よく分かる都立小金井公園【東京都、人気のお出かけ】

あまり他ではみることのない施設があったり、遊具の女王様とでもいうべきものがあったり、さらに豪快に楽しめる遊びがいろいろあったり、広くて快適なだけではない、相当なお出かけ甲斐があるのが東京都立小金井公園

なにしろそもそもは、紀元二千六百年記念事業の一環としてできた、小金井大緑地が起源。神武天皇即位紀元2600年とされた1940(昭和15)年を祝うため、執り行われたさまざまな行事の中でも中心となる、11月10日の紀元二千六百年式典の会場となったのが光華殿

光華殿は宮城外苑(現在の皇居外苑)から移設されて、式典の翌年からこの場所に残され、いまでは江戸東京たてもの園ビジターセンターとして、利用されています。隣接する小金井カントリー倶楽部と合せて、この辺りでひと際目立つ緑地帯。

すっかり市街地化した周辺の中で公園の敷地は、大部分が小金井市にあるものの、他にも武蔵野市、小平市、西東京市に跨っています。とても充実したスポーツ施設は、都立であることもあり、もちろん周囲の方々のためだけにあるのではなく開放されたもの。

それも都民に限ってであるとか、都内で働いているなどといった制限もありません。一度来訪しなければ利用登録はできないものの、誰でも利用できる点では、都立という枠を越えた公園だ! ともいえます。

それは小金井公園の最大の特徴となる施設、江戸東京たてもの園からしていえていることになります。公園があるのは東京といっても23区ではない、いわゆる多摩地区。それでも地下鉄こそ通らないものの、鉄道の便もよく、訪れやすい地の利もあります。

さらには敷地の広さに対応できるように、あまたある公園の出入口ごとに、バス停が配備されている感じ。南側を流れている玉川上水で、いにしえの名物といわれた桜も、小金井公園が引き継ぐようにして、園内で広く栽培されていて、これもまた名物になっています。

そうした至るところで特別感のある小金井公園ながら、それらしくというか、都心部ではなくても東京らしくというか、自動車で訪れる際には比較的負担を強いられる公園でもあります。道路事情からしても、公園側も特に休日は公共交通機関の利用を推奨。

利用し甲斐はたっぷり、でも把握しておきたいこともたくさん。それは施設の充実ぶりはもちろん、確かにこの広さゆえでもあります。そんな小金井公園、いつものように独自に撮影した写真を満載して、人気のお出かけに役立つようガイドします。

1日たっぷり過ごせる小金井公園をしっかり解説!

隣には日本一会員権が高いことで知られる、小金井カントリー倶楽部がある小金井公園。小金井街道を挟んで両側に展開されるゴルフコースのうち、半分ほどは空から見る限り、あたかも公園の一部のように存在しています。

仮に道路の向こう側を加え、つまりゴルフコース全域と比較したとしても、なお遥かにあまりある敷地の小金井公園。この存在感には、歴史的な経緯からくる理由があります。江戸東京たてもの園は、かつて都内にあった歴史的な建造物を復元展示する博物館。

小金井公園に置かれることになったのも、そんな背景も理由なのかも! と思わされるところがあります。老若男女問わず受け入れるだけの魅力を備えた大公園らしく、売店なども充実してじっくり1日過ごせます。

見どころもたっぷりな公園の詳細を、施設それぞれにしっかり見ていきます。特に子どもの遊び場と遊具については、「子どもと楽しむ公園」シリーズとしても別途特集します。

子どもが大型遊具で遊べる小金井公園を解説

小金井公園の特別感は、ふわふわドームと芝ソリ場を代表として、遊び場としても大変な存在感を示します。さらにわんぱく広場の遊具についても大注目。ひと山でコンビネーション遊具となるわんぱく山の前には、卒なく種類が揃った遊具がたくさん並んでいます。

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ふわふわドームの理想をかなり満たす大きなほうがいくつかと、さらに幼児向けのものがひとつ、別のエリアにあるのが国営昭和記念公園。それに対して機能的にはやや制限されざるを得ないのが小金井公園のふわふわドームです。

