交通広場の三つの区画の中それぞれに、大型コンビネーション遊具が配置されています。もちろんそれですべてではなく、他にもちょっとした遊具も用意されています。
各務原市に岐阜県が開設している県営各務原公園のスケールの大きさは、交通公園とそこにある複合遊具に留まらず、冒険広場に立ち並ぶアスレチック遊具がさまざまに揃う様子にしても同様!
子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。公園都市・パークシティを実現するという各務原市の野望は、確かに市役所付近にある学びの森や各務原市民公園にみてとれます。
そうはいっても特に遊び場としての公園事情ならば、各務原市にはさらに強力な手助けがなされています。岐阜県のみならず、国によっても刮目のものが設置されているからです。
鵜沼というのは1963(昭和38)年の各務原市発足以前の町名。この中山道の宿場町、古くからの遺跡でも生活の痕跡を認められて、その東側のエリアになる背景地にあるのが県営各務原公園です。
種類豊富な遊具を中心に、楽しみが満載の各務原公園が東にあるならば、西の端には、河川環境楽園があります。そこは各務原市としては、あとから加わった地域である川島地区になります。
河川環境楽園は県営のオアシスパークや世界淡水魚園に加えて、国営の木曽三川公園のハイブリッドになる、もはや東海圏屈指のレジャー施設たるもの。
高速道路のPAとは川島ハイウェイオアシスで接続されることで、遠来の交通も至便で、ますますその特徴が際立ちます。シンボルになるのは大きな観覧車やアクア・トトぎふ。
そんな河川環境楽園に対して、各務原公園は、電動ゴーカートや卓球台の利用というごく一部のオプションを除いて、完全無料で楽しめることが特徴になるのです。
遊具の面でいえば注目のかさだ広場も、実態でいえば河川環境楽園の一部といっていい成り立ち。厳密には河川環境楽園の国営部分、木曽川水園とはまた別の木曽三川公園であるかさだ広場。
河川敷の大自然と山地のものという違いはあれど、維持された自然環境の散策と遊具が大きなテーマになる点で、各務原公園はかさだ広場のほうに似ています。
ただしそうした比較になると、遊びの種類ならば各務原公園が圧倒しているのも事実。オアシスパークの遊具も魅力的ながら、水遊びができるウォーターパークのように機能して本領を発揮する面があります。
交通広場を見下ろす水あそび広場も、利用できる季節には各務原公園の楽しみ。それでもその点ではオアシスパークには敵いません。なにかと楽しむためにはお金を掛けた方がいいのがオアシスパークでもあります。
無料で楽しめる遊びのスケールでは各務原公園が、比べられる対象ではないといっていいくらい充実しています。ふたつのエリアに集約された遊具での遊び。そのひとつは交通公園にもなっています。
ふたつの遊び場に挟まれた芝生広場は自由に楽しめるスペース。各務原公園へのアクセスが主な目的になっている、各務原パークウェイで訪れる山地を満喫する遊歩道は、立地を反映して広大です。
遊びが詰め込まれた各務原公園。いつものように独自に撮影した遊具や交通公園の写真を満載して、人気の遊び場へのお出かけに役立つようガイドします。
子どもが大型遊具で遊べる各務原公園をしっかり解説!
