取り立ててものすごいものではなくとも、卒なくひととおり揃って楽しめる遊具がある公園で、隣には大きな商業施設が並んでいます。子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。
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子どもとお出かけに際しては、どちらもあるという点でありがたいスポット。ここも新興住宅街としての開発が契機となっていて、当然の如く設けられた公園が、周辺の開発によって特別な魅力を発揮するようになった例になります。
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こうした事例のとても大掛かりなものとしては、グランベリーパーク(東京都町田市)を挙げられるでしょう。事の推移はまったく同じではないものの、栃木県小山市の土地開発事業で整備された美しが丘地区の間々田美しが丘公園。
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公園の現状は、公式にグランベリーパークに含まれることになった鶴間公園と、ショッピングモールとしての前身だったグランベリーモールの関係に近いような状況。ただし、曲がりなりにも一体のショッピングモールだった、町田市のケースとはちょっと違います。
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間々田美しが丘公園に隣接している商業施設は、郊外型の大型店舗で、それが連なりいくつも集合しているといったもので、ひとつのショッピングセンターではないです。ともに公園が先行して、ただ住宅街に潜んでいた状況から、生まれ変わったというのは共通点。
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映画館などもあって、スヌーピーのミュージアムまであるグランベリーパークのような、非日常感はないにせよ、日常的な生活感のある買い物ならば、利便性は上回るかもしれません。そして公園そのものはどちらも、なかなかの充実ぶりです。
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もし、商業施設側で公園と一体となったセブンパークアリオ柏(千葉県柏市、アリオ柏とスマイルパーク)や、屋外に無料の大型遊具を並べたビックホップガーデンモール印西(千葉県印西市)のような試みでもあれば、一気に世界観が変わる環境でもあります。
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残念ながらそこまでの未来予想図を描く根拠はないものの、間々田美しが丘公園は都市公園としての、ある典型例にピッタリ当てはまるデータを持っています。そしてそれにしては、並みなレベルではない遊具が並んでいます。
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自分の街の公園は、どの程度のもの? という疑問を抱いたとして、ここは基準にしてみていい公園なのです。そんなことを踏まえながら、いつものように独自に撮影した写真を満載して、人気の遊び場へのお出かけに役立つようガイドします。
子どもが大型遊具で遊べる間々田(ままだ)美しが丘公園をしっかり解説!
面積にして4 haとなる間々田美しが丘公園。この4 haという数字は、都市公園法施行令という法令によって求められている数字とピッタリ! 徒歩圏の住民のための基準がこれという定めになります。そんな公園が、実現できるのはどんな程度なのかをみてみます。
公園の規模に比較して高い充実度の遊具
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大型コンビネーション遊具を中心に、ターザンロープ、ブランコ、ザイルクライミング、といった大きな遊具に、砂場、鉄棒、スプリング遊具などが添えられた一角があります。まさしくひととおり揃っているという感じ。
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さすがにふわふわドームとまではいかないとはいえ、特段にではなくとも、これなら遊具の充実ぶりは、文句のつけようがないレベルではあります。大きな芝生の広場に加えて、快適な水場もあり、小さな森になった散策路で入っていける丘もあります。
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かつての基準にはどんぴしゃり、今でも参酌(参考にするものの、実情に応じて多少の変更は構わない)される4 haという敷地面積は、ひとつの市町村全域からの利用を想定する公園よりも狭い範囲が対象だった、住区基幹公園と言われていたものに値します。
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小山市であれば、市の全域からの利用を想定しているのは、小山総合公園のほう。遊具の規模も広さもそれなりの違いがあるものの、むしろ目立つのは運動施設があるかどうか、そして駐車場が大きいかどうかになるでしょう。
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間々田美しが丘公園の駐車場は、無料で備えられているものの、さほど多くの台数は停められないものです。それは本来はこの公園が、徒歩圏からの利用のために設けられた公園であることを反映しています。
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その点では、隣接するショッピングセンターに大きな駐車場があることに、意味が出てきます。ショッピングのついでの訪問は、当然増えているでしょう。そんな需要に対しての自動車の利用については、ショッピングセンター側が対応できていることになります。
