもであっても大人であっても、遊び続けるものなのです。

つまり、人生が続く限りつきあうことになる遊びの、事始めとなる代表的な社会資本が公園遊具。個人的に買い与えることがふつうに可能な玩具とは、また違う明確な意味も持っていて、その意義はもはや問答無用で認められているものです。

その意義をよく考え抜いた結果、リスクを侵してでも遊ぶことを前提にして、同時にリスクによって被害を受けることのないよう配慮し、ハザードは徹底的に排除する方針で整備されているのが公園遊具。

子どもに限らずいつだって冒険や挑戦は、自ら欲して行うものです。むしろ子どもだからこそ、限界に挑んで違う世界をみようとすることは、極めて純粋な本能的な意欲だ! といえます。そんな自主性や創造性の萌芽は、思いっきり尊重して伸ばしてあげるべき。

そのためにも全くリスクがなく刺激的でない状態ならば、興味を掻き立て、もっと楽しもうといった意欲が湧くこともなくなるのが道理。遊びたいという気持ちのためには、公園に普段の生活では味わえない、なにかがあったらいいです。

挑戦したくなるリスクがあるからこそ惹かれ、夢中で遊べるからこそ、身体能力の向上を果たしたり、対処することで危機管理能力を育んだり、発育に寄与することになります。みんなで遊びたくなるネタになるのだって、そんな刺激があるからです。

公園にみんなが集まって、その中に入っていけば、自分が社会的な存在だと感じ始めることになります。そんな関わりの中でもリスクにより、みんなで楽しむために必要なルールがあったり、それぞれの個性があることに気いたり、よいきっかけになります。

やはりなんらリスクがなくては、いろいろと意識されている遊びの意義をまっとうすることが難しくなります。そんな中で公園遊具の利用者として主役になる、幼児や児童については、ほんの数年の違いであっても能力の違いも大きなもの。

その点についても配慮はなされてはいるものの、個人差もあって子ども任せでは、充分な対応ができる訳がありません。やはり重要になるのは保護者の見守りです。もう任せておいても大丈夫といえるところまで、成長できるのもきっと経験のお陰。

経験値を積み上げていく過程には、保護者の関与は不可欠です。そうしたときには公園遊具について、リスクとハザードという潜在する危険に対しての考え方があることを理解しておくとよさそうです。

あまりに過干渉であったり、表層的で画一的な考えでなんでも禁止! などすれば、公園遊具での遊びの価値はなくなってしまいます。どのような考え方で指導すべきか多くの方が理解できていれば、とてもよいことになります。

そして社会性を育むことも、公園遊具がみんなで使うものだからこそ、強く意識されているところです。ある意味ひとくくりにしてもおかしくない公園遊具と玩具。遊び道具である玩具と、公園遊具を区別するならば着眼点は大きさではないでしょう。

対戦型の玩具がなくはないです。公園遊具をひとりで遊ぶことだって多いでしょう。それでも公園遊具は、みんなで使うという意味を学ぶのにとても適した機能を持っています。それは家庭という枠組みから社会へ、子どもが踏み出していくことでもあります。

みんなで楽しく、一緒に使う事が前提の公園遊具。玩具よりも明らかに優れた点は社会性の育成になりそう。その時にリスクはやはり、大きなモチベーションになります。子どもの遊びを見守るときに大人が関与するならば、そんな視点もあったらいいです。

このリスクとハザードに対して、国が打ち出した指針や、それに従って公共団体が対応していること。よく分かるように公園にあるリスクや、対処の写真も満載してガイドします。

公園遊具で遊ぶ意義として意識されている具体的な事とは?

公園遊具を利用した遊びで特に意識されること
運動能力の向上
危機回避能力の育成
積極的なコミュニケーションによる社会性の向上

公園遊具で意識される運動能力の向上

子どもの運動能力の向上については、児童の段階から学びとしても意識されて、学校では成績が付けられる類のものです。運動は次第に部活動としてより本格的に選択することがあったり、学校以外でもスポーツクラブに属して専門的に習得を目指すことも出てきます。

明らかに富国強兵を意識したものだった体錬の時代から、GHQの指導の元で体育となった教科としての運動能力の向上も、楽しくできなければならない! 生きる力とならなければならない! という前提に進んできています。

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運動能力の向上を学びとして云々意識するまでもなく、誰に強制されるでもない公園遊具での遊びは、もちろん楽しくなければ子どもが取り掛かるはずもなく、遊びながらの運動能力の向上は、自発的な行動から自然に成し得る結果です。

だからあれこれ意義を考察するまでもないことながら、遊びたい気持ちを高めるのはどんな要素なのかといえば、やはり非日常的な刺激が得られること、未知のこと、ちょっと難しいかもしれないことが出来た! という喜びなど、なんらかの挑戦になるでしょう。