入口から続くさほど上ったり下がったりせずに往来できる公園の南側に、広い芝生広場を挟んでふたつの遊具で遊ぶスペースがあります。交通広場に関しては大型コンビネーション遊具の他、乗り物にのって楽しめる交通公園でもあります。
交通広場の中に大型複合遊具あり
道路の様式を再現して、交通のありかたを体験して学んでいこうという主旨なのが交通公園。遊び場というよりも、ちょっとした学びの場としてあるというのが本来のこと。
たいていは条例でそんな目的を謳いながら、足漕ぎカートや自転車をレンタルして、自由に走ってみれる場所です。だから厳密には都市公園の遊戯施設には該当しないものなのです。
各務原公園の交通広場も道路が再現されていて、自転車の練習スペースがあったりするところなど、まさに交通公園。そこに遊具が配置されるのもよくあること。珍しくはないです。
ただし、各務原公園においてはその充実ぶりは珍しいレベル。ここまでの充実ぶりは、そうそうあるものではないです。もちろん全国的に例を探せば、例えば関東の前橋こども公園のような例もあります。
遊び場はここだけではない各務原公園。交通広場だけで比べるのもなんながら、及ばずとも、こちらも相当な魅力があるのも確か。遊具も、交通公園としても充実ぶりは、ともに注目に値します。
さらには公園管理事務所のある建物は、交通教室を開催する設備があって、関連イベントも開かれたりします。卓球ができるのもここ。イベントはいつでもではないです。卓球台が一人60分100円。
乗り物については自転車17台、小学生用ゴーカート35台、幼児用ゴーカート13台が用意されています。各務原公園でいっているゴーカートというのは足踏み式の車です。
幼児用と小学生用の後輪1輪の3輪カート、高学年用の四輪カート、さらに別途で有料(1周300円、4回分は1000円)の電動ゴーカートもあります。こうしたものは、やはり対応する職員が必要。
そうしたこともあって対象年齢以外にも、時間の制約もあります。平日について無料のものは、午後の決まった時間だけなことには注意が必要です。平日でも夏休み期間中は、休日と同じ扱いで午後も対応です。
ゴーカート・自転車受付時間:
(平日) 13時55分~14時50分
(土・日・祝日)10:55~11:50/13:55~14:50
※利用時間の変更がありえ、雨天、風速7m以上、気温35℃以上といった場合、中止になるようです。
交通広場にはもっと自由に使える形で三輪車乗り場もあります。2歳~4歳程度を対象に、置いてあるものを指定場所で利用できます。7歳以上、つまり概ね小学生は遠慮して欲しいとのこと。
模擬的な道路から区切られた、砂場の付近が指定場所です。丸い砂場の外側が周回路になっていたり、クランクがあったり変化があり、さらに砂場と繋がってもうひとつの円周まであります。
こうしたゾーニングは他にも! 練習用自転車やキックバイクの乗り場が、初級、中級に分けられて指定されているのも、なかなか行き届いた配慮。ゾーニングの一環としての演出で、遊具コーナーもあるという雰囲気でもあります。
三つあるなかでは赤いコンビネーション遊具が低くて巡回性が高いほう。交通広場の大型複合遊具の基本は、三つどれも上ってすべり台で下りることです。
赤いものの場合は、三連の短いものとカーブしたチューブスライダー。隣の区画にはブランコがあり、四連で幼児用と普通の座板タイプが二組づつ。そしてブランコの隣にも大型遊具があります。
ブランコの隣のほうは、スパイラルな旋回チューブで駆け降りるもの。コンビネーション遊具も三回転する旋回分の高さがあります。
さらに隣の区画にはやや古めかしい鉄骨組の遊具が! 赤いコンビネーションのあるところの、対角線上に位置する区画でもあります。これも基本はシンプルなすべり台として機能します。
階段で台場に上り、対面にあるよくある形のすべり台で地上に戻ります。パーツは古典的といえる様式でも、遊びはギュッと詰まっています。
