日帰りのお出かけ東京(関東周辺)版【北関東を巡るおすすめ公園】

東京から日帰りでも行ける範囲で、それも日常とは全く違う景色に出会うためにお出かけするならば、北関東に向かうのはひとつの選択肢。そのエリアには、いろいろな特徴を持った大型公園も立ち並んでいます。

今では日本の首都、東京が言わずもがなで関東の中心地でもあります。その首都圏での交通網は放射状に整備が始まり、横に結ぶ東西や南北の連絡が不便だといわれながら、外環道や圏央道より一足先に北関東自動車が完成しています。

すでに北関東には、東西を駆け抜ける道が出来上がっています。このため東京から日帰りで、常磐、東北、関越の各高速道路を使うちょっとしたお出かけには、新たなお泊りがてらの小旅行も加え易くなっています。

もともと東京周辺では得難いスケールや、自然景観に恵まれた魅力的な公園があった各エリア。それぞれを一度に体験して遊び尽くすような、贅沢なプランにもなり、そもそも北関東に住まう方であれば、他の地域の違った楽しさに触れる機会でもあります。

この道筋は本来、日本の東西を行き交う時には本筋となるルートです。中山道として知られる道は、西から関東平野に抜けた後に、江戸へと南下する道。地理的にみれば東京に寄る都合さえなければ、本州の東西の交通における、合理的なルートは東山道だった北関東の道です。

それもあるのか、このルートでは歴史的な街や文化が存在します。そして同時に、興味深い自然景観も提供してくれます。そういった背景からの特徴も加わる北関東の公園、完全無料(その気になれば一切のお金を使わずに遊べる)なことも、好ましいところばかりです。

これまで独自に撮影した写真を満載して、それぞれをガイドしています。北関東の見逃せない遊び場としてまとめるとともに、一挙に巡り尽くすプランにも役立つよう、おすすめの公園を改めて一覧とします。

公園選び写真満載の参考書!北関東(茨城、栃木、群馬)の公園へお出かけ

一般的に北関東と呼ばれるのは、都道府県としてみれば、茨城県、栃木県、群馬県の3県。そう捉えるならば、利根川がほとんどの地域で境界となっています。ただし群馬と埼玉は、前橋の少し下流で利根川に南から合流する(鳥川経由)、神流川付近もまた県境(神流湖より下流)。

前橋は利根川が流れる街で、高崎も利根川に合流する鳥川などに沿った街です。この3県は、関東地方で東京都と隣接していない県だともいえます。県境が高崎の南側に向かうのは、ここに関東平野西側にある関東山地があるから。

関東山地の北端は、群馬県の南端部分の一部となっています。この山地は神奈川県の丹沢まで続き、富士山を望むことになります。例えば丹沢の登山口のひとつ大倉にも公園があります。

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関東山地の中で割合と北側にある盆地が、秩父市のある場所。レジャースポットでもある秩父ミューズパークちちぶキッズパークがある街。ここには関東山地の北側から渓谷を抜ける道か、皆野秩父バイパスで向かうのが便利。

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秩父盆地からは、あけぼの子どもの森公園のある飯能市へ山間部を抜けていく道も、鉄道もあります。ちょっとしたどころではない旅行計画になってしまうとはいえ、東京の多摩地区から埼玉経由のこんなルートで、北関東に向かうことも可能です。

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それをいってしまえば、もっと壮大な計画として、甲府盆地から雁坂トンネルを抜けて秩父に向かう方法もあります。笛吹川フルーツ公園塩山ふれあいの森総合公園がルートの入口になります。

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東京から西に向かうならば、甲府盆地にしろ東海道を進むにせよ、お出かけの目標になる格好のターゲットは富士山。面白いことに利根川水系の上流部や北のほう、北関東の3県の県都も、首都から距離的には富士山に向かうのと同じようなものです。