小金井公園のふわふわドームも、別々ではないもののコブは3つ

そうはいってもこのふわふわドームだって、決して小さくて取るに足りないなどといえるものではありません。また国営昭和記念公園は、付添の大人は入園料がかかります。都心からの近さでいえば、小金井公園がより近い場所です。

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公園の敷地でいえば国営昭和記念公園は、やはり東京屈指となる小金井公園を大幅に上回る(ほぼ2倍)ものの、遊び場の位置がまとまっているという点では、ふわふわドームへのアクセスは、小金井公園が便利なのかな? という感じ。

そして隣の丘に作られたソリゲレンデ(人工芝ソリ場)のほうは、豪快に滑ることを目的とする仕様。こちらは東京ナンバーワンで、関東に限らず他の地域までみても、この規模であればかなり大きなほうといえます。

ふわふわドームからソリゲレンデを挟んである、遊具がズラリと揃うわんぱく広場は、遊びの種類が豊富なことに加えて、わんぱく山の存在感が大きなものです。コンビネーション遊具がくっついているだけでなく、仕掛けは全体に及んでいるのが面白いところ。

規模も趣向もとても独自で、あまり他ではみられないものになっています。どちらも初心者への配慮がある、レンタルできる自転車の練習場所と、ローラースケート、スケートボードの練習できる場所を合せて、ひとまとまりになった遊び場。

その特徴、その規模を考えれば、小金井公園は子どもと楽しむ公園としても、東京で見逃せない場所になっています。もっと小さなものだけになるものの、他にも2ヵ所遊具で遊べる場所があります。詳細については特集記事を用意します。

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歴史を感じさせる小金井公園を象徴、江戸東京たてもの園

江戸東京たてもの園は、墨田区の旧国鉄用地だった両国駅前の土地を購入して、東京都が建てた博物館、江戸東京博物館の分館となるものです。小金井公園が開園した1954(昭和29)年には、移築されていた光華殿を、博物館として利用することも決まりました。

武蔵野郷土館展示室となった光華殿は、それまでも教学練成所や、GHQ占領下の1946(昭和21)年には、十年余り目白から移転した学習院中等科の小金井校となったり、上皇陛下が進学された際には、傍らに東宮御仮寓所が作られたり歴史を重ねていました。

江戸の暮らしから、文明開化後の東京の様子、震災や戦争での荒廃や復興した現在など、東京の歴史を展示する両国駅前の施設に加わるのが、江戸東京たてもの園の展示。武蔵野郷土館を閉館として、展示物は引き継ぎながら、1993(平成5)年開園となったのです。

光華殿だった建物は江戸東京たてもの園ビジターセンターとなり、復元した歴史的な建造物12棟でのスタートでした。復元建造物の中には、そこでの暮らしが分かるような展示物が置かれています。2021(令和3)年の時点では、復元建造物も30軒に増えています。

江戸東京たてもの園利用案内
観覧料:400円(20名以上団体割引あり)


無料処置:
都内在住、在学の中学生、小学生、未就学児
(事前承諾ありの引率者無料処置あり)
各種手帳(身体障害者、愛の、療育、精神障害者、被爆者)所持及び付添2名まで
毎月第3土曜日、65歳以上無料(シルバーデー)

割引処置:
65歳以上200円、大学生(専修・各種を含む)320円、無料処置以外の中・高生200円、毎月第3土曜日と続く日曜日、都内在住で18歳未満の子を同伴する保護者半額、他に東京都歴史文化財団パートナーシップ会員校割引あり

開園時間:9時30分~17時30分(10~3月は16時30分まで)
休園日:月曜日(都民の日を含む祝日の場合、翌日)

いまとは違っていた緑地という概念

小金井大緑地が設けられた頃(昭和の戦争前の時代)に言っていた「緑地」というものは、いま都市計画の一端としてある緑地(都市緑地法によるものや都市公園法による緩衝緑地等)とは、ちょっと違います。