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この規模の公園にしては、期待を上回っているといっていい充実度になる遊具が並んでいるのが、こうした将来を見越してのことだったのかはいざ知らず、駐車場のみならず利便性が増したこの環境によって、遊具の持つポテンシャルが俄然注目になりました。
大型コンビネーション遊具には、実にいろいろな遊びが
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高さこそさほどではないものの、これなら充分楽しめそうな大きさのコンビネーション遊具が、間々田美しが丘公園での遊びの主役として君臨しています。高さが特徴ではないというのは、このくらいならば、わりあい見ることもあるといった意味。
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地上からの1段目から、さらにもう一段重ねた2段目、そこから2旋回して3重になっているチューブスライダーが組み込まれています。これならそれなりの大きさのコンビネーション遊具といえるでしょう。
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なかには確かに、このくらいのスライダーはほんの一部分のコンビネーション遊具というものが存在します。そんなことさらに特別なものではなくとも、簡単にどこにでもというレベルでもないです。
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コンパクトだからこそともいえるでしょう、スパイラルなスライダーを利用するために2段目に上る手段は限られています。ラダーのみになっているため、このくらいの難易度が挑戦になってしまう年齢ならば見守りは必須。
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ラダーの円柱は下は半分になっているため、幸い見守りはしやすそう。保護者と一緒ならば、幼児から思う存分遊べそうです。地上から1段目のところまでは、直接ザイルで格子状に編まれたネットスロープを上るほか、さらに2つのルートがあります。
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この2段重ねの塔に横付けされるように、やや傾斜のついたチューブトンネルも接続されています。対面する方向にはこれも格子状に編まれたザイルのネットが、ここでは橋として機能しています。
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チューブトンネルの先には、パネル遊具が据えられた台を経由する階段ルート。一番簡単ながら、チューブを抜ける面白みもあります。小さなクライミングウォールで、少し難易度が上がる方法も可能です。そして反対側はさらに趣向に富んでいます。
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このコンビネーション遊具のスケール感は、むしろネットの橋を渡った先の側が、アスレチックに展開しているところにあります。各セクションは独立性もありながら、すべて通しでも、周回してもいい仕組みです。
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3連の青い樹脂製のすべり台に向かうのは、このアスレチック回廊の典型的な目標地点。やや高さがあるのは手前で階段を少し上るからです。もちろんここを一気に滑って終わりではなく、次ぎの冒険への出発でもあります。
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続くのはもう一度、コンビネーション遊具のアスレチックセクションに向かうのみならず、目の前に現れるザイルクライミングやターザンロープを選ぶ選択肢。
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ザイルは高く上るよりも、横渡りが中心となりそうな小さなものが置かれています。
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ザイルクライミングの側には、スプリング遊具も続いています。
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ターザンロープは低い2段のスタート台から、平地を滑空する穏健派のもの。
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コンビネーション遊具のアスレチックセクションに話を戻すと、大きな3連のすべり台へ塔から渡り板、ネットウォールとまっすぐ続く道の別ルートとして、迂回しているものも! 雲梯、飛び石、擬岩のクライミングウォールと、これで周回路にもなります。
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もうひとつのより低く、小さな黄色い2連のすべり台は、これもまたやや突き出るような形! というより、クライミングウォールで隔絶された、幼児用のすべり台のようでもあります。ただ、それにしては難易度高い、変形ラダールートが交差しています。
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クライミングウォールは3つ又になっていて、このウォール周り、ただ難しいだけでなく、いろいろな遊びが上手に混在している様子もみられます。
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穴が開いたウォールもあるのが、そんな一面を物語ります。中には地表レベルにもあり、こういった穴を中心にした視線ならば、クライミングのためのものでなく、あたかも壁抜けのためのウォールのようです。