挑戦があれば能力の向上は、自然についてくるはずです。そうして能力が磨かれれば磨かれるほど、求められる刺激度や難易度が高くなっていくのも当然のことです。それに連れて増えていくのも、リスクというものになります。

公園遊具で意識される危機回避能力の育成

自然に能力の向上に繋がっていくためにも、公園遊具にリスクはあってしかるべきものと考えられます。そして社会生活においても活動する限り、たいていは何らかのリスクが付き纏います。

ならば肝心なのはいつ、どんなときに、どんなリスクがあるのかを感じ取る力、対峙する力です。実際に人生でリスクに直面したならば、出来ればリスクに向き合い、対応して回避する力があるといいなということになります。

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リスクを回避する力を磨くためにも、小さなリスクから回避してみる実体験が欲しいところ。ならば公園遊具には、リスクがあるとこうした見かたからは、役に立つということになります。

こんな生きる力の一環としても、危機回避能力を磨く役割は、公園遊具に求められるひとつの要素になってきます。そうはいっても、そうしたこと以前に、子どもを振り向かせる魅力がなければ何も始まりません。

やはりなんら刺激がない、なにも挑戦がないならば、遊び甲斐もなければ、利用されることもなくなってしまいます。公園遊具での遊び、意欲が湧かなければ、特別に意識される危機回避能力の向上といった意義も、果たせないことになってしまいます。

公園遊具で意識される積極的なコミュニケーション

個人的に買い与えられて、自分のものにできる玩具とは違う遊具である公園遊具。子どもならば、もしかしたら夢見ることがあるかもしれない、スケールの大きな公園にあるようなものを我が物にすること。

それでも、もしそんなファンタジーが実現しても、本当に楽しいのだろうか? という現実だってあります。みんなで遊べば、ひとりでは味わえない楽しみもでてきます。逆にみんなで遊ぶから、仕掛けられているリスクが増大する場面もでてきます。

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そんなリスクを回避するためには、どうやって協調して遊ぶかを考えなければならなくなります。また、ひとりで遊ぶための玩具は、概して手で扱うスケールに限定されるもの。そうであれば、どのように使うのか自ずと決まっていることも多くなります。

特に通信という仕組みが確立されて、ビデオゲームであれば協力したり、対戦する遊びもありそうです。場合によっては子どものみならず、誰もが夢中になる世界観の広がりがあるのも事実。

それでもどこか懸念されることがあるのは、あくまでプログラムに従うものだからかもしれません。さらに、みんなで使うからこその、大きなスケールが実現する公園遊具。こちらは体全体を使っての遊びのほうが主体です。

ひとりでも思いもかけない遊び方を編み出すことがあるのが、子どもの遊び方で、それこそが遊具の本来のありかた。決まった使い道、機能しかないのならば道具でしかありません。

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どうやって遊ぶのか、創造性を育みたい公園遊具の側面は、みんなで遊ぶからこそより機能します。自分がリスクを回避するためにも、他の子どもとの関わりまで考慮せざるを得ないからです。

こういった場面での遊びの価値は、とても広がりをみせます。どうしても譲り合うこと、思いやること、助けてあげること、自分だけが危機を回避するだけでなく、他の子に危険を及ぼさないように配慮することなどが必要になります。

こんなやんごとなき遊び方ができる公園遊具であるためにも、リスクがあることが重要。みんなで乗り越える課題があるほうが、冒険や挑戦に対峙する場面でのコミュニケーションも、盛り上がりをみせるはずです。

公園遊具が社会的な意義をまっとうするため必要なリスク

リスクである危険性
子どもが事故を回避可能
子どもが事故に繋がるかどうか判断可能

国土交通省の見解は?

国土交通省は、遊びの価値と考えるものに含まれる危険性として、事故について回避と判断が可能という条件のもとで、必要なものと指針を出しています。いずれにせよ可能かどうかは、個人差が大きく、発育発達状況によってリスクの範疇に収まるのか決まります。

心身を発育発達させるために充分な強度が用意されて、意欲を持って取り組む自主性や、より楽しむために、どうしたら面白いのかを考えてみる創造性などを発揮させるだけの難易度。

下手をすれば危険だからこその、そうしたリスクをみんなで共有することで、もっと感じられる乗り越えた時の喜び、また協力することで危険性を安全に処置する、といったような社会性など、どれをとってもクリアできることが遊びの価値に繋がります。

事故を起こさない、避けられるならばリスク

いずれにせよ、危険性を秘めていることは必要だとしても、事故が起こることは避けなければならないことです。リスクとして容認して提供するか、排除すべきものとすべきかは、事故を招くかどうかで決めることになります。排除するものがハザードです。