台に上るアクセスは階段のみならず。ネットを使ったものが、ふたとおり組み込まれています。
ひとつは幅広なネットスロープ。もうひとつは縦のラダーリング。ラダーリングのほうは、軒下で組まれている青い骨組と繋がっています。構造体ではなさそうなので、やや意味不明。
ラダーリングは台上のレベルでは半分網が張られて、下り方が制限されるようになっています。骨組のほうを合せて、進行に妨げのある道を走破してみようという呼びかけがごとく。
ネットスロープのほうは、ラダーリングと骨組とは交わることなく存在しています。自由に解釈する余地に溢れる部分含めて、ぎっしり詰まった構造体です。
もちろん楽しさに説明書はいりません。遊びのために存在するならなおさら。隙間なく何かがあることでおや? と関心を引くには充分です。
世の中によくあるすべり台を分断して、ネット遊具を挟んだような複合遊具。床下にもちょっとした遊びが隠れているだけでなく、この区画はひとつのテーマでもっと展開しています。
ちょっと懐かし気な大型遊具の隣には、他にも小さな遊具がいろいろ並んでいます。様子をみると、乗り物がテーマになる遊具のエリアといえます。交通公園として踏み切りの要素を加えた先には、機関車の遊具が待機中。
一連のロッキング遊具も飛行機、ヘリコプター、消防車、パトカー、機関車、トラックなど、なにかの乗り物を模っています。
パネル遊具として機能しそうな、大きなほうの機関車の最前列はハンドル付き。自動車のもののようなのでリアリティは疑問。そもそもこれは機関車ではなく遊具です。問題はなしとしましょう。
乗り物の遊具が並ぶ区画の道路の外側には、夢のログ・カプセルが建っています。実際に中に入れるログハウスは、ぎふ中部未来博(1988(昭和63)年7月8日~9月18日開催)に出展されたもの。
「緑と木のむら」のパビリオンで、自然と調和した休憩所として使われたものを移築したのです。木製の椅子、テーブル、ベンチなどがあって、現役で使われているものになります。
高低それぞれのテーマをもった複合遊具は遊具の目玉
ロッキング遊具や、機関車みたいなパネル遊具が並んでいるエリアの、黄色のコンビネーション遊具は、こうしてみるともしかして駅舎? がモチーフなのではないかという風情です。
それぞれの区画が街のようでもあり、残る高いほうはビルディング? 低く赤いほうはテーマパーク? など想像できることならいくつかあります。
もっとも鉄骨で組まれた黄色い駅舎? に対して、他のふたつは極めていまどきなもの。すでにコンビネーション遊具の王道と言っていい、メーカーの用意した樹脂パーツを組上げたものです。
刺激度でいえば交通広場に置かれた遊具の主役は、この高低ふたつの大型コンビネーション遊具。特に高さのある塔のようなほうは、ある意味類型的でもあり、どこでも主役を張るために設計される典型例ともいえそうです。
目標は三段目といえそうな最上部からの滑りになりそうな遊具。グルグルと旋回してほとんど真下に向かうスパイラルスライダー。すべり台のための開口部以外は、全周に渡って覗き窓も組み込まれています。
この仕様で分かる通り、上までたどり着いたときの眺望もご褒美のひとつ。二段目から上る手段は、そんな実感がしっかり得られるだけの難易度になっています。
垂直に上るリングラダーだけがアクセスであるため、年齢によってはスパイラルスライダーを楽しむためには、手助けが必須になる可能性があります。
とてつもない困難が立ちふさがる! というほどではなくとも簡単ではないです。三回転もする魅惑のスパイラルスライダー、他のどこでも利用に当たって、必ずしもこうした足かせがある訳ではないです。
一段目に乗り込む時には、ただステップが螺旋になっているだけです。予期せず乗り込んで、攻略を目の前にしてちょっとした困難が現れる演出。
素直に盛り上がって楽しめる状況ではなさそうな場合、サポートなくしてクライマックスまでいけない可能性にご留意ください。上ってしまえばスパイラルスライダーを滑ることに、ことさらな問題はないはずです。