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東京からの気楽な範囲のちょっとしたお出かけというならば、富士山と北関東の3県都の周囲で、ほぼ網羅できるといっていいでしょう。西側に比べるとかなり広い範囲を対象にできる北関東。巡回できるのは、やはり北関東自動車道のおかげ。それぞれの個性が魅力の公園をみてゆきます。

北関東道が結ぶ3県、それぞれを代表する県都の公園

関東平野の北縁の山地に食い込むような場所に、それぞれの県都があります。各県の県庁所在地となる都市を代表する公園にもまた、独自の魅力があります。

茨城県水戸市 千波公園(偕楽園公園)

11人の男子の子どもがいたとされる徳川家康。織田信長の時代からの重要拠点、清州藩主に甲府から移封されたのち、普請された名古屋城で尾張徳川家を開いた徳川義直。水戸藩主から駿府藩主を経て、家康の死後、初代紀州藩主として紀州徳川家の始祖となった徳川頼宣。

頼宣の後を継ぎ水戸藩主となった徳川頼房。結局徳川を名乗り、徳川宗家に世継ぎが途絶えたときの将軍家継承を担うのは、この3つの家康の直系男子の家系のみとされることになり、これを徳川御三家と称しています。

頼房は3代将軍家光の信頼も厚く、参勤交代も免除され、三つ葉葵の家紋も許されたことから、テレビで2代水戸藩主徳川光圀(水戸黄門)が天下の副将軍として、葵のご紋を掲げる漫談原作の番組のネタにされることになっています。

徳川宗家は実際に、2代将軍秀忠からの家系は断絶することになり、紀州藩から吉宗が8代将軍に就任することになります。また、大政奉還を行った最後の将軍、15代慶喜は水戸9代藩主斉昭の子どもです。

ちなみに慶喜の後は、田安家(吉宗の子孫の家)が引き継ぎますが、現在の徳川宗家は初代水戸藩主頼房の男系子孫が、松平家から養子となって継いでいます。征夷大将軍の継承から、現代の徳川家に至るまで水戸にゆかりの子孫が、お家の存続に深く関わってきました。

一般庶民にも関わりある事柄として、公園にも足跡を残しています。それが、日本三名園のひとつに数えられる偕楽園。名前の通り江戸時代から民も利用できたこと、明治の太政官布告によって、公園という制度が通達された折にも、いち早く利用されたことなどを鑑み、日本で最初の公園だ! といっていいと考えています。

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水戸の城下町の頃から中心市街地となるのが上市と呼ばれる台地。そこから見渡す千波湖畔に広がる偕楽園公園は、斉昭公が作った偕楽園本園とは違うものの、一体となるもの。その中の千波公園の部分。丘陵の林間にある少年の森と湖畔に、大型遊具が並んでいます。

上市からも、新興の水戸市役所のある水戸駅南口エリアからも、ほど近い中心市街地の公園として、利便性も光ります。それでいて遊具の質も種類も充実しています。水戸の街で子どもと遊ぶならここという代表スポット。遊具のみならずいろいろな面で満足度は高いハズです。

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栃木県宇都宮市 八幡山公園アドベンチャーU

北関東でも指折りの発展を遂げている、もはや大都市と呼べるのが宇都宮の街。日光の玄関口として江戸開府以来の関東の歴史とも密接に繋がり、大きな都市圏を持って産業も栄えています。例えばF1グランプリのホンダレーシングチームで「さくら」といっている拠点研究所は、宇都宮の東の産業集積地に位置しています。

そんな宇都宮市の市街地には、日光のほうから続く山が刺さるようにつき出ていて、栃木県庁の辺りに至っている末端部が八幡山。頂上にはテレビ電波塔でもある宇都宮タワーがそびえて、有料ながら上ってみる眺望は格別のものです。

宇都宮タワーのある方の頂上付近から吊り橋で渡った、もうひとつの峰にあるのがアドベンチャーU。宇都宮競輪とともに山域を占める八幡山公園で、子どもが大型遊具で遊べる場所です。