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もっと大きなグランドデザインによって計画されたもので、公園というものは包括される概念になっていました。いまの都市計画の中では「公園」と「緑地」は、保全していくオープンスペースである点は変わらず、整備して利用する側面が強いのが「公園」。

保全する側面が強いのが「緑地」と解釈して間違いではないでしょう。(ただしもともと都市緑地法は、都市公園法などと相まっての環境整備を謳っていて、市民緑地などの制度整備で、緑地であっても公園的に利用する面も強くなってきています。)

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いまある公園のほとんどが都市公園なのは、意識して整備が推し進められてきた結果。大日本帝国が意図した緑地計画は、戦争に負けた結果とん挫して、決定的なダメージとなったのが、農地解放です。農地解放の功罪のうち、負の側面はこの点といえそうです。

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それでも小金井公園のような、新たに設けることは考えられないようなスペースは、たいていがこのかつての大計画のお陰でもあります。東京でそうであるように、大阪や名古屋の都市圏でも、同じことがいえています。

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始まりは壮大なプランだった小金井公園、必ずしもかつての理想通りではなかったとしても、戦争ののちの新たな考え方となった、都市公園としての法整備に伴いできたものは、すでにこれ以上望むべくもないレベルにはなっています。

現実に歴史的な経緯とも因縁深い面がある、江戸東京たてもの園といい、極めて充実のスポーツ施設といい、かなり遊び甲斐のある遊具といい、どれをとっても価値は充分なものになっています。

小金井カントリー倶楽部が、会員権の日本で飛び抜けて一番高いゴルフ場であることは、ここに大緑地として計画するだけの環境があったこと、そしてその後の発展が著しかった歴史も大きな理由になるでしょう。

もちろん表面的には、その歴史にふさわしい格式と伝統を守った紳士的な運営があるものの、株主会員制である小金井カントリー倶楽部がもし解散になれば、その資産は売却されて会員に分配される仕組みです。

いまでは小金井公園の周囲は完全に住宅街

つまりここにあるからこその資産価値が、裏付けにあるのです。23区という意味での東京に限らず、多摩丘陵でない多摩地区であっても、もはやこんな立地条件で会員制のゴルフ場を作ることは、不可能といっていいでしょう。

玉川上水の周囲もすっかり住宅が立ち並ぶことに

ちなみに、日本で次に会員権が高いゴルフ場は、やはり都内で多摩丘陵にあります。東京都心に近いゴルフ場としては、若洲ゴルフリンクスもあるものの、ゴミ処理場を埋め立ててできた若洲海浜公園の関連施設で、当然パブリックコースになっています。

公園東側と隣接する一画だけは武蔵野市で密集住宅街

小金井公園ができるきっかけとなった紀元二千六百年記念事業では、帝都をあげて東京市も奉祝事業を行いました。その一環として計画されたものに、第12回夏季オリンピック東京大会があります。

北口側鈴木街道沿いの住宅街、公園北側の一部と共にこの辺りまでが小平市

この事業はそれに留まらず、第5回冬期オリンピック札幌大会 紀元2600年記念日本万国博覧会も、同時開催が目論まれていました。歴史が物語る通りすべて中止になったのは、すでに泥沼化していた、中華民国との戦争状態のためです。

公園東寄りの南北に一部歯抜けのように民有地が!(公園都市計画は決定済)

万国博覧会は埋立地だった晴海がメイン会場の予定で、いまある勝鬨橋は併せて整備されたものになります。特に延期が決まったあとも、正式な中止までグタグタが続いた万国博覧会などは、原因に戦争と疫病の違いはあれど、あたかも東京2020のよう。

本当の原因は、戦争なのか、疫病なのか。どこか考えてしまうところがあるものの、かつての壮大な計画のうち、国際的なイベント以外は実行されて、都市計画といった内政的なことも、仕掛れたものがあります。

小金井大緑地は、いま得難い小金井公園として、形を残しています。理想は潰えたとしても、都市について思い描いた哲学は結実しています。果たして東京2020のレガシーは、なんらかの形を残せるのか、注目したい部分といえそうです。