赤い低いほうの大型コンビネーション遊具は、こうした観点からは対照的に作ってあると思っていいです。なんら臆することない感じ。
そうした安心感は玄関口となるあたりの、パネル遊具にも表れているようです。中心部辺りを螺旋階段で上れば2段目。幅広くゆったりした階段には困難の気配さえありません。
長いほうのチューブスライダー、短い三連のスライダーと、目標になるすべり台はふたつあります。
チューブスライダーのほうには、さらに上っていく必要はあっても、その道のりの難易度はまるで変わらず、若干階段が狭くなっているかな? と感じる程度。
しかもこの二段目といっていい、チューブスライダーが発進する階は、やはり展望台風ながら、広々としたスペースで高いところに移動してきた緊張感など、感じることもなさそうな雰囲気です。
そもそもが短い三連すべり台のほうは、内部の螺旋階段に対する外階段のような小さなほうを上っていくルートの、さっそくの離脱路のように機能します。
離脱路というか、階段とすべり台で独立した遊びルートのような感じ。この先は中心の螺旋階段で二段目に向かうよりも、複雑な迂回路のようになっています。
すべり台をパスして先に進みたいならば、ネットトンネルを抜けることになります。もっともそれが順路なのかといえば、そうでもなさそう。逆に短いすべり台に向かうことのほうが多くなる予感も。
中心の螺旋階段を使わず、迂回路としてもっと冒険心を満たすルートとしたいのであれば、クライミングウォールを使ってショートカットしたほうが面白そうだからです。
2面あるクライミングウォールのどちらかを上ると、もっと上にいくのか、ネットトンネルを潜るのか、選択ができます。ネットトンネルを選ぶなら、目的は三連すべり台。
こうしたコンビネーション遊具、決まった順路だけがあるのは稀。基本的にはいろいろ迂回できるのが当たり前。どんどん違うルートを見つけるほうが本題です。
ゆったりと低く広く作ってあるために、のんびりとやさしく、そんな回遊を楽しめる仕様です。
赤く低いほうのコンビネーション遊具の、こうした特徴を踏まえてみてみると、チューブスライダーがゆるい傾斜で、横に長く作ってある意味まで感じ取れるかもしれません。
こうであれば迫力も手軽さも、同時に手に入れることができます。高低差あってふたつが君臨する交通広場の大型コンビネーション遊具。適宜役割分担を果たしているのだといえそうです。
冒険広場はアスレチックフィールド
交通広場や水あそび広場から奥に進む感じで、芝生広場を横切ったところには冒険広場があります。そうやってたどり着いたときに、もっとも手前にあるのはいわゆるターザンロープ。
各務原公園ではスライダーロープと呼んでいます。スタート台が低い木製の箱なだけなので、とても穏健な性格のものといえます。丸太組なところは、アスレチックフィールド風といえそう。
冒険広場は完全制覇するならばそれなりの強度になりそうな、遊具なだけではないアスレチックテイストのものが並ぶ場所になります。スライダーロープの向こう側では二列になって、合せて全17種類に挑む趣向。
正確にはぐるりと囲む園路のうち、高い位置から見下ろす方角からの斜面には、法面遊具が三つあります。法面の並びも数えるならば三列に展開しているということになります。
スライダーロープ側からみていくと法面クライムアミダ、法面滑り台、法面ネットクライムという展開。なにがアミダなのかは、もうひとつのアミダも見るとやはりそうか! と理解できます。
斜面と高い位置のほうの列は、連携してジグザク進むのもいい感じ。吊り丸太渡りになる流木渡りの先にあるのはクライムアミダ。規則的に並んだ梯子状でなく、予測が難しいあみだくじのようになっています。
法面でないほうのクライムアミダは特に、高く屋根のように組まれて大きめ。どう登って、どう降りるのかは体格とも相談しながら、思案も必要です。さらに法面には滑り台、下には丸太ハードルが並びます。