公園で除くべきハザードになるのは

ハザードとなる危険性
事故に結びつく危険性
子どもにとって価値あるものに繋がらない危険性

ハザードは除かなければならないもの

ある子どもにとってはリスクで済むことが、他の子どもにとってはハザードだったりすることはあるという大前提も踏まえながら、除かなければならないハザードとはどんなものなのか。これもまた国土交通省の指針をみてみましょう。

遊びへの利用は便利なタイヤもささくれなどはハザードに

子どもの対応云々以前に、事故に直結するような危険性は、もちろんハザードです。例えば、施工不良や、設計、構造に不備があるといった場合などはまさに論外。基礎部分が飛び出ていて危ないなどが例示されています。

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こうしたことはあってはならないレベルのことだといえるでしょう。設計、構造の不備について、高低差、隙間、突起、設置面の凹凸などが問題になるとされています。これは特に明らかに事故の原因になる、こういったものについて指摘されているのだと思います。

タイヤ公園(東京都大田区)は全体が砂場

実際には、わざわざこのようなものを設計することは考えられません。躓きの原因になるようなこの手のものができるとしたら、施工の問題なのではないかと思います。いずれにせよ、こうした状況で引き渡されて、利用されるようではいけません。

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事故に結びつく危険性のうち、不具合だけでなく、思いもかけない使い方、シチュエーションであっても問題ない設計も求められます。遊具の楽しさを生むのであろう、人間の身体能力だけでは不可能な動きは、遊具には不可欠です。

砂は緩衝のためによく使われる素材

そうしたものを設計するからこそ、子どもが事故に繋がるか判断不可能な危険性も排除すべきものとして、特に示されています。構造の不備として指摘されうることが、最も該当する事例になるでしょう。

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例えばすべり台で急勾配を作ってスピードが自ずと上がる部分の先に、ブラインドになった障害物があったり、いきなりすべり台が終わったりしたら、それがドキドキ要素として許されるはずはないです。

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ターザンロープの終点近くがスピードが緩まない設計になっていて、反動が大きすぎるなども、跳ね返って面白いなどといってる場合ではなくなります。どれだけ耐えて捕まっていられるかなど、試すようではいけない訳です。

同様に不適切な配置として、動線の交錯や、幼児と小学生といった発育発達の違う年代の遊具を混在させることを指摘しています。確かにブランコの近くに園路があるべきではないです。すべり台の終点付近には、一定の空間が必要でしょう。

幼児では上れない複合遊具の下部にパネル遊具ならよくあるパターン

活発に遊ぶ児童遊具の隣に、まるっきりの幼児用遊具があったらまずいです。混在については、不適切な配置というだけでなく、ついつい能力的に対処できない遊具を使ってしまうことにも繋がるでしょう。年齢的に予測が不可能というケースもあり得ます。

ただし事故に直結する危険といった、こうしたハザード(物的ハザード)をみることはまずないです。公園設置者側が対処できる問題だからで、あってはならないとはいえ、残念なケースがなくはない様子。

やり玉に上がり兼ねないカゴ渡りなどは万全の配慮が!

事故が起こってしまったハザードの例としては、ブランコの支柱が折れて倒壊したケースを挙げています。遊具が劣化していて、遊びによって生じる負荷に耐えられず、切断や倒壊に繋がったケースですから、これは困ったものです。

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さらに報告されているのは折れたところには、防食テープが巻かれていて実際は腐食していたとのこと。要するに不十分な点検が原因のケアレスミスに近い事例です。これは人的な被害のほうに近いでしょう。

複数で使うブランコにはそのための形あり

もっと現実的で意識した方がよさそうなのは、不適切な使用、不適切な服装、持ち物によって起こるハザードです。これも具体的な事故事例が生じていて、ひとり乗りブランコを、ふたりで使用していたところ落下して、揺れ戻った着座部が頭部を直撃した例です。

現実によくあり得るのは人的ハザードのほう

同様に不適切な行動はハザードだとしているのは、ふざけて押す、突き飛ばす、動く遊具に近づくなどのことです。ブランコの着座部直撃の例にもいえるのが、悪ふざけや無茶は、決して冒険でも挑戦でもないということです。

設備の荒廃だけでなく人的ハザードにも注意

予期しない悪ふざけにまで対応しようと頑張ることなどには、なんの意味もありません。子どもにとって価値あるものに繋がらない危険性、つまりあってもしょうがない危険性はハザード。悪ふざけは、対応するのでなく止めるべきものです。

悪ふざけや、無茶は判断がしっかり出来ていない例にもなります。こうしたハザード(人的ハザード)は、保護者や周囲の大人が注意すべきことでもあります。さらに周囲の不注意が、ふざけていた訳でなくとも、不適切になってしまった例も挙げられています。

登はん系遊具(引用そのまま)から、2 m落下した4歳児についてのことです。児童向けと明示された遊具で、幼児に求められていた保護者の見守りがなかった例になっています。この年齢、能力に適合しない遊具で遊ばせるハザードの例というのは、なかなか微妙です。