ローラー滑り台とグリッサンド滑り台、それぞれの持ち味を生かしたロングスライダーがあるほか、ローラー滑り台は大きな展望回遊路でもあるコンビネーション遊具から発進。そしてレールスライダーは、よくあるターザンロープに留まらない面白さのある遊具です。

交通公園風の離れた敷地内までドライブできるゴーカートは、料金設定があります。ところが、それで話が終わらないのもアドベンチャーUのすごいところ。毎週土曜日と一部祝日は無料利用日が設定されているのです。

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群馬県前橋市 前橋こども公園

高崎市と中心市街地が隣り合わせになったような、地方都市としては、不思議な街になっています。群馬県の県庁所在地になっているのは前橋市。けれどもこの地域では、核となる街がふたつ並び立つ感じ。

もともと違う藩が置かれていたこともあり、ずっと昔からこの状態は続いています。密集市街地でとまではいえないながら、双方は繋がっているように思えます。それもあり、上越新幹線の駅は高崎駅だけなど、交通面ではやはり地域一体でもあります。

経済的な面ではやや高崎市がリードしていること。平成の時代に市域を拡げていることなど、人口でも高崎市が前橋市を抜いて多くなりました。実際に勢いは高崎にあるのか? という面はあります。

競い合い発展するふたつの街の優劣はさておき、前橋市が県の行政の中心地である以外に明確にいえることは、北関東の県都の市街地の公園として、完全無料の前橋市こども公園もまた、すばらしいということ。

ただし、その気になれば一切のお金を使わずに満足できるのは間違いないとはいえ、本格派のガソリンエンジンも選べ、コースも専用設定のゴーカートは有料。この交通公園部分といい園内にある児童館たる児童文化センターといい、児童厚生施設が併設されている公園。

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(子供のためだけにある公園って何? という話が含まれています。)

もちろん、だからといって何も問題はなく、休業日があるだけでむしろ注目したいのは、児童厚生施設の交通公園でありながら、これだけの大型遊具が規模も種類も揃っている点です。そして交通公園だって足漕ぎのほうは無料です。

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関東平野を縁取る丘陵を活かした風光明媚な公園

関東の西に関しては、関東山地の南北に東海道の箱根峠、中山道(東山道)の碓氷峠があり、明確な道としての境目になってきました。江戸時代には関所が置かれたここより東が、古来より関東というより坂東という認識。本来の関東とは今の近畿地方より東のことです。

いずれにせよ、現在の関東地方の西側の境界は険しい山で、秩父盆地を抜ける雁坂峠でさえ、6,625 mに及ぶ雁坂トンネルが1998(平成10)年に開通するまでは、自動車道路さえ作れないどころか、梯子の部分もある、まるで遊具のような道(国道140号線)でした。

それも抜けるのは甲府盆地で、未だに甲州街道同様、結局中山道か東海道へ向かうしかなく、関東と関西を結ぶには迂回路にしかなりません。対して北関東については越後に抜ける三国峠、奥州に向かう白河、勿来の両関所を国境として山地で隔てられた地域に国が営まれてきました。

冬には道が閉ざされ、江戸時代までは敢えて頻繁に行き交う理由もなかった三国峠方面までを境界とする、上野国が今のほぼ群馬県。白河の関に向かう北部の那須国は、上野国とともに毛野国だった南部と次第に結びつきを深め、共に下野国としてまとまっていきます。それが現在のほぼ栃木県になる地域です。

茨城県となっていく常陸国は、碓氷峠から奥州に抜ける東山道とは関係ない、東海道の国です。下野の東の境界部となっていた山地の南端部が筑波山です。群馬、栃木の県境になっている山地の南端がどちらかといえば穏やかな丘陵地なのと対照的。

むしろ現在の栃木、茨城の県境となる山地の南端部は、筑波山と続く加波山の山麗と連絡する丘陵地になっていて、筑波山塊は茨城県内の単独峰的な存在。北関東3県の県境部の南端はこんな感じで似た雰囲気の丘陵地。それぞれこの景色を代表するような公園を抱えています。