法面滑り台はグリッサンドの滑降面のワイドスライダー。階段を挟んで置かれています。超高分子量ポリエチレンで摩擦が少なく、静電気も起きにくい気持ちいいすべり台。
本来この部材、ワイドスライダーというよりもU字型の長いもののためにあります。恐らく短くしか作れない斜面の規模でも、冒険心を刺激できるようにという配慮での採用でしょう。
丸太ハードルはただの丸太渡りでなく、途中にハードルが架かっています。そして斜面には法面ネットクライム。ちょうど下の正面にウォールクライムがふたつ。手掛かりロープ付きの丸太壁です。
壁を越えるとあるのがロープクライム。斜めになって山型に立て掛けられた丸太壁にはロープが二本、かなり高い位置から吊り下げられていて、ウォールクライムとは違ったアクションが求められそう。
これも乗り越えていくと、ジグザクの平均台の前後に丸太渡りを組み合せたバランスウォークです。もっともロープクライムとバランスウォークの間には、もうひとつウォールクライムが立ちはだかっています。
ウォールクライムまでが斜面と上段の列。ただし冒険広場の一番奥に位置するのは希望の鐘です。上段と下段の連絡部分のようなところにあります。外周路の内側に遊具の路もある状況です。
ありかを説明すると、上段の並びがカーブしているところともいえる希望の鐘は、鳴子に繋がった紐で鳴らす鐘と、ラダーを上って叩く銅鑼のセットになっています。
銅鑼を叩くスティックは、よじ登った先に銅鑼と並んでぶら下がっています。簡単な鳴り物と、少し苦労が必要なものがセットになっている形です。銅鑼の位置は心持ち高い位置といえそう。
さらに下段に向かう道のりを、ただの移動にしないのがロープ渡り。手掛かりになる上が二本、足場代わりが一本のロープを、横渡りすることになるでしょう。
縦三本の丸太の間を伝っていくことになり、真ん中に向かってやや上って、両端に向かってやや下がります。ただ希望の鐘からはすでに、低い位置に移動したところが設置場所。
ロープ渡りそのものは、ほとんど傾斜のないところに立っていて、どちらかといえばすでに下の段。冒険広場はスイングボール、冒険トリデと連なっていきます。
この辺りが冒険広場の一番奥なのは間違いないことで、山の中の遊歩道が園路に戻る最深部もこの地点。説明が上段の列を進んできたのはあくまで説明の都合。冒険広場に順番はありません。
どちらに向かおうとも、どこかをはしょったり、行ったり来たりはもちろん自由。妨げるものもありません。上段、下段と説明した列の間は坂になっているだけです。
ロープ渡りのところから、スイングボールまでにはあと少しだけ傾斜があります。進む方向も変わります。ぶら下がっているのは固い球状のものなので、サッカーやバレーのボールとは違います。
足場だったり、腰掛ける部分になり、紐に掴ってスイング。英語ではブランコはSwingと呼びます。まさにブランコ的なこうした遊具。いわゆるブランコと呼ぶものよりも、もっと自由度も高く、難易度もあがります。
並ぶ冒険トリデはクライムアミダとともに冒険広場の大物といえます。丸太組のラダーは内部にも段々と渡されて、途中にも、解放された上のほうにも留まるのに都合がよい形状。
そうした意味で、あたかも砦になっているよう。さらに真ん中の鉄棒ははんとう棒として機能したうえで、眺望を得るための支えとしても使えそう。
冒険トリデからは丸太ブリッジ、忍者渡りと連絡して、ネットラダーまでたどり着くと、隣はスライダーロープのところ。こんな風に周回路となっている冒険広場です。
鎖で繋がれて吊り下げられた丸太を渡るのが丸太ブリッジ。名前からはなんだか推測できない忍者渡り。忍者渡りが難易度が高そうなのは想像に難くないところ。
同じ丸太渡りであっても、小さな丸太がより可動性高くぶら下がっています。乗っているのでも大変! 渡るのはやさしいとはいえないです。
比べればネットラダーならば、走破の可能性は高まるか。途中で一休みもしやすければ、超えるのはひと山だけにとどめておいてもいいです。冒険広場の難易度はさまざま。