小金井公園のスポーツ施設の充実ぶりには刮目

ソリゲレンデは、スポーツ施設的な扱いである本格派といっても、自由に利用できるもの。そうではなく、料金を払って占有して利用するスポーツ施設もとても充実しています。小金井市総合体育館も、園内に位置します。

バスケットボールコート2面(バレーコートとしてなら3面)、小さめなもので小体育室、幼児体育室、柔道場、剣道場、トレーニング室に加えて、温水プールとランニング走路があります。幼児体育室は屋内遊戯場のようなもので、ここだけは無料です。

関連リンク:小金井市スポーツ施設

公園施設としては弓道場があり、和弓、洋弓どちらにも対応していて、利用認定を受けた中学生以上が対象となります。

関連リンク:小金井公園弓道場ご利用案内

特に人工芝のコート16面の小金井公園テニスコートは、なかなかのもの。都の施設でも有明コロシアムのある有明テニスの森(全48面)は別格としても、舎人公園(14面)とともに代表的な施設となっています。

事前に利用者カード登録手続きが必要で、小金井公園の施設を利用するためには、公園にある小金井公園スポーツ施設管理センターに出向いて手続きをします。そうすれば予約は、インターネットなどでも大丈夫!

関連リンク:東京都スポーツ施設サービス

多目的運動広場の利用は予約がなければ自由

1面ある野球場の利用も、テニスコートと同様の手続きになります。他に多目的運動広場があり、小学生の団体利用が事前予約されていなければ、誰でも自由に利用できます。ただしゴルフやバットなどの道具の利用は禁止になっています。

園内にはサイクリング専用コースが作られています。そもそも小金井公園は自転車乗り入れが禁止ではないため、この専用道でしか乗れないのではなく、むしろ歩行者は遠慮してということです。

拠点となるサイクリングセンターは、わんぱく広場と芝生の子どもの広場に挟まれたところにあります。持込でも構わないものの、自転車の貸出も行っています。こういったことで傍らの練習場や専用道が、子どもが運転を習得するのに最適です。

貸出自転車は12~26インチで、いろいろ用意

自転車貸出料金:1時間210円、以降30分毎100円
(補助輪付き、ペダルなしは100円、以降30分毎50円)
営業時間:9時~16時30分(最終貸出16時)
定休日:月曜日(都民の日含む祝日の場合、翌日)、12月29日~1月3日

専用道は子どもの広場の周囲1周と、北側の端のほうまで続いています。少し自信がついたならば、子どもでも借りた自転車で園内を巡ってもOK。その際には保護者が見守ってほしいとのことです。

小金井公園の園内には売店も複数、BBQショップも!

周囲が市街地化している小金井公園では、基本的に買い物に困ることはないです。例えば江戸東京たてもの園前のバス停留所は、玉川上水の陣屋橋のところの公園出入口がある五日市街道にあり、そこにもファミリーマートがあったりします。

ただしこうした隣接の店舗であっても、園内に入ってしまってから、買い物に戻るのはしんどい広さがあります。いわんや最寄駅のあたりなどまでは、かなり億劫です。その点、園内にある3つの売店がかなり充実しているのは、便利になっています。

それでも、この広さの中での3店ではあります。まるっきり同じような店が3つではなく、それぞれ特徴もあるため、どこにどんな店があるのか分かっていれば、それに越したことはありません。

まず総合力が高いのはパークス小金井店。玉川上水沿い、陣屋橋から五日市街道を少し東に進んだ、ちょうど公園の真ん中にある正面口から園内に進んで、サービスセンター第1駐車場のある辺りまで行くと、ロータリーの向こうにみえてきます。

パークスは都立公園にある売店の名前として使われるもの

そう名乗ってはいてもチェーン店ではなく、それでもお店の様子は、コンビニエンスストアそのもの。取扱商品も、コンビニエンスストアに準じています。もちろん、日用雑貨に至るまでずらり揃っているというのではなく、公園で役立つもの中心です。