東の公園都市、笠間の公園(茨城県笠間市)

茨城県都の水戸市は、那珂川の両サイドの那珂台地、東茨城台地のうち、南側の東茨城台地の北西部に突き出た部分が中心市街地になっています。そこからも続く東茨城台地の西側の丘陵部にあるのが笠間盆地。

笠間稲荷神社の門前町であり、盆地らしい風光明媚な風景と陶芸で名を馳せる、観光の街でもあります。いまや陶炎祭(ひまつり)は毎年のGWの定例の陶器市。出店は200以上になる、ビックイベントになっています。

そして陶炎祭の会場となっているのが笠間芸術の森公園イベント広場。工芸の郷としてよく整備された公園には、茨城県立陶芸美術館や窒業の研究施設などがあり、一般の体験施設、ショップ、レストランなど見どころがたくさんあります。

そんな中で忘れられないのが、子どもの遊び場になるあそびの杜。なかば独立した形でコンパクトにまとまった遊びのエリアには、ぎっしり遊具の遊びが詰まっていて相当な充実ぶりです。

そしてこの笠間市については、県立笠間芸術の森公園あそびの杜に限らず、子どもと無料で遊べる公園が、すぐ近くに集まっているという特徴があります。

車ならばあっという間の距離にある北山公園は、茨城県最長のローラーすべり台のある公園です。またここのオートキャンプ場は立派な施設にして格安のもので、笠間の拠点に利用できます。

名前の通りアートな雰囲気もたっぷりで、心にも体にも刺激的な遊具が揃うあそびの杜。もっと市街地に近い笠間市総合公園では、運動施設の集まる公園らしい挑戦しがいある大型コンビネーション遊具の遊びも待っています。

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公園を訪れるだけで街を丸ごと楽しめてしまいそうな笠間市。蛇足ながら、ここが東の公園都市だとしたら、西にも候補に挙げたい街があります。それは兵庫県の三木市。この西の公園都市にも趣旨の違った3つの公園が揃っています。

なかでも一番規模は小さい三木山総合公園みきっこランドの遊具がゆえに、最も注目したいものになります。

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栃木県営みかも山公園(栃木県栃木市、佐野市)

公園の中、それも遊具広場と遊具さえも、栃木市と佐野市の境界を跨ぐという栃木県営のみかも山公園。それもそのはず、県の南端の丘陵の先の平坦部に、浮かぶようにして存在する三毳山全域が、公園になっています。行政の境目にするにはピッタリの場所なのです。

ちょっとした山ひとつのあまりにも広い公園でも、遊具のある場所は決まっており、遠くになる出入り口からであっても、ロードトレインが運行していて助けになります。ただし、楽な乗り物が利用できない、山の上の遊び場も無視できない面白さなのが困ってしまう点です。

有料にはなる乗り物で行けるほうとはいえ、すでに山の中腹にはなるわんぱく広場。「子どもと無料で楽しむ公園」シリーズでは、フルセットと呼ぶ公園があり、それはあまり多い例ではありません。(どこにある?が一目瞭然の関連記事にこれまで特集したものは一覧があります。)

ローラー滑り台やふわふわドームに大型コンビネーション遊具、そして山を歩いて上るところにロングスライダーやターザンロープが揃う(さらにユニーク遊具も!)みかも山公園は、そんなあまりない例の一つになる公園です。

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群馬県立金山総合公園ぐんまこどもの国(群馬県太田市)

思わず三毳山と較べてしまいたくなる、やはり県境の南端の丘陵部の先で、平坦部に浮かぶようにしてある単独峰が金山。渡良瀬川を挟んで山塊の先の丘陵部とは対面する金山のすそ野を主に利用しているのがぐんまこどもの国になります。