できるものだけ、できる限りの利用でと思えば、利用できる年齢は広がります。しっかりとクリアするのは、次の機会に取って置くのも、挑戦が意味すること。
それでも満足できるだけの種類は揃っています。下段の列の外には休憩スペースがあります。忍者渡りとネットラダーの間の辺りなら、屋根付きの東屋になっています。
水あそび広場は交通広場を見渡す位置に
6月下旬から9月下旬まで、天候等に差し障りなければ使える水あそび広場は、噴水のあるじゃぶじゃぶ池。小学生以下がサンダルと水着(もしくは水遊び用オムツ)で利用できます。
交通広場を見渡せて、少し高い場所。さらに水遊び場より一段高いところにベンチが、日よけ付きで備わっています。浅い水深なので安心できる年齢なら、見守りはここからでも大丈夫。
さらに階段で上っていくと展望広場で、さらに眺望を得られます。そこからは背景の山に、遊歩道で散策に向かえます。
じゃぶじゃぶ池もシャワー付きの洗い場も、きれいに整備されて気持ちよく使える水遊び場になっています。
芝生広場は自由に使える快適な場所
ふたつの遊び場に挟まれた場所というか、水あそび広場の付近から階段を下りたところ、傍らが冒険広場に繋がっているのが芝生広場。文字通り芝生が敷き詰められた広場です。
水あそび広場から下りてすぐのところには東屋があり、芝生広場に面して屋根が架かったベンチのある休憩場所になっていて、自動販売機が横に置かれています。
すぐ隣のあたりにある白鳥のオブジェは、いこいの広場の入口。背景の山を散策する遊歩道の入口で、水あそび場から上った展望広場や、冒険広場の奥と繋がっています。
遊歩道は交通広場、芝生広場、冒険広場といった南側のスペースよりも広大。このエリアまで制覇したいというならば、各務原公園の探索にはたっぷり時間が必要になります。
県営各務原公園を訪れるには(アクセスについて)
住所:岐阜県各務原市鵜沼大安寺町1-84
連絡先:058-370-0202
開園時間:9時~17時
休園日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は、翌日)、年末年始(12/29~1/3)
公式サイトからの引用
自動車 国道21号線【鵜沼西町交差点】から北へ3キロ
バス 名鉄各務原線新鵜沼駅から各務原ふれあいバス鵜沼線右回り25分
【つつじが丘北】下車 徒歩約25分
無料駐車場 第1(59台)・第2(46台)・身障者用(3台正面入口)
【自動車を利用する場合】
駐車場:無料(108台)
鵜沼か、市役所付近の中心市街地方面から公園にアクセスするのが主な目的になる、各務原パークウェイに面した公園入口の両側に駐車場があります。
階段を下りたところが第一駐車場、上ったところが第二駐車場になっています。身障者用の三台のスペースは、正面入口入ってすぐのところにあります。ここは階段を上り下りしなくて済みます。
【公共交通機関を利用する場合】
最寄駅:JR高山線鵜沼約3.8 km、名鉄犬山線、各務原線新鵜沼は鵜沼の連絡駅
公園にアクセスするバスはありません。駅からバスで近づくことはできますが、さらに、2 km以上歩道のないワインディングロードを山登りをすることになります。自動車でアクセスする公園といえます。
まとめ:派手な目玉はなくとも、遊具はとても充実
公園で目玉になりそうな発展形の遊具としては、すごいすべり台になるローラーすべり台やグリッサンドのロングなものなどが思いつきます。ふわふわドームもそんなひとつでしょう。
そうしたものはなく、大型複合遊具があるといっても、度肝を抜くような規模ではありません。それでもややアクセスは楽ではない各務原公園を訪れることには、充分な価値を見い出せそう。
よく整備されて種類も豊富、遊び甲斐もほどよくある遊具が揃い、交通公園としても機能しています。いうなればここも良品公園とでも呼べるクオリティがあります。
公式サイト:県営各務原公園