飲食品のほか、園内で利用できる玩具の類などが、ソリゲレンデで使える芝ソリ含めて揃っています。飲食品については、店外から直接購入できる売店カウンターのようなところも備わっています。

パークス小金井店は、わんぱく広場サイクリングセンターの、隣でもあります。とりあえず、小金井公園で過ごす現場での需要ならば、ほとんど満たしてくれそうなお店になっています。

パークス小金井店とほぼ同じように機能することに加えて、違う特徴が際立つのは、公園の東側にあるお店になります。充実したテニスコートや野球場とともに、公園の東側を大きく占めているのが芝生のユーカリ広場

ユーカリ広場は、バーベキューでも活用できるように対応されている場所です。その名もBBQショップとなる売店が、広場の一番西側で営業しています。飲食品や玩具などの物販も扱うのに加えて、バーベキューをするうえでのサービスも提供します。

ソリゲレンデの近くでもあり、持込のソリは店頭に目立つように並んでいるBBQショップ。おやつを手に入れるにしても、ただのソフトクリームに限らず、サーティワンのアイスや、BIG肉まんなど、品揃えはなおざりではないです。

そのうえで、ユーカリ広場をフル活用するための用意があります。手ぶらセットという食材と器材がセットになったものは、2,980円のよくばりPLANを始め、もっと豪華に楽しむプランなどいろいろ。

関連リンク:バーベキュー広場予約と手ぶらセットなどの詳細

もちろんBBQショップが営業するためにユーカリ広場があるのではなく、ユーカリ広場でのバーベキューを助けるためにあるお店。食材、器材を持込んでも構いません。器材なしでは利用できないため、器材がない場合は、それだけを借りてもいいです。

100サイトある広場の利用は予約は必須ながら、利用そのものは無料です。他に包丁の持込は禁止、食器洗いなども遠慮して欲しいといったルールはあります。

受付時間:9時30分~14時30分
火が使える時間:10時~16時
定休日:年末年始、12~2月の水曜日(祝日の場合翌日)

江戸東京たてもの園正面に拡がる、たてもの園前広場のところにあるのは、グリーンテラスさくら。テラス席のほか、店内でも食事ができる蕎麦屋さん。そばもうどんもなかなかの本格派。売店カウンターでデザートメニューのお菓子なども買えます。

園内の三つの売店の営業時間は、9時~17時。定休日は年末年始で、BBQショップのみ、さらに12~2月の水曜日がお休みになっています。

小金井公園ドックランは利用登録制

小金井公園ドックランサポーターズクラブが、協力して運営しているドックランは、ユーカリ広場の西側、BBQショップと園路を面したところにあります。小金井公園サービスセンターで、ドッグラン登録証を発行してもらい、掲示しながら利用します。

スペースもしっかり確保されて、中・大型犬ゾーンと小型犬ゾーンに分かれての利用など、愛犬家の知恵を借りる協力体制もあってか、配慮が行き届いている様子。登録時には畜犬登録の犬鑑札と、当年度の狂犬病予防注射済票、どちらも現物が必要になります。

関連リンク:小金井公園ドックラン利用規約

小金井桜を正統に継承する花見の名所

小金井公園の来訪者は、都の推計値では4月、5月の来訪が飛び抜けていて、少ない月のおおよそ3倍~5倍にまでになることが公表されています。そうした来訪者のお目当てなのは約1,800 本に及ぶとされる桜で、その花見になります。

そしてふわふわドームのあるつつじ山広場など、つつじやハナミズキが続き、もっとも人を迎え入れる季節になります。小金井公園が花見の場所としても歴史の裏付けがあるのは、植えられているのがソメイヨシノに限らないことでも分かります。

葉に先駆けて花だけが咲き、一斉に咲いて散っていく様子が好ましいのか、ただ花見といえば、ほぼソメイヨシノの花見のこと! といえるのが、いまの一般的な状況です。よく知られているとおり、世に存在するソメイヨシノはすべて、元はひとつです。