丘陵部を利用しているのは、有料になるサマーボブスレーパノラマチェアだけでなく、無料で使える超大型コンビネーション遊具の冒険のとりでもあります。

ぐんまこどもの国もまた、フルセットになる公園。しかも、それだけに留まらないスケールの公園でもあります。公園遊具の種類としては一通り揃って余りある上に、巨大なコンビネーション遊具があり、幼児対応もされ、有料ながら遊園地みたいに利用できるものも少し。

交通公園でもあって、サイクル広場に乗り物もたくさんあります。それというのもこどもの国を名乗る通り、児童福祉施設も含まれていて、交通公園しかり、屋内の遊び場になる児童会館しかりなのです。

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入り組んだ県境が不思議!このエリアにも注目の公園

県境の南端部の先という共通点があるみかも山公園ぐんまこどもの国は、関東平野の北縁を横断する3つの県都を跨ぐ広大なエリアの中で考えると、近い距離にあります。ぐんまこどもの国のある金山を南端の丘陵部から隔てる渡良瀬川は、少し下流で利根川と合流します。

渡良瀬川は縫うようにして、一部県境をなし、利根川と合流するすぐ手前の渡良瀬遊水地付近は、群馬と栃木の県境なだけでなく、茨城と埼玉とも複雑に入り組んだ境界を成しています。

渡良瀬遊水地の近くの田んぼの中には、茨城県境もほど近い、群馬、栃木、埼玉の3県の境界点となる場所もあります。群馬県の形をみると南東に尻尾のように突き出た部分があり、これは渡良瀬川と利根川に挟まれた部分になっています。

合流点の内側の先端部のみ埼玉県で、あとは群馬県です。おおまかに大きな河川が境界になっていることは納得できるとはいえ、細かい境界がこれだけ入り組むのも不思議なかんじがします。この周囲は江戸開府に伴う、利根川東遷のための付け替え地周辺でもあり、かつての川筋が、そもそも定かでないこともあります。

ただし、それよりも太田市より東の突き出た形のエリアは対岸を含めて、むしろひとつの地域だった場所で、境界のほうが後付けだとも考えられます。いずれにせよ、このエリア興味深い公園の宝庫になっている点も見逃せないのです。

なかさと公園(群馬県千代田町)

ちょうど突き出た群馬県のエリア。知名度は高くないだろう小さな町に、とても良質な公園があります。埼玉県の熊谷市から利根川の対岸になる辺りにあるなかさと公園です。

利根川のスーパー堤防も利用したローラー滑り台や、大きなザイルクライミング、ターザンロープなどに、ユニーク遊具が加わります。

道路を隔てた園地を結ぶ、富士見の橋の反対側にも幼児エリアやバーベキュー場、スポーツ施設があります。気持ちよくまとまった公園は、満足できること間違いなしです。

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五十部運動公園(栃木県足利市)

栃木県の足利市は、この周辺だけ渡良瀬川の両岸が市域となり、県境が川からズレている場所。お蔭で夕日がとてもきれいと歌われて有名になった渡良瀬橋は、丸ごと足利市にあるのです。

写真は渡良瀬橋の南詰から東を見た景色

もっとも実際には渡良瀬橋は自動車専用の橋で、徒歩や自転車で渡ったり、橋の上に立ち止まって、景色を眺めたりはできません。それでも付近の河原から西を眺める夕景は息を飲む素晴らしさ。歌の名声はこの景色あってのこと。

そんな渡良瀬川の堤防を下りたところ。地域の医療を担う足利赤十字病院付近の五十部(よべ)運動公園は、「子どもと楽しむ公園」シリーズで遊具並木と名づけた遊びが立ち並ぶ場所。

遊具の種類も数も遊び応えあります。適度な間隔で立ち並んでいるところが、なおのこと遊びやすいのです。

対象年齢も広いため、多くの年齢層の子どものツボにはまりそうです。

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ネーブルパーク(茨城県古河市)

県境の一大交錯地にある街のひとつ古河市は、茨城県の中でも常陸国ではなかった南西部の中心都市です。古河駅は東北本線の駅で東北新幹線も通過しています。つまり、水戸市ではなく宇都宮市に向かう途中の街なのです。