落下例については、明らかに見守りの欠如で、むしろ必要な見守りが無かったのは、それこそハザードになるでしょう。ただし能力的に可能なレベルに達していれば、まだ未達の幼児が、児童向けの遊具に挑戦してみることは場合によってはアリのはずです。

公園でよく見ることのあるJPFA(日本公園施設業協会)の年齢表示シールでは、児童と3歳以上の幼児を対象に分けていることがあります。そして幼児の場合必ず大人が付き添うことを求める表記があります。

現実的な対応として、年齢で分けるというよりも、境界付近の子どもまではいずれにせよ見守りは必須と考えるのが妥当に思います。逆に幼児向け遊具で、児童が活発過ぎるのも望ましくないでしょう。もっとも、そうした遊具に強く興味を引くこともないはずです。

急旋回を実現したオリジナルなローラーすべり台はメーカー独自基準

また施行不良や、明らかな設計ミスがまず見当たらないのも、JPFAが細かな基準をしっかり定めているためでもあります。JPFAに加盟せずともしっかりした自社基準を持っている遊具メーカーもあります。

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製造側は当然対処するため、人的ハザードこそ実際ありえることのほう。身に着けていたランドセルなどが引っ掛かったり、携帯電話のストラップが原因になったりする事例があるようです。

ただしこういった問題も、なるべく起こらないように遊具側での設計は気遣われています。また遊具の周囲には安全領域が確保されて、障害物がないように考えられているはずです。万が一の落下、転倒もあったとしても出来る限り事故にはならないようにしています。

だからこそ、安全領域として確保されている部分に、不用意に立ち入ったりするような人的なハザードがないよう、そうした行動がハザードになることを、子どもが理解できるように、管理側が努め、保護者側が認識することが大切になります。

家庭での玩具によるものでなく、遊び場に出かけて遊ぶ意義については、もっぱら社会性が育成されることだけでなく、天候や季節を実感することなども挙げられていることです。天候や季節の変化に伴って生じるハザードもあります。

そんな変化にさらされるからこその対候性によって、いつの間にか生まれたハザードもあったりします。過敏になってリスクを恐れることは、子どもの利益を損なうこと。かといってハザードは放置してはいけないことです。

リスクに対処し、ハザードを無くすうえでは、あらゆる立場の大人が力を尽くせるとよい状況です。なにがリスクで、なにがハザードなのか、ポイントは回避できるかどうかです。

まとめ:大事にしたいのは自由で自発的な遊びの価値

遊びとなったら、種類もいろいろ。取り組み続けて趣味となったり特技となったり、生きていくための糧となるように、意図して学習したり訓練したものでなくとも、生きていくうえで欠くべかざるものになったりします。

絶滅危惧種のかご渡りなどはあるとかなりうれしい遊具

成長に連れてかなりな多様性を発揮する遊びも、子どもの頃ならばシンプルに、公園遊具として共通の興味の対象になりえるのが面白いところ。子どもの成育は多くの場合に、一定の段階を踏んで進んでいきます。

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出来ることが増えていくことで、次第に多様性が生まれます。もちろん、よりインクルーシブな対応が求められるとはいえ、成長の最初の頃には、みんなのために提供しやすいサービスになるのが、遊具でもあります。

遊具のそういった意義は、身体についても心についても、成長に欠かせないものとして認知されます。都市公園の施設としても遊戯施設というものは、公園に設置してよいものとして、真っ先に法律にも書かれているもののひとつです。

国土交通省が難易度の高い遊具として名指ししたもの

具体的になにがどんな成長に寄与するのか、そういった研究もどんどん進んで、あれば喜ぶもの! といっただけの認識から、必要なものという考えに変わってきて、すでに多くの専門家が存分に機能を果たせるように、研究・開発もされているのがいまの姿です。

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遊びの道具としては、まさしく玩具がまっさきに挙げられるもの。あえて遊具を玩具と違うものとして区分するとしたら、全身的な動作を伴って利用するものとしてよさそうです。従っていわゆる玩具よりは、大きなものになります。

だからこそふつう家には置けるようなものでなく、お出かけの対象になり、遊び場に出向く目的になります。遊び場では、ひとり遊びでは得られない体験にも結びつき、それは社会性に目覚めるきっかけにもなります。

本来自由で自発的なものであるべき子どもの遊び。価値ある遊びにはそう考えてもリスクはあったほうがよいです。それをハザードにしないよう、物的ハザードの対応が充分であっても、まだ人的ハザードがありえます。

ハザードをなくすためにも、事故防止のための指導が大切。ただしそれに当たっては、遊びの価値を十分に勘案し、過度に制約的にならないように注意する! ように国土交通量からも求められています。やはり見守りのさじ加減も重要な要素です。

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