そのため自家不和合性によって種を作れないため、苗であってもそれは接ぎ木されたものです。遺伝的にエドヒガンとオオシマザクラの交配種だと解明されているものの、その組み合わせで再びソメイヨシノを作出することは出来ていません。

他の桜との交配は可能なものの、それでもまたソメイヨシノはできていないのです。そもそもが同じものなため、同一の気象状況ではソメイヨシノは一斉に開花することになります。その結果がいまの「花見」というスタイルを作りだしているのです。

つまり江戸時代後期、染井(現在の豊島区駒込付近)でソメイヨシノが作られて、広まっていった明治以前は、桜を鑑賞するのも違った様子だったと考えられます。ソメイヨシノのヨシノとは、奈良県の吉野山のことを指します。

関連リンク:金峯山寺

吉野山とは金峯山寺のある山稜で、そこに祀られる本尊は蔵王権現。蔵王権現の神木であり、朝廷の保護も受けた吉野のヤマザクラは、新古今和歌集の頃から吉野山の題材として優勢となっている様子が読み取れます。

つまり平安時代の後期には、すでに著名なものとなっていたものです。ソメイヨシノも吉野桜として売り出されたものの、ほんとうの吉野山の桜であるヤマザクラとは違うため、明治時代に染井吉野とすることになったものです。

玉川上水の堤に植えられた桜も、吉野山のものと霞が浦に注ぐ桜川から移植されたヤマザクラです。桜川のヤマザクラも、徳川光圀公が水戸に移植するほど名を馳せて、佐久良川の桜並木になったりしています。

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いまの千波公園のところからの桜並木とはやや場所も違い(水戸の駅南はもとは千波湖の中)、種類も違うものの、水戸の桜川の由来も県南の桜川のヤマザクラによります。こうして人気を博した玉川上水の桜並木は、大正時代には名勝に指定されます。

1919(大正8)年にできた、史跡名勝天然記念物保存法によってさっそくのことで、1924(大正13)年、名勝小金井桜が誕生したことになります。これは吉野や桜川、水戸のものと並んでのことになります。

小金井桜そのものは、環境悪化により危機を迎えたものの、復活プロジェクトも立ち上がっています。ただし先駆けて小金井公園の開園の頃から、園内にも桜は植えられた結果が現在の姿。こうした経緯もあって、園内にあるのはソメイヨシノに限っていません。

寒さのせいか動員は及ばないものの桜に先駆けて梅まつりも!

小金井桜であるヤマザクラも、ヤマザクラに対比しての言葉となるサトザクラ(里、つまり街に咲くオオシマザクラなどとの交雑種のこと)も、ソメイヨシノもみられることになります。

なかでも中心となるのは440 本が集中する桜の園小金井公園の西側を大きく占める場所になっています。またたくさんの種類があることで、小金井公園の花見はある意味、いにしえからのスタイルで可能ということになります。

地道な取り組みで武蔵野の森を保全

小金井公園の北側、小平口のところにふたつの池があります。そのものな名前で二つ池と呼ばれているもので、1972(昭和47)年に17.4 haの追加開園でバードサンクチュアリとなった、園路で向かいあう部分などと合せて立ち入りは禁止になっています。

開園時8.6 haだった小金井公園は、3年が経ようとした1957(昭和32)年12月に148.1 haが都市計画決定して、その後この辺りが加わったのが現在の姿。そして小平口で話題になることがあるのは、そこが石神井川の上流端とされていることです。

遠くから流れてくるのではない都内の川の、ひとつの代表例となる石神井川も、同じような都内の流れとなる、神田川の源流が井の頭公園の池であるように、この池が源流? と想像してしまいそうです。

石神井川の流れの痕跡は、一般では入れない壁の向こうのゴルフ場内にも

いま公式にここが上流端とされているものの、現場をみても分かるのは実際にはもっと遡れそうだということ。やはり、好奇心をそそられるのか、民間でも探求した人がいて、なかには明快な解答も導かれています。