鎌倉幕府の滅亡後、古河公方の存在により関東、特に北関東の都の地位にあった古河。ここは知られざる古都でもあり、その歴史を垣間見れる観光地でもあります。その中で子どもと遊べるネーブルパークは、アミューズメントが多彩で豪快。

公園内に泊まる手段もふたつあり、ミニ鉄道や乗馬、釣りなどの有料アトラクションもある点からして、どこかテーマパークを思わせます。

羅列すればそんな要素も目立つとはいえ、実際に遊ぶ時には豪快な無料大型遊具が圧倒的な存在感になります。特にアスレチックなほうは常識を外れたレベルで必見です。さらに、水遊び場も涼しげかつ豪快なことを付け加えておきます。

関連記事:子どもと無料で楽しむ公園 ネーブルパーク

羽生水郷公園(埼玉県羽生市)

浦和市や大宮市などがひとつになってできた、今の埼玉県の県庁所在地はさいたま市。そのまま県の名前を名乗る街は、首都圏というよりすでに大東京の一部のように機能しています。そう考えると羽生市は県の最北部。

行政的には北関東3県には属せず、東京から利根川も超えない場所とはいえ、県境の交錯地という観点からは明らかに該当地。その街にある羽生水郷公園を番外編的に取り上げます。ここは埼玉の外れとはいえ、さいたま水族館のある公園でもあります。

水族館や天然記念物の住む水辺も魅力ながら、遊び場としての特徴はわんぱく広場水辺のワンダーランドなど大型コンビネーションを含むたくさんの遊具が芝生の広場に配置されています。

基本的にコンビネーション系を取り揃えているのが、意外にあまり見られない特徴。遊具の数だけでなく、ユニークさがあり、年齢別の対応力も高いです。

さいたま水族館で分かる通り県営の公園、さらに隣接している羽生市三田が谷農林公園キヤッセ羽生は、道の駅のような施設(実際には道の駅ではありません)が揃う場所。直売所があり、地ビールやうどんが売り物のレストランの他、こちらでも遊具で遊べます。

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ここは要チェック!北関東で個性が際立つ公園

インターネットにアクセスできる環境であれば、誰もが簡単に衛星写真を眺めてみれる時代です。日本列島をみた時に、西日本では九州から四国、そして紀伊半島を横断して、渥美半島に向かい諏訪湖に至るまで、中央構造線と呼ばれる地質境界をはっきり目にできます。

諏訪湖はまた糸魚川~静岡構造線にも関係しており、双方が交差する辺りとしても知られます。糸魚川~静岡構造線を西縁とするのが、ナウマン博士の命名によるフォッサマグナ。東日本と西日本の古い時代の岩石の地層の間にある溝が、新しい時代の岩石で埋まっている地帯を呼ぶ名称です。

西側には富士山を含む標高の高い火山が立ち並び、関東山地はフォッサマグナに取り残された古い岩石帯と考えられています。中央構造線は諏訪湖の先にも方向を変えて続いているとみられ、下仁田に露頭がある以外には地上から確認できる部分はありません。

ボーリング調査の結果から、埼玉県岩槻市付近の地下を通っていること、鹿島灘に抜けているのではないかと推測される以上のことは分かっていません。下仁田は群馬県において、西からの関東平野の入口になっている付近です。

そうして考えると北関東というのは、フォッサマグナ帯を越え、中央構造線も跨いだ東日本の古い時代からの地層にあるエリアと考えられます。同じ関東平野でも東京とは地質的には異質な場所、この考えに沿えば秩父は北関東の親戚のような性格の場所だといえます。

道理で東京から日帰りにせよ、小旅行にせよ、異世界感が味わえる訳です。そんな北関東でユニークさが際立つ公園もまとめてみることにします。

観音山公園(群馬県高崎市)