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間々田美しが丘公園の遊具コーナーには、さらに公園の基本と言えるものもあります。ブランコは、標準的な座面のものが2つぶら下がったもの。
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鉄棒も2段階の高さを並べて、どこまでも素朴に佇んでいます。
遊具の他に見どころになるのは
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広くきれいに整備された芝生の広場が際立つものの、間々田美しが丘公園には他に森林ありで、そこから流れ出た水の流れまであります。
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パーゴラで作られた木陰の道を含めて夏の暑い日でも、むしろそれを堪能できるような環境が作られているのは、遊具のみならず憩いの場としての充実ぶりを物語るような光景です。
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公園としての高いスペックを感じさせるところは、とてもただ近隣のためにという志に留まっているように思えないほどです。
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水が流れている部分は小川というほどの勢いはなく、子どもが遊びがてらちょっと水に触れてみるならば、むしろちょうどいい感じ。ここも遊びのターゲットに入れてもいいかもしれません。
周囲の環境が要注目、共に利用するのがよい感じ
こんな遊具の充実と、公園の環境を際立たせることになった商業施設は、ひとつの大規模なものではなく、いくつかの郊外店が集積している状況です。もし公園を起点に立ち並んでいるのではなく、取り囲んでいたならばもっと便利だったことでしょう。
フォルテ間々田、さらにトライアルとウエルシア、とりせんが集結
公園のほうから、まずフォルテ間々田はベルク、セリア、マツモトキヨシによるS.C。さらにナフコの建屋が続きます。同じ街区に隣接しているのがトライアル。
さらに公道で隔てられたウェルシアととりせんの店舗が続いています。トライアルは24時間営業の店であるなど、それぞれ特徴があるものの、日用的なニーズを満たすための競合店のようなものが、これだけ集結しているのはちょっと驚きです。
新幹線とはす向かいには谷端公園も!
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間々田美しが丘公園の西側を新幹線が通っていて、その高架の下を抜ける北側の公道のはす向かいには、谷端公園もあります。ここにもターザンロープがあって、他にブランコ、スプリング遊具があります。
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遊具の種類はかぶるものの、ここにも大型遊具があるのは、覚えておいてよいでしょう。特にターザンロープに着目すると、間々田美しが丘公園のものは、平地に低いスタート台が置かれたタイプ。谷端公園なら丘の上からという豪快に! という違いもあります。
間々田美しが丘公園を訪れるには(アクセスについて)
住所:栃木県小山市美しが丘公園3丁目1番地
連絡先:0285-22-9877
【自動車を利用する場合】
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駐車場:無料(27台)
小規模ながら公園の駐車場があります。北側の新幹線高架横の辺りです。しかしながら公道の向かい側は、フォルテ間々田だけでも307台分の平面駐車場がある商業施設になっています。
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商業施設は北側にいくつも並んでおり、一番離れたとりせんのところまで含めれば、かなりな無料の駐車スペースのある商業施設を、一緒に利用できる立地です。いろいろなスーパーマーケット、ホームセンター、ドラッグストアなどがあります。
【公共交通機関を利用する場合】
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最寄駅:JR東北本線(宇都宮線)間々田駅約1.5 km
最寄バス停留所:美しが丘公園前(おーバス間々田東西線)
バス料金:大人200円、小学生100円
小山市のコミュニティバス、おーバスの間々田東西線で、やや周囲を迂回する形ながら公園の目の前の美しが丘公園前停留所まで運行しています。間々田東西線は、朝から夕方までほぼ毎時走っていますが、午前と午後に一度ルート変更があります。
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その場合は、間々田駅から4つ目の間々田三丁目やその前後の停留所から少し歩くことになります(直近でなければ他の2路線のこちらを利用も可能)。S.C側ならばとりせん付近に停留所があります。自動車でない場合、歩いてしまうか悩ましい距離です。
まとめ:本来の趣旨からはほんの少しだけ踏み出した不思議な魅力あり
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遊具も公園の修景施設の部分も、ほんらい間々田美しが丘公園が分類される領域からは、一歩踏み込んだ整備がされている感があります。ちょっとだけ規格外な魅力があったことに加えて、隣接する大規模商業施設によって、利便性も訪れ甲斐も増しました。
公式サイト:特にありません
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