痕跡は小金井カントリ―倶楽部の中に向かい、そのさらに西に抜けた先という推測までは、ほぼ観察により成り立つことになります。ところが、窪地となっているその先の辺りには、それらしき水路などがいくつかあるため、諸説入り乱れている状態です。

参考リンク:東京の水 2009 fragments 石神井川の源流を探して(1)
(4)まで続く素晴らしい考察があります。

しかしながら結論は、新小金井街道のところにある鈴木遺跡資料館の展示などから、かつてはそこにあった湧水からなのが信憑性が高そうです。武蔵野と呼ばれた土地は、東京に限らず、荒川を北限として埼玉県に跨ります。

その南端の辺りになる小金井公園のあるところは、多摩川の河川段丘の境目になる国分寺崖線の北、台地の上ということになります。本来は崖線の湧水とは裏腹に水利の悪かった場所。

江戸の街のために玉川上水が引かれ、その水利による新田開発が一部で認められた結果、支流の用水がいくつかみられます。まさに原野だった武蔵野のこのエリアで人の生活が盛んになったのは、それからのことといえます。

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そもそも江戸開府までは関東平野の主筋は、北関東にあります。関東山地を碓氷峠を抜けて辿り着くのが、さらに奥州に向かうにしても合理的なルートです。小金井公園のバードサンクチュアリは雑木林の更新を目論むものです。

ただ野鳥の生活の場とするだけでなく、武蔵野の本来の森の姿を復元したいという願いの込められたプロジェクトなのです。人の手による桜を保存して愛でることも、武蔵野の原風景を、そこで生きてきた生き物と一緒に守ることも、小金井公園の役割になっています。

小金井公園を訪れるには(アクセスについて)

住所:東京都小金井市関野町1-13-1(小金井公園サービスセンター)
(他に公園敷地は小金井市桜町三丁目、関野町一・二丁目、小平市花小金井南町三丁目、西東京市向台六丁目、武蔵野市桜堤三丁目となっています。)

連絡先:042-385-5611

公式サイトからの引用
[JR中央線利用の場合]
①武蔵小金井駅下車(新宿駅から30分)
・北口バス乗場2・3番から西武バスに乗り「小金井公園西口」下車
・北口バス乗場4番から関東バス三鷹駅行に乗り「江戸東京たてもの園前」
「小金井公園前」「スポーツセンター入口」下車

②東小金井駅下車(新宿駅から25分)
・北口バス乗場からCoCoバスに乗り「小金井公園入口」「たてもの園入口」下車

[西武新宿線利用の場合]
花小金井駅下車(高田馬場駅から急行で25分)
・小金井街道に出て「南花小金井」バス停から西武バス武蔵小金井駅行に乗り
「小金井公園西口」下車

【自動車を利用する場合】

駐車場:有料(1時間まで300円、以後20分毎100円)

月~金曜日は入庫後12時間最大1,200円、その後は繰り返し

小金井第1駐車場(425台)
所在地:小金井市関野町2-8

玉川上水と並行する五日市街道に沿って、公園南側のほぼ中央にあるのが正面口。そこからの並木道の先、小金井公園サービスセンターの向かい側。


小金井第2駐車場(124台)
所在地:武蔵野市桜堤3-22

公園の敷地の東端南側、五日市街道から入ってすぐのスポーツセンター口のところ。

どちらも24時間営業しています。精算の際に2千円札以上の紙幣は使えない点に注意が必要です。台数については例えば、普段はバスケットゴールなどがある臨時部分を開放しての増加分もあります。

最寄インターチェンジ:中央自動車道路調布約8 km

稲城ICがほとんど同じような距離のため、八王子方面からの場合は、降りてしまったほうがよいでしょう。

【公共交通機関を利用する場合】

最寄駅:西武新宿線花小金井駅

最寄バス停留所:各出入口に多数あり

最短距離となるのは花小金井駅からで、住宅街を抜けながら石神井川上流端のところの小平口まで約1 kmほどです。

住宅街でなく、分かりやすいバス通りの小金井街道(都道15号)を通って、公園西側の小金井カントリー倶楽部との境目のところの出入口(西口の少し花小金井駅寄り、先に江戸東京たてもの園があるところ)まででも1.3 kmほどです。