高崎にある忘れられないユニークな公園が観音山公園です。かつて遊園地だったこの場所。ケルナー広場があり、遊び場として卓越した哲学を感じるところです。もっともそれは大人が考察した場合のこと。

子どもたちが自由な発想で遊び、心も体も成長することに役立つことを願う公園。ケルナー広場はそんな感じを実現している場所です。それもあり、場合によっては成長度合いに応じて、少し難しい挑戦になる部分も出てきます。

そんな場面に直面して、子どもが立ち止まってしまったとしても心配ありません。かつてあった遊園地へのオマージュが込められたKANNONYAMA MINIは、ケルナー広場でも優しく感性を刺激するのみです。

関連記事:子どもと無料で楽しむ観音山公園ケルナー広場

真岡市総合運動公園子ども広場(栃木県真岡市)

栃木県のちょっと地味な自治体となる真岡市。北関東自動車道のインターチェンジができたことで、通りすがりでも知られる機会を得たといえます。市のスポーツ施設が集まった真岡市総合運動公園には、超絶規模といってしまっていい大型コンビネーション遊具のある子ども広場もあります。

きれいな芝生、天幕付きの休憩所と設備面でも抜かりのない公園になっています。

3つの年代別エリアに分かれていて、高さも必見の超大型コンビネーション遊具コットベリーちゃんに限らず遊び甲斐充分です。

関連記事:子どもと無料で楽しむ真岡市総合運動公園

水戸市森林公園(茨城県水戸市)

全国で最初に市となった31の都市のうちのひとつ水戸市。歴史ある中心市街地の千波公園に対して、市にはあとから合併で加わった、西部の郊外にあるのが水戸市森林公園です。

なんといっても特徴となるのは、広い園内の恐竜広場に点在する14体の恐竜像。一部はそのものが遊具でもあります。といってもそれだけではなく、ローラー滑り台やコンビネーション遊具、アスレチック遊具などもたくさんあります。

むしろ広いエリアに渡っているので、遊具を巡り歩く道すがらに恐竜がいるというほうが正しいかもしれません。だだし、園地は恐竜広場と周辺に留まらず広がって、周遊路も難易度の高い森のコースもあります。

関連記事:子どもと無料で楽しむ水戸市森林公園

北関東自動車道路と公園といえばとちぎわんぱく公園(栃木県壬生町)

北関東の公園を巡るうえで重要なインフラとなる北関東自動車道。その高速道路と一体となった公園がとちぎわんぱく公園。栃木県営のなかでもここだけとなる、子どもが遊ぶために作られた、いわば遊び専用公園です。

ここはまさにハイウェイオアシス。高速道路から直結していて、高速道路からでなくとも使える公園です。もちろん、一般道からの利用も問題なし。というよりも、とちぎわんぱく公園についていえば、高速道路からの利用はついでの話です。

関連記事:よく分る刈谷ハイウェイオアシス
(リンク先は公園とハイウェイオアシス、関わりの事例は の章です。)

さらに、とちぎわんぱく公園壬生総合公園に隣接しており、壬生総合公園には壬生町おもちゃ博物館もあります。おもちゃ博物館については入場料が必要ながら、室内大型コンビネーション遊具まであるのです。

手に取っておもちゃで遊べるほか、展示されるものも興味深いです。

関連記事:子どもと格安で楽しむ壬生町おもちゃ博物館

さらに、これらすべてが別々のものでなく、すべてが道の駅みぶであるということ。想像を超えた事実の裏側は、関連記事をご参照ください。北関東のお出かけに欠かせない北関東自動車道、こんなふうに活用してもよいのです。

関連記事:よく分る道の駅みぶのこと

まとめ 非日常、異世界感溢れるお出かけを堪能できる公園がいっぱい

東京からのちょっとしたお出かけ、日帰りでも小旅行としてでも、東京を離れる価値を充分感じられるのは公園の質や規模、遊具の種類や個性に留まりません。少し足を延ばしただけの価値は充分となる異世界感も楽しいもの。北関東自動車道の活用がポイントです。