西口は小金井街道(西武線花小金井とJR中央線武蔵小金井駅を連絡)に

JR中央線から向かうならば、東小金井駅から正面口まで約1.8 km。武蔵小金井駅から小金井街道で向かって、西口まで約1.5 kmになっています。つまりどの駅、どの道からでも、歩けないというほどではないです。

小金井公園前停留所は正面口玉川上水沿い

ただし、バス便が便利なため、いずれかの駅からバスで向かうのに苦労はしないはずです。園内で目立つそれぞれの施設は離れているため、どの出入口を利用するのが便利なのか違いはあります。

スポーツ施設管理センターは、スポーツセンター入口すぐ

いずれにせよ、テニスコートなど以外は、どの施設でも出入口からはちょっとだけ距離があります。目的地によってルートを選ぶよりも、どの駅に近いか、どこのほうが地理感があるのかといった事情のほうが、検討するにあたっては重視すべき点に思います。

正面口から小金井市総合体育館、わんぱく広場、サイクリングセンターへ

子ども連れで、少しでも近くというならば、わんぱく広場を目指す場合で南北両方向からふたつ。東小金井駅から正面口を目指すか、花小金井駅から小平口を目指すのが、比較的近いです。正面口からサービスセンターの裏手が、わんぱく広場です。

小平口の東側にも住宅街の中にある北口(鈴木街道沿い)が!

そうして芝ソリゲレンデわんぱく広場の隣、富士見の丘にあり、ふわふわドームは芝ソリゲレンデを挟んで、さらに北側となるつつじ山広場の端にあるという位置関係です。つつじ広場の北側に、北口があります。

東口はスポーツセンター口から少し北側

幼児対象となりそうな小さめな遊具のあるゆりの木広場は、つつじ広場の東側。隣にある野球場の向こう側に東口があり、野球場の南側がテニスコートです。東口の前にもバス停留所があります。

まとめ:いま見える部分も見えない部分も意義深さがある公園

子どもと楽しむためにも充実、歴史的、文化的な価値が高い施設は他にないもの、スポーツ施設も屈指のレベルにあり、広さだってもう作ろうと思っても新たに叶うレベルではありません。大人にとっても、ともすれば恋人たちにとっても見逃せない魅力ある公園。

そんな目に見えて明らかに優れた部分だけでなく、地道な取り組み含めて、無秩序に市街地化が進んだ環境を保全する役割も相当なものです。もちろんわざわざ自動車で利用しなければ、その気になれば一切の費用を使わずに利用することは可能。

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公共交通機関は利用にあたって至極便利ではなくとも、利便性に不足はないでしょう。それでも商業施設に関しては、東京であっても完全無料で利用できる方策は取られています。公園がその恩恵を被る例もみられます。

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もちろん、商業施設がそんなことをするのは、車で気軽に利用できればそれだけ、訪れて貰える機会を増やせるから。別に善意でやっていることではありません。公共の駐車場を開放すれば、目的外利用があり得ることは分かります。

それでも、商業的な視点で、駐車場は一定時間までは無料にする試みが確証を得て広まっているならば、公共のものである公園がそれを意識しない手があるのでしょうか? 公園だって使ってもらえてなんぼ。

特に少し距離のある公園を利用するならば、自動車で利用できることは大きなアドバンテージなハズ。時代の流れを考えても、車を利用するのは贅沢! などといって済ませられるものではないです。

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特に子どもと一緒の場合は、小さな子どもであればあるだけ、そういえています。公園ビジネスを支援するように、売店の充実などに心を砕くならば、駐車場は一定時間無料にする! と決断してもなんら矛盾しない時代ではないか? と思います。

歴史的な意義が形になっている小金井公園が、見えない部分でも大きな意義を果たしているいま、はっきりと目にみえる形で、そんなビジョンを示せるとしたら、大賛成したいと思います。

公式サイト:東京都公園協会 公園へ行こう! 小金井公園

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